2012年12月22日更新(2012年12月30日ページ移動。2016年3月22日写真削除)
■12月22日(土) 避けられない老化とつき合うため、本格的なWindows用キーボードを購入しました
以前お伝えしたように、パソコンで文書を打っている時にミスタイプが増えています。視力と筋力が急激に落ちているようなのです。要するに老化。
こればかりは誰も避けることができません。それにパソコンの役割分担が大きく変わってきています。ご存じのようにセンセイは1993年以来のMacユーザー。
前任校ではWindows環境が求められても“SoftWindows”や“Virtual PC”──後者は“Windows XP Mode”および“Windows Virtual PC”の前身──で仕事をしていたほどのへそ曲がり。
2002年に金沢工大に移ってからもずっと、研究室のメインマシンはMacのデスクトップ(PowerMac G4 Cube)。G4 Cubeと講義用およびモバイル用のWindowsノート機を組み合わせ、異なるOS間をネットワークで繋いでて使用してきました。作成したファイルは、当初はMac、Windowsの両方で保存。
しかし徐々に、ファイルはMacのものを含めてWindowsだけで保管するようになり、それをMac側から管理するように変わってきました。旧Mac OSは、直感的にファイルを管理できるのです。この点はWindowsも新Mac OS(X)もかないません。
論文などのしっかりした文書の作成は、当初はMacで下書きをしてからMacの他のソフトやWindowsのWordなどで推敲、清書していましたが、いつの間にかWindowsだけで作成するように。
ただしこのサイトだけはMacで作成しています。(外出時を除く)メールも当初はMacでやり取りしていたのですが、添付ファイルの関係──MacとWindowsでは異なる──や、最近、私用アドレスのセキュリティ管理が厳しくなってMacのソフトでは対応できなくなったことから、去年からWindowsだけを使用しています。
このような現状なのですから、今後はシステムを使い勝手の良い方向へ持っていくしかありません。具体的には、全体の管理(+ホームページの作成)は従来通り旧Mac OSで行い、文書の作成やメールのやり取りはWindowsが担当。ファイルは常にセンセイと存在するMacBook Pro(Windows 7)で保存します。
そしてこの機会に、デスクトップ機も見直すことにしました。実は先月、忙しい環境下で論文を書いていたのですが、どうもノート機では効率が上がりません。研究室に置いてある大きなモニタとフルサイズのキーボードを使って、何とか執筆を間に合わせました。
MacBook Proのキータッチはそんなに悪くはないのですが、やはりちゃんとしたキーボードにはかなわない。そこで研究室にも本格的なWindowsのデスクトップ機を導入し、キーボードについては特に良い物を購入することにしました。
ちょっと調べてみると、「東プレ」という会社の製品が良いらしい。本当はちゃんと現物を確認した方が良いのでしょうが、しばらくその機会はないので、“REALFORCE108UH SA0100”というモデルを発注しました。
パソコンはまだなのですが、キーボードは昨日到着。アパートのMac miniを研究室に一時的に持ち込んでセットアップしました。上は自宅で使わなくなったMac用キーボードです。
G4 Cubeに付属していたものを持ってきました。通常はこのようには並べないのですが、Mac環境下ではMac用にしかないキーを使うことがあるので、両方とも接続したまま、OSを切り替えるたびにどちらかを使うことになります。
使わない方は邪魔にならないように片付けておきます。肝心のWindows用キーボードのタッチはとても良い方です。ノート機とは比較になりません。
老化が進んでいるのに、ほぼ何も考えずにキーを打つことができます。タッチ時の反応が良いので、タイプのスピードが上がったかのような印象を受けます。
これでやっと考えるスピードにキーボードが追いついた、そんな感じ。センセイは自宅、アパートそして研究室にあるメインのMac(G4 CubeないしはPowerBook G4 Titan)用には、かなり高いメカニカルキーボードを使っています。それと良い勝負です。
タイプミスはずっと少なくなりました。センセイにとってパソコンやキーボードなどは商売道具なので、老化が避けられないのなら、重要な機器については多少高くても投資してうまくつき合う必要があると考えています。
端から見れば、新しいMacを購入する口実に見えるのかもしれませんが。ちなみに、この「お仕事ネットワーク」にMac OS Xはほぼまったく登場しません(“Fusion”の基盤としての使用は除く)。音楽や動画の編集、ディスクの作成などにはOS Xだけを使うのですが、それはいわば孤立した使用法。
Mac OS X、いつになってもセンセイにはしっくりこないのです。
■12月21日(金) そろそろ身辺整理を... ──“Fusion”からWindowsネットワークへの接続に成功しました──
昨日の午前、打合せのために会議室へ入ろうとすると、あれっ?!
鍵は開いているし、見慣れない先客がいます。後ろ向きだったのでどなたかはわからなかったのですが。メンバーが先に来たのかなぁーと思って声をかけると、意外にも事務の方。
まるで窓から身を乗り出すかのような格好で窓ガラスを拭いています。年末の大掃除をしていらっしゃったんですね。もちろん事情を説明してお引き取りいただき、会議を開始。
最近、一事が万事この調子で、世の中がすっかり年末進行モードに入っていることを思い知らされます。確かに次の週は、月曜日が休日で、翌日はクリスマス。
新潟県の小中学校は今日から冬休みに入りました。でも金沢工大は明日土曜日に月曜日の講義を実施。その関係もあってセンセイは、今週末ではなく、来週になってから新潟の自宅へ引き上げるつもりです。
年末締切の仕事が終わっていない──手をつけてすらいない──し、何より授業のないこの機会に身辺を整理しておきたいと思っているからです。
具体的には、研究室に数台あるコンピュータの役割再編です。おおよそ目途はついているのですが、まだ成功していない「宿題」が残っていました。
“Fusion”側からのWindowsネットワークへの接続です。結論から言うと、ネットワークへの接続には成功しました。ただし、インターネットとの同時接続はできていません。
右の写真はFusionのネットワーク設定場面。通常は仮想Windowsマシンのアドレスを「Macと共有」(写真左側やや上)にします。
仮想マシンはMacと同じIPアドレスを使用してインターネットへ接続します。ブラウザも、メールも普通に使えるのですが、センセイのようにローカルなネットワークを形成している場合は、他のマシンを認識しません。センセイの場合、これでは実用になりません。
そこで下線部のように、使用しているネットワーク物理形態(この場合はEthernet)に、別なアドレスを振ります。
すると、右の写真のように、いろいろなマシンが見えてきます。写真はアパートでMac miniからアクセスした様子を撮影したものなのですが、左上部の“vmware-host”はWindows 7で起動中のMac mini。
左下の“MAC-MINI-WIN7”が仮想マシンです。右側には、Windows 7で稼働しているMacBook Pro(下線)と旧Mac OS 9で起動中のPowerBook G4を認識しています。
ただし後者は見えるだけで、Windows側からのアクセスはできません。MacBook Proについては、右の写真のように共有しているフォルダに自由にアクセスできます。
読み書きも完全です。残念ながらこの状態では、仮想マシンからインターネットへのアクセスはできません。
インターネットとローカルネットワークのどちらかを選択するしかないようです。ベースとなっているMac OSからは自由にインターネットに接続できるので、まったく「使えない」というわけではありません。
でも、何も考えずにインターネットも、ローカルネットワークも接続できるWindows実機(BootCampを含む)には使い勝手の面で劣ります。というわけでセンセイの場合は、FusionではなくBootCampを中心に使い、FusionはMac OS 9のエミュレータを使う時などに限られることになりそうです。
最後の写真は、旧Mac OS(PowerBook G4)から仮想マシンへアクセスしたもの。
仮想マシンは、自分のことを「仮想だ」などとは考えていないので、当然といえば当然。
でも、やっぱり不思議な感じがします。さてこれでいろいろなことに決着がつきました。この連休を使って、身辺を整理したいと思います。
その理由と顛末については、後日。
■12月20日(木) 冬の北陸は、お日様と人生の有り難みを理解するには良い場所なのかもしれない
センセイが単調な生活をしているということもあってかこのページ、同じような話題が続く傾向があります。今日もそのパターン。
本当は別なネタを考えていたのですが、結果的には金沢の季節のお話になってしまいました。だって冬のこの地域にしては珍しく、ご覧のような晴天に恵まれたのですから。
宿題の整理などを手伝ってくれる学生さんがお昼過ぎに来ることになっているので、午前の会議を終えるとお弁当を買うために外へ出ました。
今朝も車に積もった雪を落としてから出勤したのですが、それが信じられないほど。もっとも今日の天気は不安定。気温が少し上昇したため、時々、雪ではなく雨が降りました。
一般的にはこの時期、太平洋側では晴れた日が続きます。湿度が低いので、刺すような寒さ。
日本海側は対照的に、毎日雨か雪。良くて曇天(どんてん)。太平洋側から来て、初めてこの地で冬を越す新入生は、かなりめげてしまいます。
でも考えようによっては今日のように、わずかな晴れ間と人生の有り難みを理解するには良いのかもしれない。
お日様は、かように暖かい。そして人生は基本的に退却戦。誰にも例外はありません。この地は、長持ちさせながらうまく退却することの意味を考えるためには適した場所なのかもしれない。
若い学生諸君はまだ、何のことだか全然理解できないだろうけれど。
■12月19日(水) 「先生も、どうですかぁーっ?」 ──雪像と、中途半端な今年の雪──
日本海側は10日前から雪が降り続いているのですが、今回は地域差があります。新潟はドカンと降って、山間部は2m近い豪雪。平年のこの時期の10倍くらい。
凄まじい降雪です。でも平野部は様子が違います。こちらも降り始めは記録がないほどの大雪となり、積雪は一時的に30cmくらいになりました。これほどの雪はセンセイの記憶にもありません。
ところが現在は、その雪がほとんど消えてしまっています。正直なところ、「あれは何だったんだろう」という感じ。富山県は新潟以上に雪が降り、しかもまだかなり雪が積もったままです。
そして石川県はというと、センセイの行動範囲の平野部には、雪はもう残っていない状態......だったのですが、正確には、それは過去形。昨日までのお話です。
昨晩から、外が急に静かになってきました。どんどん降ってくる雪が、周囲の音を吸収してしまっているのです。実際、起床した今朝のセンセイが最初にしたのは、車の屋根に降り積もった15cmくらいの雪を落とすこと。
でも、大雪になるような気配ではありません。この地域には珍しく冷え込んでいて、要するに、中途半端。
午前中の堅い会議を終えて講義を二つこなし、講義棟から冷え切った戸外へ出ると、あれ?!
7号館を出たばかりのところに、ずいぶん大きな招き猫(?)の雪像。その脇で男子学生3名がはしゃいでいます。「先生もどうですかぁー」。そのハイテンションがセンセイの注意を引いたのです。
明るい、なぁー......。会議の時刻が迫っていたので、写真だけ撮影させていただきました。雪像はかなり良く造られています。
正直なところ、彼らの製作じゃないんじゃないかと思っています。手間暇を考えると、ある程度の人数が、一気呵成(かせい)に取り組んだ結果なんじゃないでしょうか。
そして、もう一つ。彼らの表情とともに注目していただきたいのが、周囲に積もる、雪の質。
通常なら今ごろはまだ気温が高いので、降った雪はすぐに再結晶化してざらざらの重い雪になります。でも今日はかなり冷えているので、ちょっとだけ「サラサラ」の要素を残したまま。
かといって、長野県や青森以北、特に北海道の粉のような雪とも違う。繰り返しになってしまうのですが、雪すらも、まだ季節を迷っていて中途半端なまま......。
そんな感じなのです。
■12月18日(火) 「今年もハーメルンの笛吹き男なんだな」と思ってよく見たら...
昨日に引き続き、今日も午後に同じ授業を2回。しかも全くの偶然ですが、3回とも同じ教室です。
「何だ、繰り返しているのかぁ」と思われるかもしれませんが、それは違います(キッパリ)。確かに同じ科目の同じ回を講義するのですが、クラスによって反応が全然違います。
緊張感を強いられる──受講生はわからないかもしれない──反面、とても面白い仕事です。でも、講義の前半は学生だけのディスカッション。この点は変わりません。
すでに教室内は、グループによって温度差はあるものの、すっかり盛り上がっています。
う〜ん、センセイは講義しない方がいいんだろうか。担当教師のくせに教室の中に居場所がない(!!)状態に陥ってしまったので、少し廊下へ。
昨日と違って階下で実験は行われていません。廊下の脇に資格取得のための掲示板があって、省エネのポスターの隣にドイツ語検定の案内が。
大学生の時、第2外国語として習ったけど、覚えているのは“Ich kann Deuch nicht sprechen.”(「私はドイツ語を話せません」)だけだよなぁー、あれ?
今年もハーメルンの笛吹き男(ポスター右下)なんだ、と思ってよく見ると......。担当者に教えてあげた方がいいのでしょうか。
それともドイツ語への関心を持ってもらうために、このままにしておいた方がいいのでしょうか。
■12月17日(月) 微妙な、間合い ──講義中に大きな音がしたので出てみると...──
今日の90分の講義は、前半が学生諸君によるグループディスカッションで、後半はその発表とクラス全体による討論。
議論の素材となるビデオ番組を前回視聴しているのですが、このクラスの場合、先週は学校行事で講義がお休みだったため、ビデオを見たのは2週間前。
お互い、内容の細かい部分を忘れてしまっています。ひとまずみんなで内容を確認しながら、議論開始。でも、いざディスカッションが始まってしまえば、たちまち学生のペースです。金沢工大の学生は入学直後からグループ活動に本格的に取り組んでいます。
今日の科目を受講している3年生ともなるともう、グループ討議はもう、お手のものなのです。全体の進行や教室の環境などには気を配りますが、センセイの場合、ディスカッションに細かく指示するようなことはしません。
学生が、自分の力で考えるしかない状況を作ります。だから西村センセイ、今日の講義の前半は、ヒマ。
その時、吹き抜けになっている廊下の方で大きな音がしました。重い「パンッ!!」という破裂音。
あるいは何かを強く叩いたような音。奇妙なことに、あれだけ大きな音なのに誰も気にする様子がありません。再び同じ音が。偶然ではありません。
廊下へ出てみると、その音は階下から聞こえてくることがわかりました。教室のある4回の吹き抜けから下を覗いてみると、1階に作業服を着た学生諸君が数人。どうやら何かの実験中。
ようやくわかったのですが、写真の上部からカタパルト(発射機)でペットボトルを飛ばしています。音はその時に発せられるのです。写真上部から下部にかけてメジャーが伸びており、ペットボトルが放物線の頂点を描く辺りには、スピードガン(?)を構えた女子学生。
設定を変えながらペットボトルを飛ばし、その速度を測っているようです。教室を放っておくわけにもいかないのでひとまず戻り、実験現場を再度覗いてみると、カタパルトの後ろに教員の姿が。カメラを持っていなかったので撮影はしていませんが。
どう指導するんだろう。ところがその先生、見ているだけで、何もしない。ホントに、何もしない。
......どうやらセンセイと同じ考えのようです。サボっているわけではないんです、きっと。
■12月16日(日) ちょっと前のMacBook ProにWindows 7をインストールしてみたのですが...
お察しのように“but”で始まっていますから、インストールは最終段階へ到達することができなかったのです。
これまでご紹介する機会がありませんでした──私物ではなく大学の貸与品なので──が、実はセンセイ、数年前からMacBook Pro 15"を使っています。
センセイにとっては初めてのIntel Macです。BootCampの実用性が確認され、また学生諸君が使用するパソコンのOSがWindows XPからVistaに替わったため、操作方法その他を知っておく必要があったのです。
ところがご存じのようにVistaは重い上に使いにくいOSだったし、例えばWordなどのアプリケーションが立ち上がってしまえば、OSはほとんど無関係。
講義で使っているPCは今だにWindows XPだし。Mac側についても、当時はMac OS Xでないとこなせない仕事はビデオの編集などに限られていたので、いつの間にか陰の薄い存在になっていました。
Intel Macなのに何故か速くなかったことも関係していると思います。でも、長く活躍してきたXPマシンも、その退役の時期が迫っています。遠くない将来にサポートが打ち切られるのです。
そこでこの機会に、MacBook Pro 15"のMac側もWindows側も全て初期化して、Windows 7をインストールしてみることにしました。未使用のアップグレード版(もちろん正規品)を所有しているのです。
まずMac側にOSをインストール。本来のバージョンは10.4なのですが、BootCampのソフトが見当たらなかったため、10.5へアップグレード。5台までインストールできる「ファミリーパック」なるものがあるのです。
......西村センセイ、いったいどれだけのMacとソフトをお持ちなのでしょう。10.5のシステムディスクに含まれているBootCampでWindowsパーティションを作成し、最小限のVistaをインストールします。
本来はここでOSのユーザー登録を行います。でも、もしWindows 7のインストールに失敗すると、もう一度Vistaからやり直す可能性がある──結果的にはその通りになった──ので、登録を見送ります。
Windows 7のシステムディスクを挿入。Vistaの認証が終わっていない、いわば「無免許」状態で“7”を上書きしているので、どうなるかとハラハラしました。これを悪用すると、正規のディスクを「踏み台」にすることが可能なのです。
意外にも、あっさりとインストール完了。でも本当の関門はこれからです。
OSという頭脳をインストールしても、その頭脳がマシンの各部から送られてくる情報をきちんと理解し、適切な命令を出すことができるかどうかは別。
人間がそれぞれ、身長も体重も、そして性格も異なるように、パソコンも個性を持っているからです。
それを調整するのが、「ドライバ」を中心としたソフト群。いろんな機械の違いを、いわば「吸収」して、適切な情報のみを頭脳に伝え、またその命令をわかりやすく各部に伝えます。
現在はアップルだけが製造しているMac──一時期は、日本のパイオニアなど複数メーカーが製造していた──と違って、Windowsはパーツの選択が自由。
そのため、Windowsはかなりの部分のパーツをカバーするドライバをシステムに含んでいます。例えばPCにUSBディスクを初めて差し込むと「適切なドライバを捜しています」から始まって「ドライバのインストールが完了し、使用する準備が...」というアナウンスが流れるのはそのためです。
Windows環境下ではMacもかなりの部分はそれで済むのですが、やはり「Macだけ」という部分があります。BootCampはWindowsをインストールをサポートするだけではありません。
Mac専用のドライバ類も提供しているのです。適切なドライバがインストールされないと、例えば画面が正常に出なかったり、LAN通信ができなかったりします。
これらは各部分に依存する要素が大きいのです。心配していた通り、一番上の写真のように、付属のBootCampのバージョンでは、ドライバをインストールできないとのこと。
さらにいくつかのバージョンを試しますが、やはり、不可。「最後の最後」と思って、バージョン4.0を起動すると、右の写真のように、あっさりとインストール画面に至りました。
半信半疑で、というか祈るような気持ちで作業を進めます。祈った甲斐があってか、インストールは最終段階まで進み、最後の最後、再起動画面へ。
3枚目の写真は再起動後のWindows 7のデスクトップ。一見すると何の問題もないように見えるかもしれませんが、よぉーく見ると、横に長く潰れています。
OSが画面の大きさをきちんと把握していないのです。「外部出力なら...」と思って外部ディスプレイを接続してみても、通常なら簡単に認識する接続先のモニタの形式などを理解できていません。
「汎用モニタ」として処理されています。残念ながらこれでは実用にはならないので、Windows側のみ再フォーマットし、改めてWindows Vistaを再インストールします。
やはりOSのユーザー登録をせずに良かった。もちろん正規品をきちんと使用しているので問題はないのですが、このような場合、指定された連絡先に電話して事情を説明し、別な登録番号を得る必要があるのです。
一度だけやったことがありますが、「もう勘弁してよ」という感じでした。本題からは外れますが、Vistaをインストールしているといろいろ考えされられることがあります。
“XP”にせよ“7”にせよ、OSを再インストールした場合は最低限のセキュリティだけ更新した後、“SP1”などサービスパックのインストールを求められます。
それまでの修正点の集大成をまとめてインストールするのです。でもVistaの場合、驚いたことに標準の“Windows Update”ではSP1およびSP2のインストールはできません。びっくりしたのですが、自分であちこち検索して、インストールする必要があります。
正直なところ、たぶんマイクロソフトとしても、「なかったことにしたい...」OSなのでしょう。でもセンセイとしては、これまで講義用にXPを使用しても全然問題なかったように、たぶんVistaにしても問題ないだろうと予想しているのです。
それに、MacBook Proもやっと活躍の場を得ることができるわけだし。