2004年8月27日更新(2004年9月6日ページ移動。2004年10月7日写真削除)
赤坂の森ビルの中、エスカレーターに向かって歩いていたら、強烈な金属音が聞こえてきた。
金属同士が打ち合う音というより、金属を木槌でたたいたような「カーン、カーン」という規則的な音。
ロビーの天井が高いので、建物全体に響き渡っている。上りのエスカレータに乗って、向こうから原因が歩いてきた。
ハイヒールの女性が、横の下りエレベーターを歩いていたのだ。普通なら騒音に掻き消されているのだろう。
ご本人にそのつもりはないのだろうけれど、心に寒い音がした。
西村センセイは現在、東京出張中です。2限の講義を終えるとひとまずアパートへ戻り、荷物を整理しなおして金沢駅へ。
で、アパートにいるときに気づいたのですが、ちと周囲がうるさい。何だか工事のような音がする......。
バス停に向かうべくアパートを出て、その音の正体が分かりました。稲刈りのコンバインです。
ここ数日、アパートの周りの田んぼが、1枚、また1枚と刈り取られていきました。
稲刈りの現場は見ていなかったのですが、刈り取った後の、独特の臭いがするのです。やっぱり秋なんですねぇー。
ところで、稲刈りと言えば、西村センセイの実家も来週末あたりにコシヒカリを収穫します。
でもどうやら、これが西村家最後の稲刈りになりそうなのです。その辺の話は、また後日。
昨日の金沢はとても良く晴れていました。
朝早く自転車で出勤したのですが、構内に入り、カーブを曲がった時、ドキッとしました。
2本の木の緑が、ものすごい迫力で迫ってくるのです。
なぜだろうと考えていたのです。順光で、木々の色が映えていたということもあるのでしょう。
でも、理由の一つが、空の青さであることに気づきました。
写真ではお分かりになりにくいかもしれませんが、空が秋の色なのです。仕事を終えて、いつものようにスーパーで晩ご飯を探していたら、秋刀魚のパッケージに出くわしました。
秋刀魚は今が旬。去年に引き続いて今年も豊漁、それも獲れすぎだそうで、漁師さん達は大変なようですが、やはり秋を代表する魚。
で、昨晩は秋刀魚となったのですが、これが本当に美味しい!!
すっかり、秋、秋、秋、という感じですね。
今日はお昼過ぎにお客様が来ることになっていたので、早めにお昼を食べることにしました。
で、久しぶりに地元で有名な、「チャンカレ」ことカレーのチャンピオン(こちら)に行くことにしました。
キャンパスを出て、高橋川を越えると、いきなり工事現場(写真中央)に出くわしました。
かつてモスバーガーだった場所に、新しい飲食店が入るようです。実は大学生相手の商売、特に飲食店の経営は難しいのです。だって学生は1年のうち、約7ヶ月しかいませんからね。
向かいのカレー屋「COCO壱番屋」も撤退してしまった(こちら)し、それに隣の「びっくりラーメン」(こちら)もずっとシャッターを降ろしたまま。
どうやら潰れてしまったようです。工事中のお店はと言うと、新品の什器(じゅうき)を搬入しているのですが、これじゃ正直なところ、経費のかかりすぎじゃないのかなぁー......などと考えながらチャンカレに到着すると、何と、向かいの元ラーメン屋→丼もの屋にも「貸店舗」の文字が!!
やっぱりなぁー。張り紙には「家庭の事情」となっていますが、お客、少なかったからなぁー。
この界隈では、向かいの源ラーメンも撤退(こちら)し、残っているのはチャンカレだけです。
そうそう、大学を挟んで反対側のパン屋さん(こちら)は、それなりにお客が入っていて、何とかがんばっています。
本当に、ちょっと来ない間に、たくさんのお店が替わってしまいました。
つくづく、大学生相手の商売は、難しい。
新学期なので、何だかとても忙しい。今朝は7:30──間違いではありません──から会議。ちょっと休んで講義といった具合......。
自宅に帰ってもご同様で、週末は新潟の自宅とアパートで仕事をしていました。
ところで、大学のパソコン環境は基本的にWindows環境なので、出先でもそれにあわせて仕事をする必要があります。
で、この日はアパートで、Mac(PowerBook G4)上でWindowsのエミュレータ(ちょっと古いですけど、こちらをご参照)を起動して、Windows2000から右上のプリンターに出力して仕事をしていました。
これなら完全なWindows環境で仕事ができます。こういう離れ業ができるのは、やはりMacだけですね。
さて、センセイがこういう雑務をこなしている間に、若い先生方が別な創造的な仕事をしてくださっています。
その成果を拝見したのですが、センセイのものとは明らかに違う。
「良くない」のではなく、基本的にとても良くできていると思うのです。センセイには、こうはできない......。「新しい酒は新しい酒袋に」という聖書の言葉がありますが、やはり次の時代は新しい世代がこうやって切り開いていくんですねぇー。
おっといけない。じゃぁ、残された古い酒袋は、どうしよう......。
オマケ:
旧約聖書の専門家によると、古い酒袋に新しい酒を注ぐと、酒袋は耐えきれずに裂けてしまうのだそうです。おぉ、こわ。
■8月23日(月) 8月の「初めまして!!」 ──新カリキュラム最初の講義が始まりました──
今日から授業が始まりました。
それもただの授業ではありません。
金沢工大は、今年度から新カリキュラムに移行しています。
これまでも1年生向けのホームルームのような新科目はあったのですが、今日からは本格的にまったく新しい授業が始まったのです。おかげで舞台裏は大忙し。
(受講生の皆さんには申し訳ないのですが)授業の準備は準備万端......とは言えない状態で最初の授業に突入してしまいました。
準備不足が祟って、いつもより早口になったりして、受講生の皆さんにはずいぶんご迷惑をおかけしたようです。(詳細はこちらから)
それでも不思議なもので、拙い講義でも、学生の皆さんからはビンビンと反応が戻ってきます。何よりも受講生の顔が違う。
もちろん批判的な意見も多いのですが、それを含めていろんな反応を得ることができました。
学生の皆さんとT先生とに助けられて、どうやら新しい科目も乗り切ることができそうです。
■8月22日(日) 新車購入顛末記、間もなく開始!! ──他人に説明するのも、難しい──
今日の昼間は新潟の自宅にいたのですが、忙中閑あり、お昼になぜか時間ができてしまいました。
で、娘とお昼を食べに出たついでに、お店の真ん前の自動車販売店に立ち寄ってみました。
何回かお知らせしている(こちら)ように、8年以上、実に194,000Km乗った自家用車が車検を迎えるので、この機会に買い換える必要があるのです。対応に出たのはこのお店の若主人。娘の同級生のお父さんでもあります。今日は内緒にしてましたけど。
とても好感の持てる方で、一生懸命その車の長所を説明してくださるのですが、奇妙なもので、説明を受ければ受けるほど、こちらの気持ちが萎えてしまうのです。
何だか、中学校時代に、教務室の前に座らされて怒られているような、そんな感じ。
この前の話(こちら)にも繋がるのですが、聴き手への配慮が欠けたまま、人が自分の立場を説明しようとすると、逃げ水のように聴き手は引いてしまいます。
実はこれ、何かを売り込もうと営業活動をしている時に、良く経験することなのです。(気づいてない人もいるかもしれません。)
決して人は悪くないし、一生懸命やっていらっしゃるのはよくわかるのですが、やはりお客がどういう状態で、何を求めているか、そこの確認から始めないとダメなんでしょうねぇー。
ところで、自宅に戻った機会などを利用して、少しずつ車の販売店を回るようにしています。これがもう、お店によって雰囲気は千差万別。
最初は漠然としていた対象も、徐々に数社、数車種に絞られつつあります。
白状すると最近、ある車に決めかけたのですが、ディーラーの対応に問題があって、白紙に戻しました。
で、今後どう展開するかはまったくわからないのですが、候補そのものはほぼ絞られたので、近日中に、順次その様子をご紹介しようと思っています。ご期待ください!!
......などと、ボーッと考えていたら、帰りの電車に乗る柏崎駅の窓口に、有り金やカード類全てが入った財布を置き忘れてしまいました。
数分後に戻ったところ、そのまま残っていたので、大事には至らなかったのですが......よそ様をちょっと批判的に見てたのを神様がお咎めになったのでしょうか......。