2009年2月14日更新(2009年2月22日ページ移動。2012年12月23日写真削除)
■2月14日(土) 本日は岡山から、“SheepShaver”を使ってお送りしています!!
センセイらご一行は、予定通りに岡山市へ到着しました。いやぁーとにかく暑い!!
昨日春一番が吹いて、全国的に南から暖かい空気が入ってきました。金沢も暑かったのですが、岡山は気温が18℃くらいまで上昇しています。
移動の電車の車内の暑かったこと。岡山の街を歩く人々の服装は見事にバラバラで、シャツ1枚の人もいれば、厚手のコートに包(くる)まれている人もいます。
さて昨日お約束したように、今回はWindowsノート(VAIO)だけを持参しています。
岡山へ来た証拠に、というわけで新幹線をバックに駅前の桃太郎(+3匹)像を撮影し、Macのエミュレーター“SheepShaver”で加工したのが右の写真。
実際に使ってみると、ちょっと変な動きをしたりしましたが、まぁこれくらいの簡単な作業なら実用になる感じです。
ちなみにこのページはWindows上のAdobe GoLive 6.0で作成し、サイトはIBMのホームページビルダー 7.0で更新します。夕方になり、風が吹くと少し寒さを感じたりするようになりました。暑くて汗をかいたので、とても変な感じです。
これからみんなで飲みに出かけるのですが、風邪を引かないように注意しなければ。
■2月13日(金) パソコンバッテリーの受難は、今日も続く...。
急な話ですが、明日から1泊2日の予定で出張することになりました。もちろん大学の仕事です。
年度末でいろいろ重要な仕事が溜まっています。
それにいくら何でも週明けまでには原稿を提出しないといけない──先方が迷惑するし、センセイの他の仕事にも影響が出る──ので、パソコンを持参して作業を続けることにします。当初はPowerBook G4(12")も加えるつもりだったのですが、今回こそ Mac OS 9のエミュレーターを試してみようと思い、持参するのはWindowsノート(VAIO)だけにします。
宿泊先だけでなく移動の電車内でもパソコンを使うために、長いこと使っていなかった──たぶん2年くらい──予備のバッテリーを収納場所から取り出します。
充電するために本体に装着してみると、完全に放電し切っています!!完全に放電し切ってしまうと充電しなくなることがあるそうなのです。
昨日、「放電状態で保管してはいけない」などと、偉そうなことを書いたのは誰だっけ?どうなるんだろう、と見ていると......充電が始まらない。
「充電中」のアイコンがずっと表示され続けているのに、容量の表示はいつまで経っても0%のまま!!
それでも待っていたら15分位してから少しずつ充電が始まり、数時間後に充電を完了しました。
やれやれ。でも、いつも使っているバッテリーは5時間以上使えるという表示が出るのに、放置しておいたこの予備の方は、半分くらいしか持たないと表示されます。
“iStat Pro”と違って詳しい状況はわからないのですが、やはり長期間無理な保存を続けた結果、バッテリーを傷めてしまったようなのです。今日は13日の金曜日だ......。
といってもセンセイのことではありません。ご安心ください。
あ"、編集者からの「今週中でも大丈夫です」というメールを見たとたん、「今週中ってことは、(休み明けの)来週の頭に送れば大丈夫だよな」って考えてしまうセンセイ。
「怠け度合い」という意味では、きっと87%くらい不健康なのでしょうが。先日ご紹介したMacBook Proのバッテリー不具合の件、事態が急変しました。
お察しの通り、悪い方向に、です。『Mac Fan』誌の「日々是検証」に、システムの様子を詳細に監視する“iStat Pro”というウィジェットが紹介されていたので、先日インストールしてみました。
“iStat Pro”は、アップルのWebサイトに掲載されていますが古い版(ver.2.2)なので、こちらから写真の最新版(ver.4.7)のダウンロードをお勧めします。
さてその“iStat Pro”。
細長い表示なので、それをほぼ三等分に分割したのが右の写真。
左からCPUの稼働状況、メモリの使用状況、ハードディスクおよびマウントされているボリューム──ネットでの接続も可──の使用状況、各所の温度表示が続きます。
最近のコンピュータって、こんなに多くの温度センサでモニタされているんですね。次は冷却ファンの回転数。左右にあるとは知りませんでした。
さて最後(右端)が、問題のバッテリー。
いくつか表示が並んでいますが、上からバッテリーの健全性を表す“Health”、充電回数(11回)、現在の充電率(0%)、そして推定使用可能時間と続きます。
もうお分かりだと思いますが、健全性は何と13%しかありません!!
先日までは50%くらいだったのですが、ここ数日で急激に悪化してしまいました。
ナシテ?推定使用可能時間も異常です。
表示は944時間という意味なのです。完全に放電してしまっているのに、ですよ。システムプロファイラを見てみると、完全に充電した時の容量が842mAhまで低下しています。
この前までは5,000くらいの値だったのに......。(上の写真と撮影日時が違うため、充電済容量に差があります。)念のため、PowerBook G4(12")で負荷のかかるVirtual PCを起動しながらモニタしたのが右の写真。
CPUの負荷(左端の青いグラフ)は100%近くまで上昇しています。肝心のバッテリー(左側の黄色の枠内に拡大画像)はというと、健全性は88%、充電回数は13回。
充電率は80%ですが、これはで、しばらくコンセントから抜いていたためです。
リチウムイオンバッテリーを保存する場合、完全に充電し切っても、逆に放電し切ってもいけないのです。推定使用可能時間は1時間40分となっています。これらはいずれも十分納得できる数値です。
MacBook Proのバッテリーにいったい何が起きたというのでしょうか......。
それにしても“iStat Pro”、とても使えるウィジェットです。アンインストールも楽なので、Macユーザーの皆様、騙されたつもりでぜひ一度お試しを。
■2月11日(水:祝日) 西村センセイ、あまりの騒音にあえなく撤退する
今日はお休み。週の半ばで自宅に戻るわけにもいかないので、金沢に留まっています。
仕事も溜まっているし、アパートにいても仕方ないので休日の大学へご出勤。さすがに出勤しているのは守衛さんだけ。
仕事をしていると、窓の外がガタガタし始めました。
建物の反対側で先日始まった防水工事がセンセイらの研究室の側にも及んでいて、ご覧のように仮設の工事用足場が設置されているのです。(現在はシートで覆われている。)そのうちにズガガガ、ヅォドドドと耐え難いほどの音量でコンクリートを削る作業──たぶん──が始まりました。
しばらく我慢して仕事をしていたのですが、どうもストレスが文章に反映されてしまいそうな感じ。ネットは使えるし資料もあるので本当は研究室で仕事をしたかったのですが、ここはあっさりと諦めてアパートへ撤収することにします。
それにレーダー画面だと雨が降りそうだったし......。軟弱な西村センセイのことですから、仕事を中断する口実なんていくらでも見つけられるんですけどね。
果たして依頼原稿は、約束の明朝までに出来上がるのか?!
■2月10日(火) 現実逃避の末路はWindowsのブルースクリーンで、あえなくドッカーン!!
頼まれた原稿は、今日が締切。でも全然できていない!!(困った)
そんな西村センセイが朝早くに出勤して、最初にした仕事は、メールを書くこと。もちろん、お詫びの、です。
明日は祝日なので「明後日の朝までには何とか...」。学生さんに決して偉そうなことは言えませんねぇ。
それでも朝のうちは調子良かったのですが、そのうち、どうしても脳みそが疲れてしまいます。
特に昼食後は最悪なので、気分転換にちょっとトラブルが起きているパソコンのメンテナンス。
客観的には、要するに現実逃避なのですが。最初は調子良く作業がすすみます。
最後の最後に、原稿やら何やらを全部抱えたWindowsノート(VAIO)に最新のアップデータを書き加えて再起動させると、これが何と、ドッカーン!!英語の文字ばかりが並び、何度やってもきちんと起動しません(起動途中でこの画面になる)。
データをWindowsで集中するようになってから、データのバックアップは取らなくなっています。WindowsはMacと違ってデータをバックアップしにくいからです。
だからこれが読めなくなると、とんでもないことになってしまいます。それでも何とか「セーフモード」(画面の四隅に「セーフモード」の表示が見える)で起動できました。
でもこれをバックアップ保存するとなると数時間かかります。もう夜だというのに。いろいろ調べた結果、Macでいう機能拡張書類やコントロールパネルのコンフリクト──直前に、あるコントロールパネルのバージョンを変更していた──だと判明。
不幸中の幸いです。でもやっぱり、現実逃避があまり建設的でない結果をもたらすことだけは確かなようです。
(今晩もビールを飲みながら、しかし真摯に)反省......。
■2月9日(月) 西村センセイ、ドキドキする文章を小学2年生に教わる
昨日、金沢へ移動するために、自宅近くの柏崎駅へ入ったのですが、何、これ?!
見慣れない手書きのポスター(?)がコンコースの中央に掲出されています。小学生が作成した「えきしんぶん」です。
校名を見ると市立(旧西山町立)二田(ふただ)小学校。
何と、田中角榮元総理大臣も卒業した、我が母校ではありませんか!!(正確には、母校は二田小学校から分離独立し、百数十年後に元のこの小学校に合併、吸収されたのですが。)どうやらその2年生がこの柏崎駅(+電車)を見学して、その記憶をA3サイズで9枚の「新聞」にまとめたようです。
「たかが小学生」となめてかかってはいけません。だって、これが本当に面白い!!
柏崎駅の開設が明治30年だとか、電化は昭和44年──センセイが12歳の時!! ──だとか、あるいは旅客列車の本数は1日あたり68本、「のりおりしないでんしゃ」(たぶん貨物列車)は42本、乗降客は2,100人だとか、思わずへぇーと聞き入ってしまう内容が紹介されています。
その中に「かしわざきえきのしょくいん 5人」というのがあって、駅長を除くと駅員が4人ということになりますから、いくらなんでも......と思ってよぉーく見ると、実は15人らしい。
左の「1」が見えなくなっていたんですね。中には誤字──「柏」の横線が1本多かったりする──もありますが、これはご愛敬。
でも、センセイが一番驚かされたのは、文章の迫力なのです。
センセイのように文章を作成している仕事をしていると、いつのまにか無駄な形容をつけたりするようになりがち。でも小学2年生は違います。
見たこと、感じたことをストレートに伝えてきます。荒削りですが、大人が見失いがちな点をよく見て、そして伝えています。センセイが一番「いいな」と思ったのは、「思ったこと」という見出しの「記事」。だってその本文が、「またきたい(=来たい)なと思いました」なんだもの。
子供たちが、ドキドキ、ワクワクしながら駅舎内やホーム、そして電車内を走っていた様子が目に浮かびます。こんなに胸躍る文章を、センセイは書けているんだろうか。
金沢に電車で移動しました。
先週が悲惨だったので、今日も列車の運行状況をきちんとチェックします。北日本は大荒れで、新潟以北のJR東日本は強風でかなり混乱しているようです。
JR東日本の「列車運行情報」にはセンセイが乗る路線の遅延表示はなかったのですが、自宅付近も風が強かったため、ちょっと早めに自宅を出ました。時々雪が舞いますが、晴れ間ものぞきます。とにかく寒い!!
強風にもかかわらず信越本線は定時の運行で定刻通りに直江津駅に到着。途中、護岸が浸食された米山駅など日本海に沿って、というか本当に海岸線を走るのですが、やっぱり風が強い。電車の先頭や、海側の窓一面に、あまり綺麗ではないうす茶色の雨粒の跡があります。
雨が当たった後に、海からの強風で塩分が付着してネバネバ状態──NaClは吸湿性がある──になり、そこに砂などが付着したんだと思います。
雨が降れば流さて綺麗になるのですが。直江津以西も風が強く、海は大荒れです。
谷浜、有間川、市振(いちぶり)など車窓から見える漁港では、大波が防波堤にぶつかって砕け散っています。写真は親不知(おやしらず)駅付近で撮影したもの。日本海の上を走っている橋(上り下りの二本)は北陸自動車道です。
地形が険しく──フォッサマグナの真上!! ──でトンネル工事が難しいため、海の上を走っているのです。写真中、ちょっと見えている下り線の向こうに、一段低く、平らな部分が見て取れます。たぶんこれが旧北陸本線跡でしょう。
本当に海岸線のすぐそばを走っていたんですね。ところが親不知、市振を過ぎて富山県内に入ると様子が一変。波も徐々に穏やかになり風の動きも止まってきました。
日脚が伸びているので写真の魚津付近で日没。
ご覧のように、ここまで来ると空も、雲も、海もすっかり凪(な)いでいて、まるで別世界!!富山湾は能登半島──写真左奥──に囲まれているため、そもそもあまり時化ないのですが、それにしても新潟県内との差は大きい。
先日の講義で学生さんが「新潟県は細長い」と言ったように、狭いように思えても、日本ってずいぶん広いんですねぇ。
それにしても、毎週毎週片道二百数十キロの移動が、いったいいつまで続くんでしょう......。
あ"、電車に乗っていること自体は楽しいんです。念のため。