2016年12月10日更新(2016年12月18日ページ移動。2018年11月24日写真削除)
■12月10日(土) 大学近くのお菓子屋さん、建物の角を曲がると別なキャラクターが...
本当は、昨日お伝えするつもりだった話題。一昨日に続き、大学近辺でセンセイがちょっと気になっていることです。
センセイは毎月1回くらいの割合で大学の南側へ行くことがあります。大学からそんなに離れているわけではないのですが、すぐ近く、というわけでもない。
自動車ならどうということはない距離なのですが、徒歩だとちょっと微妙。その途中、幹線道路沿いに「みんなのおかし市場」というお店があるのです。要するにお菓子屋さん。
ただしお店のすべての窓と、反対側にあるドアはすべて、ご覧のように目隠しされています。
普通なら外を通るお客さんに、商品や店内の様子を見えるようにすると思うのですが......。というわけで西村センセイ、このお店に入ったことはないのですが、「福井の菓子問屋が運営するお菓子の専門店」とのこと。
福井とここに実店舗を、そしてネット上にもお店を展開しているようです。センセイがここを通るたびに不思議に感じたことがあります。お店のキャラクターが2種類存在するのです。
一つは写真左側に見える青い髪をした2人。こちらはネット上でも見ることができます。でも写真右側には別な、茶色のおさげ髪の少女が2人。この「金沢高尾台店」の場合、青色のキャラクターは写真の左だけ。
残りはすべて、おさげ髪バージョン。センセイだったらお店の広告キャラクターは、多少のバリエーションは認めたとしても、基本的には統一するだろうと思います。でもこのお店、開店してから7年経ったのに、ずっとそのまま。
その間、整理する機会はいくらでもあったはず。なお、個人的な疑問を開陳(かいちん)しているだけで、決して営業妨害等の意図があるわけではありませんので、誤解なきよう。
■12月9日(金) 【訃報】EL&Pのキース・エマーソン氏の後を追うかのように、ベースのグレッグ・レイク氏が逝去
予定を変更して、悲しいお知らせをしなければなりません。
1970年代から80年代にかけて有名だったプログレッシブロックバンド“EL&P”(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)のベーシストグレッグ・レイク氏が7日、ガンのため逝去しました。
氏およびEL&Pのサイトで公表されています。((c)EL&P)EL&Pは「ザ・ナイス」のキーボード、キース・エマーソン(写真左)とベースおよびギターのグレッグ・レイク(中央)、ドラムスおよびパーカッションのカール・パーマーの3名で1970年に結成されたトリオ。
「展覧会の絵」、名曲「タルカス」(こちらやこちら)などで知られます。初期にはクラシック音楽に題材を取ることがあり、ベラ・バルトークの「アレグロ・バルバロ」(「未開人」)やバッハの「フランス組曲」などが曲の中に取り入れられています。
「展覧会の絵」もムソルグスキー作曲、ラベル編曲のオーケストラ版をさらにアレンジしたもの。演奏面ではキースエマーソンが世に知らしめたと言っても過言ではないモーグ・シンセサイザーとハモンド・オルガンの使い方は衝撃的でした。
それを支えたのがグレッグ・レイクとカール・パーマー。グレッグ・レイクはEL&Pを結成する前は有名なキング・クリムゾン(初期)に所属しており、ボーカルとベースを担当していました。実はギターも上手い。
キング・クリムゾンのロバート・フィリップと同じ先生に習ったので、二人の、特に音色の選び方には共通するものがあります。3人とも日本が大好き。しばしば来日して演奏しています。残念ながらセンセイは観ることができませんでしたが。
キース・エマーソンは今年の3月、自宅にて拳銃を用いて自死しているのが発見されました。それに続くグレッグ・レイクの逝去。両氏のご冥福をお祈りします。
■12月8日(木) 非常に繊細で、一昔前を意識したラーメンです ──中華そば
桜三四郎──
今日はタイトル通り、ラーメンの話題。
加齢と塩分制限とで、西村センセイはラーメンをあまり食べなくなっています。特に金沢では月に1回あるかどうか。新潟の自宅にいる時はよく行くお店があるのです。
でも最近は忙しくて自宅に戻る暇がないし、帰ったとしてもお昼にはすでに移動しています。先日たまたま、ふだんは出歩かない時間にキャンパスの外へ出たのですが、あるお店のことを思い出しました。
それが「中華そば 桜三四郎」。凄い名前だ。金沢で新しいお店にはいるのは、1年半前大学の近くにオープンした「金沢 麺屋 達」以来じゃないかしら。
「達」はその後、もう1回入っただけで1年以上ご無沙汰していますが。大学から少し離れた場所にあり、月に1回程度その前を通るのですが、1年くらい前に開店したらしい。
他の店と造りが違うので、とても気になっていました。というわけで、ドアを開けてお店の中へ。店内は狭く、L字形のカウンター10席と小上がり。以前居酒屋だった場所を居抜きで使っていますね。
先客は男性ばかり4名。その中の1人はガイドブックのようなものを手にしていますし、支払の時にもそれを見せていました──たぶん割引──から、地元の情報誌などでも取り上げられているようです。
期待が持てるかも。醤油味の「中華そば」と塩味「三四郎そば」(各680円)が基本メニューらしい。本来ならば醤油味を頼むべきところでしょうが、センセイが選択したのはごま風味の味噌味。(780円)
味噌を選んだのは、このところ夜のお付き合いが続いていたからでしょうか。メニューを読み、店内を見渡していると、このお店は化学調味料を使わない一昔前のラーメンがポイントらしい。
程なく届けられたのが写真のラーメン。油が多いように感じられるかもしれませんが、実際にはそんなことはなく、あっさりとした美味しいスープです。
ただし塩分をかなり感じましたが。2枚乗ったチャーシューも風味が良く、あまり肉を食べないセンセイも抵抗なく頂くことができました。
味噌ラーメンのみ手打ち麺──そのため1日20食限定──とのことですが、繊細で上品な味、そして噛み応え。塩加減を除けば十分満足できます。そもそも店主の動きを見ていると、経験豊富だということがわかります。また彼はラーメン一筋ではなく、和食のお店を経営していらしたんじゃないかと思います。
それは味にも表れています。「中華そば 桜三四郎」、チャンスを見て再訪し、今度は中華そばに挑戦しようと思っています。
■12月7日(水) 今シーズン初めて、フロントガラスに降りた霜を取り除きました
今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題。
水曜日なので朝から会議+会議+授業×2+会議+打合せ。その前に授業の準備を完了しないといけないので、例によって早朝から出勤します。
今日は午後から雨との予報。所によっては雷雨になるとか。だから車で出勤するつもりだったのですが、朝、窓を開けると、予想外に晴れ上がっています。一瞬、自転車にしようかと思ったほど。
ただし日本海に低気圧が迫っているのは確実だったので、やはり車にします。身支度を整えて駐車場に近づいた時、最初に気づいたのはリア、そしてサイドウィンドウに霜が着いていること。
晴れて放射冷却状態になったため、空気中の水分が凍結したのです。ここまでは覚悟していたのですが、前面にまわると何とフロントガラスがかちかちに凍っています。
さすがにこれは、予想外。冬に入ったので専用の器具を車内に置いています。それでガラス表面に付着した霜──実態は氷──を削ったのですが、簡単には取れません。
エンジンをかけ、暖気を直接ガラスに当てます。車外気温計は3.0℃を指しています。空気が内側から当たるようになると、割と短時間で霜が柔らかくなりました。それを削り落としたところで撮影したのが写真。
これはまだ序の口。今週末は北陸地方も雪になるかもしれません。本格的な冬の到来です。
■12月6日(火) JR西日本トップナンバーの、北陸新幹線W1編成に初めて乗車しました
本当は昨日お伝えする予定だった内容です。悪しからず。
週末の千葉出張、ご報告したように土曜日に実施した試験が早めに終わり、金沢駅でしばらく待つことになりました。
早い列車に変更しても良かったのですが、良い座席を確保しておいたので、予定通り乗車することに。駅前のスーパーでお弁当とビール、おつまみのししゃもを買い、新幹線ホームで待っていると、「かがやき」が進入してきました......あ"っ。
フロントガラスに“W1”。JR西日本が所有、運行する北陸新幹線W編成のトップナンバーです。写真は乗務員出入り口。
ここにも編成番号が記されています。在来線で自宅と金沢を往復していた時ほどではありませんが、それでも帰宅する時や東京出張で、しばしば北陸新幹線を利用します。
でもトップナンバーに乗車するのは初めて。北陸新幹線開業の前年に、金沢港で陸揚げ後白山総合車両所へ陸送、納入された最初の編成です。写真の車両はその中でも最初に陸揚げされたもの。
実はもう1編成、北陸地方でまだ乗ったことがないトップナンバーが。特急「サンダーバード」として金沢─大阪間を結んでいる京都(吹田総合車両所京都支所)所属の681系W01編成です。
この列車はJR西日本在来線主力特急電車681/683/287系の母体となった先行試作車。テストの後、量産化改造されて実際に運用されてきましたが、付属編成3両はすでに廃車となっています。基本編成6両はまだ運用中なのですが、製造後四半世紀が過ぎようとしています。
生きているうちに、乗る機会があるかなぁ。
■12月5日(月) 予定変更 ──製薬会社から講師をお招きして、特別講義が行われました──
今日は早朝から出勤するつもりだったのです。
いつも通り、真っ暗な中で目覚めたのですが、どうも疲れが取れていない。もちろん昨晩遅くに戻ったためです。二度寝するかどうかはともかく、予定を変更して、ゆっくりと起きることにしますることにします。
ただし、どうしても外せない立場上の打合せがあります。職員の出勤時間より少し遅れて大学へ。想定以上に盛り上がって打合せを終えると、同僚が来室。
ちょっと焦った様子。今夕、センセイの担当クラスなどを対象に、中外製薬からCSR(企業の社会的責任)担当者をお招きして、ホールで特別講義を行うことになっています。
ここまでは予定通り。特別講義終了後、別な仕事の打合せを兼ねて食事会を開くことになっていたのですが、本学側で都合の悪い人がいるとのこと。
要するに、人が足りない。重要な仕事なので、センセイが代わりに出席することにします。そして特別講義の時間。受講生が続々と集まってきます。
写真は講義内の一コマ。講師はとてもお話が上手で、受講生をぐいぐい引き寄せていきます。彼ら彼女らを講義に参加させるために、判断が分かれる問題──ここではセクハラ──を取り上げ、学生の意見を緑/赤のカラーで尋ねています。
受講生によると「クリスマスカラーだ」。まぁ、確かに。夕方の疲れが溜まっている時間帯だったのですが、学生諸君は積極的に講義に参加してくれたと思います。センセイ自身もいろいろ考えるところがありました。
このクラスの講義、次回は8日(木)の午後に行われます。で、今日の特別講義を受けて、講義内容を少し変更しようと思っているのです。
■12月4日(日) やっぱり、勉強は必要だ ──西村センセイ、千葉大学で開かれた学会に参加する──
「もう1本早い新幹線にすれば良かったかな」。
これが昨日のセンセイの正直な感想。お伝えしたように昨日の入学試験は複数の試験をほぼ同時に実施するという特殊な実施形態で、全体の終了時刻を予測しづらい。
西村センセイ、試験をすべて終えてから、学会へ移動するつもりだったのです。北陸新幹線は速達「かがやき」と停車駅の多い「はくたか」の2タイプ。列車にもよりますが、東京までの所要時間が大きく異なるので、注意して選択する必要があるのです。
今回は余裕を見て夕方の「かがやき」を予約。でも結果的には1時間ほど待つ羽目になりました。それはともかく昨晩、学会が開かれている千葉大学最寄りのホテルへ移動。千葉駅構内を歩いていると、杖をついた後ろ姿に見覚えが......。
おぉ、師匠筋では唯一ご健在の絹川正吉元学会長。元ICU学長でもあり、かつてはセンセイの上司だった方です。昨日は学会初日だったので、懇親会から千葉市内の宿所に戻られる途中だったようです。
もちろんご挨拶。会場校の千葉大学は、JRの路線なら西千葉駅が最寄り駅なので、千葉からだと少し戻る格好になります。以前、同じ学会で訪れているのですが、たぶん25年ぶりくらいの訪問。
隣の小学校など、ほぼ記憶通りであることに驚かされます。今日の学会は午前と午後に分かれていたのですが、写真は午後の分科会での一場面。登壇したメンバーによる議論を受けて、小笠原学会長が議論を総括しているところです。
実は西村センセイ、この分科会の委員。1年近く前、学会長からメールを頂戴して委員就任を要請されました。学会長直々ということであれば、断る理由はありません。ただし西村センセイ、ふだんは金沢(あるいは新潟)に存在しています。
地方に居住していると、どうしても最新の情報が得にくい。というわけで、かなり無理して、しかも完全私費(自腹)で参加したのですが、それだけの甲斐がありました。やはり、いくつになっても勉強は必要なんですね。
ただし閉会式は予定よりも早く終了。東京駅には、予約した「かがやき」出発時刻の1時間前に到着しました。やっぱり、もう1本早い新幹線に......。