2004年9月18日更新(2004年9月27日ページ移動。2004年11月7日一部写真削除)
■9月18日(土) 有り難きかな、Mac友達!! ――自宅のMac、OS 9での起動に成功!!――
週末ですから、西村センセイは新潟の自宅にいます。
大急ぎの、しかも大切な仕事が飛び込んできたのですが、でもまずその前に、仕事道具の準備。先日お伝えした(こちら)自宅のMac環境の整備です。
お伝えしたように、自宅のMacはCPUカードを換装してあるので、「最終版のMac OS 9.2をインストールすることはできない」と信じていたのですが、最近、講義の受講生から、「CPUを純正品に戻してインストール後、再換装しても正常に動作する可能性が高い」ことを教えていただきました。
センセイ、全然知りませんでした!!こういう時って、Macユーザーの助け合いネットワークの有難味が身に沁(し)みます。
さっそく、しまってあったオリジナルのCPUカード(左側:PowerPC 180MHz)を取り出し、G3カード(右側:466MHz)と交換しました。
しかし残念ながら、これでもインストールできなかったのですが、ちょうどその学生さんから再び連絡が届き、最終版のちょっと前のバージョンならインストールできるはずとのこと。
最終版はMac OS Xとの関係で、インストールできない場合も多いのだそうです。後は細かい話になりますから省略しますが、現在、右の写真のようにひとまずMac OS 9.0までインストールできています。
9.0はバグが多いので、バグフィックス版である9.0.4までアップデートしたいと思っています。正直なところ、10年近く前の機種――すぐに使えなくなるWindowsでは考えられない長寿命――なので、どこまでやれるかはわからないのですが、できるだけ古い機種も活用してあげようと思っています。
HMさん、ホントにありがとう!!
先週から今週にかけて、ちょっと体調を崩し気味なのに、さらに颱風やら稲刈りやら急な会議やら書類やら......という感じで、もうバテバテです。
このページも1日、更新することができませんでした。正直なところ、かなりヤバイと思ったので、週の後半はできるだけ休息を取るようにしました(その分、仕事は持ち帰りとなるのですが)。
で、少しは元気になった朝、アパートを出ようとすると、階段の下、隣の大家さんが冬用のタイヤを置いている場所に稲藁(わら)が溜まっています。
何だか鳥の巣のようにも見えます。この稲藁、先日の颱風(こちら)の置き土産なのです。
センセイのアパートの周囲には田圃がたくさん残っていて、颱風の数日前に稲刈りをしていて、その時田圃に残された稲藁が飛ばされてきたのです。
あちこちに見ることができます。
何だか颱風が根こそぎかっさらった、その名残(なご)り。そんな感じです。
今日は午後から他の先生の講義に出席する必要があるので、早めに昼食を取ることにしました。
ちょっといつもよりおなかが空いていたので、久しぶりにチャンカレことカレーのチャンピオン(こちら)へ行くことに。
このお店の定番は写真のLカツカレー。
お昼時はほぼ全員がこれか、この大盛りを頼みます。
お店の人は「L!!」とか「Lジャン!!」(大盛り)と叫んでいます。でもこの写真、実はセンセイが撮影したものではないのです。
山梨県出身で、新潟大学に通っていた男性が、東京で就職後に思い立って全国(沖縄は除く)を海岸線沿いに車で1周した(こちら)際に金沢へ立ち寄り、北陸先端大の知人の紹介で食べた(こちら)時のものなのです。(一部画像処理)
教材を作成してくださっているT先生が、たまたま見つけました。この男性、プロジェクト「頭文字 X [全国版]」と称する全国一周を総括して、最も美味しかったものの一つにこのLカツカレーを挙げています。
(ちなみにトップは新潟大学の学生時代によく行った、大学正門前のカツ丼屋「かねこ」。センセイも時々行きましたが、確かに美味しい。)今や石川を代表する味というわけですね。
みんながこのLカツカレーを頼むのですが、人によってはマヨネーズをかけたり、キャベツを抜いたり、ご飯を少なくしてもらったりしています。
今日は初めて揚げウィンナーをトッピングしてもらっている2人組の男性サラリーマンを見ました。それほどみんなに愛されている、というわけなんですね。
■9月14日(火) 西村センセイ、調子に乗って...。 ──古いMacも有効利用!!──
このホームページをずっとお読みいただいている方──ありがとうございます──は良くご存じだと思いますが、西村センセイは(1)新潟の自宅、(2)金沢の大学、(3)金沢のアパートの3カ所を中心に活動しています。(正確には、この間の移動や出張など、上記以外の時間もあるのですが、今日のお話には関係しません。)
で、西村センセイ、この3カ所でどうやって仕事を統一的にこなすのか、ということが焦眉(しょうび)の課題になっていました。
もっと簡単に言えば、コンピュータ環境をどうやって統一するかということです。Macだけなら話は簡単なのですが、大学はWindows中心だし、Macのノートブックに軽いものがないので、話はとても複雑です。その結果、今まではWindowsノートを中心にして、かなりややこしいことをしてきました。
でも最近、Macを中心に仕事をするものの、ネットワーク環境を最大限に活用して、WindowsノートをあたかもMacの外付けHDのように利用することによって、大学と金沢のアパートでかなり利用環境を改善することができました(こちら)。
で、調子に乗った西村センセイ、この機に乗じて、自宅のコンピュータ環境も使いやすいようにしてしまおうと思い立ったのです。
自宅にはG4 Cubeと17インチ液晶ディスプレイがあるのですが、こちらは現在、娘の専用機となっています。
センセイ専用にG5など、新しいものを買ってもいいのですが、車を購入するのでお金もないし、それにも増して、今あるPowerMac 8500がもったいない。
いろいろ考えたのですが、Mac OS 7.6で動いているPowerMac 8500(右の写真:手前右下《本来は前面上部》からCDドライブ、FD、元々のHD、今回増設したHD)に、非常用に買っておいたHDを増設してそちらにネットワークに耐えるOSをインストールすることにしました。
で、実際にやってみると、HDの増設と認識には成功したものの、CPUをサードパーティー製に換装しているため、古いMac OSでは最終版のMac OS 9をインストールすることはできませんでした。
それでもOS 8.5まではインストールできましたので、今週末にも、Windowsとのネットワーク接続が可能となるMac OS 8.6のアップデートに挑戦してみたいと思っています。
結果については逐次ご報告いたしますので、もうしばらくお待ちください。
センセイは毎回の授業で小さなカードを配付して、いろいろ気づいたことを書いてもらっている(こちらから)のですが、今日の記録の中に、「空が青い」というものがありました。
確かにそうなんですよね。
下の写真は、週末に新潟のセンセイの田圃で撮影したものなのですが、秋になったらとても空を青く感じるようになりました。
写真ではくすんで見えますが、実際は蒼く、とても高い空です。で、写真をよぉーく見ると、中央部奥、小山の頂上付近がずっと赤茶色になっています。左端の木々も変色しています。お分かりになりますでしょうか。
実はこれ、先々週の颱風がもたらした被害なのです。
海岸部では、海から強い風が吹くと塩分が空気に乗って飛ばされます。その量はかなりのもので、金属を錆びさせたりします。
新潟市で使われていた車は、売ったり下取りに出そうとすると安く買い叩かれるのですが、実は塩分のために下回りがやられているからなのです。影響はそれだけではありません。
植物の表面(葉など)に付着すると、水分を奪ってしまいます(ナメクジに塩をかけると縮むのと同じ理屈です)。
で、写真のように紅葉の季節でもないのに葉が枯れてしまったというわけなのです。写真の場所で海岸から4Km位もあるのですが......。
センセイの家の田圃は大丈夫だったのですが、海岸部の田圃は稲が枯れてしまってたいへんだったそうです。
佐渡の日本海側に、伝統的な方法で田植えをする有名な田圃があるのですが、新聞報道(『新潟日報』)によると全滅してしまったそうです。
やはり颱風は恐い。
昨日はページを更新できずに申し訳ありませんでした。
センセイ一家はインターネットの使えない実家へ移動し、稲刈りをしていたのです。
もちろん西村センセイも手で稲を刈ります。
うまいもんですよ。テレビにも出たことがある(こちら)くらいですから。
ところで、今回の稲刈りは西村家にとって特別な意味を持っています。
先日もお伝えしたように(こちら)今年が最後の耕作になるかもしれない──要するに稲作をやめる──予定だからのです。というのは、日々の管理をしているセンセイの両親も高齢で、特に父親の方は病気なので、農作業──たいへんな重労働なのです──に耐えられなくなっているのです。
で、今回はセンセイの両親はもちろんのこと、カミさんと小5の娘──先週、学校の田圃で稲刈りを体験したばかり──、そしてセンセイの一家総動員での稲刈りとなりました。
ご覧のように、センセイの家の田圃は中山間地なので、コンバイン等の機械は入りません。
すべて人力か、小型の農耕機で作業します。農作業はとにかく重労働。
センセイがずっと腰を曲げたままで8株程度の稲を刈り、それを母が稲藁(いなわら)を使って縛ります(「1ワ(輪?)」)。
それをカミさんと娘が小型ボートのようなもの──現在はプラスチック製だが、昔は木製で、本当に船の形をしていた──で畦(あぜ)まで引き寄せます。
これが結構重い。
場合によっては10ワををさらに束ねて(「1束(そく)」)て、運びやすくすることもあります。
それを一輪車──昔は専用の器具を使って人力で背負った。子供にはホントに重かった──で写真の「ハザ場」(名称や形式は地域により異なる)まで運び、天日で1週間程度乾燥します。
ハザの上の方へは稲を投げるのですが、要するに草束を投げるのですから、かなりコツが必要です。
現在は刈り取ると同時に脱穀し、すぐに火力で乾燥させます。
しかしこの方法だと急速に水分が抜けるので、お米にひび割れが入りやすいのです。天日乾燥だとこの問題は起きません。良く聴く話ですが、農家は、出荷用には火力で乾燥させ、自家消費用には天日乾燥させます。
新潟─金沢間を電車に乗っていても、その光景をしばしば見かけます。稲刈りは体力勝負。難敵は雨と高温です。
雨の時は合羽(かっぱ)を着て作業するのですが、捗らないだけでなく、首を回せないので、首がガチガチに固まってしまいます。
冗談抜きで、数日間は首を回せなくなります。今回もそうだったのですが、晴れて高温になる──今日も30℃を越えたはず──と体温が急激に上昇し、効率おろか、生命にも危険となります。
今日はぬかるみに足を取られ、颱風で倒れた稲を刈ったので、もう、本当にたいへんでした。
西村センセイ、途中でフラフラして気持ち悪くなったのですが、(下ネタですみません)お昼に家に帰って初めてトイレに行ったら、黒に近い茶色のおしっこ(!!)が出てしまいました。
体温を下げるための大量の発汗のせいです。で、残念ながらセンセイは金沢に戻らなければならないので、予定通りに作業は進まず、途中で中断してしまいました。
それでも参加者はご満足の様子で、センセイの母親に至っては、休憩(写真)している時に「来年はモチ(餅米)はやめて、早稲(わせ)とコシヒカリを......」とか言い出し始めています......オイオイ。
明日(13日)、西村センセイを見かけて、彼が赤く、火照(ほて)ったような顔をしていたら、それはアルコールの飲み過ぎなのではなく、一生懸命家族サービスに励んだ勲章なのだと思ってください。