2011年8月20日更新(2011年8月28日ページ移動。2015年2月11日一部写真削除)
■8月20日(土) 何より速くて格好良いのだけど、どうもご縁が... ──MacBook Pro 13"を購入しました──
3日間の首都圏大学見学アーから戻りました。
一昨日は高温、昨日は大雨と首都圏は厳しい天気。あまりの条件の悪さに、個人的に(初めて)訪問してみたかった学校も含めて、予定していた学校をまわることはできませんでした。
う〜ん、残念。そしてもう一つ、なかなか思い通りに行かないことが。
お伝えしているように、センセイが主にWindowsマシンとして使っているMacBook(White)のMac、Windows側の両方に致命的な不具合が発生しています。
HDDのフォーマットおよび両OSの再インストールが避けられないこと、また最新Mac OS “Lion”が“Rosetta”環境──AppleのWebサイト上から削除された模様──をサポートしないことから、このたび急遽MacBook Pro 13"モデルを購入しました。
メモリは8G、CPUはCore i7(2.7GHz)、HDDは750GBというほぼ上限のカスタマイズモデルです。これで一件落着.....のはずだったのですが、世の中それほど甘くはない。薄いし、格好いいし、何より高速。
その点に不満はありません。強いて問題点を挙げるなら、写真のように大画面を前提としたWindows 7をインストールすると、画面が狭く感じられますが、これはマシンとは無関係。
要するに普通のMac、普通のWindowsとして使用する分には全然問題ないのです。ところがセンセイのように少しでもカスタマイズしようとするとなかなかうまく行かない。
Windowsネットワーク上だけなら問題ないのですが、どうしても旧Mac OSのネットワークと繋がりません。不思議なことに大学だとこれまで同様、OSの違いを意識することなくシームレスに使用できるのですが、自宅書斎および金沢のアパートだとマシンは認識できているのに、繋がらない......。
要するにあちこちを流浪しているセンセイの場合、仕事にならないのです。スペック以上に薄く感じる筐体、液晶画面の美しさ、そして何より速さ。
ただし肝心の「ご縁」がちょっと薄そうなMacBook Proなのです。
■8月18日(木) 前途多難 ──西村センセイ、最高気温36℃の東京に出現!! ──
どうなることかと思いましたがご覧いただいているように、何とかページを更新することができました。ただし最低限の出来ですが。
センセイは私用で今朝早く自宅を出発。新幹線に乗って上京しました。いつもと違い、連れが一人います。受験生の娘。要するに、夏休みを利用しての大学見学なのです。
今日の関東地方は猛烈に暑くて、公表されている情報でも最高気温は36℃以上。これは百葉箱の中で得られたデータなので、実際の気温はもう数度高い感じがします。
写真は訪問地の一つ、ヘボンが開いた明治学院大学。センセイ個人は仕事で何度か入ったことがあります。かつては学長室から品川の海がよく見えたのですが、右手の高層マンションと、品川駅海側のビル群で視界がすっかり狭くなってしまいました。
今日の写真はちょっとボケ気味ですが、やはり心配事が的中してしまいました。MacBook(White)の致命的な不具合に伴いの、現在機器を更新中なのですが、やはりいくつかのソフトや機能が正常に機能しません。
特にMacとのネットワーク接続が出来ず、旧Mac OSのエミュレータも動作がおかしい。やむを得ず、好きではないPhotoShopで作業したのですが、絵は汚いし、データは大きいし......。
困った。正直なところ、機種更新は諦めて当座は代替機器で凌ぎ、その間に再度MacBook(White)のHDDを交換後、クリーンインストールしようかと思っています。
もちろんWindowsは実績のあるXP(SP3)。あまり遠くないうちに、その様子をご紹介できるのではないかと願っているのですが......。
※旧Mac OS 上のソフトで作業した写真に差し換えました(8月20日追記)
■8月17日(水) 西村センセイ、明日から35枚の乗車券類を使って全国ツアーへ
西村センセイ、「ちょっと申し訳ないなぁー」と思いつつ。まだお盆の余韻が続いている柏崎駅へ。さすがに電車の発着のない時間にお邪魔しましたが。
ずいぶん時間をかけて発券してもらったのはご覧の乗車券、特急券、そして寝台特急券(先日ご紹介した寝台券を含む)。その数、計35枚。
ちなみにこの中に、新潟−金沢間の移動分は含まれていません。実は明日から西村センセイ、時々自宅に戻りながら、そして大学にも立ち寄りながら、約3週間の全国ツアーに入るのです。
最初は都内への往復ですが、再来週は九州北部、その次の北海道、札幌へ。
念願かなって、そして熱心な駅員さんのおかげでこの間、すべて列車で移動できることになりました。明日から3日間だけは私事なのですが、その後は学会誌の編集委員会だったり学会への参加。
要するにお仕事。ところが困ったことに、乗車券類の手配には熱心でも、肝心のお仕事が全然間に合っていない......。
しかもHDDに損傷が発生しているらしいMac Book(Wihite)は、Mac側に加えてWindows XPパーティション側も絶不調。最近では起動しなかったり、起動しているだけでしばしばフリーズしてしまったり。急遽使用機器を更新中なのですが、これがまた、難問山積。
「泣きっ面に蜂」状態です。トホホ。いろいろな意味でこのツアー、果たして無事に乗り切ることができるのでしょうか。
ちなみに明日からは、バックアップ機器なしで、更新中の機器のみで3日間上京します。このページが更新されなかった場合は、機器の設定が間に合わなかったとお考えください。
■8月16日(火) タクシーに轢かれて破壊された教材模型、弁償金額は決まったのだけど...
5月に近くの中等教育学校で模擬授業をした際に、利用したそのタクシーにパソコンや教材が轢かれて破壊されてしまった件、ひとまずの決着がつきました。
授業当日は私物のMacBook──本体は難を逃れた──および大学のPowerBook G4(12")を使用しました。後者については本体の価値は約5万5千円、その他アダプター類を含めて約8万円と査定され、先日、大学への弁償が完了しました。
私物のパソコン類については同時に査定が完了していたのですが、一番手間取ったのが学校に持参した教材。箱の中に収められたのがその残骸ですが、本体の大半が無職透明のアクリル製でできていることもあって、これじゃぁ何が何だかわかりませんねぇ。
実はこれ、天文学の歴史で大きな役割を果たす天動説(地球中心説)と地動説(太陽中心説)の関係を示す模型なのです。世間一般では誤解されることの多い天動説ですが、実は地球を中心に惑星の動きをきちんと説明できる優れものでした。
俄(にわか)には、信じてもらえないかもしれませんが。でも、だからこそプトレマイオスがそれを完成させてから約1,400年以上もの間、とびきり優秀な天文学者達に支持されていたのです。
大雑把に言うとコペルニクスの地動説はそれを太陽中心に書き換えたものとなっており、この模型はその等価性を示すものなのです。センセイはほぼ同等のもの(ただし電動式)をドイツ・ミュンヘンのドイツ博物館で見たことがあります。
ですから市販されているはずもなく、唯一無二、これしかないという超貴重品。
金沢工大に赴任した直後、センセイの講義を聴いていた学生──その後ホンダに就職──が頑張って製作してくれました。
もちろん材料費や手間賃は支払いました。写真では良く分からないと思いますが、ギアは一つ一つ彼が手で削ったものです。
左右二つの部分を連動して駆動するベルトはスキャナなどに用いられている特別なもの。今回、資料を整理している過程で、この模型のポイントを手軽に示すことができるように、DVテープで撮影し、Macで字幕を入れて編集しておいた動画が発見されました。
実物はかなり大きく、しかも華奢なので、持ち運ぶには不向きなのです。右の写真はそれを取り込んだもの。センセイの研究室内で撮影したものですが、現在は本や書類で一杯になっている書棚がスカスカ。
センセイが赴任した直後であることがわかります。さてこの教材模型の評価はやはり難しかったようで、最後は一般の鑑定業者の手を離れたそうです。
保険屋さんの話によると、新潟市内の模型製作業者に鑑定をお願いしたとのこと。直接の評価額そのものは知りませんが、そこから減価償却分──知らない人は調べてね──を差し引いた現在の価値は約28万円と提示されました。
正直なところパソコン関係の評価と同様、結果的には妥当なところだと思います。そこで今日、いわゆる示談書(「事故解決に関する承諾書(免責証書)」)に署名、押印して保険屋さんに返送しました。
でもこの賠償金額、決して安くはありませんが、同等の模型を業者に製作してもらえる金額でもありません。センセイを含めて完全無欠なものなどなく、どんなに注意していてもミスやトラブルは避けられません。それを解決するための最後の手段が保険。
その仕組みはよく分かるのですが、一度破壊されたもの、失われた命が保険金で戻るわけではないこともまた、事実。先週も、この模型を使って授業をするはずだったのですから。
■8月15日(月) 柏崎を代表するラーメン店「そばよし」(旧)では、世代交代が進んでいます
西村センセイ、このところのハードスケジュールとお盆の家族サービスのせいか、疲れがなかなか取れない......。今日も仕事を再開しようとしたのですが、ゴロゴロとしていて着手したのは結局午後になってしまいました。
これではいけない、ということで、お昼は外食をすることに。ただし今日は月曜日。柏崎市内の飲食店はチェーン店を除く大半が休業日です。その昔、商店が日曜に営業する代わりに、月曜日を一斉休業とした名残なのです。
今日はお盆で帰省客も多く、サービス業にとっては書き入れ時ですが、そんなことは無関係。月曜日に営業しているお店といえば、柏崎市民なら誰でも知っている閻魔堂裏の「うれっ子」(旧「そばよし」)。
お店の変遷についてはこちらをご参照いただきたいのですが、店舗改築後は低迷気味だった美味しさも復活し、訪れるお客さんもずっと増えました。
ただしそれと引き替えにするかのように、残念ながら一昨年、ご主人が亡くなられてしまいましたが。
その前後から厨房に背の高い長髪の青年が出入りするようになりました。しかも肝心の麺の茹で方を担当しているのです。口数も少なく、やや正体不明気味──ゴメンなさい──の人物だったのですが、ある時、この青年が息子さんであることに気づきました。
それまで全然見なかったのは、どこかで修行していたか、別な職業に就いていたからでしょうか。息子さんの麺の茹で方はとても正確で、お父さんの若い頃を彷彿とさせます。
名物の焼きそばやチャーハンはお母さんの担当で、しばらく変わることはないはず......と思っていたのですが、今日は、見知らぬ青年──たぶん血縁関係にはない──が鍋を振っています。
「お母さん」は脇で見ているだけ。ただし、チャーハンは自分で炒めていらっしゃいましたが。よく見ると中国人留学生の新人ウェイトレスを含め、新ご主人、炒めの青年、そして彼女は「うれっ子」と染め抜かれたお揃いのTシャツを着ています。
初めて見ました。センセイが頼んだのは一番オーソドックスなラーメン(今日は暑かったけど)。味の違いが一番分かるからです。体調もあるのでしょうが、やはり味が微妙に変化しているように思われます。
でもそれは発想を変えると、味が、お店が、お客さんが引き継がれているということ。その証拠(?)に、うれっ子は「ここだよ、ここ」という帰省客とそのファミリーを含め、今日もたくさんのお客さんを迎えているのです。
■8月14日(日) 西村センセイ、実家で静かな──ただし忙しい──お盆を迎える
昨日はこのページを更新できず、申し訳ありませんでした。実家でお盆を迎えていたのです。
昨日は所用を済ませて午後に移動を開始。途中、高齢の伯母の家に寄ってお土産その他を渡し、初めのものを含めて昔話を聴かせてもらってから実家へ。
本当は静かな実家で仕事を片付けようと思っていたのですが、暑いし、人の出入りは激しいしで、持参した仕事道具を解くことなく、そのまま持ち帰る羽目になってしまいました。
トホホ。昨晩到着した、すぐ下の弟一家と合流後、まず母親その他と地域唯一のスーパーへ食料の買い出し。
いつもガラガラの駐車場は多数の他県ナンバーを含めて一杯です。今日は地域の人口が一時的に3倍くらいになっているのではないでしょうか。
もちろん店内も混雑していて、お刺身はすべて売り切れていました。一番混雑していたのがレジで、20分くらい待ってようやく精算することができました。
弟一家は夕食を済ませて帰宅するというので、まずは墓参り。
十日町に向けて出発した彼らと入れ替わるように、一番下の弟一家──センセイは3人兄弟の長男──が総勢6人で賑やかに到着。
センセイは1回目の夕食からビールを飲み始めていたのですが、当然、新しいメンバーとともに再度宴会に突入。
休憩後は自宅まで恒例の花火大会。実家へ移動する前に柏崎市内で計2袋、2,000円分を買っておいたのですが、大きくなった子供たちの手にかかると、あっという間になくなってしまいます。
最後は線香花火で過ぎゆく夏の夜をしみじみと味わいます。途中、向かいに住む従姉妹が「おばあちゃんになったのよ」と6ヶ月の幼児をだっこして登場。
子供たちもおっかなびっくりで抱かせてもらったのですが口々に、半分裏返った声で「かわいいー!」。
実際、とても可愛い赤ちゃんでした。従姉妹の母親、つまりセンセイの伯母は昨年亡くなっていますから、まるでその生まれ変わり。
つくづく世代が交替しつつあることを思い知らされます。センセイも歳を取るわけだ。大人は再度の酒宴に突入し......さすがに飲み過ぎてしまった。今日は休んで、明日からはしっかり働かなければ。