2009年12月5日更新(2009年12月14日ページ移動。2013年9月17日一部写真削除)

──2009年11月第5週〜12月第1週のニュース──

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12月5日(土) 岩本屋のラーメンは、今年「も」カップ麺になるらしい

 「二度あることは三度ある」ということで、えーい、この際、三日続けての工大近辺の飲食店の話題を。

 今日は土曜日ですが、午後に防災訓練があるので金沢にとどまっていました。こういう日の昼食は何でも選択できるので、数ヶ月ぶりに大学近くのラーメン店「岩本屋」久安店へ。

 (通い詰めるほどではないけど)美味しいのと、面の固さや、醤油・背油の量などを自由に変更できるからです。
 年を取って油っぽいものが苦手になったセンセイにとって、これはとてもうれしい。

 注文を終えてから改めて店内を見渡すと、大きな告知が掲出されていました。

 最初は何だかよくわからなかったのですが、このお店のラーメンをカップ麺化したものがコンビニ、サークルKサンクスから発売されているようなのです。
 先日の一鶴と似たパターンというわけです。

 こちらはたぶん地域限定だと思いますが、「今年も」とありますから、前回はそれなりの評判だったんでしょうね。
 確かに、繁盛しているしなぁ。

 岩本屋のホームページにも「新着情報」として掲載されているのですが、それによると限定販売だそうです。

 試しに買ってみたいような、でも、その気になればここに来れば済むという気もするし。



12月4日(金) 西村センセイ、(珍しく)牛丼を食べながら、デフレについて考える

 すみません。二日続けての食べ物ネタです。

 お伝えしたように西村センセイ、今学期は時間割の関係でお昼になると、どこか適当なお店かお弁当を求めて彷徨(さまよ)うことが多くなっています。

 先日たまたま、大学近くの松屋が3日から牛丼(松屋では「牛めし」)を値下げして、味噌汁付の並盛りを380円から320円に値下げすることを知りました。
 初日の昨日は行く機会がなかったのですが、午前の講義を終えた今日、行ってみました。

 お昼にここへくることは滅多にない──センセイは牛丼をほとんど食べない──のですが、いつもそれなりにお客が入っています。今日はというと、ご覧のようにお店の前に工大生の行列。
 ただし、お店に入ってみると普通のサラリーマンもたくさんいらっしゃいました。

 センセイは「牛めし」の並盛り──センセイには多すぎた──を頼んだのですが、これで320円ならずいぶんと割安、という印象を受けます。
 でも報道によると意外にも、外食産業が置かれている状況は、相当厳しいらしい。

 頭を冷やして考えてみると、全国の動向はともかく大学の近辺でも「マイブーム」のほっかほっか亭は、毎日のように割安のキャンペーン商品──たとえば今は、「海苔弁当」が期間限定で200円!! ──を提供しています。
 事実上、格安の「日替わり弁当」なんですね。

 大手コンビニもお弁当の主力は低価格商品に移行しています。
 それに対抗してか、大学脇にある「半額」が売り物のパン屋も、サンドウィッチをさらに20円引!!

 先日関西へ行ったのですが、JR西日本の売店が390円(だったかな?)のお弁当を大量に売りだしていました。
 それなりの品質と量なので「これで採算が取れるのかなぁ」という感じ。(白状すると量が多すぎて食べ残しました。)

 ちょっと前までサラリーマンのお昼はワンコイン(500円)弁当だったのが、それが今や約400円。要するに2割減、です。デフレーションが、確実に進行しているんですね。

 これで経済はやっていけるのかなぁーという印象を受けるのですが、よくよく考えると、(センセイを含めて)給料の下落ともに、物価も下がっています。
 だからデフレは、必ずしも悪ではないのです。例えば貯金がある人はその価値が相対的に上昇──要するに、儲かる──します。ただし、そういう恵まれた人はあまり商品を購入しないでしょうが。

 デフレで困る人は誰でしょう?

 答は簡単で、「恵まれた人」の逆。食べ盛り、育ち盛りの子供を抱えながら一生懸命働き、「速くこの狭いアパートを出て自宅を新築したい!!」と考えている人たちです。
 デフレで借金が相対的に増えて、その旺盛な消費活動にブレーキがかかることになります。

 結局、(雑な議論ですが)デフレは全体として、お金や物の循環を低下させ、社会の活力を低下させる傾向があるように思えます。人や物や情報が適切に循環する健全な状態──難しいけど──が望ましいんでしょうね。
 そうでないと、好景気/不景気に関わらず、社会が持ついろいろな矛盾が、「弱い人」に集中してしまうんですね。

 工学部の学生諸君に講義をしたり、個別に話したりしていると、このような社会の「仕組み」を全然考えたことがないという人に良く出会います。というよりそういう方が圧倒的だと思います。
 ご自分の専門分野だけでなく、こういった世の中(政治や経済や文化や、人情の機微
(きび)...)に関心を持つ「一味違った」学生なら、就職活動の場面なんかでも、状況は全然違うと思うんですけどね。

 というようなことを、西村センセイ、さっきまでセンセイの講義を聴いていた金沢工大の学生諸君と一緒(!!)に、「牛めし」を食べながら考えていました。
 でもやっぱり、センセイの場合、「牛めし」は1年に1回でいいかな。

 なお、以上の議論はとても乱暴ですし、デフレの逆、「インフレが良い」と主張しているわけでもありませんので、念のため。



12月3日(木) 大学脇の「鬚張魯肉飯」が、テレビで紹介されるらしい

 「先生も走る」月に入り、センセイもいよいよ仕事に追いかけられています。学内だけでなく、今日初めて、学外からも仕事の催促が。ヤバイ。本当にヤバイ。
 そんなにサボっているつもりはないんだけど......。

 というわけで、大学にいる時のセンセイの唯一の楽しみはもはや、お昼ご飯だけ(?)。

 午前中の授業を終えて、帰り道にある学食を覗くと、どこも長い行列。もちろん即座に諦めます。センセイは諦めが早いのです。言っても無駄だな、と分かったその瞬間から、その人にはもう何も言わないし。
 とにかく外へ。

 「マイブーム」のほっかほっか亭か、半年ぶりのチャンカレか、コンビニのどれかにしようと思って外へ出ると、あれ?!
 「鬚張魯肉飯
(ひげちょうるうろうはん)」の前に、「TV出演決定!!」の文字。何だろう......。

 「嵐の宿題くん」はもちろん番組名でしょう。確かに、調べてみるとこれ、日本テレビ系で深夜に放送している番組のようです。

 この「鬚張魯肉飯」工大前店。

 西村センセイ、店名に「肉飯」とあるので「肉類のお店だろう」と決めつけてしまい、金沢工大に一番近いにもかかわらず、まだ一度も入ったことがありません。

 こちらも調べてみると、台湾の庶民料理「魯肉飯(るうろうはん)」(豚肉をかけたご飯)のお店だそうです。
 日本でいうと、吉野家とか松屋のような存在なのでしょうか。

 かつては日本国内各地にいくつかのお店があったらしいのですが、現在は石川県内に2店舗のみが存在するだけとのこと。その中の一つが、金沢工大脇にあるというのです。

 歳を取って、「肉類より魚」という感じのセンセイがこのお店にはいるかどうかは別ですが、番組だけはチェックしたいと思っています。

業務連絡:「鬚張魯肉飯」に、かつてよく通っていたD大学(京都)のH先生、番組、チェックしてくださいよぉー。



12月2日(水) こんな所で生きていけるんだろうか...。(猫の話ですけど)

 本当は昨日のうちに金沢へ移動することもできたのですが、ちょっと訳があってもう一晩自宅に泊まり、朝早くに車で移動。

 318iは購入後6年目に入るので、先月、車検を済ませ、そのついでに冬用のスタッドレスに交換しました。新品です。今月、来月と出張が続く──今日も出張が一つ入った──ため、降雪直前のタイヤ交換ができないからです。

 スタッドレスはもともと長靴のように軟らかいのですが、新品だということもあってか、乗り心地がずいぶん違います。
 基本的にはかなり硬いサスペンションのBMWですが、今日ばかりはまるでトヨタのクラウンに乗っているかのよう(そこまで軟らかくはないけど)。
 加速時など、エンジンに負荷をかけた時の「シャー」という独特の音が良くわかります。

 燃費も良くて、一般道を数十km走って21km/Lちょっとを記録(!!)しました。

 写真は市街地に入ってストップ&ゴーを繰り返した後なので、値はちょっと落ちていますが、それでも信じられない数字です。

 今日は半分くらい高速道路を利用したのですが、さすがにこちらの燃費はちょっと下がって、100km/hきっちりの走行で17.6km/L。
 これくらいの速度になると空気抵抗の影響が大きくなるので、少し速度を落として80km/hくらいで走れば20km/L近くまで行くんじゃないかと思います。

 318iの燃料タンクの容量は60Lなので、満タンにすればこの燃費で1,000km以上走行できるということになります(実際に走行可能とのこと)。

 車検を通ったから、というわけではないはずなのですが、今日の318iはこのように絶好調。
 ホントに、どこまでも走れそう、という感じ。

 コーヒーを飲もうとして上機嫌で新潟ー富山県境の越中境SAに車を止めようとした時、目の前に、猫......。

 もちろん轢かないように注意して止めたのですが、この猫、人を恐れる気配がありません。
 それどころか、食べ物(?)を求めて寄ってくるのです。

 自動販売機のコーヒーを飲みながら「さて、どうしようか」と考えて車に戻った時には、もう姿はありませんでした。

 思い返すと、あまり倖せそうな感じではなく、人間に助けを求めているような印象。
 飼い主に置いてきぼりにされたのでしょうか。

 飼い猫のような雰囲気──ただし首輪はしていない──だったのですが、この越中境SAは一般道からは離れた場所にあります。

 こんな弱腰で、しかもこの厳しい環境で、果たして生きていけるんだろうか。



12月1日(火) 夕日に貨物船が映え......いくら何でも、ちょっと海岸に近すぎませんか?!

 西村センセイ、今日は休暇を頂戴しました。出張が続いて、いつものように週末自宅に戻ることができないためです。

 「休暇」といっても、自宅で休んでいるわけではなく、朝早くから新潟県内の何カ所かで用事を片付けます。次期ご当主様はいろいろやならければならない用があるのです(実は、二つ片付けることができなかった)。
 それでも夕方までに仕事の目星をつけたので、日没までに自宅へ、そしてちょっとだけ寄り道をして戻ることにします。

 日没と競争だな、と思ったのですが、「現場」到着と同時に日は沈んでしまいました。その直後に撮影したものが右の写真。

 海岸沿いに国道が走り、左手には地域のシンボル、米山(よねやま)が見えます。
 今日は空がとても澄んでいて、新潟県西部はおろか、いつもなら絶対に見ることができない新潟−富山県境付近(たぶん)まで望むことができました。

 問題は中央の船。貨物船です。

 この辺は砂浜で、港ではありませんから、さすがにちょっと海岸に近すぎます。
 この船、先月下旬の大荒れの日に、強風に流されて座礁してしまったのです。

 『新潟日報』紙には座礁直後の写真が掲載されていますが、実物はホントに道路の脇。護岸とぶつかりそうな感じを受けるくらいです。
 柏崎の地元ローカル紙『柏崎日報』によると、乗組員の救助作業中にも陸地側に流されたようです。

 かなり暗くなっているので写真ではわかりませんが、現場への仮設道路が設置され、片側交互通行された国道で油回収車が3台活動していました。
 油漏れはないようですが、燃料などの抜き取り作業をしているようです。

 応急措置を終えたら、強力なタグボートで引くなどして海に戻すのでしょうか。
 それとも、この場所は柏崎刈羽原子力発電所に近く、静かな砂浜が続きます。要するに人間が立てるほどの深さしかないので、諦めてこの地で解体するのでしょうか。

 それにしてもセンセイの印象は、「意外と小さい」。

 子供の頃、ここから20kmくらい離れた場所(現在の上越市柿崎区)に貨物船が座礁し、現場を見たことがあります。その時は舷側(舷側:船の側面)があまりに高くて、センセイには自由に越えられない壁のように感じられました。
 そもそも船の大きさが違ったのか、当時は「子供だったから」という心理的な理由なのか、良くわかりません。

 先月発生した三重県熊野市沖の熊野灘でのフェリー座礁事故に比べれば規模は小さいのですが、現場を見ると、やっぱり大変なんだなぁと感じます。



11月30日(月) 「<復刻>サッポロ缶ビール」を、同社の影の薄い大阪で飲むことができました

 センセイが関西に行く時、というか正確には関西に泊まる時、とても困ることがあります。ビールです。

 ご存じのようにセンセイはサッポロビール派ですが、発泡酒はともかくサッポロビールを関西で見つけるのは至難の業。飲み屋さんなんかだと数十軒に一軒くらいの割合で「サッポロ」の看板を見ることがありますが、コンビニではほぼ皆無なのです。
 大阪茨木市にあった大阪工場──電車からよく見えた──が閉鎖されて以来、一段とその傾向が強まったように思います。このごろではもうすっかり諦めてしまい、味としては対極ともいえるアサヒのスーパードライを買うことが多くなっています。

 そんな一昨日、飲み会を終えてホテルまで歩いていたら、酔いが抜けてしまったような気がした──酔っぱらいは常に自分に都合の良いように考える──のでコンビニへ。

 サッポロの発泡酒があるなぁーとは思いつつ、隣のスーパードライに手を伸ばそうとして、あれ?
 確かにサッポロの星印ではあるのですが、見慣れない缶が......。

 調べてみると今月11日からコンビニで限定販売している「<復刻>サッポロ缶ビール」なんだそうです。

 詳しくはサイトをご覧いただきたいのですが、昭和34年──センセイは1歳半!! ──に同社初の缶ビールとして販売したものを再現したのだそうです。
 これはもう、買うしか、飲むしかない!!

 肝心の味ですが、これがとてもストレート。直球ど真ん中勝負という感じ。爽やかな苦(にが)みもあります。

 黒ラベルなんかだと基本はかなり共通でも、その上に甘さとふくよかさを感じさせる部分があります。良くも悪くもお化粧しているという感じ。
 この復刻版はそれがないので、「素っ気ない」と感じる人もいるんじゃないかと思います。

 北海道出身の関係者にお見せしようとして昨日、大阪駅に着いてから駅構内を探したのですが、駅の売店では取り扱っていないようでした。

 失敗したなぁ。



11月29日(日) 西村センセイ、珍しく電車に乗り遅れる

 いつもなら「無事、金沢に戻りました」と書くところなのですが、ちょっとだけトラブル発生。もちろん金沢には戻っています。

 お伝えしたように、学会初日の昨日は大阪市中心部、地下鉄「本町(ほんまち)」駅を出てすぐの場所で開催されました。飲んでから歩きたくなかったので、昨晩はすぐ近くのホテルに投宿。
 二日目の今日は大阪市立大学へ移動。地下鉄を利用したのですが、考えていた以上に距離があり、時間もかかります。(今日は往路(地下鉄)と復路(JR線)で経路が違うのです。)

 大学人にとってタイムリーな話題ということもあって、学会はやたら盛り上がります。帰りの電車の指定券を持っていても、帰るに帰られない......。
 それでも往路の所要時間に若干の余裕を持たせて大阪市立大学のキャンパスを離れました。

 キャンパスの隣にJR線の駅で、しかも待つことなく電車に乗車できたのですが、途中の天王寺駅が終点。
 すぐに大阪環状線に乗り換えられるだろうと踏んでいたのですが、予想外にかなり待ってから出発。北陸線の特急「サンダーバード」発車までぎりぎりのタイミングです。

 大阪まで駅数が多く、どうかな、と思ったのですが、再び途中駅で時間調整のために停車したので、予定していた列車への乗車を諦めました。
 大阪駅に到着してドアが開くと、ずっと向こうの10番線からグレーの「サンダーバード」が出発するところ。う〜ん、残念。

 まぁ、北陸本線は1時間おきに「サンダーバード」が運行されているし、今回はバタバタしてお土産を買っていなかったので、まったく実害はなかったのです。
 でも鉄道ファンのセンセイとしては、ちょっと残念。

 東日本の人にはわかりにくいのですが、大阪の鉄道はJR西日本ではなく私鉄が基本。それと地下鉄を組み合わせるのが便利です。JR線が基本で、それに地下鉄と私鉄を組み合わせる東京とは全然違います。
 今回もJRと地下鉄を組み合わせれば十分間に合うことは良くわかっていたのですが、東男
(あずまおとこ)のセンセイとしては、ちょっと意地を張ってみたのです。

 でもやっぱり、郷には入れば郷に従え、ということですね。

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