2007年12月22日更新(2007年12月30日ページ移動。2012年9月19日写真削除)
■12月22日(土) 新潟市で物理教育の研究会に参加しました
世の中は3連休ですが、西村センセイはご出張中。新潟市内で開かれた日本物理教育学会新潟支部の研究会に参加したのです。
新潟支部は定期的に会合を持っているのですが、センセイはふだん金沢にいるのでなかなか参加できません。
そこでせめてと思い、夏の総会と冬の「クリスマス講演会」──イギリスの科学者マイケル・ファラデーにちなんでいる──には参加するようにしています。いつもは割と内向きの物理プロパーの話題なのですが、今回はアメリカの物理教育の現状。
東京農工大学の覧具博義教授のお話です。先進国はどこも物理の履修者が減少しているのですが、例外的にアメリカは、ここ10年くらい、物理選択者が倍増しています。
その理由の考察を中心に、物理教育の立場からお話くださりました。センター試験の影響などがあって日本でも高校物理の履修者はどんどん減っているので、会員の中心である高校の物理の先生方は大喜び。
でも肝心のアメリカの状況となると、高校の先生方にはちょっと伝わりにくい部分があったかもしれません。センセイらが担当している分野や科目は、基本的にアメリカ生まれの学問なので、講師の先生がお話になっていたことは西村センセイ、とてもよくわかります。
でもセンセイらが工学系の大学に所属しているのに対して、どちらかというと理学系中心のお話だったので、へぇー、ずいぶん違うんだなぁーという部分もあります。
その再発見を含めて、とてもためになるクリスマスプレゼントを頂戴した今日の西村センセイなのでした。
■12月21日(金) 金沢工大、こういう所はすごいと思う ──やれば、できるじゃん!!(2)──
昨日がんばって仕事に勢いがついたので、今日も気合いを入れて日の出前に出勤し、4時間ちょっとかけて採点を終えました。
予想より15分早く終わったために少し時間ができたので、荷物運搬用の台車を借ります。間に合わないと思っていた使用済の資料をリサイクルに回すのです。
北陸地方はずっと冷たい雨が続いているのですが、今日は晴れ間も結構ありそうだし。使わなかった講義資料──業務連絡:ついでに8号館の残部は全部回収しました──と、答案などを2回に分けて運びます。
かなり汗をかいたけど、やればできるじゃん!!これでちょっとだけスッキリした研究室で新年を迎えられそうです。
研究室へ戻ろうとして、構内で最近掘り返されたばかりの場所があることに気づきました。
何でだろうと思ってみると、写真左手の看板が新たに設置されています。ごく最近建てられたもののようです。
金沢工大は地震などの災害対策にはとても熱心です。
この看板を見るのは初めてですが、こういう所は素直に「すごいなぁー」と思ってしまうのです。あ"、西村センセイにとって、金沢工大は3つ目の職場ですが。
■12月20日(木) やれば、できるじゃん!! ──仕事や勉強も、見通しが肝心──
ちょっといろいろあって、この1週間というものまったく仕事が捗らない......というか、仕事が止まってしまっています。単純労働から原稿書きまで、締切のある仕事を抱えているのに。
これじゃいけないと気を取り直して、夕方の大学院の会議を終えてから、やり残していた仕事の一つに取りかかりました。資料を整理してファイルとして提出するのです。(内緒だけど、締切をちょっと過ぎてしまっている。)
あれだけ仕事の能率が下がっていたのに、意外にも、作業に取りかかると面白いように書類が片づいていきます。
1時間位かかるかな、と思っていた仕事を、何と約半分の35分で完全に終えてしまいました。すごーい、やればできるじゃん!!
特に役立ったのが、周到な事前準備。
実は半分忘れかけていたのですが、関係書類が提出されるたび、この日のために。必要な分をちゃんと用意してあったのです。
要するに見通しが大切なのですね。
仕事や勉強がどんなに大変でも、目的地が見えていたり、「こうなるんだな」とわかっていたら、全然苦になりません。
学生さんはものすごい能力を発揮します。でも、もし、これからどうなるのか、あるいはこの勉強に何の意味があって将来どう役立つのかわからないとしたら......それだけでもう、消耗してしまいますよね。
この仕事で使わなかった書類は、ご覧の紙袋に入れてリサイクルに出します。写真の他にもう3袋あります。
実は明日が今年最後のリサイクルの日なのですが......準備ができていないので、明日出すのは無理だろうなぁー。この調子だと、雪が消える3月まで無理かなぁ。
どうもこちらは、先が全然見えていないようです。
■12月19日(水) やっと加入できました ──目指せ「ジパング倶楽部」!!
──
JR旅客6社が共同で運営する「ジパング倶楽部」という会のことを、ちょっとだけご紹介したことがあります。金沢工大に赴任する直前のことです。(写真の現場は新潟県中越沖地震で大きく崩落した)
男性の場合なら65歳以上で加入できて、大幅な割引料金で全国のJR線を利用できるのです!!JR東日本はさらに、50歳以上を対象とした「大人の休日倶楽部 ミドル」なるものを一昨年に立ち上げました。((c))JR東日本
5%ではありますが、JR東日本および北海道の料金が割引かれます。いいなぁーと前から思っていたのですが、やっと基準をクリアーできたので、このたび加入手続きを取りました。
正確にいうと、申込書発送時はまだ40歳台だったんだけど。この日が来るまで、ずいぶん待ったなぁー。
30歳代最後の日のことは、昨日のようにはっきりと覚えています。冷たい雪の日、前の勤務先で深夜まで残って仕事をし、市内のホテルに宿泊して......。
あの頃は年齢を重ねることに積極的な意味を見つけにくかったけど、最近は、歳を取って初めてわかることがたくさんあると実感するようになったので、これもいいものだなぁーと考えるようになっています。
それに都合が悪くなると、「歳のせいか、すっかり忘れちゃって」とか言い訳もできるし。視力も聴力も低下してきているけど、次の目標は、目指せ「大人の休日倶楽部 ジパング」(JR東日本版のジパング倶楽部)!!
最大の問題は、その時まで存在できるかどうかなんだけど。
■12月18日(火) 世界初!! 雑誌の付録は、何とブルーレイディスク!!
数日前のこと。
昨17日(月)に販売されるオーディオビジュアル雑誌『AV REVIEW』誌に、ブルーレイディスク(BD)が付録としてつくことを知りました。定期月刊誌としては世界初だそうです。
内容はBDやディスプレーの性能を知るためのテストパターンなどとのこと。欲しい!!
大都市と比べると金沢での雑誌販売は1日遅れなので、18日に売り出されます。
金沢工大の売店にも入荷しますが、1冊しか入らないだろうなぁー。それに工大のことだから、マニアがすぐに買ってしまうだろうなぁー。
でもこのところ、とにかく仕事が溜まってしまっている──何だか効率が極端に低下している──し、金沢では雨が続いているため、遠くの本屋さんへ行けるような状況ではありません。
で、今日、「ダメだろうなぁー」と思いながら売店に立ち寄ると、おぉ!! センセイに「待ってたからね。買って、ね」とウィンク(?)しています!!
もちろん迷うことなく、即、購入。商品は雑誌本体に、同じくらいの厚さの段ボールが接着されていて、その中に写真のディスクが収められています。
BDソフトのケースを見るのは初めてですが、DVDのものより若干背が低く、薄くなっています。アパートに戻ってディスクをセットし、いざ視聴......のはずが、あれ?!
全然再生せずに、「準備しています」との表示が続きます。
ようやく思い出したのですが、センセイが所有するBDZ-V9は基本設計が古く、それまでに存在していたメカを集合させた構成になっているため、録画用のHDD/BD-RモードからBDソフトの再生への切り替えに、やたら時間がかかってしまうのです。
知識は持っていたのですが、今まで市販ソフトを持っていなかったので、実際に経験することがなかったのです。所要時間は2分くらいでしょうか。やっとで立ち上がったので再生すると......へぇー......う〜ん.......やっぱり。
金沢のアパートは液晶なので、静止画ではとても高性能ですが、ちょっとでも顔が動いたら皮膚の質感が崩れてしまいます。でも、まぁ、こんなもんだろうなぁー。
本当はもっとご紹介したいのですが、新潟の自宅に戻ってCRTと比較してから、改めてご報告しようと思っています。もう少々お待ちください。
それにしても、雑誌の付録がBD、という時代に入ったんですね。
■12月17日(月) う〜ん別な意味で、BDって意外に使えるかも...。 ──たまったDVD-Rの整理方法──
娘が、いつの間にか成長して......ではなく、いつの間にかアニメ番組をDVDレコーダーに貯め込んでしまい(!!)、何とかディスクへ移して欲しいとのこと。
お〜い、勉強はどうなっているんだぁー!!(お父さんの心の声)移して欲しいアニメ番組は教育テレビの30分ものが28回。つまり約14時間分!!
いくつかの点を考えなければなりません。
アニメの場合、実写映像と違ってデータの間引きが比較的簡単です。どんなディスクにもかなり長時間録画できるのです。
DVD-RWディスクで試したところ、4.7Gのディスクでも4時間位までのモードなら何とかなります。
つまり4枚のディスクがあれば良いので、経費は約50円(/1枚当たり)×4枚=約200円。「(手間がかかるだけで)全然問題ないじゃん!!」と思うと、意外なところで躓(つまず)きます。
問題は、収納など、管理面なのです。写真右は以前ご紹介した「怪奇大作戦」を録画したDVD-Rディスク(2枚)とプラスチックケースです。
パソコンのソフトなんかでも見られますが、このように2枚のディスクなら少し割高でも50円くらいの2枚用ケースに収め、しかも外側にはタイトルと解説などを収めることができます。
ケース代を考えると約250円になりますが、ケースの厚さも1枚用と同じなので、何の問題もなく管理することができます。でも、ディスクが4枚(写真左)になると話はまったく別。
同じように管理するなら1個100円弱の専用ケースを使わなくてはなりません。しかもこのケース、収納の関係で紫外線に弱い色素面が外側に出てしまいます。(気持ちの問題です。)
また管理上の問題として、1枚あるいは2枚用のケースと違い、解説などを入れる部分がありません。外側にラベルでも貼らない限り、ケースから何の番組だかわからないのです!!(実際、とても不便)で、西村センセイ、いろいろ考えて4枚のディスクを「安い4.7GのDVD-R(2枚)+高価な2層式ディスク」にすれば3枚で収まり、4枚用の収納ケース(写真左)の、最初か最後の面に解説を入れることができることに気づきました。
でも、すぐに現実に引き戻されます。
いくらDVD-Rが安くても、2層式のものは1,000円弱しますから、1層式DVD-Rの200円+2層式の1,000円+ケース代の100円で、1,300円くらいかかります。
これに対してセンセイがごく最近、実際に購入したBDは、最も安いお店で1枚880円。しかもBDの録画時間を調べてみると、同じようなモードで14時間弱の録画が可能ですから、不要部分を削除すれば28回の放送、14時間分が1枚のディスクに収まってしまうんですねぇ。
つまり、Mpeg4/AVC採用いかんにかかわらず、用途によってはもうすでに、DVD-RとBDのコストは逆転し始めているのです。もちろん、容量が大きい分、ケース云々の管理はずっと簡単。
正直なところ、いろいろ考えると、もうこれからはDVD-RよりBD(/あるいはHD DVD)なのではないかと思います。
コストの話はもちろん半分以上笑い話ですが、保存性を考えたって、紫外線に弱いDVD系に対して、BDは相変化を利用した金属系──ただし、LTHを除く──で、錆びない限り(?)長持ちしそうだし......。
■12月16日(日) 泊まりがけの忘年会は、西村センセイの密かな楽しみ?!
昨日はサイトを更新できず、申し訳ありませんでした。学校法人の教職員全体が属する互助会が主催する泊まりがけの忘年会で、和倉温泉(能登半島)へ行っていたのです。
宿泊したのは写真のとても有名な温泉旅館。
う〜ん、こうやって改めて仰ぎ見ると、「千と千尋の神隠し」の1シーンみたいだなぁー。互助会の会員は600名以上、本日の参加者は400名以上だとか。
大広間での宴席なんかは、冗談抜きで向こうの端が霞んでしまってよく見えません。センセイをご存じの方には不思議に思えるかもしれませんが、西村センセイ、意外とこのテの行事は大好きなのです。
特に宴会が始まってしまえば、浴衣姿であっちへ行ったり、こっちへ行ったり。そりゃ、どこの組織だって問題のない組織はありません。
でも、いろんな方がそれなりに自分の職務を果たしているからこそ、何とかやっていけるわけ──お子ちゃまには、ちょっと分かってもらえないかも──で、今年も皆様、本当にいろいろな方にお世話になりました!!
というわけで、あっちと、こっちと、そっちとどっかで、となってしまうのです。珍しく今年は部屋へ戻っておとなしく寝た──いつもだと、誰かにつかまって北陸の遅い夜明けまで相手をすることになる──のですが、目が覚めると7人だったはずの部屋に......9人。
ま、いっかー。ところで西村センセイ、内緒ですけどこの旅館へ来るのが楽しみなのです。入浴用のタオルが、とても高品質なのです。
20年くらい前からでしょうか、それまでほとんど国内産だったタオルが急に輸入品に取って代わられるようになり、両者間の価格競争のおかげで、タオルの品質がどんどん低下してしまいました。
デパートなんかで探せばあるのでしょうが、センセイの行動範囲内では、入浴用のちゃんとしたタオルを見つけることがとても難しくなってしまっていたのです。でもこの旅館は厚手でとてもきちんと織られた、とても良質のタオルを使っています。宿泊客の多くはせいぜい1、2回しか使わないであろう入浴タオルなのに。
感激した西村センセイ、持ち帰って、金沢のアパートでずっと使っていました。
ところが今回もらったのは、どこでも配られているような1回限りの、あの薄いタオル。ゴシゴシ擦ろうと思っても力が入らないし、何よりそれ以前に、こちらの気合が抜けてしまっています。
経費削減はもちろんわかるのだけど、昔の、あの食べきれなかったお料理なんかと考えあわせると、何かあったのかなぁーと、妙に深読みしてしまう西村センセイなのでした。
厚手で良質な入浴用タオル。どっかにないかなぁー。