2006年12月30日更新(2007年1月7日ページ移動。2011年5月3日写真削除)
■12月30日(土) “Remote
Desktop Connection”、こうすると結構、使えます。
以前、マイクロソフト社が無料で提供している、Mac OS X用の“Remote Desktop Connection Client for Mac”(RDC)というソフトをご紹介したことがあります(こちらとこちら)。
要するにMacintoshなど外付けのコンピュータを使って、ネットワーク上にあるWindowsマシンをリモートコントロールしようというソフトです。今日は自宅でWindowsを使う仕事をしていたのですが、思いついてMac mini(Mac OS 10.4.8)とこのRDCを使ってみることにしました。
現在の自宅書斎の配置だと、デスクトップ型の方が使いやすいのです。各種設定は完了しているので、ソフトを起動すると後は「接続」ボタンをクリックするだけ。
写真がちょっとわかりづらいかもしれませんが、画面全体はMac miniで、その大半(左上側)を使ってWindowsノートを走らせています。Windows上では、左側の棒グラフを見ながら、右側のWordで原稿を書いています。(関係者には締切を過ぎた原稿だということがバレバレですが。)
我が家のLANは100Mbpsだし、あらかじめWindowsの画面を256色に減色してあるので、それほど遅い感じはしません。しかも今日初めて気づいた──情けない──のですが、Wordを使っていて日本語/英語を切り替える際に、Macのキーボード上の「かな」「英数」キーが有効(!!)なので、そんなに違和感なく入力できます。
この状態で、両方のクリップボードを介してMac-Windows間でのテキストのやり取り(コピー&ペースト)が可能です。
でも、どうも画像情報の移動はできないようですし、ファイルを直接やりとりするわけにもいきません。(だって、Macの画面を借りてWindowsをリモートコントロールしているだけだから。)そこで、黄色の枠で囲ったように、Macのネットワーク機能を使ってWindowsノート──その名もずばり、“VAIO”!!──をマウントしました。これでファイルもやり取りできるようになります。
ストレスの溜まり具合は明らかにWindows実機が少なく──普通の使い方なんだから当たり前──RDCとVirtual PC(Windows 95)がどっこいどっこいという感じ。
でもこのRDC、Virtual PCのように仮想Windowsマシンを走らせているわけではないので、大きな画面を使えるとか、二つのマシンが離れているとかという場面ならかなり実用になるという感じです。RDCを使っていると、Windowsでも画面の描き換えにCPU(/GPU)パワーを食われているということがよくわかるので、RDC上のWindows画面を減食するとか余計な機能は使わないということがポイントだと思います。
■12月29日(金) 年末にも、冬休みにも、平日にも入れてもらえそうにない、奇妙な1日
未明、あまりの強風に目が覚めました。
センセイの家は高気密高断熱設計です。
家の中の温度差が少ないので、脱衣所やトイレが寒いなどということもありませんし、(信じてもらえないかもしれないけれど)お風呂も結露しません。常に強制換気しているのでシック・ハウスになることもありません。
建築費はちょっと高くなりましたけど、築後10年、元手はもう完全に回収しました。高気密高断熱設計の副次的効果として、センセイの家は高遮音です。
外部の騒音が入りにくくなっており、ふだんの室内はとても静か......なのですが、強風の今朝はさすがに、電線などが強い北風に「鳴く」音に起こされてしまったのです。朝、センセイの書斎から外を見たのが右の写真。
雪の量はたいしたことがないのですが、かなり冷え込んでおり、そして何よりも強風が収まりません。新幹線を除く県内のJR線は強風のため各所で寸断されています。
県内の雪はたいしたことがないようですが、隣の富山県はかなりの積雪となっており、報道によると、県西部の砺波(となみ)市の積雪は今日現在で33cmとのこと。
一昨日、センセイが318iで砺波市を抜けた時は無雪だったのに。強風は昨晩から今朝までがピークだったようですが、日中も思い出したかのように雪まじりの風が吹き荒れます。
年賀状を出したり、お年玉用の千円札をたくさん引き出したりするために何回か外出したのですが、意外にも柏崎市内では、年末の、あの混雑に出くわしませんでした。
郵便局だけでなく、本屋やスーパーなんかでもそうなんです。昨日の店内は、御用納めと子供たちの冬休みとが重なって、異様なまでの高揚感があったのですが、今日は皆無。かといって、平日のビジネスライクなリズムがあるかというと、こちらもちょっと弱い。
何だか今日は、年末にも、冬休みにも、平日にも入れてもらえそうにない、奇妙な1日だったのでした。
センセイだって、年賀状はかろうじて出したけど、採点の方は全然進まなかったし......。
■12月28日(木) センセイの冬休み初日。新潟県内は大荒れとなっています
昨日は土曜日扱いの勤務だったので、お昼過ぎまでに仕事を済ませ、関係者や事務の方に挨拶をしてから、318iで新潟に戻りました。
経路の6割ほどを一般道で走り、最後の4割くらい北陸自動車道を使った──夕方のETC通勤割引が使えるから──のですが、前者の燃費は17.4km/L、後者は17.2km/L(100km/h走行時。エアコン「入」)。
タイヤをスタッドレスに替えても、センセイの318iは相変わらず絶好調です。ただし昨日の夕方くらいから北西の風がどんどん強くなってきました。太平洋側を進んだ低気圧が発達し、西高東低の冬型の気圧配置になったからです。
高速道路を走っていると、トンネルの出口などでかなり横に流されます。(318i、期待していたほどには横風に強くない。)冬休み初日の今日、所用で新潟市方面へ出かけていたのですが、車だったから良かったものの、鉄道は信越本線(柏崎付近)、越後線(新潟市内)、羽越本線(新潟−山形県境付近)で強風のために不通となり、大きく混乱しました。
道路を走っていても、折れた木の枝などが路上に転がっていて、かなり危険な状態でした。往復ともに、国道116号線を利用したのですが、途中、新潟市巻(旧西蒲原郡巻町:「巻バイパス」)と新潟市曽和(「新潟西バイパス」)のバイパス工事が完了して、供用が開始されていました。
写真は新潟西バイパスの終点部分ですが、車やトラックが停車している右側部分が新たに拡幅整備された部分です。
これで新潟西〜新潟〜新新バイパスは全線2車線(一部3車線)化されたことになります。
写真の曽和ICから新発田ICまでの全37km区間がすべて立体交差化され、信号が一つもないバイパスとしては日本最長(!!)のはずです。(土建王国と言われそうな気もしますが。)新潟市に滞在している間は時々晴れ間ものぞくまずまずの天気だったのですが、自宅に戻るころにはどんどん気温が低下し、風も再び強くなってきました。
気圧配置に加えて、予報通り上空に今季一番の強さの寒気が入ってきたようで、雨がみぞれに変わってきました。
新潟はこれから、さらに荒れた天気となるようです。さて、「冬休み」といっても、このところでたらめに忙しかったので、読んでコメントをつけるべき課題類を300枚ほど持ってきています。(大学院のものもあったのだけど、慌てていたので金沢に忘れてきてしまった。)
冬休み中に終わらせる必要があるので、どう考えても「休み」は、ない。そうそう、その関係で年賀状は明日から作成、発送しますので、一部を除いて元旦の配達には間に合いません。今年一年お世話になった皆様、新年のご挨拶が遅れますが、悪しからずご了承ください。
西村センセイ、住民票は金沢に移してあるけど、金沢工大を含めた関係者は、新潟に自宅があることをみんな知っているし、学会などは新潟のままで登録してあるので、金沢のアパートに届く郵便物は、とても少ない。
届くのはせいぜい、住民登録に従うしかない選挙の葉書だとか、金沢で使っている電話の請求書だとかに限られます。そういえば、前任校に何度伝えても、何故か金沢に書類を送ってくるんだけど、何故だろう。自宅が変わっていないことを一番よく知っているのに。(ホントに謎だ。)
ところが先日、郵便受けの中に、たくさんの投げ込みチラシに混じって、日産自動車からの封書が入っていることに気づきました。
報道を知っていたので、「当たったかな」と思って封を切ると、中には右の手紙が。
......やはり、大当たり。
手紙によると、『週刊朝日』(11月10日増大号)が日産車所有者の個人情報が大量に流出したと報道──センセイは知らなかった──したのだそうで、社で確認したところ全貌を把握することはできなかったものの、個人情報流出の可能性そのものは否定できないとのこと。
そこで、情報が流出した可能性があるユーザー全員に、この間の事情と、社としての対応を説明したこの手紙を送付したのだそうです。(詳細はこちらから。手紙の内容とほぼ同じです。)
西村センセイ、本当は前の車(日産プリメーラ)に引き続いて日産車を買うつもりだったのですが、適当なものがなかった──こちらをご参照──ので、問題の2003年5月〜2004年2月にはすでに現在の318iに乗り換えていました。
けれど乗り換える前に、前の車の点検整備で金沢の日産のお店を利用していたので、その時の情報が流出したかもしれないのです。大学の講義ではこのような「情報倫理」を講義し、その中では今回のような情報流出問題も扱うのですが、自分自身が当事者になったのは初めてです。(講義をしているのに、ゴメンナサイ。)
その意味で、「ホント、他人事じゃないんだー」と実感しました。そして、もう一つ。
この手紙は、金沢で日産のお店を利用したために送られてきたと思うのですが、センセイはほぼ同じ時期に、新潟でも同じように日産のお店を利用しています。(そもそも、基本データは新潟で登録している。)
金沢のアパートにゴメンナサイの手紙が届くのは受容する──センセイの場合、それほどの実害はないだろうし──として、新潟の自宅に手紙が届かないのは何故なんだろう?
ホント、だいじょうぶかなぁー。
■12月26日(火) なぜ肝心な時に“First
Aid”は助けてくれない? ──Mac miniの謎──
金沢工大は今日で平日に日程の講義を終え、今年最後の講義日となる明日は、土曜日の授業を実施します。だから多くの学生や教員にとっては今日が最終日のようなもの。
今日の講義の記録をご覧いただくとわかるのですが、今日の挨拶は、「良いお年を」。
もちろんセンセイもそう挨拶はするのですが、新潟へ戻る前に、たまりにたまった仕事を片づけなくてはいけない。でも正直なところ、どこから手をつけたら......という状況なのです。
こういう時センセイがどうするかというと、急ぎの用があるわけでもないのにMacをいじったりします。
定期試験の前になるとなぜか、このところ遠ざかっていたピアノを弾いたりする、あの現実逃避です。(この性格、小学校の時から全然変わらない。トホホ......。)いいわけをさせてもらえるなら、ちょっと気になっていることがあって、それを確かめたかったのです。
ご存じの方も多いと思いますが、センセイはPowerPC版のMac miniを2台所有しています。
Mac OS 9が走る最後のマシンとして私費で買ったもので、新潟の自宅と金沢に1台ずつ置いています。
2台のうち1台はSuperDrive(DVD±RW)、もう1台はComboDrive(CD-RW)という違いはあるのですが、その他はまったく同一です。ところがComboDriveをOS標準の“First Aid”でチェックしていたところ、右の写真のように「失敗しました」との表示。
有効なパッケージ(=ソフトのこと)が見つからないというのです。(もう1台ではこうならない。)
HDから起動した時だけでなく、何と、システムディスク(二層DVD-R)から起動してもダメ。今回、事情があって新潟と金沢のMac miniを入れ替えたので、ついでにと思って、もう1台のディスクから起動したのですが、やはり「パッケージがありません」。
“First Aid”は緊急時用の修復ソフトで、これが使えないというのは一体どういうことなのでしょう? まぁ実際は、より強力な他のソフトで修復できるので実害はない(と思う)のですが......。
これじゃ、“First Aid”にならないじゃん!!そうそう、入れ替えの際に気づいたことがあって、SuperDriveとComboDriveでは収録ソフトにちょっと違いがあります。SuperDriveにのみ、“iWork '06”のディスクが入っているのです。
たぶんSuperDriveモデルでのみ、“iDVD”を使ってね、ということなのでしょう。何で今ごろ気づいたかというと、実は西村センセイ、“iWork '06”をまったく使っていないのです。
......う〜ん、こんなところにも最近のAppleとのご縁のなさが。
■12月25日(月) BMW
X3、モデルチェンジしたのかなぁー ──ご当地「金沢」ナンバー、見参!! ──
10日ほど前のこと。
金沢の酒屋さんにビールの配達を頼んだら、もうクリスマス過ぎまで予定が詰まっていて、配達はできないとのこと。
西村センセイ、甘かった。すっかり年末なんですねぇー。(まだ年賀状は1枚もできていないのに。)で、ビールを購入するために(?)、今週は久しぶりに金沢へ318iで来ています。
市内を走っていて、前を走る車に、あれっ?と思うことがありました。
信号で止まっている時に撮影したものが右の写真なのですが、センセイが感じた違和感の理由がお分かりになるでしょうか。
そう、「金沢」ナンバーなのです!!
先日、いわゆる「ご当地ナンバー」として、従来の「石川」ナンバーではなく、「金沢」ナンバーが登場したことは知っていました。
また実際、見かけてはいたのですが、いつもは自転車通勤なので車道を走ることはなく、金沢ナンバーをまじまじと見るのは初めてだったのです。ところで、エンブレムからBMWのX3だというのはわかるのですが、知人が持っているX3と何だかちょっと違うようなぁ。う〜ん、新型かなぁー。(実は西村センセイ、自動車に関しては本当にそれくらいの知識しか持っていない。)
■12月24日(日) し、知らなかった!! Mac
OS X の強力な画面ズーム機能!!
街は完全にクリスマス&年末モードで、スーパーは家族連れで混雑しているし、センセイお目当ての地場産お刺身も、全然見当たりません。
今日はまだイブ用の鶏料理などが売り場を占領していますが、明日からはそれがどんどんおせち料理に変わるんでしょうね。さて今日、Mac OS X を動かしていて、マウスの動きが大きすぎると思ったので、「システム環境設定」(コントロール・パネル)を開いて調節していたところ、中央部に見慣れない「〔特定の〕キーを押しながらスクロール・ホイールで拡大/縮小」設定があることに気づきました。(写真左上)
何のことだか良くわからなかったので、あまり気にせずに調節を続けていたところ、突然、画面が動き始めて、拡大画面になってしまいました!!
たまたま設定されていたキーと、マウスのスクロール・ホイールを同時に触ってしまったんですね。面白いので、赤線で囲った部分を最大限にまで拡大したものが右下の写真。これが画面全体に広がっているのです!! (スクリーンを撮影したところ、目で見たものとは違って全然拡大されていなかったので、画面の様子を再現しています。)
この機能、もちろん視覚に障害がある方──実は意外と多い──のために開発されたものなのでしょうが、いろいろ試してみて、使いようによってはその他の人にも便利かもしれない、と思いました。
ただし、画面を単純に拡大──ただし補間はされている──しているらしく、より細かい部分まで詳細に見えるようになるわけではありませんので、念のため。
Mac OS X をお持ちの方は、とにかく一度、お試しを。(すでにご存じだったらゴメンナサイ。)