2008年7月26日更新(2008年8月3日ページ移動。2012年9月20日一部写真削除)
■7月26日(土) 梅雨明け宣言はやっぱりフライング!? ──被災後初の「ぎおん柏崎まつり」が開かれています──
ドカ、ドカーン。バチバチッ!! 空が張り割けるような大きな音──というより振動──がします。
今日、センセイの自宅がある柏崎市では「ぎおん柏崎まつり」最終日の呼び物、「海の大花火大会」が開かれているのです。
長岡の正三尺玉大花火は全国的にも有名です。でもすぐ近くの片貝(現在は小千谷市片貝地区)ではギネスブックが認定した正四尺玉(!!)を打ち上げます。
この両者と海上スターマインなどが売り物の柏崎とあわせて、「川の長岡、山の片貝、海の柏崎」越後三大花火とするんだそうです。娘が小さかった時は打ち上げ会場へ連れて行き、間近で見たこともあります。
でもご覧のように、背の高い花火なら拙宅からでもちょっと離れたアパートの屋根越しに観ることができるので、今晩はビールを飲みながら自宅でのご鑑賞。
ずいぶん贅沢な感じもします。柏崎の夏の祭り「ぎおん柏崎まつり」は、先日全焼してしまった八坂神社の祇園(ぎおん)祭と商工会議所の商工祭がまとまったものです。
去年は祭りの直前に新潟県中越沖地震が発生したため、祭りは吹っ飛んでしまいました。ですから今年は、被災後初の祭。
復興しつつある/復興を願う地域の人たちの熱意が、いやというほど手に伝わってきます。祭は一昨日の児童マーチング・パレードから始まり、同夜の民謡流し、昨日の「たる仁和賀(にわか)」、そして最終日(今日)の花火大会と続きます。
昨夜自宅に戻った西村センセイ、たる仁和賀の様子をちょっと見てみました。
金沢工大に移籍する前は、地域の青年部──若い人が少ないので、老人になる前はみな「青年」──の一員として「たる仁和賀」に参加していたんですよ。一昨年までは市の中心部を山車(だし)や御輿(みこし)が一巡していたのですが、まだ完全に復旧していない場所もあるので、今年は一部を使って折り返し運転(?)という変則的な運用になります。
それでもご覧のように、ものすごい熱気です。(うまく伝わっているかな?)熱気が凄すぎたのでしょうか、写真撮影直後から大雨になってしまい、残念ながら「たる仁和賀」は開始1時間で中止になってしまいました。
この季節、関東ではよく夕立があります。
西の方にもくもくと積乱雲が沸いて、1時間くらいすると驟雨(しゅうう)と雷がやってきます。
陸地が暖められて上昇気流が発生するためです。でも北西に海を持つ日本海側では夕立はほとんど発生しません。
つまりこの雨は夕立ではなく、この上空に停滞する停滞前線、もっとはっきり言えば梅雨前線による雨なのです。どうも今年は太平洋高気圧の勢力が弱いようで、東日本の梅雨前線がなかなか消えません。
やっぱり先日の梅雨明け宣言はフライングだったようで、東日本、北日本ではもうしばらく、はっきりしない天気が続くのではないかと思います。あ"、別に気象庁を責めているのではなくて、センセイとしては農作物の出来が気になるからなのです。
東北地方を中心に「日照りに不作なし」という言葉があります。局地的にはともかく、日照時間が長くて気温が高い年は豊作だという意味です。
ひっくり返せば、気温が少しでも低いと不作、場合によっては凶作になってしまいかねないと警告なのですね。こう考えると、地球温暖化──そもそもそのような事態が存在するか、実は疑わしいのですが──だって、必ずしも悪いことではないと思えてしまうのですが......。
■7月25日(金) え〜い、この際、身辺整理だぁー!! ──西村センセイが最近関心を持っている分野は?!
──
月末の金曜、つまり今日は「書類リサイクルの日」。
学校という場所はどうしても本や教材、そしてレポートなど、紙を多く使用します。中には採点済のテストや成績一覧など、相当気をつけて処分しなければならないものもあります。
金沢工大では、以前は必要なものだけシュレッダーにかけて、一般のゴミとして廃棄していました。
しかし現在では個人情報保護法施行を踏まえ、守秘義務契約を結んだ上で、専門の業者に引き取ってもらい、溶解+リサイクル処分してもらっているのです。普通のゴミなら適当なタイミングで捨てれば良いのですが、業者相手となれば決められた日に定められた場所にきちんと集積する必要があります。
そこで今朝早く出勤して専用の袋に入った廃棄書類に封をして、台車を使って──手で運ぶのは不可能!! ──ちょっと離れた集積所まで運搬しました。
さすがに15袋は重かった。体を使って何だか気分が良くなった西村センセイ、この機会に書棚を大幅に整理しました。
写真は整理後のもので、書籍や学術雑誌は概ねテーマ別に並び替えられています。う〜ん、こうやって見直すと、最近の西村センセイの興味はこんな分野にあるんですね。
自分ではあまり意識していなかった(!?)んだけど。でも写真だと、以前の雑然とした状況とあまり違わないところが悲しい......トホホ。
やはり撮影テクニックのせいかなぁー。いくつも会議があるので、まだ未整理の書類も多いのですが、それでもこれで一つの区切りつけることができました。
気分一新!!最初の仕事は......というと、これがお世話になった方々へのお礼状書き。皆さんゴメンナサイ。無礼を重ねております。もう少々お待ちを。
あ、そうそう。
昨日お伝えした業務用S-VHSデッキは、お店の方と相談して同一機種の別な個体を購入しました(ID:17905。サイトで「売り切れ」を確認できます)。
こちらの方は倍の値段なのですが、ヘッド点検後の時間が短く、長く使えるからです。というわけで、センセイが最初に購入候補に考えた21,000円の再生専用デッキ。まだ残ってますよぉー!!
■7月24日(木) 掘り出し物のS-VHSデッキを見つけてしまった...
夜になってサイトを更新しようと思ったら、個人的に「グッ」とくる情報に出くわしたので、急遽内容を差し替えることにしました。
以前、データのバックアップのために、故障してしまったDAT(デジタルオーディオテープ)デッキの代わりに、中古のデッキを購入したことをお伝えしたことがあります。
この放送・業務用機器を取り扱っているトラスト株式会社というお店、サイトを毎週木曜日に更新するのですが、何と今晩、そこに業務用のS-VHSレコーダおよびプレーヤ各2台が掲載されたのです。写真はプレーヤの1台(ID:16899)ですが、完全業務用ダイカストベースのメカの上に、TBC(タイムベースコレクタ)およびY、C各ノイズリダクション搭載した本格的なものです。
民生用では避けられない画面の小さな揺れや色ムラ、そしてノイズをかなり解消することができます。
機器前面右手には画質や、輝度と色信号のズレを調整するノブもあります。映像(コンポジット)端子および音声端子が民生用と異なりますが、前者はYC分離端子が使えますし、後者は変換ケーブルを買うか自作すれば問題ありません。
通常、これらレコーダとプレーヤは、個別に用いるのではなく編集機と組み合わせて使用するもので、3台セットだと、ざっと150万円。
写真のプレーヤだけでも定価420,000万円もするのですが......何と、これが、21,000円。安い!! しかも回転ヘッドは消耗品なのですが、あまり長くは使っていないようです。
皆さんからすると、「BD/DVDの時代に、何で今さらS-VHS?」と思われるかもしれません。
実はすでに、S-VHSあるいはVHSの情報をきちんと再生できるデッキは製造されていません。
安価な国内外のブランド品──ただし中身はいずれも外国製──は流通していますが、それらはテープ、特にS-VHSテープに記録された情報を完全には再生できないのです。センセイは個人的に高性能のS-VHSデッキを2台持っていますが、もう製造から6/8年経過しています。
丁寧に使っていますし、購入後、ほどなく記録メディアをDVテープ/HDD/BD/DVDへ移行させたので、ヘッドの使用時間はあまり長くありません。
だからすぐに困ることはないのですが、やはりバックアップ機は確保したい......。明日までには結論を出そうと思っています。
今回の件、センセイのようなAVオタクだけの話で、自分には関係ないって?
そうではありません。
もうすでに、8mmビデオで撮った子供の成長記録や、(センセイは撮影していないけど)S-VHSで記録した結婚式の様子が、ちゃんと再生できない時代に入ってしまっています。それがあまり問題にならないのは、実は、画質まで確かめながら昔のビデオを観ている人がそんなに多くはないってことなんですよね。
■7月23日(水) 今年の夏休みは、映画「頭文字 D」のロケ地めぐりの旅!?
西村センセイ、昨日は休暇をもらって自宅にいました。とはいっても、午後には電車で金沢へ移動したのですが。
以前ご紹介したことがあるのですが、柏崎駅から金沢方面への電車に乗ると、最初に「鯨波(くじらなみ)」という駅に停まります。
ここは有名な海水浴場で、毎年夏になるとたくさんのお客さんがいらっしゃいます。
平日なので、さすがに人出は少なかったのですが、前日の「海の日」は凄いことになっていたんだろうなぁー。そして実は、この場所で映画「頭文字 D」のロケが行われているのです。
映画の開始から45分後にジェイ・チョウ氏演ずる主人公「藤原拓海」と、ヒロイン(鈴木杏さん)がデートする場面です。センセイより皆さんの方が詳しい──というか、センセイは原作をまったく読んでいない──と思いますが、「頭文字 D」は主人公が公道での運転テクニックを競う作品。(たぶん)
センセイはたまたま深夜のBS放送で途中から観たのですが、映画の中に知っている場所がたくさん出てきたので、結局最後まで観てしまいました。映画「頭文字 D」には舞台も車も日本、そして日本人の俳優も出ていますが、実は日本映画ではなく、中国映画。
道路標識やガソリンスタンド、コンビニ──ローソンが協力しているはず──に至るまですべてが日本語で書かれているのに、出演者は日本人俳優を含めて、話しているのは全員、中国語(広東語)。
最初は相当違和感があります。さて映画が撮影されたのは群馬(渋川市内)、新潟県内。「秋名山」という山とその道路が公道レーシングの舞台になるのですが、これは榛名山がモデルで、道路も実在します。
実際のバトルシーンは主に、センセイもよく知る新潟県内の弥彦山スカイラインで撮影されており、その他は鯨波海岸や榛名湖畔(たぶん)で撮影されています。実は、お世話になっている方が最近、榛名山の麓の老人ホームに入所されたので、この夏休みに訪問させていただくことになっています。
家族でお邪魔するのですが、他に交通手段がないので車で行こうと思っています。318iを買ってから初めての遠出──実は柏崎−金沢間より近い──ですが。センセイが住む柏崎市からだとちょっと距離があるので、渋川市内のホテルで一泊し、目的地を訪問後は、まだ見たことがない榛名湖、そして渋川を再度経由して自宅に戻ろうと思っています。
結果的にですが、この夏は、映画「頭文字 D」のロケ地めぐりとなりそうな西村センセイなのです。
■7月22日(火) 新潟大学は「新潟大学前駅」の前には、ありません ──久しぶりに越後線に乗りました──
今日は見た通りの鉄道話。
昨日の新潟出張はJR越後線を利用しました。
センセイはこの沿線で育ち、高校時代は毎日、浪人・学部学生時代もほぼ毎週1回利用していたので、越後線の各駅停車──かつては急行/準急が存在した──はとてもなじみ深い路線です。
でも最近は車を使うことが多いので、短区間はともかく、もう数年間、越後線にちゃんと乗っていないんじゃないかなぁ。今回はJR東日本新潟支社が企画・販売する「えちごツーデーパス」を購入しました。ご覧のように新潟県内ほぼ全域のJR線を利用できます。
「青春18きっぷ」などと違って、特急料金を払えば新幹線や特急にも乗ることもできますし、観光地でレンタサイクルを無料で借りられるとのこと!!これで1,500円ですよ。
本当は早起きをして、あっちこっち乗ってみようかと思ったのですが、公務主張ですからグッと抑えて柏崎駅から最も適切な電車に乗ります。
以前ご紹介した海水浴列車「マリンブルーくじらなみ」号がちょうど到着するところ。
梅雨明け後の休日ということもあってか、かなりの乗車率。自由席もほぼ埋まっているようです。くじらなみ号が走る信越本線に別れを告げて越後線は左に曲がり、海岸の砂丘地帯を進みます。
慣れ親しんだ建物が更地になっていたり、モダンな家が建っていたり、あるいは建築中だったりします。
もちろん昨年の新潟県中越沖地震で被災したためです。電車から見えた限りでも、同級生の家が数軒、更地になっていました。また意外な場所に仮設住宅を見つけたりします。
何だかこの間の不義理を責めているような感じすら受けます。「私たちのこと、忘れてたでしょ...。」出雲崎を過ぎると、被害が急に少なくなくなります。地震は本当に局地的な被害なのですね。中越地震の時もそうでしたが。
JR越後線は、その前の日に車で走った国道116号線とほぼ完全に平行しているため、同じ場所をちょっと違った角度で見ることになり、とても新鮮な感じがします。
でもこの間のブランクも大きくて、過去の記憶の混乱を修正したり、新興住宅地の広がりに驚かされたりします。昨日の研究会はそれなりに盛り上がり、予定通りの時間には終わることができませんでした。
帰途はいくつかの案を考えていたのですが、会場の新潟大学から「新潟大学前駅」まで歩き、再び越後線で自宅に戻ることにしました。
新潟大学前駅に向けて歩き始めたのですが、いつまで歩いても到着しない......。新潟市民にはよく知られている事実ですが、実は、新潟大学(五十嵐キャンパス)は、新潟大学前駅の前にはありません。
新潟市中心部(旭町)から新潟大学が引っ越してきたのは学生紛争(若い人はわからないだろうなぁー)の時代。
その後、「タコ足大学」──意味がわからない人は調べてね──だった新潟大学が五十嵐キャンパスに集結するようになって顕在化したのが交通の便(他にもいろいろあったけど)。最寄りの越後線内野(うちの)駅から徒歩で20分以上かかるのです。バスは高かったのでお金持ちの学生が利用するものだったのです(時間もかかったし)。
そこで大学近くに駅を新設することになったのですが......なぜか大学から近くはなかったのです。新潟大学五十嵐キャンパスは広いので、学部にもよるのですが、新潟大学は新潟大学前駅と内野駅のほぼ中間に位置しています。
実は今回の会場である工学部の場合、実は、内野駅の方がずっと近いのですね。
■7月21日(月) 西村センセイ、新潟大学で物理教育の研究会に参加する
新潟の梅雨明け宣言はどうもフライング気味だったようです。
昨日、一昨日は雨が降ったり雲がずっとかかっていたりしました。察するに北陸地方全体を管轄する新潟地方気象台、どうも「全国一斉」の梅雨明け宣言にあわせるために、ちょっと背伸び......。
でも今日は、日が昇る前から快晴。
暑くなるとわかっていても、センセイは出張です。
毎年この時期に開かれている物理教育学会新潟支部の研究会に参加したのです。会場は新潟市西部にある新潟大学工学部。つまり母校です(学部は違うけど)。とにかくどこもかしこも暑い。
帰宅してからニュースを見たら、県内ではこの夏一番の暑さとなったそうです。大きめの水筒に氷と冷水を入れていたのですが、水が足りなくなってしまったほどです。
幸い、最後まで氷が残っていたので助かりました。大学近くの駅で下車して、25年くらい前の学生時代に住んでいた場所を歩きました。
そのままの場所もあれば、区画整理などでまったく変わってしまった場所もあります。
大学近隣のお店はほとんど入れ替わっています。夏休みにもかかわらず残っている学生──新潟では「新大(しんだい)生」という──の様子を見ていたのですが、特に可もなく不可もなく、という感じ。
ただし、工学部近辺にいたせいか、ちょっとオタクっぽい男の子が多かったかも。そうそう、見かけた限りでは女子学生はずいぶん変わっていました。
よぉーく見ないと、(髪を肩まで伸ばしていたセンセイを含めて)男だか女だかわからなかった時代とは一変して、ファッションにも気を使う「今どきの女子学生」という感じです。
でも電車の中で、周囲は存在しないかのように大きな鏡を出して化粧する娘たち──「ガングロ」の現代版ですね──とは一線を画しているところが、やはり新大生。さて肝心の研究会ですが、実は来月上旬、同じ会場でほぼ同じメンバーによって全国規模の学会を開くことになっているのです。
そのため、いつもと違って事務的な打ち合わせなどもかなり入り、延長戦突入、この続きは8月上旬に......という感じで、参加者全員、エネルギーを蓄えた(中途半端な?)状態で今日の研究会を終えたのでした。
■7月20日(日) スーパーマーケットの駐車場があちこち、何故か満車...
今日は施設に入っている義理の伯母の見舞いなどのために新潟市へ。
こういう時はたいてい、途中のスーパーで買い物をするのですが、何故か今日は駐車場がほぼ満杯。まだ9時半だというのに。
軽自動車や営農車が目立ったので、地域の人が朝のタイムサービス目当てに集まっているのかなぁと思ったのですが、よく見ると大きなワゴン車なんかも多い。
お店に入ってみると、こんな時間なのにかなり混んでいます。
確かに地元の人もいらっしゃるものの、明らかに通りすがりの、若い家族連れの観光客もたくさんいらっしゃいます。みんな夏の格好......。やっと理解しました。
このお店は大河津分水のそばにあります。
若い人たちは、高速道路で群馬県などからやって来て、ここでバーベキューの材料などを仕入れ、そしてこれから寺泊海岸などへ行く、その途中なのでね。大きな車には群馬ナンバーが目立ちますし、店内の若者は食材の話題で盛り上がっています。
確かに、朝7時頃に群馬県中心部に集合し、高速道路に乗るとちょうどこれくらいの時刻。世の中、3連休の中日。そして夏休みなんだぁ。
いくつかの用を済ませて柏崎へ戻り、晩の食材を買いに出ると、スーパーの駐車場は何故か満車。
「海水浴の帰りにスーパーで買い物するはずないし...」と思いながらお店に入ると、やっぱり店内は閑散としています。駐車場の車は、買い物に来た人のものではないんですね。ここで外が騒がしくなり、思い出したのですが、柏崎市では昨晩から「よさこい」を真似た「どんGALA! 祭り」(新聞報道の例)が開かれています。
今年で9年目の若い行事なのですが、昨年はこの祭の翌日に地震に襲われました。今年は復興への願いを込めてのお祭りとなります。このスーパーは国道沿いにあり、そして祭の会場に近いので、県内外からの参加者が無断で長時間駐車しているのでした。もちろん、あまり褒められたものではありませんが。
世の中、やっぱり夏休みなんだぁ......。センセイは明日、出張なんだけど。