2008年3月1日更新(2008年3月13日ページ移動。2012年9月20日一部写真削除)

──2008年2月第45週〜3月第1週のニュース──

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3月1日(土) 地域や社員間で、こんなに違うんだぁー...。 ──西村家のMNPはauが3-0で圧勝!! ──

 今日3月1日から家族間の国内通話は24時間無料!!

 だから、というわけではないのですが、たまたま今日、一家全員でauに新規加入しました。

 仕事があるので、センセイはどうしても携帯電話が必要になります。早世(そうせい)した義兄の携帯電話を譲り受けてから12年間、ずっとNTT DoCoMoを使ってきました。

 そもそもほとんど受信だけだし、去年の秋に、年間契約する代わりに料金をさらに割引するサービスに入っているので、電話料金はホントに最低限の基本料金だけ。
 お金をかけるべきことは他にたくさんあります。

 センセイはこのままずっとDoCoMoとの契約を続けるつもりだったのですが、最近になって状況が急変してしまいました。

 以前から携帯を持ちたいと言っていた中二の娘に対して、我が家の方針としてできるだけ持たせないつもりでいたのですが、学内の連絡の中心が携帯電話のメールになってしまったのが一つ。
 公立の中高一貫校で学区がたいへん広く、遠距離電車通学生がいるので、携帯電話を持たせない、ということがしにくいのです。加えて絶対に携帯とは縁がないと思っていた家人も、PTA内の連絡が同じ状況になってしまいました。

 西村センセイ、ホントはパケット通信再開したいしワンセグテレビも(ちょっと)見たいと思っていて、でもずっと我慢していたのですが......えーい、この際、方針転換だぁ!!

 センセの家の場合、諸般の事情でDoCoMoとauが候補となりました。
 本来ならばまずDoCoMoとなるのでしょうが、調べてみるとこの約10年間に携帯電話のシステムや料金はまるで変わってしまっていました(というか、たぶん知らないのはセンセイだけなのでしょう)。

 ご存じのように、今までは通信会社は販売店に膨大な販促費を払って、ユーザーに無料ないしは相当な割引価格で携帯端末を販売し、投資を割高な通信料で回収してきました。
 このやり方で、客観的には異常な端末の短期間での買い換えが普通に思われるようになってしまっていました。

 けれども総務省の強い指導もあってそ状況は大きく変わっています。
 例えばDoCoMoの場合、現在では5万円強(上位機種)ないしは約4万円(下位機種)で端末を販売する代わりに、通信費を低く抑えています。

 ライバルのau、少なくとも現在は移行期にあるようで、端末は無料(新潟)〜約1万円(石川)──後述するように地域によって異なる──で販売し、通話料金はDoCoMoの2倍弱。(以上、センセイの条件の場合)
 結局、長く同一機種を使うならDoCoMo、短期間ならauということになります。

 他にもいろいろ細かい条件があってややこしいのですが、Excelに条件を入力して計算すると、約4年で支払金額の総額が同じになることがわかりました。(こちらも、センセイの場合)
 4年後というと娘は学校を卒業し、また家人もPTAの仕事から解放されます。区切りの時期です。

 我が家の場合、結局「どちらでもよい」ということになったので、好みの機種があった娘の希望を入れてauにしました。それにDoCoMoだと最初に15万円(!!)くらいの初期費用がかかってしまうし。

 今日は3台の新しい携帯電話(約15万円分)を持ち、でもauのお店ではACアダプター3台分の2,800円だけを払って帰宅したのですが、う〜ん、こちらも別な意味で不思議な気分。
 これって、正常なのかなぁー。

 今回の騒動でいくつか気づいたことがあります。その一つが地域差。

 料金体系が複雑なので、新潟の金沢の両方でDoCoMoおよびauのお店へ行ってみたのですが、意外にも同じ会社の中でも地域によって細かいところがずいぶん違います。
 たとえばauの場合、新潟は全機種が無料なのに、金沢だと0円〜13,440円とそれなりに費用がかかります。

 また端末の料金表を店内でコピーして持ち帰らせるお店もあれば、メモさせるだけのお店もあります。よく考えてみると、販売会社は地域によって分かれていますから、完全同一歩調ではないのですね。

 そして、とても印象的だったのが社員とお客さんの表情。

 残念ながら両社ともに社員の教育レベルはあまり高くなく、事情がわからないお客の疑問点を把握して的確に答えてくださる社員はごく少数でした。

 たとえばDoCoMoに電話でMNP(携帯電話番号ポータビリティ)を質問したのですが、「とにかく変えないでくれ」の一点張り。西村センセイ、その時点で会社を変えるかどうかは未定だったのですけどね。
 適切な情報を提供できない会社や社員は、残念ながら評価を下げてしまいます。もしかするとセンセイがauに乗り換えたのはこの女性の不適切な対応が大きいのかもしれません。

 でももっと気になったことがあります。例えば説明のためにメモを取る店員のボールペンの持ち方が、明らかにおかしい。それも複数。(ちなみにDoCoMoもauも)
 悪いのだけど、そういう人にはちょっと......。

 さすがに店長/副店長クラスになるとそんなことはないのですが、彼ら彼女らは、部下の教育で大変だろうなぁー。

 でも、順番を待っている間、店内で端末を見るだけではなく、お客さんをも見ていると、もっと、う〜ん。

 携帯電話など新しいものは、良い面だけはなく、必ず負の面も持っています。お客さんを見ていると、両方をそれなりに天秤にかけているのではないようで......彼ら彼女らの頭にあるのはたぶん......。

 ま、センセイも今回は同族でしょうから、あまり偉そうなことは言えないのですけどね。



2月29日(金) 航空システム工学科初の卒業研究発表会が開かれました

 金沢工業大学では昨日、今日と、「工学設計III公開発表審査会」、つまり卒業研究発表会が開かれていました。もちろんセンセイも参加。

 今日は工学部航空システム工学科へ。

 航空システム工学科は4年前に新設された1クラスしかない学科で、センセイはその最初の新入生をセンセイが担当したのです。

 先輩を持たず、しかも新しい分野に取り組むわけですから、最初のクラスは同学年の他クラスとはまったく違っていました。

 約50名のこぢんまりとしたクラスだったのですが、とにかくみんなの熱いこと。
 自分達で考え、しかもクラスが一丸となって動くので、センセイの出番がないくらいでした。
 そういえばクラスには数人、名前に「翼」の字を持つ学生がいたっけ。

 進級した後も時々センセイの研究室に遊びに来てくれたので、今日はお返し(?)に、というわけです。

 発表内容はいずれもずいぶんシブいものばかりで、みんなが派手好みだった新入生の時とは大違いです。やっぱり成長しているんですねぇ。

 予想外だったのは、先輩との共同研究があったこと。
 最初、新規開設学科だから先輩は......と思ったのですが、たとえば航空機に使用される炭素素材の研究(写真)などは、従来からの研究室の伝統を引き継いでいるんですね。

 いつもの年より1日だけ多い今日で2月も終わり。

 改めて巣立ちの季節なんだなぁ、と感じた今日の西村センセイなのでした。



2月28日(木) 最初は8mm、それがβ、VHS、BDに。でも最後はDVDになったのは、何?

 やっと採点と成績提出を終えました。バンザーイ!!(まるでテストを終えた学生のようだ)

 作業を終えたのは今日なのですが、仕事にメドが付いた昨日は、焼鳥屋への誘いを断って明るいうちにアパートへ戻りました。 レコード屋さんへ行きたかったのです。

 数日前のこと。センセイが好きな──でも最近はすっかり姿を見なくなった──アーティストのCDが27日に販売されることを知りました。
 通常版と初回限定版とがあって、後者には1995年に収録したライブコンサートのビデオが収録されているというのです。「限定版」といってももちろん、売れ行きが良ければ増プレスするのでしょうが。

 でも西村センセイ、お店に存在するであろう、でもまだ観たことのないDVDの内容を完全に知っているのです。

 ずいぶん昔のことですが、都内から新潟に移ってからの数年間、センセイは“WOWOW”こと日本衛星放送(JSB)に加入していました。
 映画を中心にずいぶん録画したものの、忙しすぎて観る時間がないことに気づいて脱退したのですけど。

 でもWOWOW、音楽番組は邦楽、洋楽ともにかなり充実していたのでよく見ました。
 ポリス/スティングのライブとか。

 1996年のある日のこと。

 たまたま新聞のテレビ欄でこのアーティストのライブがあることを知った西村センセイ、胸騒ぎがして据え置き型8mmビデオデッキ──修理を重ねて、今も現役──で深夜に留守録。
 βやVHSはかさばるので、テレビ番組の録画の主力は当時、8mmビデオに移っていたのです。

 翌日の夜の西村センセイは、すっかりこのアーティストの虜(とりこ)になってしまっていました。
 それまでは何とも思わなかったんですけどねぇー。

 WOWOWは再放送をするので、このライブ版はその際、βおよびVHSビデオでも録画されています。
 その後このアーティストの番組は可能な限り録画しましたし、LDもDVDも買いましたけど、この時のライブほどセンセイに影響を与えたものはありません。

 そこで長期保存のために、このビデオは最初DV(デジタルビデオ)およびDVD-Rに、そして何度もお伝えしたように最近BDで保存されています。

 「これで一区切りついたかな」と思っていたところに飛び込んだのが、このDVD化のニュース。もちろんうれしいけど。

 「1996年にWOWOWで放送されたものを編集したものです」とのこと。どう編集したんだろうかと思ってワクワクしながら内容を確かめると、基本的にWOWOWの放送時の内容そのままです。
 ただし、当時のアーティストの状況がよくわかるMCはすべて削除され、画面左上隅にあった“WOWOW”のロゴ(写真上)は、DVD(写真下)ぼかしがかけられています。
((c)JSBおよびUNIVERSAL SIGMA)

 画質を比較してみると、オリジナルの衛星放送版(スクランブル付アナログFM変調)+VHSデッキ(上)とDVDの画質差はそれほど大きくありません。
 確かに色相(色合い)は回転しているしノイズも目立つけど、写真で見るほどの差ではありません。むしろDVDは、ほぼ最高のビットレートで録画しているにもかかわらず、Mpeg特有のノッペリ感が目立ちます。

 でも センセイとしては、まぁ、細かい問題はあってもやっと完全版を手に入れたぜぇ、という感じかな。すみません。要するに今晩はノロケです。

 ゴメンナサイ。



2月27日(水) それでも、まだ謎は残るのです。 ──歩道の雪は消雪パイプで!! ──

 先日ご紹介した大学構内(だけ)の無雪道路。今日、その謎が解けました。

 地元育ちの同僚が、「季節が1ヶ月遅れですよね。もうすぐ啓蟄(けいちつ)なのに」というほど、金沢はまだ雪が続いています。
 今日もお昼前からかなり降って、駐車場の車は真っ白になっています。

 所用があったので昼食を兼ねてすぐそこまで外出したのですが、帰り道にその場所を通ると、おぉ、写真のように道路の両脇から水を流して雪を消しています。
 消雪パイプが配管されているのです。

 道路の真ん中に配管があると目立つので良くわかるのですが、この場所のように両脇にあると、なかなか気づくことができません。

 柏崎市内の一部など、路面にヒーターを敷いてあるところもあるのですが、電気代が無茶苦茶かかるはず。
 雪国では、使用する地下水の問題──場所によっては汲み過ぎで地盤沈下を起こす──がなければ、消雪パイプはとても便利な設備なのです。

 先日ここを通った時は雪が降り終えた後だったので、水を流すのを止めていたんですね。

 でも、あの日は朝早かった──だから歩行者が写っていない──のだけど、いったい誰が夜明け前に降雪を予測して水栓を開き、雪が止むのを確かめてから栓を閉めたのでしょうか。



2月26日(火) 知らなかったのですが、新聞記事になっていたんですね。昨秋のフォーラムは。

 3学期制の金沢工大は、今がちょうど年度末。

 学生さんは試験が終わったのでのんびりしていますが、先生方は採点に追われています。(というわけで関係者の皆様、お返事が遅れております。ゴメンナサイ)

 残念ながら最近の大学の先生は、脇にパソコンを置いて、グーグルかヤフーで検索しながらレポートを採点せざるを得なくなっています......トホホ。

 センセイもそうやってキーワードを検索していたら、原子力発電に関して、どうもセンセイの名前が載っているページがあるらしいことに気づきました。
 思い当たる節はないのですが。

 見つけたのが右の記事((c)中日新聞社。広告がないページもあります)

 昨年秋に金沢工大でエネルギーや資源に関する経済産業省のフォーラムが開かれ、何故かそこに担ぎ出されたことがありました。

 事前の準備を含めて、それはそれで個人的に得るものがありました。
 またフォーラムのの様子は石川・富山県内で北國新聞および富山新聞の企画記事として年末に紹介されていますので、社会的責任もある程度果たせたかと思っています。

 でも右の記事は本当に全く知りませんでした。

 どうやらこの記事、北國新聞のような企画物ではなく、こちらはホントに普通の新聞記事らしいのです。
 紙媒体のものを見ていないので断言はできないのですが。

 センセイが金沢で新聞を取っていないこともあるのですが、関係者の誰も、北國新聞や今回の中日新聞の記事も気づいていないようです。

 う〜ん新聞の影響力って、どんどん落ちているんじゃないかなぁー。



2月25日(月) 冬靴なしに、冬の残りを乗り切ることができるだろうか...

 昨日、電車を乗り換えて金沢での最寄り駅、JR西金沢駅に降りたまでは良かったのですが......困った、冬靴がない。予想外に金沢はかなりの雪で、冬靴が必要な状態だったのです。
 幸いにも、ちょっと待ったらタクシーが来たので事なきを得たのですが。

 ご存じのようにセンセイは新潟と金沢の二重生活。たいていのものを二重に備えています。
 パソコンやAVシステムなど──資本主義社会にとってはありがたいお客だ──は目立ちますが、生活に密着した歯ブラシとかシェーバーなども当然、二重。

 冬靴も実は全く同じものを購入してそれぞれに置いていたのですが、なぜか自宅で履いていたものだけが傷んでしまいました。
 そこで先日金沢のものを履いて新潟へ移動し、冬靴は残して普通の革靴──ただし防水加工済──で金沢にやって来たのです。

 だって今週末はもう3月。さすがにもう冬も終わりだろうと思ったし、新潟の方が雪が深そうだったし。

 今朝起きると、雪が数センチ積もっていました。
 しかも昨晩は晴れたらしく気温が下がって道路は完全に凍結しています。革靴だととても危険。

 結局、雪道にハンドルを取られながらも、ちょっと無理して自転車で出勤しました。これだと雪を踏まずにすみます。

 お昼にお弁当を買いに出る頃には、ご覧のように人通りの多いところは雪が消えたのですが、歩道なんかはまだ圧雪が残っています。

 明日は午後から雨で、夕方から雪になるそうです。果たしてこの冬の残りを雪靴なしに乗り切れるのでしょうか。



2月24日(日) 新しい時刻表は、なんだか悲しい ──「函館山を見ながらビールと蟹」はもう無理か?! ──

 金沢へ移動する前に柏崎市内の本屋さんへ立ち寄ったら、新しい時刻表が店頭に並んでいました。
 本当は数日前から販売されているはずなのですが、週末の金沢でもそして柏崎でも、気をつけていたのに見つけることができなかったのです。
((c)JTBパブリッシング)

 JTB──古い人には「交通公社」の方がなじみ深いか──の時刻表は通常、さほど有名ではないものの、とても味わいのある渋い風景を背景に、列車が走っている写真を表紙に使います。
 でも今回は、新型新幹線を接近して撮影した大胆なもの。

 写真そのものにも、それを採用する意気込みにも、そして本文の改正ダイヤにも「新しさ」を期待させる表紙です。

 センセイはこの大判の時刻表を毎年数冊買っていますが、この時期はJRグループのダイヤが大改正されるので必ず購入します。

 以前は新しい時刻表の発売が楽しみで、買うとすぐにあちこち読みながら──時刻表は「読む」ものなのです──「ふーん」とか言っていたのですが、このごろはちょっと様子が変わってしまいました。

 20年前の国鉄民営化・JR発足後、鉄道ダイヤは合理化の名の下に縮小を続けてきました(それはそれで、理由がわからないではありません)。
 地方の鉄道はもう、これ以上削減しようがないほど減便されており、いわば底値安定状態が続いています。

 そしてここ数年、夜行寝台特急・急行が廃止されつつあるのです。
 今回のダイヤ「改正」では、関西〜九州方面の夜行寝台は壊滅状態になり、すでにお伝えしたように北斗星も減便となります。

 関西と青森──かつては函館──を結ぶ「日本海」も減便されることは知っていたのですが、今回の削減でA個室寝台は廃止されてしまいました。
 時刻表を読んで初めて知りました。

 金沢で買った蟹を車中で食べながら、個室の窓から翌朝の道南の風景を味わったり、道内限定のサッポロビールを飲み、蟹を食べながら函館山をぐるっと回る──どちらも蟹を食べていますねぇ──ことができなくなってしまったのですね。

 利用客の現象だとか、車両、特に客車の老朽化だとか、従業員の夜間勤務の問題だとか、北海道新幹線建設のため(北斗星の減便)だとか、理由がわからないわけではないのですが、遠くへ列車で行きにくくなったなぁー。
 北海道へは行きそびれてしまったし。

 ......とぼやいてばかりいても元気が出ないので、西村センセイ、3月上旬に九州まで行ってみることにしました。

 せめてこちらは、ご期待ください。

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