2016年4月2日更新(2016年4月10日ページ移動。2018年5月27日写真削除)

──2016年3月第5週〜4月第1週のニュース──

バックナンバーはこちら

4月2日(土) 二兎を追う者は三兎を得る?! ──新入生オリエンテーションと大学院入学式に参加しました──

 例によって今朝も、大学へ一番乗り。

 担当している大学院の科目に関して、早めに終わらせたい仕事があったからです。具体的には、ここ数年使用しているeラーニング教材の継続利用申請。
 いつもは前年度末に何度か案内があるのですが、今回はさっぱり届きません。

 大学院の必修科目──つまり院生は全員受講する──なので、さすがに心配になって昨日、入学式後に担当する大学へ電話連絡しました。すると焦った表情で、「今日中には...」。
 実際、昨晩書類が届きました。大丈夫かなぁー。

 それはともかく、頑張って書類を作成、送信すると、資料を手にして校舎の外へ。1限から始まるオリエンテーションに出席するため、新入生が続々と登校してきます。
 実は西村センセイ、迷ったのです。

 今年度は曜日まわりの関係で、今日、新入生にとってとても大切なオリエンテーションと、大学院の入学式の二つが重なります。センセイはいくつかの役職を兼務しているので、そのどちらにも出席する義務があるのです。
 いろいろ考えた末、普通の背広──登壇する時は礼服着用──でご出勤。

 キャンパス内の通路に立って、迷子になりかけている新入生に教室を教えてから、8時40分からの新入生オリエンテーション会場へ。といっても、ある教室の一番後ろでぼんやりしているだけ。
 採用されたばかりの先生に、無理にオリエンテーションをお願いしたのです。

 とても有能な方なので基本的には何の心配もしていないのですが、この大学の仕組みのすべてを承知していらっしゃるわけではありません。そこで最初だけ陪席(ばいせき)させていただいたのです。
 もちろん何の問題もありません。最初の時間は、少し早めに終了。

 しかも続く2、3限はクラス分けの学力テストなので、センセイが立ち会う必要はありません。大学院の入学式会場へ急いで移動。
 大学院の入学式は、ほぼ2限に相当する時間に行われるのです。

 頑張ればある程度両方に出席可能なんですね。ちょうど新学長のメッセージが始まったところ。
 会場の後ろから式を見守ります。

 新入生代表として宣誓するのは、おぉ、センセイが教えた女子学生。実際、彼女は見事な成績。そして今日は素晴らしい宣誓でした。
 ちょっと、じん、と来るものがあります。

 1時間弱で入学式は終了。学部と違って保護者の方もあまり多くないので、昨日のような騒ぎにはなりません。正門前ではご覧のように記念撮影。
 センセイの姿を視認した瞬間、彼ら彼女らの表情がちょっとだけ柔らかくなります。

 大半は学部4年生の時に、センセイらの大学院の必修科目を先行して受講しているのです。
 今朝書類を送信した、あの科目。

 だからかもしれませんが、センセイが彼ら彼女らの後ろ姿に覚えたのは、「あぁ、こうやって置いていかれるんだなぁ」。

 一昨日の男子学生3名の後ろ姿に感じた、あの感覚に共通するものがあります。でもこれこそが、教師として一番の倖せな瞬間。いろいろうまく行かないこと、困ったことも多い。
 でもたぶん、センセイは学生諸君に恵まれているんだろうなぁ。



4月1日(金) 見事に、“J”カーブ ──「最初の1日」は行列から。しかもその長さがどんどん... ──

 新年度最初の日。

 ぼんやりと「そうかぁ、今日から4月かぁ」という人──センセイもそうだったかもしれない──の方が多いのでしょうが、昨日から今日にかけて人生の節目を迎えた人もいるはず。
 私事で申し訳ないのですが、センセイの娘も社会人としての初めての1日を、遠く離れた場所で過ごしたはず。

 今年のセンセイは、立場としては娘に近い。これまでも学内ではそれなりの立場にあり、しかもそれにまったく釣り合わないヘビーな仕事に従事していたのです。
 でも今日からは名実ともに、ある部門の責任を取る立場になりました。

 前任校で10年近く、ずっとその仕事に従事していたので、立場が意味することの重さを理解しています。でも、まぁ、誰かがやらなくてはならない。
 で、その今日は、教授宣誓式と辞令交付式から始まりました。

 同じ行事が2日続けて行われるのは、今日付で新任の教職員が赴任するから。昨日は、すでに在籍していらっしゃる方のためのものだったのです。
 センセイが気になっているのは、建物の外の様子。

 式が行われている室内からは見えませんが、新入生と保護者を乗せた車がどんどん集まってきているのです。
 辞令交付式を終えてから入学式会場へ向けて、移動開始。

 例によって校舎入口の看板の前で記念撮影が行われています。しかもそれが凄い長さになっており、何故か“J”字形。
 センセイが現場に到着して写真を撮影した時は、その長さはずいぶん短くなっていました。

 実は、新入生および保護者にとって、記念写真撮影のためにここに留まっているのは賢明ではありません。
 入学式会場の保護者席が現在、どんどん埋まっているはずなのです。

 会場に到着すると案の定、保護者席が満席になったところ。これ以降、保護者の方々には別室で式の様子をビデオ視聴することになります。
 センセイは「顔パス」で会場内をあちこちチェック。

 開始20分前になると登壇する教員も集まり、いよいよ入学式が始まりました。新学長にとっては初めての入学式。
 お話の内容に、やはり若さと新しさがあります。

 45分の入学式が終了すると、新入生および保護者向けの全体オリエンテーション。

 新学長と張り合ったわけではないのでしょうが、担当する学生部長の意外な側面に驚かされます。約30分でオリエンテーション終了。
 ひとまず自室へ戻ります。

 今日のすべての行事を終えた新入生と保護者の声がキャンパスに溢れてきたので外を見ると、おぉ。例の看板前に記念撮影の行列が。
 しかもそれがどんどん長くなっています。

 というわけで一つ上の階、若手の先生の研究室の窓から撮影させていただいたのが、写真。見事に“J”カーブ。
 センセイが最初に目撃した時は、まさにこんな状況だったのです。

 行列はともかく式の間ずっと、センセイは新入生諸君の表情を見ていました。一言でいうと「この子たちの大半は大丈夫だろうな」。
 結果的には、昨日お伝えした内容の再認識。

 でも、ご安心ください。

 いろいろな理由で「大半」に属することができなかった学生諸君は、1年ほど時間を頂戴してからセンセイとじっくりお話しすることになります。長い目で見た場合、それはラッキーかもしれない。
 ただしもしかすると、そうじゃないかもしれませんが。

 これは本来の立場上の仕事ではありません。でも、誰かがやらなくてはならないし、それができる人は限られます。

 最初の1日が、何とか無事に始まり、そして終わろうとしています。



3月31日(木) この子たちなら、大丈夫だろうな ──新入生がキャンパスに集まっています──

 明日から新年度、そして新学期。さらにセンセイの場合は、先送りした二つの仕事の締切日。

 というわけで、例によって早朝からご出勤。1時間ほど仕事をしていると、職員が徐々に出勤してきます。春休み期間中の平日であると同時に、特別な日。
 弛緩
(しかん)と緊張が同時に存在しているのが不思議。

 徐々にお偉方が集まり、特別室で三段階に分けて辞令交付式が始まりました。西村センセイ、最初は頂く側で、次からは式の進行を見守る側。
 要するにただ立っているだけ。でも途中で、体力をかなり消耗していることに気づきました。

 お伝えしたように金沢工大では22年間その職にあった現学長が引退されるので、11時から大ホールで学長交代式が開かれました。本来は明日4月1日に開催されるべき式典。
 しかし入学式その他の行事と重なるので、1日早めて行われるのです。

 センセイの席は前の方に指定されているのでゆっくりと会場に入ったのですが、15分前だというのに会場はすでに教職員でいっぱい。
 背中に「何か新しいこと」への期待を感じます。

 式典は約45分で終了したので、お弁当を買い求めてキャンパスの外へ出ます。新入生の引っ越しと入学準備は昨日、今日がピーク。
 大学が用意した駐車場には、石川県および近県を中心に全国から──徳島や高知ナンバーも──車が集まっています。

 母親と息子というパターンが一番多いのですが、祖父母や兄弟を含めた家族連れも割と目にします。
 表情はいずれも穏やか。

 大学脇の橋の上で、新入生グッズをてにした男子学生3人とすれ違ったので、後ろ姿を撮影させていただきました。
 たぶん金沢に来てから、学生が「寮」と呼ぶアパートで知り合ったんだと思います。

 今までの経験からすると、この3人は、大丈夫。

 何の問題も起こさずにすくすくと成長し、4年後には卒業、就職(あるいは大学院へ進学)すると思います。センセイには彼らの現在の姿に、4年後の姿が重なって見えるのです。
 なぜかというと、突き詰めれば「そうなることができなかった学生」をずっと、しかも多数相手にしてきたから。

 まぁ、センセイが為さなければならないことの一つなんだから、為すしかないのですが。

 金沢工大では明日、新入生を迎えて入学式が挙行されます。



3月30日(水) 事前に連絡がなかったのは、心遣いだったんだろうなぁ... ──西村センセイ、いきなり働く──

 月末、つまり明日31日締切の仕事が二つ。それを承知の上でセンセイは休暇を頂戴していました。

 いつもなら「まだ明日(31日)があるから...」と先送りするところですが金沢工大ではこの年度替わりに、22年間もその職を務められた学長が交代されるなど、大きな変化があります。
 実はその変化、他人事ではありません。

 そこでセンセイにしては珍しく、1日早く仕事を片づけることにしました。明日31日は、学長交代式その他が開かれるのです。例によって早朝に出勤。
 別な仕事などを片づけていると、事務から電話が。

 「書類をお届けしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」。

 断る理由はないので、多少訝(いぶか)りながらも了解します。程なく訪れた課長は書類を手渡しながら、「(今日の)午後に会議があるのですが、ご出席いただけないでしょうか」。
 全然聞いてないよぉ。

 センセイがその書類を受け取り、会議に出席する立場になるのは、4月1日以降。そのための辞令交付式は、明日の朝イチに行われることになっています。
 つまり完全なフライング。

 もちろん出席したのですが、参加者は少数で、全員が幹部という非常に濃密、かつヘビーな会議。しかもそれが3時間(!!)。会議が終わった時にはもう、ヘトヘト。
 もはや締切どころではなく、最低限の片づけだけして帰宅しました。

 でも、なぜ休暇中に連絡してくれなかったんだろう。

 最初は「メール1本で済むのに」と思ったのですが、いろいろ考えてみると連絡を貰えなかったのはたぶん、事務方なりの配慮だったんだと思うようになりました。
 解説が必要でしょう。

 組織にもよります──とりわけ医学部は別──が、センセイら教員同士の関係は割とフラット。特に学問内容については、教授や講師などの職名は無関係です。
 働き方についても、目覚めた時から就寝までが仕事。

 授業や研究はもちろんですが、一見ぼんやりしている時やハンドルを握っている時も、仕事のことを考えています。(きっと、そのはず)
 休日に仕事の連絡をもらうことに、ほぼ何の抵抗感もありません。

 事務職員の働き方は全く異なります。決められた時刻までにきちんと出勤し、休む時はしっかり休む。
 センセイは管理職なので、休暇関係についてはしっかりと手続きを取っています。

 万一の時、事務方が困ってしまうからですが、この種の情報は、学内関係者なら誰でも確認できるようになっています。
 今回はセンセイの行動を確認後、「せっかくの休暇中なのだから...」と判断したのだと思います。

 写真は会議前、所用で学内を歩いている時に出くわした場面。車椅子用のスロープの設置工事をしています。
 新年度、車椅子の使用が必要な2名の学生が入学してくるのです。

 金沢工大は潤沢な資金を持っているわけではありません。古い既存の施設を改修しながら使っているので時々、このような羽目に陥ります。身障者の件はかなり前からわかっていたのに。
 でも、ま、あちこちをやり繰りしながら、何とか運営するしかないか。

 ......あ"、一昨日のネタと、ほぼ同じオチですね。



3月29日(火) 320i M Spの夏用タイヤに関して、重要なことを(ホントに)忘れていました

 写真は一昨日、自宅の進入路(手前)で洗車後、車庫の本来の位置へ移動させて撮影した320i M Sports。

 自宅は写真の右側にあり、車庫は排水のため、向かって左側に少し傾斜しています。しかしそれを差し引いても、今まで乗っていた318i(E46)同様、運転席側が少し下がっているような......。

 左ハンドル車で運転手が着座した時に水平になるように造られている──異説あり──という話がもっともらしく聞こえます。
 それはともかく、今日は午前中に初の夏用タイヤで自宅を出発。

 今日は移動日と割り切っているので、高速道路は全く使わず、一般道を走行しました。もちろん安全運転に徹します。
 初めての道もあり、曲がる場所を間違えたりしたのですが、一部高速を利用する時より20分ほど長くかかって金沢到着。

 う〜ん、これなら急いでいる時や夜間、混雑する通勤時間帯などを除けば、240kmを一般道だけで走行しても問題ないかも。
 318iほどではありませんが、到着時の「疲れた」という感じはありません。

 肝心の夏用タイヤですが、正直なところ、やはりちょっと微妙。不満はないのですが、「路面の塗装までわかる」とまで称される評価とはちょっと違う。

 富山─石川の県境近く、金沢大学付近を走っていた時、大切なことを忘れていたことに気づきました。
 今回の夏用タイヤ、センセイが初めて乗る「ランフラットタイヤ」なのです。

 「路面の塗装まで...」というのは通常のタイヤとサスペンションの時代の、そしてE46までの評価。続くE90シリーズからBMWが採用したのがランフラットタイヤ。
 万一異物が刺さっても空気が一気に抜けるのではなく、厚いゴムの側面で70kmくらいの距離を走行可能にするというものです。

 重いスペアタイヤ──センセイは一度も使用したことがない──を搭載しなくても済むというメリットもあります。ただしランフラットは当然、従来のタイヤと乗り心地が違ってきます。
 正直なところE90シリーズ、特に前期型の評価は芳しくありませんでした。

 乗り心地を改善すべく採用されたのは要するに、サスペンションを柔らかくするという方法。しかしこれはBMW車の特長を損ないかねません。
 E90の後期型からはかなり改善されたそうですが。

 現行のF30シリーズでも、ノーマル仕様はかなり柔らかなサスペンションです。見方を変えると、多くのお客さんはそのような、柔らかい乗り心地を求めているんですね。
 従来のサスペンションに一番近いのは、センセイが購入したMシリーズの「Mスポーツ・サスペンション」。

 しかし偉そうなことは言えません。センセイは、タイヤを交換して250km以上を走行しながら、ランフラットタイヤのことをまったく忘れていたのですから。(実話)
 言い訳を許して貰えるなら、(今までとはやはり少し違うけど)それほど乗り心地が改善されているということです。

 ちなみに、納車後乗っていたスタッドレスは、ランフラットタイヤではありません。スペアタイヤはない──載せるスペースすら存在しない──ため、万一パンクしたら対処できません。
 担当者はパンクキットの購入を勧めてくださったのですが、今までの経験から、たぶん大丈夫だと思って買い求めませんでした。



3月28日(月) よーく見ると、○○が違う... ──320i M Spのタイヤを夏用に交換しました──

 センセイは今日と明日、休暇を頂戴しています。

 北陸新幹線の金沢延伸に伴って自宅と金沢の間の主たる移動手段が自動車になってから、行動パターンともに、センセイが注意する点も変わりました。
 自動車を運転するのですから、他者と自分の安全が第一。

 でもそれをどうやって実現するかがポイント。センセイの選択は、十分な安全対策を講じた──後日ご紹介する機会があると思います──上で、「無理をしない」。
 当たり前過ぎるほど、当たり前。

 たとえばこの週末は、お伝えしたように尼崎へ出張していました。北陸新幹線開業前なら北陸本線と信越本線を乗り継いで自宅に夜9時過ぎに戻るところ。
 費用はかかりますが、東海道新幹線と上越新幹線を乗り継ぐという方法もあります。(こちらの方が早い)

 今回も金沢のアパートには午後6時頃到着するので、それから車を走らせても良かったのです。でもそれだと、交通量が多い夕方の金沢市内を走行することになります。
 夕暮れは、歩行者や自転車を見落としがち。

 というわけで無理せず、その晩は金沢に留まりました。十分に休んだので、昨日は早朝に目覚めました。
 眠気も残っていません。

 時間に余裕があったので、いつもとはルートで富山県に抜けました。道路が全面的に改良されたという情報を得ていたのです。
 実際、ほぼまったく別の道路に生まれ変わっていました。

 交通量が少なかったこともあり、約10年ぶりに北アルプスの山裾の一般道を走り、高速道路を利用せずに帰宅しました。
 で、今日は、他の用とともに、BMWのディーラーへ。

 冬用のスタッドレスタイヤを、保管しておいた写真の夏用タイヤに交換してもらったのです。
 お気づきでしょうか。

 上2本(後輪)と、下2本のタイヤの幅(厚み)が少し異なるのです。理由はわかりません。これはM Sportsモデルのみ。
 従来のものと比べると、前輪も相当な幅と重さがあります。

 E46は例えば、高速道路を走行中に海からの北風を受けると少しハンドルを取られる感じがあったですが、タイヤの接地面積が広いからか、質量が増えたからか、相当改善されています。
 夏用タイヤの印象は......ちょっと、微妙。

 悪い印象はないのですが、以前の「革靴の夏用、ゴム長のスタッドレス」ほど差異が目立たなくなっています。明日はゆっくりと金沢へ移動するつもり。
 足元の感覚をしっかりと確かめたいと思っています。

 BMW 320i M Sportsは相当パワーを持った車で、ビューンと飛ばすことも可能。センセイはまだその能力をまったく使いきっていません。でもセンセイはどんどん歳を取ります。
 当たり前にできていた場面で、あれっ?

 加齢にがむしゃらに対抗するという方法もあるのでしょうが、センセイはちょっと違う。

 センセイはいくつもの病気を患っています──幸い、致命的なものはない──が、その大半は完治する見込みがありません。それらと似て、いわば、うまくつき合う、という感じ。
 その方がまず、センセイが長持ちする。

 しかしそれよりも、他者、特に次の世代の人々のためだと思うのです。で、話を無理に戻すようですが、そんなダメなセンセイにもBMWはニコッとして、ちゃんと応えてくれます。

 懐の深さを思い知らされる瞬間です。



3月27日(日) JR西金沢駅の側線は、やはり資材搬入のために用いられていました

 お伝えしたように昨日は金沢に留まり、今日、新潟の自宅へ移動しました。

 昨日の会合は13時に終了したので、予定通りのサンダーバードに乗車し、大阪を出発。当たり前ですが、金沢までの特急券を持っています。金沢で降りて、駅前から路線バスに乗るつもりだったのです。
 でも金沢の一つ前、小松に接近すると、同駅で普通列車に接続しているとのこと。

 その先の西金沢駅で降りて、アパートまで歩くという方法もあります。うまい具合に、わずか2分で接続。
 急いで下車し、乗り換えました。

 写真はそのJR西日本西金沢駅の駅舎から西方向を撮影したもの。こちらとほぼ同じ場所です。
 ホームからではなく、今回は駅舎内から撮影しています。

 右側の光っているレールは上り本線で、正面の2本は側線(引き込み線)。あまり使用しないので錆び付いています。
 側線はいずれも行き止まり。 

 ホームの向こう、下り本線のさらに右側にも側線が見えており、列車のようなものが合わせて2両停車しています。
 これは「マルチプルタイタンパー」という保線の機械。

 側線はこのような目的のために使われるのですが、左側の側線のみ、アスファルトで覆われています。その左側には未使用のレール。
 ここは予想通り、「軌陸車」という道路も線路も走行できる保線用の機械が「乗り換え」たり、バラストや線路を積み替えたりする場所なんですね。

 1年前から自宅と金沢との主たる移動手段が自動車になり、この西金沢駅を利用する機会も激減しました。何年かしたら、北陸新幹線の延伸に伴ってこの駅はJRから離れ、第三セクターへ移管されます。

 それと前後して──どちらが早いかはわからない──センセイは金沢を去ることになります。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る