2011年8月27日更新(2011年9月4日ページ移動。2011年2月11日写真削除)

──2011年8月第4週のニュース──

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8月27日(土) 秋のツアー、いよいよ本番開始!! ──桜美林大学(四谷キャンパス)での会議に参加しました──

 お伝えしたようにセンセイは今日から、秋のツアー開始。

 これから9月中旬まで断続的に出張が続きます。特に来週と再来週は、大学、新潟の自宅ともに週に1回(約24時間)しか立ち寄らず、他は全て旅の空。
 果たして身体は持つのか、そしてMacBookが完治していない現在、ツアーの様子をちゃんとお伝えできるのか。

 来週以降がどうなるかはわかりませんが、今日は日帰りでの東京出張。ある学会の学会誌編集委員会に参加するためです。
 会場は桜美林大学。メインの町田キャンパスはこの春も訪問しています。

 ただし今日の会議は町田ではなく、2008年に開設され、主に大学院教育が行われている四谷キャンパスで開かれます。
 西村センセイ、ここを訪れるのは初めて。

 学会誌の編集委員としては投稿論文を何本も査読するなど、職務はきちんと果たしていつもり。
 ただし委員会の日程とセンセイの都合とがぶつかってしまい、これまで会に出席することはできなかったのです。

 目的地はJR四谷駅からすぐの、とても便利な場所にあります。

 町田キャンパス最寄りの淵野辺駅に接した同大学プラネット淵野辺キャンパス(PFC)に似た雰囲気があります。
 大学教育の分野での新しい拠点の一つとなりつつある桜美林大学の勢いを感じさせる建物です。

 割と狭い敷地──都心ですから、当たり前ですね──なので、大教室は備えていないようですが、社会人も多い大学院の授業には便利だろうなぁーと思わせる建物でした。
 そのすぐ近くには何と、青く、大きな看板を掲げた近畿大学東京事務所(耐震工事のため現在一時移転中)も。

 四谷駅を挟んで反対側には上智大学四谷キャンパスおよび市ヶ谷キャンパス──ここは母校ICUにある意味似ていて、まるで外国の学校──も控えています。
 「何かを学びたい」と考える人たちにとって四谷は、とても魅力的な場所なんでしょうね。



8月26日(金) 赤く熟した(?)「ニュートンのりんご」を、次号の学内広報誌で紹介してくださるようです

 今日は見たまま、何度目かの「ニュートンのりんごの木」のお話。

 写真はお昼、小雨が降り続く中で撮影したりんごの木。この場所、ふだんは工大前バス停から出発するバスの駐車場として用いられているのです。
 学生諸君など、金沢工大関係者にはよく知られていることですが。

 先日、学内の広報担当の方から電話があって、「話を聞かせてほしい」とのこと。
 ドキッ!!

 一瞬、「何か悪いことをしたのかなぁ」と思ったのですが、事情を聞くとそうではありませんでした。
 学園上層部の方が赤くなったりんごに気づいて、由来を聞かせてほしいというのです。

 このりんごの木は、センセイが金沢工大に赴任した際──正確にはその年の12月──に、前任校の好意により、接ぎ木で育てた苗木を何本か植えたものの1本。
 白状すると、母校などご縁のある他の場所にも植樹しちゃいましたけど。

 でもそれは10年近くも前。担当者はどんどん交替してしまうので、事情がだんだんわからなくなってしまったのです。
 というわけで今日の夕方、担当の方が研究室にお越しになって、簡単な取材を実施。

 毎月発行される学内広報誌──ただし教職員のみ──の次号に掲載されるようです。



8月25日(木) セキュリティ更新プログラム“KB2559049”は、アンチウィルス・ソフトより強力!?

 MacBook Proを購入してWindows 7を導入したら、あるいはMacBook(White)にWindows XPを新規インストールしたら、必ずやらなくてはならないことがあります。
 アンチウィルス・ソフトのインストールです。

 特に大学のような環境でウィルス対策をしていなかったら、気づかないうちに害毒を学内にばらまいてしまう可能性があります。
 しかもそれが教員だったらもう、洒落にもなりません。

 そこで金沢工大の場合、大学内で使用するパソコン──ただしWindowsマシン──には、大学が費用を負担して指定するウィルス対策ソフトを導入することが義務づけられています。
 当たり前ですね。

 ところがMacBook、MacBook Proともに、何回挑戦してもインストールできません。
 写真のところで中断されてしまうのです。

 このままとぼけて、インストールせずに......などという考えも頭をよぎったのですが、やはりインストールすることに。
 学内はファイアー・ウォールで何重にも守られているはずですが、今週末からの出張など、外部で使用する場合にはとても危険だからです。

 そこで初めて、学内の情報処理サービスセンターにMacBook(White)を持ち込んで診断してもらうことにしました。

 係の方は優しく対応してくださったのですが、白いMacBookを見るなり「あのぉ・・・・・・」。
 もちろんWindowsマシンとして使っていることを説明し、起動します。

 皆さんの前でインストールを開始すると、やはり同じ症状に。すると一人の方が「KB2559049じゃないですかねぇー」。
 何、それ。

 今回は2台とも全くの新規インストールだったので、普通のアプリケーションの前にまず、Windowsを最新の状態に交信しました。
 MacBookの場合だと更新したプログラムの数は150くらいじゃないでしょうか。

 ところがその中の一つ、IE8用の“KB2559049”が、大学が指定するウィルス対策ソフトとぶつかってしまうというのです。
 実際、その場でパッチを削除してアンチウィルス・ソフトをインストールすると、何事もなかったかのように作業が進行します。すごい。

 お礼を言ってから研究室へ戻り、MacBook Proで再挑戦します。

 Windows 7の場合、プログラムを削除する場所はXPと異なります。それも係の方に教えていただきました。ちょっと時間がかかりましたがそのソフトを見つけて削除すると、無事にインストール成功!!
 もちろんその後でWindowsを更新し、“KB2559049”を再インストールします。

 というわけで今回は、情報処理サービスセンターの皆様のおかげで事なきを得たのですが、これ、素人には絶対無理だってば。



8月24日(水) HDDの交換は5分、インストールは2日以上!! ──MacBookのHDDが昇天してしまいました──

 センセイが最近ヘロヘロになっているのは、大学や学会の仕事に加えて、MacBook(White)の不調が原因。Macの調子が悪いと、作業効率がひどく下がってしまうのです。
 去年から時々不具合──Mac側が起動しない──が発生していたのですが、今年の春からはWindows側も調子悪くなってきました。

 Macだけなら外付けのHDDから起動すれば問題ないのですが、Windowsはそういうわけにはいきません。

 かなり前に交換用のHDDは購入しておいたし、これからのことを考えてMacBook Proも購入。

 しかし毎日の仕事をこなしながらのHDD交換は難しいし、期待のMacBook Proはとても高性能ではあるものの、複数のOSが同居するセンセイのシステムでは使いづらい......。
 結局、MacBook Proでデータをバックアップしながら、MacBookをだましだまし使い続けてきました。

 ところが一昨日の夕方、いよいよMacもWindowsも一切起動しなくなってしまいました。
 もうこうなったら覚悟を決めてHDDを交換するしかありません。

 実はセンセイのモデル、HDD交換は極めて簡単。まず本体が傷つかないように柔らかいものの上に、底部を上にして置きます。
 写真では時刻表の上で作業していますが、時刻表は決して柔らかくはないので、あまり好ましいことではありませんね。

 電源を抜き、バッテリーを外してから、最初の写真のようにL字型の金具を外します。

 3箇所ネジ止めされているだけですが、ネジの溝が小さく、しかも浅いので、それなりの工具が必要です。
 日本IBMが設計、製作したPowerBook 2400cに比べると、ちょっと工作精度が落ちる感じがします。

 これだけでメモリにアクセスできるので、メモリの交換は容易です。HDDは左側にあります。

 こちらはネジ止めされているわけではなく差し込まれているだけなので、力を入れなくても白いベロを引くだけで抜けます。
 あとはケースとHDD本体を分離するだけ。

 ただしネジの頭は特殊な形状をしているので、「トルクスドライバー」(T8番)が必要です。
 故障したHDDはご覧のように、日立製でした。

 組み立てはこの逆ですから、慣れている人なら作業は5分くらいで終わります。

 ただしセンセイはHDDをケースにネジ止めする際にネジを床に落とししてしまい、その捜索に時間がかかってしまいました。
 結局、自分では見つけられず、同僚のT先生が発見してくださったのですが。

 組み立て後はシステムディスクから起動し、OSの再インストール。

 これまでのMacの乗り換えの際は、古いマシンからアプリケーションや書類などのデータをそのまま引き継ぐことができました。
 FireWire接続で30分くらいかかりますが、作業はとても簡単でした。

 ところが今回は、外付けHDDのOSの方が新しく、アプリケーションを移行させようとしでもできませんでした。
 時間がないのでMac側は現在、最低限のアプリケーションだけインストールしてあります。

 今週末から出張が続くのでMacは後回し。とにかくちゃんと使えるWindowsマシンが必要なのです。
 そこでBootCampを使ってパーティションを切り直し、Windowsをインストールします。

 しかしこれは、ひたすら忍耐が求められる作業。特にセンセイの場合、所有するシステムディスクの関係で、まずXP Homeをインストールし、さらにProfessionalにアップグレードする必要があります。
 ここまでたどり着いたのが一昨日の深夜。

 とにかくネットワークを使えるようにしてMacBook Proからデータを移行させます。これはもう数時間単位の作業なので、途中で寝てしまいました。
 目覚めると、無事にデータの移行は完了していました。

 でもここからも大変。各種アプリケーションをこつこつとインストールし、あちこちを設定し......ふう。

 それでも昨晩までには何とか使えるようになり、今日はひとまず仕事ができるようになりました。やれやれと思ってデータを復旧したり整理したりしていると......あれ?
 何と、今月初めに学会の重要な仕事を依頼されていたことが判明!!

 結果的に、頼まれた仕事を3週間も放りっぱなしにして、返事すらしていなかったのです。関係者の皆様、ご心配、ご迷惑をおかけしました。

 というわけで、センセイはひとまず動き始めた復活MacBookを使って、今晩も遅くまでお仕事です。トホホ。



8月23日(火) 今日のキャンパスはまるで、小学校 ──KITサマー・サイエンス・スクールが開かれています──

 仕事が溜まっているので、今日も6時半にご出勤。

 けれども昨晩は遅くまで作業をしていたので、やはり睡眠不足で仕事が捗りません。やっぱりきちんと睡眠を取るべきだった。それでも何とか順番に片付けていると、すぐにお昼。
 そういえば今朝は何も食べていなかった。

 午後から気を使う会議が入っているので、とにかく食堂へ。

 今日は時折激しい雨が降ったし、時間もないのでキャンパス外へ出る余力はありません。
 ところが新厚生棟に近づくと、雰囲気がいつもと全然違ってきました。

 子どもたちとその保護者──祖父母も多かった──で溢れているのです。今日と明日、「KITサマー・サイエンス・スクール」が開かれているのですね。
 お昼にはNHKが、夕方には民放がその様子を報道したようです。

 本当はもっとその様子を見てみたいんだけど、う〜ん、残念。今週は仕事に追われてちょっと無理なようです。

 明らかに睡眠不足なので、不注意で交通事故を起こさないように気をつけなければ。



8月22日(月) 金沢工大の「ニュートンのりんご」が、初めて赤く実ったと思ったら...

 朝早く、先輩職員に続くような形で指定された場所に駐車。前を行くその方が、いつもとは違う方向に歩きます。ちょうど寄り道をするような格好。
 玄関先でセンセイが追いついた時に頂いたのは、「ずいぶん赤くなりましたね」とのお言葉。

 ここでやっと、主語がニュートンのりんごであることに気づきました。たぶん運転していて赤色に気づかれたのでしょう。

 たくさんの荷物を抱えていたのでひとまず研究室に立ち寄り、改めてりんごの木へ行ってみました。
 確かに1個だけ真っ赤に熟しているのですが......あれっ?

 中央部分のあの黒い色は......あれ、まぁ、鳥に食べられた跡です。しかもあまり美味しくなかったようで、食べかけただけ。

 ニュートンのりんごは、日本でいうと紅玉にあたるような品種で味はとても淡泊。そのまま食べるのではなくジャムなどに加工して使います。
 日本のリンゴのように品種改良されていないので、甘くはないのです。

 それにしても、赤く変化したその時を狙って食べてみたんでしょうねぇ。

 実を大切に育てるならネットで覆うなどすればいいのだけど、う〜ん、それもいかがなものか。
 何とか他の実が無事に熟して自然に落下してくれるといいのですが。



8月21日(日) 米どころ新潟で、古米が品切れないしは極端な品薄状態になっています

 金沢工大では今日で教職員の夏期休暇が終わり、明日から平常業務に戻るのでセンセイも金沢へ移動しました。今回は荷物が多いので318iを使います。
 出発前にスーパーへ立ち寄ります。お米を買うためです。

 ところが最初のお店に入ってみると、ほぼまったく品切れ。安い県内産ブレンドものだけはあったのですが、10kg入りなのでとてもセンセイには食べられません。
 次のお店も同様。やはり聞いていた通りです。

 幸いにもいつも行くお店に魚沼産コシヒカリ(2kg)が2袋あったので、それを買って金沢へ運びました。
 炊きたてを頂いたのですが、やはりセンセイは地元産が一番だなぁ。

 暑いこの季節は古米が傷みやすく、どうしても食味が落ちます(現在は冷蔵保存するので、常温保存だった昔よりはずっと改善されています)。
 それに、もうすぐ新米が店頭に並び始める頃──実際、県内産と宮崎産の新米が入荷していた──なので、本当は古米は価格が下がり、ダブついているはずなのです。

 今年、それでも古米が売れるのはもちろん、福島第一原子力発電所の事故の影響。
 新米が放射性物質に汚染されているのではないかと、多くの人が心配になっているのです。

 原子力発電所がある関係で、柏崎市民は県内の他地域より放射能汚染には敏感になっています。
 実際、原発近辺から来た車を洗車したために、市内のガソリンスタンドでは洗車コーナーの汚泥から高濃度の放射性物質が検出されています。

 幸いにも柏崎市内──しかも実家のすぐそば──で収穫された新米からは、放射性セシウムは検出されませんでした

 ひとまず「やれやれ」という感じですが、放射性物質という目に見えないものを相手に、神経を使う日々が続きそうです。

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