2011年11月19日更新(2011年11月27日ページ移動。2105年2月11日写真削除)
■11月19日(土) もうそろそろ剥がしてもいいかな ──「スズメバチが入ってくるので...」──
センセイの研究室は金沢工大1号館の3階にあります。正確に言うと、1階が中二階の構造になっているので、高さとしては3階半に相当します。
だから上り下りはそれなりの運動。使いやすければエレベーターやエスカレータを使ってもいいのですが、古い1号館にはエスカレータはありません。1機だけエレベーターがあるのですが、ちょっと使いにくい。
本来の建物の外に、追加設置したもののようです。というわけでそのエレベータを使う機会は限られています。
その3階エレベーター前に立つと、窓ガラスに貼られた写真の警告が目に入ってきます。
節電が求められたこの夏は、この場所も窓を開けることが多かったのですが、確かにスズメバチが入ってくることがありました。
近くに巣があるのでしょう。すぐ脇にあるセンセイの研究室でも先日、開けていた窓の隙間からスズメバチが入ってきました。
その辺にあった冊子を使って外へ追い出したのですが。蜂を追いかけながら気づいたのですが、体躯は小ぶりだし、ちょっと痩せています。
それに何より、動きが鈍い。もうすぐ12月。そろそろ貼り紙を剥がしてもいいかな。
■11月18日(金) 通路を閉鎖しての謎の工事。実はそのポイント、地上ではなく...
先日ご紹介したキャンパス内の工事は、重機が入って地面を深く掘削するなど、ずいぶん本格的な工事になってきました。
この場所は講義棟など主要な建物の間にあり、通路としての役目を果たしています。人間の通行はもちろん、物品を積載した納入業者の車両が乗り入れるので、ここに構造物が建設されるということは考えにくい。
何をしているんだろう。でもたまたま今日、近くを通りかかって写真右端の掲示を読み、その疑問は氷解しました。地上に何かを建設するのではなく、地下に、なのです。
説明によると、ここに設置されるのは「地震などの災害時に消火用水と飲料水を確保する耐震性貯水槽『アクアインピット』」。
要するに、緊急用の水タンクです。西村センセイ、金沢工大は三つ目の勤務先ですが、地震や火災などの災害対応の準備は良くできている方だと思います。
教職員の訓練などソフト面もそうですが、その基礎にあるのはインフラを含めたハード面の整備。災害発生後の数日間を何とか凌(しの)ぐことができれば、被災者の大多数は生き延びることができます。
東日本大震災でも広く再確認され、そしてセンセイが個人的に何回かの大地震で経験したことです。新設されるこの水タンク、4,400人分の飲料水を3日分確保できるんだそうです。
大きな災害でも、地域から飲料水が一切消失するなんてことはありませんから、かなり強力な備蓄です。この件、地元野々市市の「のっティ新聞」(WEB版第21号:のっティ新聞編集委員会発行)の最終ページで紹介されている、金沢工大と野々市市の間で結ばれた災害協定と関係しているのかもしれません。
ちなみに、市内で最近たまたま目にしたこの新聞、この報道の下にはなぜか、「『科学の樹』ニュートンのりんごの木に実が10個」という記事。
ま、センセイのものじゃないんだし、別にいいんですけど。
■11月17日(木) 大学近くのうどん屋さん「粉太製麺」が閉店していた!!
お昼過ぎから講義があるので、午前中の会議を終えると外へ。今日食べたいのは、なぜか、うどん。
西村センセイ、良く考えてみると最近は肉──牛丼の類はほとんど食べない──はもちろん、ラーメンすら食べなくなっています。老化が進んでいるんでしょうねぇ。
金沢うどんのお店にはあまり行く気になれず、手頃でそれなりに美味しいはなまるうどんはされど、歩くには遠い。そこで今日は、大学近くの「粉太製麺」という讃岐うどん専門店へ行ってみることにしました。
量が多すぎるのと、ちょっと高めなのでずいぶんご無沙汰しています。手前のお店の陰から駐車場に抜けると、あれ?
何だか様子が変です。営業を知らせる立て看板が無造作に立てかけてあるのですが、活力は感じられません。
しかも入口には張り紙が......。「今まで足を運んで下さり、愛して下さり、ありがとうございます」。8月21日に閉店したんだそうです。
3ヶ月も前じゃないですか。このお店のうどん、美味しいことは美味しいのです。
でもちょっと店主の思いこみの激しさみたいなものがあって、麺はこれでもかというほど硬くて──「コシ」とはちょっとちがうような──いつも気軽に立ち寄れる、という感じではありませんでした。
考えてみるとセンセイは、もう2年近く来ていなかったんじゃないだろうか。張り紙を読み直すと閉店は南店とのこと。まだ行ったことはないのですが、県庁近くの中央市場に本店(?)があるそうで、そちらは営業を続けるようです。
チャンスがあったら行ってみたいと思います。
■11月16日(水) 西村センセイ、寝過ごして講義に遅れてしまう!?
このところ夜明けがどんどん遅くなっているので、曇りや雨の日──北陸地方には多い──などは7時頃になっても薄暗いまま。でも西村センセイ、昔はともかく、歳を取った現在ではずいぶん早起きです。
目覚ましは通常使用しません。でも先日、翌朝の講義があるのに深酒をしてしまった日があったので、時計を2個、7時にセットしました。普通ならそのずっと前に起床するのです。
ところが翌朝は曇りで、寝室の障子の向こうは暗いまま。時間がよくわかりません。ベルは鳴っていないのですが、気になって台所にある時計を確かめると9:00。8:40分開始の講義に遅刻してしまった!!
でもやはり、何だか様子がおかしい。道路を行き来する人や車の気配が感じられないのです。
変だなぁーと思って他の時計で確かめると、実際には7時になったばかり。この時計だけが狂っていたのです。良く考えてみると、昨晩暗闇の中で時刻をセットした──視力が落ちているので暗いとよく見えない──時に、タイマーではなく時計本体の時刻を誤った時間に設定してしまったようです。
もちろんこれで事なきを得たのですが、それでも謎は残ります。なぜベルが鳴らなかったのだろう。そしてもう一つ、この時計は電波時計。なぜ自分で時刻を修正できなかったんだろう。
そういえば最近、電波で修正しているところを見たことがない。帰宅後によく調べてみると、センセイはそもそも午前と午後を誤ってセットしていたのでした。
所定の時刻になっても時計にしてみればまだ「夜」だったんでね。でも残念ながら、もう一つの謎は完全に解けたわけではありません。東日本の場合、電波時計は独立行政法人情報通信研究機構が運用する福島県内の「おおたかどや山標準電波送信所」からの電波を受信して時刻を校正しています。
ところがこの施設、事故を起こした福島原発の近くにあって、一時閉鎖されたり送信を停止したりしたのです。現在は通常通りに送信しているようなのですが、どうもあの地震以来、この時計は調子が......と思ったら、写真(秒表示の上のマーク)のように、少なくとも今日はちゃんと電波を受信していました。
あの日だけ受信できなかったということなのでしょうか。
■11月15日(火) 県の管轄だから、というわけではないのでしょうが... ──「野々市町
工大前」──
早朝に出勤し、大学近くのパン屋さんでサンドウィッチを買い、研究室に戻ろうとして、あ".......。
歩行者用信号より先に、交差する道路の自動車用信号の方が替わるのでチラと見上げると、そこには「野々市町」。
ここはまだ古いままなんですね。授業の合間の移動時に、改めて撮影したのが右の写真。
上部の表示から、この電柱は野々市市ではなく、県警察つまり石川県が管理していることがわかります。
だからそのまま残している、というわけではないのでしょう。要するに、順番に変更中なんでしょうね。ちなみに、大学のホームページはすでに修正済。
う〜ん、しばらくは市内の各種標識や看板などをキョロキョロ観察することになるかも。
■11月14日(月) 驚かされるのは、その手際の良さ ──キャンパスで雪吊り作業が進んでいます──
今日は見たままのお話。
午前中に所用で大学本部が入る別な建物へ向かおうとして、交差点脇に立っている広葉樹で作業をしていることに気づきました。北陸地方独特の重たい雪から木々を守る「雪吊り」です。
キャンパス内に資材が運び込まれていたので「そろそろかなぁー」と思っていたところだったのです。雪吊りは兼六園が有名で、ホームページには雪吊りが施された唐崎松もなども掲載されていますのでぜひ一度ご覧いただき、そして実際に兼六園へ足を運んでください。
この雪吊り、真ん中に背の高い竹棒を立てて、その最上部から唐傘のように縄を垂らして、木々の枝と結びます。
信号が替わる間、手際の良さに見とれていたのですが、用を足して戻ってきた時にちゃんと撮影しようと思ったら、もう脚立を畳んで次の場所へ移動中!!
何という要領の良さ。というわけで、交差点内から撮影したこともあり、肝心要の最上部が写っていません。
悪しからずご了承ください。今日の金沢は変わりやすい天気で、朝晩はかなり激しく雨が降りました。今週後半には気温がぐっと低下するとか。
こちらも冬の準備を進める必要があるようです。
■11月13日(日) 長野駅前の鳩はあの後、大丈夫だったんだろうか...
西村センセイは昨日、今日と長野市へ出張していました。
今回のような団体行動の場合、初日の晩はたいてい「じゃ、参加できる人はどこかで(飲みながら)晩飯を...」ということになるのですが、何故か今回は自由行動。
初めての人が、善光寺など長野市内をできるように、という配慮からでしょうか。でもセンセイは子供の頃から何度も長野を訪れているので、特に行きたいところはありません。
長野駅(写真左奥)前の東急の地下で、美味しそうな惣菜を買い求め、コンビニでビールを買ってホテルへ戻ります。
この時間を利用して片づけなければならない仕事も残っているので。ふと気づくと、足元に、鳩。
それだけなら珍しくはないのですが、人間を怖がる様子はありません。というより、ブルブル震えているような感じ。
昨日の長野はかなり暖かかったのです。もしかすると、と思って持参したパーカーはまったく不要でした。だから凍えていたというわけではありません。
ずいぶん大きな成鳥でしたが、風邪か何かをひいたということなんでしょうか。11月も半ばですから、やはり朝晩はかなり冷えてきます。
あの鳩が元気で今朝を迎えていてくれたたのなら、とても嬉しいのですが。