2014年8月30日更新(2014年9月7日ページ移動。2017年7月15日写真削除)

──2014年8月第5週のニュース──

バックナンバーはこちら

8月30日(土) 広島の「つけ麺」は普通、つけ汁が冷たくて、しかも辛いらしい(即断はできないけど)

 学会の日程をすべて終えて、夜、金沢に戻ってきました。今週から来週にかけて西方への出張が続くので、今週末は例外的に金沢に留まり、新潟の自宅には戻りません。

 ホテル近くにスーパーを見つけたので、前回からそこでお弁当を購入しているのですが、途中にちょっと気になるお店を見つけました。つけ麺のお店です。
 ホテルの周りにはラーメン店がもう数軒。

 2軒は博多ラーメンを謳い、残りは「広島つけ麺」。やっぱり気になりますよね。

 ドアの左側には「広島大学体育学部指定」と書かれています。ふ〜ん、金沢工大生にとってのチャンカレ、金沢大学生にとっての「第7餃子」、新潟大学生にとっての「金子のかつ丼」のようなものですね。
 事情を知らない人には意味不明な表現です──すみません──が、期待できます。

 変な時間帯だったので、お客は大学生と思しきアベックと、マンガを読み耽る若者が一人。

 何を頼むべきかさっぱりわからないので、メニューの最初に載っている「お勧め」の「チャーシューつけ麺」(写真:1.5玉)をお願いします。
 すると店員は当たり前のように「辛さは?」

 最初から気になっていたのです。メニューの下に、辛さを0〜7まで指定できると書かれていたので。

 センセイは辛いものがやや苦手なので、「抜きで」と答えると、店員の顔に怪訝そうな表情が浮かびます。
 どうやら、程度はともかく辛いものが普通らしい。

 改めて店内を見渡すと、壁には「7玉完食」者のリストとコメントが張り出されています。どうやら制限時間内に食べ切ると無料になるらしい。
 ただし若い男性でもハードルは相当高いようです。

 ふーん、と思っていたら唐突に、「つけ汁です」。

 麺と一緒に出てくるのが普通だし、「熱いので気をつけてください」と言われることも多い。でも手渡されたつけ汁は、冷たい。表面にはゴマが浮いています。
 やがて麺が茹で上がったのですが、お店の人は良く水洗いしてから氷水で締めています。かなり本格的です。

 メニューでは良くわからなかったのですが、チャーシューの下に、右から刻んだ胡瓜、細切りの葱、そして茹でたキャベツ。へぇー、これが広島風なんだ。
 まずつけ汁を少しだけ頂きます。

 最近流行の魚介系あるいは豚骨系の濃厚な汁と違って、とてもあっさりした上品な味。ゴマその他の油分を酸味が打ち消しています。チャーシューは、淡泊というほどではないのですが臭みがなく、センセイもちゃんと食べることができました。
 茹でたキャベツをつけ汁で食べてみたのですが、これがとても不思議な感じ。胡瓜や葱はそんなでもなかったのですが。

 さて肝心の麺はというと、流行りのものより色白で、そして細い。それなのにコシがあってとても美味しく頂きました。

 残念ながら西条駅の蕎麦店はなくなってしまったけど、今度はこのお店を目当てに来ようかな。



8月29日(金) 西条駅はすっかり綺麗な駅舎に生まれ変わっていました

 学会2日目が無事に終了。現在はホテルに戻ったところです。

 センセイがこのごろ利用するホテルは駅のすぐそばばかり。歳を取ったので、遠くまで行くのがつらいのです。
 今回も、駅前のホテルを予約しました。

 部屋は北向きだったので、西条駅を見下ろす格好になります。もしかすると、JR西日本の写真もこのホテルから撮影したものかもしれません。
 センセイが初めて西条駅に降りたのは14年前のこと。

 古いものの風情のある駅舎。ホームのベンチには座布団が敷かれているなど、地域に愛されていると印象を持ちました。
 駅舎内で食べた素うどんのおいしかったこと。

 2回目に訪れた時には、蕎麦店を含めて、いろいろなものが撤去されていました。そして3回目は工事中。
 現在はほぼ工事を完了したようですが、写真右側の仮駅舎部分ではまだ工事が続いていました。

 市内の様子も一変。

 西条は古い街で、道路が狭く、またそれが曲がっているので、路線バスはやっとですれ違っていました。現在では、旧市街地中心部を少し外れた場所に、片側2車線の直線道路が整備されています。
 マンションも増えているので、ほとんど別な街という印象を受けます。

 でも有名な賀茂鶴酒造などの酒蔵が集中する一角はそのまま。10月11日(土)と12日(日)には「酒まつり」が開かれるとのこと。

 センセイが日本酒党だったら、絶対来るんだけどな。



8月28日(木) 4度目の広島大学訪問は、厳しい...

 センセイは現在、東広島市内に滞在中。市内の広島大学で開かれている催されている学会に参加しているのです。センセイの発表は初日の午前中。
 お伝えしたように、いくつかの会議を終えて、昨晩当地に到着しました。

 発表は、センセイのふだんの立場上の活動報告そのものなので特筆すべき点はありません。
 いろんな人に喜んでいただきました。

 センセイが移転後の広島大学を訪れるのは4回目(初回2回目、そして昨年の3回目)。とても気になったことがあります。
 キャンパスが、「寒い」。

 人工的に造成されたキャンパスの雰囲気がどんどん荒れているのです。山間部に造成されたという事情とは無関係。
 訪れるたびに、掲示物などがすさんでいきます。

 申し訳ないのですが、証拠の写真を示すのが憚れるほど。これでちゃんとした人材を育成することができるのだろうか。
 どうしてこうなったのかはわかりません。

 ご存知のように8日前、広島市北西部が豪雨に襲われ、甚大な被害が発生しました。センセイは昨年、被災地域を訪れています。列車内から見た現地の様子を良く覚えています。
 東広島市は広島市を中心にすると、被災地の反対側に位置します。

 センセイが見た限りでは、当地での被害は確認できません。深刻な被害が発生しているのに、少し離れただけで、現場の状況が理解不能になってしまいます。
 他の参加者は、どう感じているんだろう。



8月27日(水) 北陸新幹線の開業が発表された日 ――西村センセイ、長いツアーに出発する――

 学生諸君はまだ夏休み中ですが、センセイらはお仕事。

 今日は午前と午後に、割とヘビーな会議。参加される方がどう感じていらっしゃるのかはわかりませんが、主催する側はいろいろな人の立場を考えなければならないので大変なのです。
 午後の会議の最後に事務連絡。

 「しばらく大学には来ませんので、書類の申請は早めに...。」

 変に勘ぐられると困るのですが西村センセイ、今日から書類の上では、休日を二つ挟んで2週間続く4つの出張に出かけます。しかし立場上、各種の申請書類を承認する証拠として押印する必要があります。
 実際には日曜日に大学へ立ち寄るのでその際に押印できます。そこで「必要な書類は早く提出してね」とお伝えしたのです。

 会議の後に事務室の女性に挨拶して北陸鉄道野々市駅から電車に乗車。二つ先の新西金沢駅で下車し、隣接する西金沢駅(写真)へ。
 ここから2週間のツアーが始まります。

 写真は西金沢駅から南方向を見ていますが、中央の上り線の左(=東側)に線路が2本見えます。引込み線です。
 左側のものは特に変わっていて、線路の周囲がアスファルトで覆われています。

 線路保守のために、線路脇までバラストなどの資材を運び、ここで工事用車両に積み替えるための施設なんでしょうね。
 写真左側の高架は北陸新幹線ですが、この開業に伴って、この地域の鉄道の運営形態は大きく変わります。

 それは特に、金沢以東で顕著。第三セクター化されるからです。しかし金沢以西も、敦賀までの北陸新幹線延伸に伴って、約10年後に大きく変化すると思います。
 写真の線路は、それを見据えた施設なんだと思います。

 そういえば今日、北陸新幹線の運行形態についてJRから発表(JR西日本)がありました。関係者なら誰もが知っていた開業日を含めて、基本的には概ね予想通り。
 ただしJR東日本は、新潟県からの要望については相当配慮しているという印象を受けます。

 こちらについては後日。



8月26日(火) 教えてあげた方がいいのかなぁ... ──夢考房を見学していて気づいたこと──

 今日は見たままのお話を手短に。

 お伝えしたように先週は、学内で高校の先生方を対象にした講習会が開かれていました。厳密に言うと、全国から集まってくださったのは、工業高校の先生方。
 そしてテーマの一つは「安全」です。

 ものを造る時には、とても危険な機械や工具、あるいは電気、薬品などを使います。
 高校生にまず、作業者の安全を考えてもらう必要があるのです。

 そしてソフトウェア類など、形のないものも含めて、製作/制作されたものは、誰かが実際に使用します。
 つまり、さし当たりの使用者、消費者、さらには広く公衆の安全を、いろいろな観点から考えなければならないのです。

 そこで大学見学の翌日、学生の活動スペース「夢考房」を改めて見学していただき、安全に関する問題がないかチェックする実習を実施。
 センセイもお世話係として同伴。

 右側の、割と小さな機械は研磨機でしょうね。

 中央の大きな機械は......と近寄ってみると、中央部(黄色の枠内)に注意書きがテプラで貼られています。
 「連続使用時のみ水を小量流す事」。

 誰かに教えてあげた方がいいんだろうか。



8月25日(月) 福祉施設の建物の一角に、何故かラーメン屋さんが出店?!

 お伝えしているように先週はずっと高校の先生方を対象とした講習会が開かれていました。

 今回の講習会ではセンセイらが講義するだけでなく、お役所や企業など、外部から何人かお客様をお招きしました。このような場合は基本的に、控室でお客様と一緒にお弁当を食べます。
 要するに、お昼もお仕事。かなり気を使うので、何を食べたのかよくわからない。

 でも講習会がまだ始まっていない月曜日だけは別。パワーが不足気味なのでほっかほか亭のお弁当を買うことにしました。ただしこの機会に別な用も片づけます。
 つまり、経路がいつもとは違います。

 所用を済ませて写真の右側からほっかほっか亭の前に来ると、写真奥の、黄色く割と大きな建物を建設中であることに気づきました。写真の陰、建物上部には「あじさいの家」と書かれています。
 こちらから見える部分の上部には「椿」。椿は野々市市のシンボルです。

 どうやら福祉施設らしい。へぇーと思いながら通り過ぎようとした時、「らーめん 虎」の文字が飛び込んできました。
 最初はまったく別の工事だと思ったのです。

 でもご覧のように、ラーメン店は福祉施設の建物の一部を使っています。一体どうなっているのでしょう。
 西村センセイ、金沢ではほとんどラーメンを食べなくなっています。

 加齢で油っぽいものが苦手になっていることに加えて、大学近辺のお店の味がずいぶん変化しています。
 最初は気のせいだろうと思ったのです。でも、客足は正直。

 その意味でも気になります。そこで今日、ほっかほか亭でお弁当を注文してから裏の現場へ行ってみました。
 正直なところ、あまり工事は進んでいませんでした。

 ただし新しく看板が建設されていて、そこには「自家製スープ 自家製麺 黒虎らーめん」。調べてみるとこの「らーめん 虎」お店、隣の白山市鶴来(つるぎ)地区(旧鶴来町)にすでに存在するらしい。
 そしてお店を運営するのは、「あじさいの家」。

 つまり同一法人が施設とラーメン店を経営することになります。障害者の就労支援のためのお店なんですね。レポートによると、金沢ではなかなか定着しない「富山ブラック」ラーメン系らしい。

 いろいろな意味で、オープンとその後が楽しみです。



8月24日(日) もう少しで、このページを永久に更新できなくなるところだった(実話)

 昨晩はひとまず、それなりにちゃんと睡眠。

 でもこのところ、働き過ぎが続いているので目覚めても、なかなか「スッキリ」とはいきません。センセイくらいの年齢になると、たぶんよくあることなんだと思います。
 しかし今日は車を運転して、いくつか片づけなければならない。

 日程を変更できないかとか、いろいろ考えたのですが結局、当初予定はそのままにして、早め早めに行動することにしました。こうすることによって、精神的にも時間的にも余裕ができます。
 まずは新潟市内の内野駅へ。もちろん乗車券類を買うため。

 今週半ばからずっと出張することになっており、各種の切符はJR東日本のネット上で予約済。でもこれまで時間がなかったので、今日中に受け取る必要があるのです。
 東日本管内の主要駅ならどこでもかまいません。

 でも今日の予定の中で、コース面、時間面、そして安全面でも一番無理せずに立ち寄ることができるのは越後線内野駅。訪れるのは2年ぶりくらいじゃないかと思います。
 駅に接近すると、様子が変。古く歴史のある駅なのですが、新駅舎(中央奥)を新築中なんですね。

 新駅舎にはすでに駅名表示が掲げられていましたから、完成、供用開始は近いんだと思います。
 安全運転に気をつけながら、新潟市内での用を済ませます。

 どうやら、このままでも無理せずに行動できそうだったので、交通量と信号機が少ないコースを使って長岡市内のBMWディーラーへ。
 正体不明のケーブルを点検してもらうためです。

 慌てて出てきた担当者の話によると、これはドイツからの運搬時に不必要な動作をさせないためのものだそうな。
 その時だけケーブルの先に部品をつけ、実際の使用時には後部座席の下に押し込むんだそうです。

 サスペンションの交換作業中に、はずみで飛び出したんでしょうね。担当者の方は後部座席をカポッと持ち上げ、ケーブルをその中へ。
 これで一軒落着とのこと。そんな簡単なことだったのね。

 軽自動車をビュンビュン飛ばすおねいちゃん達──いつかは取り返しのつかない事故を起こすぞ──は無視して、安全運転で帰宅。すぐに金沢への移動の準備。
 でも今度は電車だから、気持ちは楽。

 実際、かなり疲れていたようで、直江津駅を出発してから富山との県境付近まではずっと眠ってしまいました。金沢駅で下車して別な用を済ませ、駅前から路線バスに乗車。
 バスの系統の関係で、同じ名前なのですが、いつもとはちょっと離れたバス停で下車。

 信号を確かめた後、押しボタン式の横断歩道を渡ります。ほとんどの車は赤信号で停車していますが、1台だけ信号を無視してセンセイの前を高速で通過。
 歩道上を歩き始めます。

 ふと右側を見ると、先ほどの車に影響されたのでしょう、濃い色、かなり古いマーチが時速40〜50km/hくらいでぼんやりとセンセイに向かって突っ込んできます。
 とっさに身を引きました。

 そのセンセイの顔の下で、頭を完全に下げて左手で青色のスマホ画面を操作していた若者が、ゆっくりと顔を上げ、右手でハンドルを操作。ここで視線が合います。
 彼の口は半開き。

 マーチは少し蛇行しながら、歩道を通過します。ブレーキをかけることはありませんでした。彼の動作と絵に描いたような間抜け面はしっかり記憶に焼き付けました。
 ただし視力が低下していることもあり、ナンバーは不明。

 彼がもう少しスピードを出していたら、あるいはセンセイが身を引いていなかったら、このサイトは昨日のままで残り、永遠に更新されることはなかったでしょう。
 僥倖
(ぎょうこう)と言うしかありません。

 万一の事態を考えると、目撃者はかなり存在するのでさすがに、例えば「センセイが信号を無視して車の前に飛び出した」──横断歩道上の出来事なんだけど──などということにはならないと思います。
 ただし「死人に口なし」もまた、事実。

 携帯電話で通話していたのなら通話記録が残りますが、スマホの操作を証明するのは相当困難だと思われます。

 「反省材料とともに、もう少しだけチャンスを与えるから、明日からもしっかり働け」という天の思し召し(おぼしめし)なのでしょうか。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る