2007年5月5日更新(2007年5月13日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2007年4月第5週〜5月第1週のニュース──

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5月5日(土) 伸びる学生。立ち止まったままの教師...。

 日曜や祝祭日は大学の裏門が閉まってしまいます。

 夕方、所用があったのでいつもより早い時間に戻ろうとして、裏門の閉鎖を思い出しました。別な門から出る必要があるので、いつもと違う道へ。

 連休中なので大学構内は静まりかえっているのですが、キャンパスの一角、365日24時間開いている自習室だけには明かりが灯(とも)っています。

 窓越しに見ると、30人くらいの学生がパソコンに向かっています。
 連休明け締切の課題に取り組んでいるのでしょうか、ふざけているような姿は見えません。

 素直に、たいした学生だなぁーと思ってしまいます。

 全学生から見れば一部かもしれませんが、こうやって自分から伸びていくんですね。

 それに引き替え「宿題」をできるだけ後回しにしようとしている──小学生の時から変わらない──西村センセイ、何だかこちらはずっと立ち止まったまま。

 ......トホホ。



5月4日(金) 西村センセイの連休、あっさりと(しかし有意義に)終わる

 西村センセイ、今日のうちに金沢へ移動しました。週明けまでに片づけなくてはならない仕事がたまっているからで、要するにセンセイの連休はこれでオシマイというわけです。

 今日は電車で移動したのですが、いつもの特急が混雑しているかもしれない──連休中は、自由席車両が1両減ってしまう──ため、それより1時間ほど遅い各駅停車で移動しました。

 柏崎駅の隣の隣、青海川駅で日没となりました。
 太陽はかろうじてまだ水平線上にあるのですが、間もなく雲に隠れてしまうのです。

 映画・テレビ化された「高校教師」の舞台として有名なせいでしょうか、カップルがホームで夕陽を眺めていました。
 ホームの下はもう海岸。青海川駅はホームと海岸が最も近い駅として有名なのです。

 途中で3回乗り換えたのですが、今日が連休の中日だったためでしょう、予想に反してどの特急の乗客もふだんの平日より少ないくらいです。
 かといって人々が市街に繰り出しているわけでもなく、家庭で静かな休日を迎えている方が多いようでした。

 金沢駅に近づくと、ビルの谷間から、黄色く、大きな(ほぼ)満月を見ることができました。
 今日も、電車を追いかけてきます。

 西村センセイ、このところいろいろ忙しくてかなり消耗していたため、連休は結局、家族・親戚サービス以外はひたすら寝ていました。(悲しい...)
 けれどもそのおかげで少しは具合が良くなったので、やはり連休をセンセイなりに有意義に過ごした(?)と言えるのかもしれません。

 というわけで、明日から営業再開。気合を入れてがんばりましょう。



5月3日(木) CPRMのツボはリアルタイム暗号化だった!! ──やっぱり普及なんか、しないって!! ──

 2日続けてDVDネタです。悪しからず。

 西村センセイ、これまで自分で録画したDVD(/-R/-RAM/-RW)ディスクを個人用途で編集するために、ピクセラ社──最近はワンセグチューナーで有名──の“Pixe VRF Browser EX”という市販ソフトを使ってきました。

 著作権保護されたDVDには対応していませんが、このソフトを使うと自分で録画したディスクからMpegファイルを取り出すことができるのです。

 何度かお伝えしているように、Pioneer社製のDVR-7000はとても優秀なマシンで、センセイが使っている数台の機器の中では、最も綺麗に、かつ素直な映像でMpeg化できます。

 DVR-7000を使って、映像をできるだけ高レートで変換、録画し、次にそのディスクをMac(OS 9・OS X両対応)に移し、このソフトでファイルを不必要な部分を除外しながら必要な部分だけ読み込み、再度オーサリングソフトで書き出すのです。
 ちょっと手間はかかりますが、センセイのシステムでは最も綺麗なMpeg画像を得られます。

 出来上がった映像を見ると、やはりレーザーディスクの実用化などで苦労しただけ、パイオニア社の技術には一日の長があると思います。

 ところが最近、あるディスクをセットしたところ、右の警告が表示されて、作業がそれ以上進みません。
 やっぱり、ね。

 今回使ったのはCPRM(Content Protection for Recordable Media)ディスクに地上デジタル放送を録画・移動(ムーブ)したものだったのです。

 少し調べてみたのですが、CPRMは新しいコピーガードシステムで、メディアそのものに振った固有鍵と、プログラムの鍵(+その他)で内容を暗号化してしまい、再生するたびに使用機器の鍵と使って暗号を解除するようです。

 普通なら問題はないのですが、今回の場合のように機器やソフトが対応していなかったり、違法コピーだとまったくお手上げなのです。DVD-Rなどに物理的にコピーはできても、メディアの固有鍵が絶対に一致しませんから。

 このCPRMディスクは、新しく買ったHDD・DVDレコーダーとDVR-7000での再生に問題がないことは確認済だったのですが、念のため古いプレーヤーにかけると、ご覧の表示が出て、操作不能になってしまいました。
 新しい規格で、機器が対応していないためでしょう。

 ところでこの話題、映像オタクの他人事だと思って笑ってらっしゃいませんか?

 番組を留守録しておいて、出張の際の電車の中でパソコンを使ってみるとか、教材用にニュースや教育番組の一部を使わせてもらう──著作権法で明確に許されている──とか、家族がちらっと映った番組を編集するとか......こういう使い方が一切不可能になってしまうんですよ。

 番組制作者に権利が発生するのは当然なのですが、新しいコピーガードシステムは「それがすべてだ」と言っているようにしか思えません。

 他人を斟酌する気持ち、もっと敷衍(ふえん)すれば他者に対する畏敬(いけい)の念がまるで感じられないのですが......。



5月2日(水) デジタル放送の新コピーガードは、とにかく使いづらい!!

 円谷プロ(の跡地)に連れて行ってから、飽きるどころかますますウルトラマン熱を昂じさせている我が娘。

 居間のHDD・DVDレコーダーの番組表をクリクリさせていたと思ったら、今度は自慢げに大喜びしています。今週、NHK BS2(11ch)で、円谷プロ制作の「怪奇大作戦」をこの連休中に一挙に放送するというのです。

 しかも故実相寺昭雄監督が今回の旧作のシリーズ構成を手がけただけでなく、監督自らが一部脚本を手がけた3本の新作もいっしょ。おぉ、これはもう、観るしかない!!

 ところで実は西村センセイ、「怪奇大作戦」のそのものの記憶はありません。
 NHKのサイトによると人気番組「ウルトラセブン」の後番組として放送したようで、しかも平均視聴率22%だそうですから、人気も高かったようです。後述の録画を見返すと、テーマ音楽だけは聞き覚えがありました。

 で、自宅居間のレコーダーで録画したのですが......おぉ、あぁ、凄い!!(続きはご自分の目と耳と心で)

 ところが、放送としては連続している(数話を連続して放送)ものを、番組表では別々に扱っているせいか、録画した話の最初と最後で微妙にズレて切れてしまっています。

 実は2階の書斎でも同内容をデジタルBSで同時録画しておいたのですが、こちらは全然問題ないので、それをDVD化することにしました。機種が違うせいか、こちらは問題なく収録されています。

 放送内容は合計約8時間で、その中で新作は2時間15分。

 この新作部分を1枚のDVDに収めようとすると、DVDが得意とする2時間の壁を、僅かですが越えてしまいます。
 BDZ-V9だとこのような場合、躊躇せずに長時間録画モード(4時間)になってしまい、急速に画質が悪化していしまいます。

 そこでDVR-7000を使ってマニュアルモードでコピーしようと思って......できない。
 センセイが所有する機器を総動員したのですが、無理でした。
 挙げ句の果てには、センセイ宛にDVDレコーダーから右のような警告メール(本来はカラー)が届く始末。

 今回、普通に録画した分を他人に有料で譲渡するわけでなし、自分でコピーするだけなのですが、それすら新コピーガードシステムは許してくれません。

 以前も書きましたが、これは例えば著作権法で明確に許されている教材作成などでは、致命的な問題となってしまいます。要するにまったく編集不可能なのですから。

 結果的にもう一度繰り返すことになってしまいましたが、これじゃあ、DVDレコーダー、絶対売れませんよぉ。(かつ、たぶん、結果的にはマーケットを縮小させ、著作権者の利益も損なってしまうことになると思います。)



5月1日(火) 不思議なご縁の傘屋が閉店してしまった。 ──西村センセイ、急速にオジイサン化する?! ──

 今日と明日、世の中は連休の谷間の平日。けれど金沢工大はふだん忙しすぎることへの反省からか、この2日間、大学はお休み。学生も教職員も、です。
 というわけで西村センセイ、今は新潟の自宅にいます。

 連休中に片付けなければならない仕事があるのだけれど、たいした仕事でないにもかかわらず、どうにもこうにも捗りません。じゃぁ、新しいAVケーブルを床下に配置するなど、ふだんできない遊び(?)をしているかというと、そうでもない。
 疲れが取れないので、とにかくゴロゴロ、ゴロゴロ......。

 3月末から4月にかけていろいろ所用があったので、合計3回、318iで新潟と金沢を往復しました。
 いつもなら目的地に到着して車を降りる時、「もっと乗っていたい!!」と思わせる318iなのです(ホント)が、今回はそんな感じが全然ない。本人が自覚している以上に、相当疲れてしまっているようです。

 それでも抗ウィルス剤のおかげか、しばらく続いた口唇ヘルペス──疲れた時に出る──がやっと収まってきたのが唯一の慰め。

 夕方になると少しは元気になるので、買い物がてら外出したのですが、柏崎警察署の斜向かいにある傘屋さんで変化が起きていることに気づきました。

 この傘屋さん、もともとは市内中心部の繁華街にあったのですが、その後、センセイが一時住んでいた(従姉妹たちと下宿していた)場所に移転し、そして現在の場所へ再度移転したのです。

 ちなみに、センセイらが住んでいた場所はその後更地になって、センセイの知り合いが結婚してそこに家を新築するという、不思議なご縁(ちょっとややこしいけど)。
 傘を買ったのは1回限りですが、センセイにとっては個人的に気になるお店。

 店頭の張り紙を読むと、完全閉店ではないものの小売りはやめて卸売りに専念するため移転するそうです。
 柏崎市内、特に中心部はあちこちでこんな閉店が続いています。

 跡取りはきっと、郊外に進出したお店で働いているのでしょう......などと考えていて、ふと気づきました。もちろん読者の方も、すでにお感じだと思います。

 思考が急速にオジイサン化しているのです。

 「オジサン」と呼ばれることには少しずつ抵抗がなくなってきていたのですが、どうも、心身ともに見かけ以上に内部では急速に老化が進んでいるらしい。

 40歳代前半にも一度あったのですが、目が急に衰えてきたし、何よりも疲労が取れないし......。

 たぶん、身体面に対応して脳みその方も老化が進んでいるので、傘屋の閉店に普通以上に反応したんだろうと思います。

 西村センセイ、どうもオジサンを卒業して、急速にオジイサン化しつつあるようです。

 どうしょう。



4月30日(月) 指示通りに、中学校へ非難していいのかなぁー...。

 2日続けて白黒写真のように見えますが、これでもホントはカラーです。

 家人は車を運転できない──ただし318iは彼女名義!! ──ので、センセイが自宅にいる週末は家族で食料品その他を買い出しに出かけます。

 いつも行くスーパーの店頭に、避難場所の掲示がずっと張り出されています。
 以前から、とても真面目だなぁーとは思っていたのです。

 ふと気づいて、改めてよぉーく読み直すと......あれ、まぁ?!
 解釈のしようによっては、その通りだよねと思えなくもない、ここ柏崎市の現状ではあるのですが......。

 この近くには、田舎町なのに大学が二つもあって、特にその一つはこのスーパーのすぐそば。う〜ん、この掲示、大学あるいは教育関係者は誰も読んでないのかも。

 あるいは読んでいても、(センセイのように今日まで)気づいていなかったりして...。



4月29日(日) 「人間録画予約タイマー」 ──これじゃぁ、DVDレコーダーは絶対普及しないと思う──

 「センセイの場合、映画を除けば、ブルーレイをHD放送の録画に使うなんてあるのかなぁー」と書いたのは、つい先日のこと。

 ところが意外に早く「その日」がやってきました。音楽番組の録画のことを忘れていたのです。

 何回かお伝えしているように、西村センセイは現在、新潟の自宅にHDD・ブルーレイ・レコーダーを1台、自宅居間金沢のアパートに地上・衛星デジタル対応のHDD・DVDレコーダーを各1台、SD規格のDVDレコーダーを自宅書斎と金沢に各1台所有しており、各機器ともそれなりに稼働しています。

 でもデジタル放送対応のマシンは、HD放送の品質をHDDにデータを保存できるだけ。
 外へ取り出すためにはブルーレイ・レコーダーで録画するしかないのですが、そのブルーレイ、機械は新潟の書斎にあるのに、センセイ自身は金沢に滞在したまま......。

 しかたないので先日、自宅に電話をかけて2階の書斎で家人に電話を受けてもらい、リモコンが得意な娘に録画予約してもらいました。
 要するに人間録画予約タイマーというわけです。

 電話で用件を説明した時点で呆れられるし、何を録画するかがバレバレになるので、その段階でもう一度父親の威厳が失われてしまいます。(もともと威厳なんかないんだけど)
 トホホ......。

 もう一つ困ったことがあって、従来のSD放送(地上・BSアナログ)なら、とにかく録画すれば、DVD化するにせよアナログでコピーするにせよ、品質は徐々に低下するものの、それなりにコピーを残すことができます。
 けれどデジタルレコーダーでの録画はすべて「ムーブ」しかできません。つまりディスク等に移すと元の素材が失われてしまうのです。
 DVD-Rや携帯端末などに品質を落として移すだけでも、元の高品位素材は消えてしまいます。

 これまで、一部の悪意を持った人がコピーを悪用してきたのも事実ですから、このような仕組みの必要性はわからないでもないのですが、公共性が高いニュースも教育用の番組にも一律にこの仕組みが適用されてしまっています。
 実際に使っていると、これがとても不便な仕組み。

 で、現時点でセンセイにできることといったら、とにかくありったけの機材を使って同時に録画することだけ。

 右の写真はNHKのBSハイビジョンで放送したものをブルーレイ・レコーダーで同時に録画したことを示しています。
 録画の一つはすぐにブルーレイ・ディスクに移し、もう一つはしばらくHDD上に残しておくつもりです。
 この番組は20Gもある(!!)ので、HDDに余裕がなくなったらその段階でブルーレイ・ディスクにムーブしようと思います。

 別な番組の場合は、地上波とその再放送、BSアナログ・デジタルのすべてで同時録画するといった有様で、「何でこんなことしなくちゃ......」と思ってしまいます。

 もう一つ。

 写真のメニュー画面は本来、綺麗なカラーです。

 以前アパートのアナログ出力を取り込んだ時(こちらこちら)は問題なかったのですが、今回自宅のブルーレイのSDアナログ出力を取り込んだら色が落ちてしまいました。
 画像安定装置を使ってもダメでした。メニュー画面にすらプロテクションがかけられているようです。

 この点は放送素材を、自分の講義のためにその一部を教材化する──著作権法上も認められている──際などに大問題になると思います。
 そもそもパソコンへのコピーから始まって、何も操作できないらしいのです。(今のところ、全部確かめたわけじゃないけど。)

 ムーブやプロテクトのシステムは基本的に、ユーザーから自由裁量をいうものを一切奪って、いわば奴隷化するシステムなんですね。
 泥水のままで良いとはいいませんが、魚が純水の中に住めないことも事実です。

 以前もお伝えしましたが、これじゃぁ、DVDレコーダーは絶対普及しませんよぉー

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