2014年6月21日更新(2014年6月29日ページ移動。2017年3月13日一部写真削除)
■6月21日(土) ふと、「この車なら...」と思ってしまう。その時は3気筒かもしれないけど
昨日、お昼を食べようと思ってキャンパスの外へ出た時、ふと気づいて撮影したのが写真。BMW車の主力車種3シリーズの最新モデル320i(STD)です。
コードネームは“F30”。国内では2年前から販売しています。もちろんショールームで見たことはありますが、そもそも用がないのであまり行かないし、行ったとしても狭い室内で接近した状態で見ることになります。
だからどうしても細かいところに関心が向きがち。しかもどういうわけか並んでいるのは濃い色のモデルばかり。薄い色(今回はシルバーメタリック)の3シリーズを、少し離れてじっくり見るのは初めてです。
......これならいいかもしれない。センセイの318iのコードネームは“E46”。写真の“F30”の二つ前のモデルで、購入後9年目に入っています。
走行距離は12万kmを越えました。何度かお伝えしたように、とても良い車だと思っているので最近、本格的に整備しました。最低でもあと数年は乗るつもり。
でも、いつまでも、というわけにはいきません。漠然とですが、先代“E90”の購入も考えたのです。BMWは3シリーズの基本モデルのみ、ずっとMT車を販売してくれているし。
でも日本人デザイナーの手による“E90”、個人的にはどうも好きになれない。どことなくずんぐりむっくり。何より、“E90”に乗っているセンセイのイメージが全然湧かない。「ご縁」が感じられないのです。
非科学的に思われるかもしれませんが、センセイは重要なことだと思っています。でも、昨日見た“F30”は違います。
ぐっ、と来るものがあります。今日、伯母の依頼で写真店へ行ったのですが、駐車場には白い“F30”。シルバーとは少し違い、もうちょっと筋肉質という印象。
でも、(再び)これなら許せるかな。BMWの場合、7年くらいの周期で3シリーズをフルモデルチェンジします。この間、マイナーチェンジが1回。設計から量産までの生産体制整備のためでしょう。
“F30”についても、すでに新モデルの姿が伝えられています。予想では何と、3気筒!!でも、ま、いいかな。
いずれにせよ、「その日」までは“E46”にずっと乗り続けます。
■6月20日(金) 「はくたか21号」、目の前で故障する ──1ヶ月半ぶりに金曜に帰宅しました──
センセイは通常、日曜の午後に金沢へ移動して勤務し、金曜の夜に新潟の自宅へ戻ります。このパターンだと、週に2晩、自宅に滞在することができます。
時間でいえば48時間(2日)には足りず、43時間程度ですが。そもそも学会出張で土日が潰れることも多いし、立場上の重要な会議の大半は夕方に行われます。金曜日なら、もちろん自宅に戻ることはできません。
しかも新年度に入ってから学内での立場が変わったこともあって、4月から普通に帰宅したのは2回だけ。これではいけない、というわけで今日は早めに仕事を切り上げます。事務室の方に挨拶してアパートへ。金沢工大の教員は現在、労働基準法に定められた「裁量労働制」──知らない人は調べてね──という労働形態。
出勤時刻も退出時刻も自由なのです。ホームへ出ると越後湯沢駅行きの特急「はくたか21号」が入線するところ。これに乗ってもいいのですが、実は柏崎駅への到着時刻は同じ。しかも料金は高くなります。(事情は省略)
そこで、こちらのホームで次の新潟行特急「北越7号」を待っていると......変。かなりうるさい環境だったのですが、ふだんなら聴かない男性のアナウンスが流れました。かろうじて聴き取れたのは「・・・安全・・・」。
程度はともかく、通常ではないことが起きているのです。ただしこの時点ではホームに停車している数編成の列車のどれにトラブルが起きているのか判然としません。
センセイが乗る特急でないことは確かですが。突然、すぐ近くで「バチッ!!」という非常に大きな音がしました。音がした方向を見ると「はくたか21号」のパンタグラフ(写真中央)が降りるところ。
トラブルは「はくたか21号」で起きていたのです。電力が供給されなくなったので、程なく写真のように車内は停電。もちろん行先表示灯なども消灯しています。
乗客の様子を見ると、あまり慌てた感じはありません。車内で事情説明が行われているものと推測されます。出発予定時刻を20分以上過ぎています。後続の大阪発富山行き「サンダーバード」も7番線に止まり、「はくたか」の出発を待っています。どうなるんだろうと思っていたら、「北越7号」が入線。
もちろん乗車します。どうやらこの間に安全確認が取れたようで、「はくたか」、「サンダーバード」、(間に貨物の電気機関車を挟んで)我が「北越7号」が出発。「北越」に関する限り、徐々に遅れを取り戻して2分遅れくらいで柏崎駅に到着しました。
でも「はくたか」は大変だったはず。公式ホームページ上では約20分の遅れとなっています。でも乗客の大半は首都圏へ向かう上越新幹線への乗り継ぎ客。彼ら彼女らは所定の新幹線には間に合わなかったはずです。
しかも北越急行は単線なので、下り列車にも相当の混乱が及んだはず。それだけではありません。優等列車を優先するため北陸本線の各駅停車は、通勤通学客を乗せたまま、いつもと違う駅で待たされていました。
もちろん関係者は手抜きなどせず、ちゃんと定時運行──つまり、この社会がいつも通りに、そして安心できるように動くこと──に努力しているのです。それでも一定の割合で、この種のトラブルは発生してしまいます。
しかも今回は乗客の安全を担保するための措置。だから決して批判されるべきではありません。けれども、我々が科学技術に依存していることを、これほどにまで見せつけられた場面だったのです。
■6月19日(木) 「ケイン号の叛乱」と「ギルベイン・ゴールド」
昨日アパートに戻って夜のニュースを見ようとして、留守録を設定していたことに気づきました。午後にNHKのBS放送で「ケイン号の叛乱」を放送していたのです。
何度か観ていますが、ハイビジョン映像は初めて。時間はあまりなかったのですが、少しだけ観てみました。
「ケイン号の叛乱」は1954年(昭和29年)に制作されたアメリカ映画。第二次世界大戦を舞台とした戦争映画なのですが、戦闘シーンはほとんど出てきません。
古ぼけた小型駆逐艦内での出来事がメイン。ハンフリー・ボガートが演じる艦長は危機に追い込まれると精神に変調をきたし、颱風に遭遇した際には沈没の瀬戸際まで追い込まれます。止むをえず副長らが艦長職を解任し、その危機を乗り越えます。
しかし軍隊での反乱は御法度。重罪です。関係者は軍事裁判にかけられます。腕利き弁護士のおかげで無罪を勝ち取ってめでたしめでたし......。
ところが最後の最後で何回かのどんでん返し。驚くべき結末を迎えます。これ以上はネタバレなので控えますが、この「ケイン号の叛乱」を観ていて、ふと、講義の中で視聴している「ギルベイン・ゴールド」というビデオを思い出したのです。
写真はその1シーン。((c)NSPE)これはアメリカのプロフェッショナルエンジニア協会(NSPE)が制作した教育用のビデオ教材なのですが、「ケイン号の叛乱」と同じように、ある種のどんでん返しが組み込まれています。
確かに似ている部分がある。ただし「ケイン号の叛乱」では、ある人物が密かにシナリオを書いて、艦内の人間を意図した方向へ誘導します。
でも「ギルベイン・ゴールド」では、そのような人は少なくとも明示的には存在しません。アメリカに最も力があった時代に制作された「ケイン号の叛乱」。その頃の映画は、その後にずいぶん影響を与えているんじゃないかなぁ。
■6月18日(水) このシートの向こうで、金沢のシンボルの一つが建て替えられています
センセイは基本的に週に1回、片町、香林坊そして武蔵ヶ辻といった金沢市中心部を通ります。帰宅するため路線バスでここを通り、金沢駅へ向かうのです。
でもその途中で降りることは滅多にありません。年に2、3回じゃないかと思います。でも先日、片町で会合があったので、バスを降りようとして......あれ?!
本来のバス停ではなく、その手前で止まってしまいました。でも「片町」とのアナウンス。他のお客さんに続いて下車すると、 すぐに理由がわかりました。
写真中央部にあるべきバス停が、背後のビルの解体工事で使えないのです。ビルの名前は「ラブロ片町」。金沢市民なら知らない人はいません。(センセイは知らなかった)
もともと地元資本の百貨店「大和」の本店として1957年(昭和32年)に建設され、その後何回か増改築されて最後の姿になったとのこと。
かつては屋上に遊園地があったんだそうです。(新潟市の大和屋上にも存在した)しかし大和は斜向かいの香林坊へ移転し、複合商業施設として使われていた建物も徐々にその役目を終えつつありました。
センセイは1階の一部に入ったことしかありませんが、かなり老朽化が進んでいました。そこでこの建物は3月16日に閉店し、好立地を生かした商業施設を新築することになったとのこと。変わっているのがその工事方法。
工期短縮のため、旧ビルの解体と新ビルの建設を平行して行うとのこと。この場所が完全な更地になることはないんだそうです。正直なところ、個人的にはあまりピンと来ないところがあるのですが、金沢の人にとってはいろいろな想いが詰まった場所らしい。それはそれで、尊重すべきだと思います。
ホントに。
■6月17日(火) 「アールドリーム」跡は、道路を単純に拡幅しているわけでもないらしい
大学近くの「アールドリーム」跡では、ずっと工事が続いています。
奥が南なので、陽が差す時は、光線は逆光になり、なかなか上手く撮影できません。そこで先日、雨が降っている──鉄板が濡れている──日に傘を差しながら撮影したのが写真。
ご覧のように、手前では道路の側溝思われる工事が進んでいます。でも、それだけではありません。舗装を剥がす工事は奥へと進み、ついには「うつのみや書店」の駐車場まで。
この日は駐車場を閉鎖して工事をしていました。これらの様子からセンセイは、「このまま奥の駐車場を道路にしてしまうのではないか」と考えたのです。
つまり写真中央から右までを全部道路にしてしまう。本屋さんの建物右の駐車場はほとんど使えなくなりますが、写真手前から左側、写っていない部分を含めて、新しい駐車場にしてしまう。
これでこれまでと同じくらいの駐車場を確保できます。......でも、この場所に、これほど幅の広い道路が必要だろうか。
今日、ほっかほっか亭に弁当を買いに行くと、何と、写真奥の部分はもとの駐車場に戻っていました。
正直なところ、何をどうしたいのか良くわからない。
■6月16日(月) 玄関はやはり、出っ張っていた!! ──ベンツをぶつけずに駐車する方法──
今日は見たままのお話。
写真は昨晩電車を降りて、アパートまで歩く間に撮影したもの。以前ご紹介した古いベンツのあるお宅です。
いつものように通り過ぎようとして......あ"。夏至が近く、一年の中で昼間が最も長い時期──両者は完全には一致しない──なので、まだ明るさが残っています。
それで初めて気づいたのですが、車の右前方(写真左)に細いポールが1本、立っています。支えはなく、根元はモルタル(コンクリート)か接着剤のようなものでやや強引に固定されています。その左側は玄関。
最初に見た時、どうやってベンツを納めたのか不思議に思ったのです。左側にはこのお宅の玄関があるのですが、改めて見直すとやはり15cmほど出っ張っています。
おそらく最初は露天の駐車場だったのでしょう。その後カーポートを増設する際、北陸の雪の重さを考えて片腕式ではなく、両方に柱のあるタイプを選択されたんだと思います。ただしその場合は玄関や支柱にぶつかってしまう可能性があるので......ということのようです。
ベンツに丁寧に乗っていらっしゃるという結論に変わりはないのですが。
■6月15日(日) これもサッカーW杯の影響か... ──柏崎地域最大のイベント「えんま市」が開かれています──
福井県立三国高校での講演を終えてひとまず大学へ戻り、荷物をまとめてアパートを出発。自宅までの240kmの道のりの、約半分くらい高速道路で走行。8時半に自宅へ無事に到着しました。
整備を終えた318iは絶好調。毎月1回は車で金沢まで移動するのですが、高速道路を利用するのは通常、交通量が多い富山市付近だけ。経費削減のためと、一般道なら318iで「走る、曲がる、止まる」をきちんと楽しむことができるからです。
でも318iにしてみたら、能力を押さえた走行を強いられていることになります。今回のようにある程度の距離を3,000rpmをキープしながらの走行は久しぶり。だから318iも楽しかったようです。
ホントに。明日は朝イチから講義があるので、いつもの電車で金沢へ移動します。自宅滞在時間は18時間。
その間に実家や伯母の家に行って、いくつかの用を済ませます。昼前に自宅へ戻り、徒歩で市の中心部へ。昨日から明日にかけて、この地域最大のイベント「えんま市」が開かれているのです。
だから幹線道路は、子供たちを乗せた自家用車で渋滞して......いません。ナシテ?!市(いち)の中心となる閻魔堂(中央奥〔修復中の様子〕)はというと、確かに人出はありますが、それほどでもありません。
もう一つ気づいたことがあります。お越しになっている人々は、子供たちとその両親、あるいは祖父母が中心。もちろんいつもそうなのです。
でも今年は高校生や、若者の姿が相対的に少ない。
西村センセイ、ここでやっと気づきました。写真を撮影したのは今日の午前11時半頃。ちょうどその頃は、サッカーのワールドカップ日本戦の終盤だったんですね。
試合の結果は、ご存じの通り。「えんま市」は地域住民にDNAレベルでしっかりと刻み込まれています。県内に婿に行った弟が、昨晩から夫婦で実家に戻ってきていたほど。
でも実家での様子を思い出すと、弟も「サッカーの試合を観てから」と言っていたなぁ。だから午後は、ちょっと残念そうな顔の人たちで、閻魔堂前は混雑していたのだろうと推測しています。
でも自分の目で確かめたわけではないので、断言はできないのですが。