2009年11月14日更新(2009年11月21日ページ移動。2013年9月17日写真削除)
■11月14日(土) 若い人が増えてきたなぁー ――早稲田大学での学会に参加しています――
というわけでセンセイは明日まで開かれている学会に参加しています。写真は昨日の関連行事の様子。(紫色の四角い物体は同時通訳用の赤外線送信機〔肉眼ではわかりません〕)
フランス、アメリカ、中国、そして日本から科学技術に関するジャーナリズムの報告がありました。
グローバル化の進行に伴って現在、物質的な生産、流通、そして消費面だけでなく、知的な面に関しても地殻変動に喩えられるほどの、大きな変化が起きているんですね。でも正直なところ、参加者はそれほど多くありません。空席が目立ちます。
時代の最先端をどう読むか、ということなので、まぁ、そんなもんなんでしょうね。そしてもう一つ気づいたことがあって......若い人が多い。
このイベントは早稲田大学の学生さんを主にしているので、その意味では当然なのですが、物理的にも若く、そして何よりも意欲的な学生さんが目立ちます。
質疑応答の時間には彼らから、やや稚拙で、ちょっと的を外しぎみの質問――それもすべて日本語――が続きました。でも、頭を冷やしてみると、「壁の花」ではなく、自分の力で問題を捉え、疑問点を訊ねようとする姿勢はとても立派です。
この点は今日から始まった学会でも同じ。若い人が育っているんだなぁーと感じます。客観的には、老人の部類に属している西村センセイ。さて、どうしましょう?
■11月13日(金) 国内初!! 柏崎市で電気自動車のタクシーが走り始めました
西村センセイは現在、都内に滞在中です。今日から早稲田大学で開かれる学会とその関連行事に参加するためです。
今日の東京はとにかく警官とパトカーだらけ。駅の改札を出ると数mおきに警官が配置されているという感じ。今日の午後、アメリカのオバマ大統領が来日するんですね。(現在は無事に到着済)
でも今日ご紹介するのはその様子ではなく、立ち寄った自宅のある柏崎市のお話。朝、電車に乗るために徒歩で柏崎駅に到着すると、老人がごく普通の駅舎に向けてカメラを構えていました。
少し訝ってその視線の先を追うと、おぉ。国内初の電気自動車のタクシー!!このタクシー、決してデモや試験運行ではなく、普通に営業している(『柏崎日報』『朝日新聞』)ものです。
自宅近くに、これを運行する柏崎タクシー本社があって、そこに止まっている姿を目にしたことはあるのですが、営業中のものをちゃんと見るのは初めて。センセイが駅の入り口に来た時、前のタクシーが出発したため、ごらんのように先頭に移動して客待ち態勢。
あれっ、と思ったら、中から降りてきたのは女性の運転手です(写真では半分切れてしまいました。申し訳ありません)。
この撮影の邪魔にならないように、車から離れて下さりました(本当は一緒に写ってほしかったんですけど)。
もちろんお礼を言ってから駅舎に入りました。電気自動車、航続距離は短いものの、モーターの回転開始直後に最大トルクを発生するので、その時の乗り心地はいいんだそうです。深夜、駅に到着した時など、乗るチャンスがあるといいのですが。
■11月12日(木) センセイの最近の「マイブーム」は......ほっかほっか亭!!
何だか「金沢工大近辺のB級グルメ紹介ブログ」と化しつつある(?)このニュースのページ。センセイが食べ物の味をわかるようになってきたということですから、まぁ、お許し下さい。
さて今学期のセンセイの講義は、多くが午前の後半。早起きしなくていいのはありがたいのですが、予想外に困ったなぁーと思っているのが昼食です。
午前の授業を終えるちょうどその頃に、食堂が一番の混雑となるのです。学生諸君の長い行列を見たセンセイ。すぐにへこたれて、隣のお弁当コーナーへ向かうのですが、こちらにもたくさんの学生さん(当たり前ですけど)。
そもそも売店のお弁当は基本的に、育ち盛りの男子学生向なので、センセイには量が多すぎます。油っぽい揚げ物類も多いし。仕方ないので外のコンビニへ向かうと、その頃には適当な商品はほとんど品切れ。朝のコンビニは品揃えも豊富で、しかもお弁当があったのに......。
でも、朝のコンビニをよぉーく観察していると、建築現場へ向かうような人たちがたくさんお弁当を買い求めています。もしかすると弁当販売は、昼ではなく朝が主戦場なのかもしれません。
お昼、特にお昼過ぎには在庫がほぼなくなっているというのが望ましい形であることは間違いなく、もしこの段階でお弁当がたくさん残っていたら......たぶん、あぶない。先日、本当に困って大学近辺を彷徨って──そこまでひどくはないけど──いて、ふと、目の前に「ほっかほっか亭」(写真右端)があることに気づきました。
道路を挟んで、左手には担々麺の「らーめん とんとん」、その奥にカレーの「ジャンカレー」(オレンジ色の屋根)が見えます。
写真には写っていません、この奥には金沢の有名店カレーのチャンピオン(あるいはこちら)やその後入っていないラーメンの「池田屋」、そして少し離れた場所にある「一鶴」その他が続きます。
この辺は飲食店が軒を連ねている激戦区なのです。考えてみると西村センセイ、一鶴以外は数ヶ月、下手をすると数年(!!)、これらのお店に入っていません。
ご縁がなかったということなんでしょうか。
西村センセイ、以前からその存在は知っていましたが、まだこのほっかほっか亭を利用したことはありませんでした。
何かのキャンペーンを実施していたこともあって、初めて入ってみることに。勝手がわからないので、キャンペーン商品の「うどん入りすき焼き弁当」──だったかな──を注文。大学に戻ってからいただいたのですが、売店やコンビニの弁当に比べて温かい。
もちろんその場で作るからです。コンビニだと電子レンジで加熱してもらうこともできるのですが、やはり一度冷やしたものを温めているし、場所によって温度ムラがあるので出来たての弁当とは違います。
特にご飯の味に差が出ます。ほっかほっか亭からの帰り際にメニューをもらって部屋で眺めていたのですが、このお店はご飯の減量もできるとのこと。
これは嬉しい。正直なところ、年老いたセンセイには、標準だとご飯の量が多すぎるのです。
というわけで雨もあがったし、初めて写真のの「小盛」をお願いしてみました。天丼です。
じゅうぶん油っぽいですけど、あまり問題にしないように。一つ気づいたことがあって、それは写真の「たれ」。
明らかに標準あるいは大盛りの弁当を念頭に置いた内容量なので、利用客が少ないであろう「小盛り」には、量が多すぎます。
それ以外は美味しく頂戴しました。う〜ん、これからの悪天候の季節に「天気が良ければ」という条件付きですが、このマイブーム、しばらく続くかもしれない。
■11月11日(水) こちらも、「金沢だなぁー」と感じる光景です
今朝は金沢も雨。
日中はかなり雨足が強く、今日はセンセイも自転車ではなく徒歩で出勤しました。もちろんかなり濡れてしまいました。夕方には小降りになったのですが、風は強いままなので、実際の気温よりも寒く感じます。
雨の日は映像にしにくいので、今日は雨が降る前、つい先日の金沢のご紹介。たまたま金沢駅に降りると、「バチン、バチン」というその場所には似つかわしくない音が聞こえてきました。
何か落ちたんだろうか、と思って音がした場所へ行ってみると、おぉ、駅ビル前の広場で樹木の剪定を行っています。
それも3人の職人さんが同時に。(写真ではわかりづらいのですが、奥の2本にも乗っています。)鉢巻きをきりりと締めたその姿は、とても格好いい。長い経験と誇りがオーラのように溢れています。
まるで一幅の絵のよう。気がつくと奥にいる3人組のビジネスマンが、職人の仕事さばきに見とれています。
「やっぱ、金沢っすねぇー」という会話が聞こえてきます。(聞こえないけど)こうやって、正面玄関を丁寧に管理するその様子は、いかにも金沢という感じ。そしてその公開の仕方も、金沢。
黄色いヘルメットをかぶった作業服の人が数人がかりで1本ずつ剪定していくのと全然違うでしょ?これもやっぱり、金沢特有の「おもてなしの文化」の一つなんでしょうねぇー。
■11月10日(火) 金沢の冬だなぁー ──「香箱ガニ」を今シーズン初めて食べました──
今日はいつもより仕事が長引いて、西村センセイはちょっと焦り気味。
センセイが主に利用する近くのスーパーでは、不良在庫をなくすために、ある時刻になるとそれまで20%引きだった総菜類を半額にしてしまいます。
もちろんどんどん売れてしまうので、それに遅れると商品がなくなってしまうのです。とにかく数通のメールを送信し、焦ってスーパーに駆けつけると、水産物コーナーで地場物の鯛のお刺身──これが本当に美味しかった──は確保できたものの、これがほんの数切れ。
困ったなぁーと思っていると、いつもは通り過ぎるだけの場所で茹でた蟹を売っていることに気づきました。北陸地方では先週の土曜日に蟹漁が解禁──滞在先の富山でニュースを観た──となり、翌8日の午後から生きた蟹や茹でたものが店頭に並び始めているのです。
以前も何度かお伝えしましたが、富山以西の人にとってこの「蟹漁解禁」というのは特別な意味を持っています。関東地方の「土用の鰻」とか新潟の「新米だぁ!!」という、あの感覚に近いらしい。
ごく普通の家庭でも、解禁日の晩はさも当然のように茹でた蟹が出てくるんだそうです。この時期に水揚げされるのは、「香箱(こうばこ)ガニ」という卵を抱えた小ぶりな雌の蟹と、雄のズワイガニ。
どうやら金沢の人は、この香箱ガニ──漁期は短い──で北陸の冬の始まりを確かめようとしているようです。だから需要も多くて、解禁日直後はとにかく値段が高いので、センセイにはとても手が届かない......はず。
ところが今日は地元輪島産で、茹でたばかりの香箱ガニが4ハイで1,000円。(しかも現在はそれが半額になっているので500円!!)
もちろん迷う必要はありません。今年初めての蟹です。西村センセイ、金沢では一人暮らしなので適当なお皿がありません。そのため写真では大きく見えるかもしれませんが、実物はかなり小さめ。
ズワイガニなんかと違って、肉はとても少ないし、あまり美味しくないのでほとんど食べずに、お腹に抱えている(たぶん)卵と蟹味噌を食べます。蟹、特に香箱ガニをほとんど食べない──昨シーズンは食べていないはず──ので名前をよく知らないのですが、蟹味噌のある部分に熟した柿色のコリコリした部分があります。
これが上質の栗のような味でとても美味しい!! 初めて食べた時には本当にびっくりしました。正直なところ、香箱ガニを食べない新潟県人に、この味と感覚、そして蟹をめぐる文化を理解してもらうのはちょっと難しいんじゃないかと思います。
何だかんだと言いながら西村センセイ、今日だけはご都合主義的に金沢市民になりきっています。
■11月9日(月) 退場するお店。新規に参入するお店。そして、何度も挑戦し続けるお店
数日前の昼食時、久しぶりにちょっと外へ出てみました。
締め切りを過ぎた宿題を抱えてはいるものの、全体としては仕事のピークを越えつつあり、またそれに伴って、少しずつではあるものの味覚が回復してきたからです。
センセイは忙しさが限度を越えると、味覚がわからなくなるか腰が痛くなる──たぶんいずれも生体の防御反応──かどちらかなのです。そしてもう一つは決定打。同僚から気になる情報をもらったからです。
その場所に到着してみると、やはり「都合により臨時休業させて頂きます。申し訳ございません!」の掲示。
半年ほど前に新規開店した「らーめん新日本」です。どうやら什器備品類は完全に撤去されているようで、もはや臨時の休業ではないようです。
繁盛するにせよそうでないにせよ、ずっと長く続く飲食店は必ず、「固定客がつく」と言われます。
言い換えるといろんなパターンはあるものの、経営方針がしっかりしていて浮ついた感じがなく、「我が道を行く」というご主人(とお客さん)がいれば何とかなる、ということだと思います。
人間、毎日何かを食べなくてはならないのですから。でもこのお店、残念ながらそういう「我が道」を感じられなかったんですよね。
ちなみに金沢市内にある本家(?)「らーめん全日本」──前を通るだけでまだ入ったことはありません──は引き続き繁盛しています。閉店を確認するということは、黒くてしょっぱい富山のラーメン──「富山ブラック」と言うらしい──をもう一度食べてみるという、もう一つの目的を達成できなかったということを意味します。
トボトボと大学に戻ろうと歩道を歩いているとえ"?!道路の向かい側に飲食店が新規オープンしています!! 知らなかった......。
近づいてみると「かつ平衛」というお店。ソースかつ丼が看板商品のようです。前は何のお店だったのか、思い出せません。
「福井名物」という文字に誘われて入店すると、お昼時なのでそれなりに混雑。ほぼ全員がやはり初めてのお客のようです。
メニューはソースかつ丼(480円)に加えて、ブタ丼やチキンかつ丼など。越前おろしそば(390円)やミニセットメニューもあります。ちょっと待ってから届いたソースかつ丼はウスターソースがかかった柔らかいカツが数枚乗っています。
それはそれでまぁ美味しいのですが、ご飯との連携(?)がちょっとイマイチ。またかなり油っぽくて、皮下脂肪が気になるセンセイとしては、う〜ん......。これなら新潟大学前の「かねこ」の二段重ねのカツ丼(こちらおよびやこちら)が圧勝するかも、と考えてしまいますが、学問(?)の基本は、まず現場での事実確認。
幸いにも来月に福井大学で研究会が開かれることになっており、センセイも参加するので、チャンスがあれば福井の「ソースかつ丼」を調べてみたいと思っています。やれやれと思って道路の反対側に戻ると、再び、え"?!
金沢では有名な讃岐うどんのお店「粉太製麺」(こちらやこちら)が閉まっています!! ※写真は今日撮影したもの
1ヶ月くらい前は営業していたはず。まったく予想外の展開です。店の前のお知らせには、先月中旬の日付で「しばらくの間お店を閉めさせて頂きます。お客様の立場になり“より良い接客”“より良いうどん”を考える為にお時間を下さい」とあります。
確かにちょっとうどんは固くて、コシの強さとごっちゃになっていた部分があると思います。味だけではありません。言われてみると、暖簾をくぐる前にちょっと構えてしまうような部分があります。
考えてみると、センセイもたぶん1年くらいご無沙汰しているはずです。ふと、店内で人の気配がすることに気づきました。店主が一人で商品の改良に努力していらっしゃるようです。改めて掲示を読み直すと、11月9日(月)──つまり本日──再オープンとのこと。
これはもう、今日来るしかない!!12時近くに入店したのですが、意外にも、先客は小さい子供連れの家族のみ。閉店が続いたために、お客を逃してしまったのかもしれません。
もともとあまり来なかったし、メニューが替わっていてよくわからなかったので「当店人気No.1」という「天玉しょうゆうどん」(550円)をお願いしました。
醤油をかけてそのまま食べるうどんに、半熟卵の天ぷらと大根おろしが載っているものです。改めて店内を見渡すと、以前の備品類が再配置されています。少し工事も必要だったようです。
でも、建物のもともとの制約があるので、全面的な変更はできずに、やや中途半端な対応。茹で上がりに時間がかかるので少し待って届いたものが右の写真。右上の醤油をかけた直後の状態です。
一口食べてみると、以前より少し柔らかくなっていて、うどんの味がわかりやすくなっていると思います。でも正直なところ、相変わらず「お客様においしいうどんを提供する」という理念が先走っている感じ。
お客はきっと、もっとゆったりとうどんを食べたいんじゃないかと思いますが。課題だった「お客様の立場になり“より良い接客”」はというと、スタッフは年長の女性以外は全員新しくなったらしく、残念ながらまだうまく対応できていません。
それにそもそも営業再開という重要な日なのに、厨房に店長(?)の男性が見えないようだし......。ちょっとよくわかりません。
■11月8日(日) 富山は美味しい!! ──立山連峰の姿はきっと、子供たちの心に...──
すみません。今日もまた、見たままのお話。それくらい富山市は印象が強かった──しかも美味しかった──のです。
昨日は夕方までにこのページを更新してから、ホテルの周りを歩いてみました。今回の宿所は繁華街や官公庁からすぐとのところにあり、散策するには打って付けだったのです。
まずは富山城。決して大きくはありませんが、美しい城だなぁと思います。初めて城内に入ってみたのですが、案内図によると本当はもっとずっと広かったのだそうです。
センセイらが泊まるホテルはかつての武家屋敷跡とのこと。そう思うと何だか気持ちが引き締まります。もう一つびっくりしたことがあって、神通(じんづう)川はかつて、お城のすぐ北側をほぼ東西に流れていたというのです。
現在の松川に相当するのだと思います。神通川は現在、かなり離れた場所を直線状に走っていますから、たいへん大規模な河川改修が行われたことになります。
その松川に出ると、遊覧船が2隻。風情(ふぜい)があります。新潟市もかつては、いくつもの堀がめぐらされ、水と川べりの柳がきれいな街だったのだそうです。しかしその後すべて埋め立てられ、今では殺風景な光景が広がっています。
先人から引き継いだ歴史や文化に、どれだけ畏敬の念を持つことができるかということなんでしょうね。次は繁華街「総曲輪(そうがわ)」。その中心にイチするのはリニューアルした大和(だいわ)デパート富山店。
先日、新潟県内全店舗および小松店の閉鎖(こちらやこちら)すると発表したあの大和です。お土産を買うために中に入ってみたのですが、確かに古い建物を引き継いだ新潟店と違って天井も高く、高級感があります。
ただし、地下の食品コーナーを除くと、土曜だというのにお客さんは多くない。もう一つ。店員の対応はあまり良くなく、こういうところに会社の体質が表れてしまうのかなぁーと感じてしまいました。
なお、手前で道路工事をしていますが、何とこれ、路面電車を走らせるための工事なのです。
新設工事です。富山市内には新旧の路面電車が走っています。
自動車の利用が移動の中心になるにつれ、全国的には路面電車はどんどん廃止されました。
でも、富山は別。交通弱者にも便利なように、そして車がなくても市の中心部に来ることができるように路線を延長して循環させようというのです。
安易に車社会に順応しようとしない姿勢に好感が持てます。これと対応するのが右の写真の「総曲輪フェリオ」。
大和デパートの隣なのですが、高いガラスの屋根を設けて、この場所を多目的に利用できるようにしています。
富山のニュースでここが完成したこと、いろいろ使われているのは知っていたのですが、訪れるのは初めてです。でも残念ながら総曲輪の通りに入ると通行客は激減します。閉店しているお店もあります。
市街地中心部の再開発が一筋縄ではいかないことを思い知らされます。今日は仕事なのできちんと早起き。
会場の前に来ると、写真の標識「ノーベル街道」が建っていることに気づきました。
ノーベル賞を受賞した田中さんは、この富山市のご出身、それにちなんで命名されたんですね。仕事場に到着してカーテンを開けると、目の前(南東側)に立山連峰が広がります。
中央よりちょっと左の、ビルの谷間の奥に見えるのが剣岳だと思います。下手な写真だし小さいので状況を上手くお伝えできていないと思いますが、ものすごい迫力で山々が迫ってきます。
富山の人々にとっては子供の頃から見慣れた風景であり、きっと、「立山に守られている」という感覚なんじゃないかと思います。
右手前(西側)から左奥(東側)にかけて流れているのが松川。昨日訪れた富山城は写真の右手(南側)にあります。
従って、松川のこちら側(北側)、つまり県庁や市役所のある一帯が、かつての神通川ということになります。ずいぶん大きな川だったんですね。仕事は午後まで続いたのですが、お昼はかなり余裕があったので、知っているお店で「白えび天丼」を食べました。
白えびというのは富山湾特産の白い小エビ。本当に白く、わずかにピンクがかかっています。
富山の方にとってはホタルイカや寒ブリなどと並んで身近な食べ物のようです。写真のえびはちょっと色がついていますが、タレがかかっているためで、えびそのものは本当に白いです。
昨日の晩、関係者で飲みに出かけた時も白えびのかき揚げを頼んだのですが、やっぱり美味しい。富山の子供たちって、こういう恵まれた風景や食べ物に育てられていくんだろうなぁー。