2004年5月1日更新(2004年5月10日ページ移動。7月4日写真削除)
5月1日(土) 西村センセイ、交通事故(直後)現場に出くわす娘をかかりつけの歯科医院へ連れて行くため、車で自宅を出発しました。
交差点にある歯科医院に駐車したのですが、何だか様子が変です。道路脇に男性が3人座っているのが見えます。
あれっ? と思うと、交差点中央の車が、信号が変わっても移動せずに、いつまでも止まったまま......え"っ!? よく見ると大破しています。
娘が「横倒しになっているぅー」と大きな声を上げます。センセイの座席からは見えません。
車を降りると、ご覧の光景が......。
センセイらが到着する直前に、交通事故が起きたようです。
まだパトカーも救急車も到着していません。現場の状況からして、左奥から右手前に直進してきた軽ワゴン車に、右方向から進んできた普通乗用車が突っ込み、そのはずみで軽ワゴン車が横転してしまったようです。(これだけではどちらに責任があるのかはわかりません。)
手前の3人は事故の当事者のようで、お互いに声を掛け合っています。
お互いの車はそれほど破損している訳ではないのですが、見事に横転しています。
自動車は傾けても30°まではひっくり返らないように設計されているのですが、これくらいの衝突でも横転するものなんですね。ふと気づくと、横転した車の下から、赤黒色の液体が流れ出ています!!
冗談抜きで、誰か負傷した人がまだ車内に閉じこめられているのかと思ったのですが、当事者の様子からするとその心配はなさそうです。
エンジンオイルにしては水っぽいなぁ、と思っていると、不意に甘い匂いが......。醤油です。横転した拍子に、軽ワゴンに積んでいた醤油の瓶(?)を割ったようです。歯科医院は交差点に面しているので、娘の予防治療を待ちながら事故処理の様子を見ることになってしまいました。
まず救急車が、かなり遅れてパトカーが到着します。負傷の程度は、軽を運転していた老人が右手首に軽傷を負っただけのようです。横転した際に自分の体重をかけてしまったのでしょう。何とかこれで片づいたかなぁ、と思っていると、何と、普通乗用車の運転手が歯科医院に入ってきて、受付に説明しています。
聞き耳を立てなくても聞こえてしまうのですが、それによると、この医院に治療を予約していたようです。焦っていたのかもしれませんね。この事故で救いだったのは、被害、特に人的な被害が最小限で抑えられた(らしい)ことと、今までのところ、当事者たちの対応が冷静で、二次被害も避けられたことです。
西村センセイ、これまでも何度か(こちら、こちらやこちら。こちらも)事故に遭っていますが、多くの場合、不誠実な対応に嫌な思いをさせられました。
原因や責任の所在はまだはっきりしませんので、軽々なことは言えないのですが、それに比べると今回の事件に学ぶことは多いように思われました。
二日連続でのMacネタで申し訳ありません。
先日のこと。
講義でパソコンでのプラネタリウムをお見せしようと思って、PowerBook G4を教室へ運びました。
専用アルミケース(こちら)から取り出し、液晶を保護するカバー(こちら)を外して......あれっ? 何か変。
左手手前に、何かシミのようなものが......。
擦(こす)ってみましたが、落ちません。シミの類(たぐい)ではありません。
いよいよ塗装が剥げてしまったようです。PowerBook G4はチタニウムせいなので、見かけによらず框体は頑丈です。
でも塗装のノリが悪いらしく、手のあたる場所がすぐに剥げるそうです。
特に、腕時計などが当たる場合は最悪なのだそうです。で、箱入り娘状態で大事に使ってきたPowerBookだったのですが......。
まぁ、仕事をした証拠、ってことでしょうか。
4月29日(木) 満身創痍のPowerBook 2400c、やっと復活!!今年の初めに急に動かなくなった自宅のPowerBook 2400c(こちら)、病気の症状は半端じゃありません。
電源を入れても、まったく動かず、「サッドマック」という、システムの不具合を知らせる表示――見て気分のいいものではないけど――すら出ません。
Macを起動するROMを読みに行かないのです。状態は最悪です。考えられる可能性は、マザー・ボードの不調、電源系かボード本体、あるいはCPUボードの不調が考えられます。
けれど2400cは構造が寄せ木構造のようになっていて(こちらやこちら)、分解、点検はとてもたいへんなのです。で、まとまった時間が取れなかったのと、現在、実際の仕事の主力がPowerBook G4やWindowsノートに移っていることもあって、ずっと修理することができませんでした。
でも自宅でのプリントアウトのために必ず必要なのと、Macのやきもち(こちらやこちら)も怖いので(?)、今日修理を試みることにしました。
ご覧のように、この日のために買った部品取り用のMac(こちら)も用意しました。
右の写真はいい加減に撮ったものなのですが、よく見ると、液晶やキーボードなど、バラされた2台のPowerBook 2400c!!
......悲壮感が書斎を支配します。
久しぶりの開腹手術で、最初はちょっと手間取ったのですが、とにかく作業を始めました。
まず手始めに電源ユニットを交換したのですが、症状は変わりません。
それなら、と、全てのロジックボードを交換しました。バラすのが面倒なので、全体を交換する方が簡単なのです。
とにかく最低限組み立て、おそるおそる電源を繋ぐと、おぉ、それだけで自分から起動。Macの起動音がします。
いよいよ本格的に原因追究開始!!
と言っても、問題のあるユニットを探し出すだけなのですが。20回近く分解、再組み立てを繰り返した結果、どうやら肝心要(かんじんかなめ)のCPU(中央演算装置)ユニットが壊れていることが判明しました。
基盤の最奥に位置しているので、もっともやっかいな場所です。このCPUユニットは、実は倒産したサードパーティ製の高速CPU(写真の右側)。
何らかの理由破損してしまったようです。本体裏面の「足」が高温で融けていたので、放熱不良のせいかもしれません。幸い、元々のCPUユニット(写真中央部。マザー・ボードに装着済)を保存していたので、それに差し替え、気が狂いそうになる寄せ木細工を組み立てました。
この間、時間にしておよそ6時間。人生には、その局面に応じて、人それぞれのスピード(?)があるようです。
無理をしてでも学んだり、失敗したりすべき時期や、無理をせずにこれまでを再考すべき時季など。
面白いもので、Windowsと違ってMacは、それ自体が生き物のよう。
子供のように駄々をこねたり、大人のようにやきもちを焼いたり。で、主力として何年間も西村センセイにお付き合いしてくれた──世界を一周した──このPowerBook 2400cも、中年のオジさん(/オバさん)となり、この修理でやっと落ち着く場所を見つけたようです。
合掌。
事はそもそも、先週末に自宅で読んだ『新潟日報』(共同通信系の有力地方紙。新潟県では最大の発行部数を誇る)の占い欄から始まったのです。
で、それによると、今週のセンセイの仕事運は×
そのせいかどうなのか、月曜日の授業では必要なOHPを研究室に忘れてしまうし、3月と4月のカレンダーを読み間違えてとんでもない日程で出張を申請してしまう──それでも許可が下りる不思議──し、挙げ句の果てには、授業のためのビデオテープが授業中に壊れてしまう有り様!!(これはセンセイのせいではないのだけれど)。
授業には気合いを入れて臨むのですが、ふと気づくと、あれっ? 声が小さくなっている。疲れている証拠です。学生さんにも指摘されてしまいました。
要するに、今週前半の西村センセイはドツボだったのです。
なぜかって?
原因はハッキリしているのです。
占いのせいなどではなく、締切が迫った──途中から「締切を過ぎた」に変わった──原稿を抱えていたのです。
これが書けない。書けない。本当に書けない!!文章を書くのが問題なのではなく、その前段の、事実関係の整理と論理立てが、できない!!
パソコンを使っても、まっさらの紙にメモ書きしても1時間くらいで集中力が切れてしまう。
オマケに昼間の大学は、あちこちから授業や雑務の連絡などが来襲するので、思考を中断されてしまいます。仕方がないのでインスタントコーヒーを入れて気分転換するのですが、それがどんどん減ってしまう。
それでも最後は何とかお見せできるものを作りました。
文章そのものは2時間くらいで書いたと思います。今回改めて自覚したこと。
普段はわかっているつもりで、即座にしゃべれるような、すぐに書けるようなつもりになっていても、ホントは全然──だと可哀想だから「あまり」かな──わかっちゃいないのです。
わかっていないことをわかった、ということだけでも、今回の収穫としましょう。トホホ。
本当は3限の講義を終えてから、外で昼食を取るつもりだったのです。
でも今日は雨。それもちょうど出ようとした時には、雨、風ともかなり激しくなってきました。
で、学内で済ませることにしたのですが、パン・お弁当コーナーには、もう、ほとんど何もない。
雨で外に出られない学生さんが集中したようです。で、ちょっと高いセレスなら、と思って行ってみると、ご覧のように「売り切れ ごめんなさい」の黄色い札ばかり......。
仕方がないので、ヴァルカンで食べることにしたのですが、(内緒ですけど)実はあそこ、センセイが食べられるようなものはほとんどない。
と言う訳で、「こんなことじゃ、生存競争に負けるよなぁー」と考えながら研究室へ戻った今日の西村センセイなのでした。
4月26日(月) 美味しい蒲鉾(かまぼこ)、「11mmの法則」先日、たまたまNHK総合の「ためしてガッテン!!」を見ていたら、美味しい蒲鉾の秘密を特集していました。
センセイ自身、これまで蒲鉾をさほど美味しいと思ったことはなかったのですが、番組によると、厚さ11mmに切るのがコツなのだとのこと。
これで食感がとても良くなるのだそうです。で、影響されやすい西村センセイ、さっそく、普段なら絶対に買わない蒲鉾をスーパーで買ってきました。
一番美味しそうなものを買おうとしたのですが、そもそも板に乗った蒲鉾はあまり多くなく、大手メーカー製のものになってしまいました。
さすがに包丁で切るたびに物差しをあてるのは変なので、全体の長さ(114mm)を測って、それを十等分しました。
で、そのお味は、というと......確かにペラペラのものよりは美味しいけれど、劇的、というほどではありませんでした。残念。
まぁ、でもたまにはいいかなぁー、と思った西村センセイなのでした。
柏崎にいると、たまった仕事が子守で片づかないので、今日は早めに金沢へ帰りました。
今日のように電車で新潟−金沢を行き来する時、センセイはたいてい海側に座ります。時間帯によっては西日が入るという難点はありますが、何よりも、日本海がよく見えるからです。
柏崎からなら、すぐ隣の鯨波から柿崎付近まで、山と海との僅かな隙間を縫うように進む信越線と国道8号線を味わうことができます。海に落ちる滝を見ることもできます。
直江津を過ぎると長大なトンネルばかりの新線になりますが、しばらく我慢すると糸魚川(いといがわ)より先には、親不知(おやしらず)、子不知(こしらず)といった名所が続きます。
言われないとわからないほど小さな小川を一気に越えると、そこは富山県。
県境から泊(とまり)駅(富山県朝日町)までは海岸のすぐ脇を通ります。
初めてらしい旅行客が嬉しがって、カメラ付携帯のシャッターを切っています。ちょっとうるさいくらいです。泊からはやや陸側に入るのですが、それでも海は富山付近まで見ることができます。
今日はちょうど魚津付近──写真は魚津市の遊園地と水族館──で、日本海に沈む夕陽を......と思ったら、アレッ?
海の向こうに陸地がかすかに見えます。
つい忘れていたのですが、富山に入ると、海の向こうは能登半島なのです。(こちらもご参照。)
富山県民にとって、夕陽は日本海にではなく、能登半島に沈むのですね。
何回も何回もこの場所を通りましたが、思ったほどには能登半島を見ることができません。ぼんやりとしていて、よく見えないのです。
本土と佐渡島よりは近いと思うのですが、佐渡の方がよく見える頻度が高いと思います。で、富山の人は、能登をどう思っているんだろうなぁー、などと、全然役に立たないことを考えているうちに特急電車は金沢に到着したのでした。
......全然仕事が進まない。
P.S. そう言えば、新潟県の海岸のほとんどの場所では、太陽は日本海に沈むのですが、実は、新潟市付近のみ、日本海にではなく、佐渡に沈みます。
それはそれできれいなのですが、新潟市の海浜公園で、事情に疎(うと)いアベックが良いムードで日没を待っていると......アレッ? ということになります。