2012年3月17日更新(2012年3月25日ページ移動。2015年9月17日写真削除)
■3月17日(土) 住宅地の向こう、丘の上に大学があって... ――金沢工大の卒業式が挙行されました――
未明に目覚めた時はまだ静かだったのですが、夜明けになると窓の外でちょっと音がするようになりました。予報通り、雨が降り始めたのです。
弱くなる時もあるのですが残念ながら、止む気配はありません。身支度を整え、傘を差して出勤します。今日は学部の卒業式。いつもなら看板の前で、卒業生が保護者が撮影する記念写真に収まっていたりするのですが、今日は無理。
ちょっとかわいそうなことをしました。式典の終了が予定よりも遅くなった――年々長くなっていくように感じられる――ので、急いで研究室へ戻って再び身支度を整えます。急いで特急に乗り、明日開かれる学会の会合のために上京する必要があるのです。
卒業式会場の外では、在校生が式典を終えた先輩をまだかまだかと待ち構えています。でも残念ながら今回は、彼ら彼女らの役目を引き継ぐ場面に立ち会うことができませんでした。
またそういうわけで今回、卒業式の写真はありません。悪しからず。その代わり(?)の写真は、以前からご縁のある大学を改めて見上げたところ。少し離れた丘の上、木々の中に校舎が散在しています。
上りの新幹線に乗っていると、卒業パーティーを終えた卒業生から電話がありました。
デッキで改めて受けると、式典終了後に研究室を訪ねたものの、不在で挨拶できなかったとのこと。
事情を説明し、無礼を詫びます。童顔の彼が入学したのは4年前。その顔幼さは微かに残されていますが、人間的に格段に成長したことも確かです。
もちろん来月からは社会人。こうやって若者たちは大学という場所を通過していくんだなぁーと、いろいろ考えさせられた今日のセンセイなのでした。
■3月16日(金) 改善される点も、もちろん多いのです ──もう一つの「ダイヤ改正」──
私用に一区切りつけた西村センセイはすでに、金沢に移動済。
特急電車の中から外を見ていると、カメラ、それも特に大型の望遠カメラを構えている人が多いことに気づきました。いわゆる「撮り鉄」こと、車両を撮影する趣味をお持ちの方です。
でも、なぜ、今日なんだろう......。もっと早く気づくべきでした。明日3月17日、ダイヤが改正されるのですね。しかも今日は、この時季の日本海側にしては珍しく、晴れ模様。
本日限りで日本海縦貫線を走る夜行寝台「日本海」や、大阪と新潟を結んでいた夜行急行「きたぐに」が廃止されてしまいます。
NHKの夜のニュースはほぼトップ扱いで紹介していました。もちろん何回も乗車したセンセイとしては名残惜しいのですが、でも正直なところ目の前の生活や仕事に追われる日々。
そんなセンセイ、金沢駅に降り立つと、ホームに張られた黒いシートに気づきました。
周囲を確認するとホームだけではありません。頭の上、列車の停止位置を示す表示灯にも同じように、黒いシートが。
たぶん、これらは明日からのダイヤ改正で車両の運行などが変更になり、それに伴って列車の停車位置が変更になるんでしょうね。
こういう細かい心遣いは、先進国ヨーロッパを含めても日本が図抜けていると思います。個人的には夜行列車の廃止などは名残惜しいのですが、でも、それと同時に、若い関係者が良かれと思って取り組んでいる(はずの)ダイヤ改正も、きちんと見極めたいと思います。
ともすれば老人は、古くなったことに気づかず──あるいはむしろ、気づかないふりをして──かつての自分を基準に考えがちなので。
■3月15日(木) 西村センセイ、10年ぶりに引越しをする。ただし娘の、ですが...
というわけで卒業式の感動(?)も冷め遣らぬまま、娘と東京都内へ移動。いよいよ引越しが始まるのです。
センセイも仕事があるので、前後日程を調整して、基本的には今日、すべての荷物を運んでもらいます。
センセイの携帯電話に朝から次々と確認の電話、あるいは「近くまで来ているので...」という連絡――朝の確認は何だったんだ――があって、運送業者やNTT、ガス会社の方が入れ替わり立ち替わり出入り。
業者の訪問が重なり、「(試験中の)あのケーブルの隣、引き抜いても問題ないですよね」などという場面も。皆さんご苦労様でした。でもセンセイらにとってはこれからが引越し本番。新潟の自宅から、家具寝具店から、家電販売店から届いた荷物を順番に整理する必要があります。
大きなものから取組みます。写真は数時間の格闘の後に一区切りつき、床が再び見えるようになって(!!)から撮影したもの。
これでもまだまだ、普通に生活できるような状況ではありません。でもセンセイも仕事があるので、これ以降は月末に上京する家人と本人に任せることにします。
考えてみると西村センセイ、高校時代に冬の2シーズン下宿した時から数えると、これで13回目の引越し。ここしばらくは安定していた生活を続けているので、最後はちょうど10年前の金沢工大への移籍。
実際には前年(2001年)の12月に引越しをしていますが。これまでと今回の引越しで大きく違うのは、今まではたいてい身内を主体にして、車を使って引っ越していたことが多いのに対して、今回は多くが業者への委託。
その分、調整や確認には手間と時間がかかりました。そしてもう一つ。こちらの方がずっと本質的なのですが、今回はセンセイ自身の引越しではないということです。
つまり今までは自分を中心に考えればよかったのですが、これからは次の世代を頭に置いて考えなければならない立場になった、ということ。
センセイのことですから、引越しそのものはとてもうまくなりました。でも、次の世代への引き継ぎとなると、まだいろいろ難しいなぁーというのがホンネです。
■3月14日(水) お世話になりました。ヨドバシカメラさん ――家電量販店での買い物は、出入り業者がポイント?!
――
娘が高校(正確には中等教育学校)を卒業するので、昨年夏から大学キャンパス見学、そして受験と、娘とともに何度となく上京している西村センセイ。
志望校に無事合格し、手続きを終えると最後は宿泊先の確保。仕事の合間を縫って休暇を頂戴し、大学近くの不動産屋を訪ねると何とこの大学、「受験した時にアパートを決める人が多いんですよねぇー」とのこと。
ホントかなぁー。でも、人気のある物件が少なくなっていることも事実なので、がんばってアパートを決めました。
次に必要となるのが、家具や家電製品の手配。自宅で購入して運んでも良かったのですが、隣の駅にヨドバシカメラがあることがわかったので、家電製品についてはできるだけここで購入して、引越しの日に運んでもらうことにしました。
娘もその一人ですが、この時期は進学や就職など、慣れない場所で新生活を始める人がたくさんいらっしゃいます。そこで家電店は通信系の会社や家電メーカーとタイアップして、割安のセット商品を強調します。
「○○ネット」に新規加入し、お勧めのサービスを契約すると、その見返りに家電製品が3〜5万円(実話)も割引されるというもの。とてもお得に思えるこのプラン、でもよぉーく話を聞くと通信会社の、実はあまり利用せず、しかも割高なサービスが入っていたりします。
特にある通信会社は「袈裟の下から鎧が...」という感じ。あまりにどうかなぁーと思ったので途中で話を打ちきって、ホテルへ戻ろうとすると、目の前にセンセイが昨秋から利用しているイー・モバイル(イー・アクセス株式会社)のコーナーが。
気になったので立ち寄ってみると、たまたまそこにいらっしゃって、センセイの相手を主にしてくださった女性は通信インフラの基盤を支えるNTT東日本の方。
そしてもう一人、時々出入りしたのがイー・モバイルの男性社員。つまりここにはヨドバシカメラの社員がおらず、ヨドバシからの商品購入での割引で心配する必要がない状況だったのです。(現場の状況が、うまく伝わっているでしょうか)
お二人としてはNTTおよびイー・モバイル社と無事に長期契約をしてもらえるのなら、両者ともに最大限の割引をして、しかも不要なサービスを割愛してもらえます。
お互い、事情は良くわかっているので。それでいてヨドバシカメラで購入する商品は上限の5万円引き。これはもう、乗るしかない......。
というわけで今回、ヨドバシカメラには、本当に、お世話になったのでした。はい。
■3月13日(火) 今日の日本海側は、季節外れの雪となっています
本来の出勤としては昨日、つまり月曜日だけ大学にいて、数日の休暇をもらって夜のうちに新潟の自宅へ移動しました。
実は今日、娘の卒業式が行われるので、できれば出席したいのです。朝、目を覚ますと意外にもあたりは一面、雪で真っ白。
昨晩帰宅する時も強い西風と雪や霙で大変だったし、天気予報によると場所によっては大雪になるとのこと。
でもここまで積もっているとは思いませんでした。帰宅後に確認した気象庁のアメダスによると、今日の柏崎市内の積雪は最大22cm。
もう一週間で春分というこの時季としては珍しいことです。されど、やはり春のなごり雪。
冗談抜きで、かなりの積雪となっていますが、ここ1ヶ月ほどの高温で地面は暖められています。
そのため少なくとも道路に降った雪は写真のように、程なく消えてしまいます。卒業する本人たちは「こんな日に雪が降って...」などと愚痴をこぼしていました。
それが門出を祝っていたことを識るためには、もうちょっと時間と経験が必要なようです。
■3月12日(月) ご存じの方も多いと思いますが... ──Appleの「新学期を始めよう」キャンペーン──
すみません。今回購入したMacBook Proについて情報をもう一つだけ。
ご存じの方も多いと思いますが、アップルは現在、学生や生徒、そして教職員がMacintoshを購入すると、「新学期を始めよう」カードをもらえるというキャンペーンを実施中です。
もしかすると「自分は該当しない」とお感じかもしれませんが、対象は現役の学生生徒(予備校を含む)はもちろん、進学決定者(同左)や、その保護者、さらにはPTA役員を含むというもの。
要するに、何でもあり。実はこれ、毎年この時期恒例の企画で、去年は最廉価モデルのiPod Touch購入価格に相当する金額をキャッシュバックするというものでした。
センセイ、「いいなぁー」と思っていたのです。それにMacBookが徐々に不安定になっていたし。でも実際の購入は夏になってしまったので、利用するチャンスを逸してしまいました。
MacBook Pro本体よりも前に到着した封筒を開くと、写真のカードが1枚。
娘のために買ったMacBook Proなので、そのままプレゼントとしてあげようかと思ったのです。
でもよく考えると、彼女は未成年でクレジットカードを持っておらず、アカウントはセンセイ名義。というわけで、センセイが利用することにしました。
どうすればいいんだろうと思って読んでみると、iTunesを起動後、iTunes Storeにアクセスし、カード裏面のコードを入力せよとのこと。
やってみると簡単で、確かにチャージできました。う〜ん、でもセンセイは指定されたMac App Store、App Store、iTunes Storeのいずれも、利用したことはありません。
今回のMacBook Pro購入のように、Apple Storeは利用しますが、センセイの理解が誤っていなければ、ここでは使用できないようです。でも、ま、いっかー。
そのうちアプリケーションをダウンロードする日も来るかもしれないし。
■3月11日(日) こんな情報がなぜ、マンホールの蓋に書かれているんだろう
今日は見たままのお話を。
締切を過ぎた仕事が全然進まないので、一晩だけ自宅に戻ってすぐに金沢へ移動。日曜日の静かな研究室でサクサクとお仕事を.....と行きたいところですが、なかなか思うようにはいきません。
困った。お昼なので気分転換を兼ねて外へ出ます。
西村センセイ、通常、週末は自宅に戻るので、日曜日の大学には滅多に存在しません。
「へぇ、あのお店は日曜定休なんだぁ」などと思いながら、お弁当屋さんへ。ふと気づくと足元に下水のマンホールの蓋があって「野々市 下水」。
野々市町とも野々市市とも記されていないので、かなり前から市制移行の可能性を考慮していたのかも、などと思っていると......あれ?!
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、蓋の上部には「北」、そして反対側には「南」の文字。
しかも実際の南北方向と一致してます。でも、何のためなんだろう。
それに、マンホールの蓋を開け閉めしているところをじっくりと観察したことはありませんが、南北が記されているということは、特定の方向できちんと蓋が閉まる構造になっており、しかもそのように工事したということを意味します。
なぜなんだろう。