2008年11月15日更新(2008年11月23日ページ移動。2012年12月23日一部写真削除)
■11月15日(土) 駿府城はそのまま静岡県庁に?! ――西村センセイ、静岡市に出現――
西村センセイ、ツアー再開。今日はいつもとちょっと違う用で静岡市に来ています。
静岡市は何回も新幹線ないしは在来線で通過していますが、降り立つのは1985年以来の23年ぶり。
学会へ行く途中、大阪の親戚宅に立ち寄るため、ここでお茶を買い求めるために降りて以来です(もうその大伯母はなくなったけど)。久しぶりに訪れた静岡駅、とても広い地下街があって、あの時のお茶屋さんがどこにあるのか分からない。
記憶では駅の南のはずなんだけど。ちょっとだけ市内へ出てみました。
「追手町」「両替町」「呉服町」「人宿町」「茶町」など、いかにも城下町だったんだろうなと思える地名が並びます。その中心にあった駿府(すんぷ)城の跡が、現在は公園になっているらしい。
近づいてみると石垣の中は写真のように県庁などの大きな、あるいは背の高いビルが建っています。
公園はこの後ろにあるようなのですが、残念ながら時間がないのでホテルへ引き返しました。これからみんなで飲みに出るのです。お城の跡は、たいてい公園になっていたり、新しく再建されていたりします。
金沢や高田は跡地に大学が建設――いずれも現在は移転――されたりするケースもありますが、行政官庁がどかんと建っているのは初めて見たような気がします。それでもまだ、お城の跡が残っているだけでも良い方なのかもしれません。長岡城なんて、戊辰戦争に負けてすべて埋め立てられ、現在は長岡駅が建っているのですから。
■11月14日(金) 西村センセイ、何だってやります。Mac OS 9が起動するPowerBook
G4のためなら!!
先日発生した、PowerBook G4のバッテリートラブル。
お伝えしたように、すでに純正バッテリーは存在せず、Macの世界ではよく知られた秋葉館でもサードパーティー製の在庫を切らしていました。
それでも秋葉館の関連メーカーによると、在庫はないが11月中旬には製造再開、入荷する見込みだとのこと(現在は販売を再開)。それまで待っても良かったのですが、調べてみるとヨドバシカメラに在庫があるというので、さっそく発注しました。Web上のお店だけでなく、秋葉原その他のお店に在庫があるというので信用したのです。
ところがクレジットカードで決済してから届いたメールには、在庫がない......。
誤解されると困るのですが、決して不誠実な対応ではなく、きちんと調べたら在庫がなかったので、もしかすると返金させてもらうかもしれないという内容のものでした。こちらとしては入手できればいいんだし、ACでも無事に動いているので、ちょっと待ってもいいかなと思って了解します。
そんな数日前、予想より早く「入荷したので発送した」とのメールをもらって、その翌日届いたのが写真のバッテリー。
バッテリーにはスイッチがついていて、押すと4つのLEDが容量を表示します。
ご覧のように、本体に装着してある新品はLEDがすべて光っていますが、右側の古いものは、1個だけが点滅しています。やっぱりもう充電できなくなっていたんですね。
それでも電源・充電回路のトラブルの可能性がありますから、とにかく起動してみました。
本当に立ち上がるかちょっと不安だったのですが、無事に起動し、ご覧のようにちゃんと充電しています。
やれやれ。
これで一安心というわけですが、ここで心を鬼にして、無理矢理バッテリーを空にします。
ACから切り離した上でスリープの設定を解除し、負荷のかかる作業をさせて放っておきます。
新品のバッテリーは以前のものより容量が大きくなっているようで、なかなか残量が減りません。
しかたないので、そのままにしておき、センセイは先に寝てしまいました(翌朝起きると、さすがに強制終了されていました)。何て残酷な、と思われるかもしれませんが、これはメーカー指定の「バッテリー調整」という、これをするかしないかで、容量や寿命が大きく変わってくるのです。
というわけでめでたく生まれ変わったPowerBook G4は、ホントに今日も絶好調。
西村センセイ、何だってやります!! Mac OS 9が起動するPowerBook G4のためなら。
■11月13日(木) 一生懸命採点していたら、電話が鳴って......え"?!
今日もまた、二日続けて同じような構図の写真になってしまいました。ごめんなさい。
金沢工大の秋学期も、いよいよ終わりに近づいています。センセイは、明日の午前中に二つのクラスがあるので、計160人分の採点と評価を終わらせる必要があります。
冗談抜きでヤバイことになっているので、一生懸命採点していたら、見知らぬ電話番号から電話。
「先生、会議が始まっているんですけど......。」重要な会議を、すっかり忘れてしまっていたのです!!
顰蹙を買いながらも、とにかく会議に駆けつけて事なきを得たのですが、やはりちょっと、まずかった。
神経を使う会議だったので、とても消耗してしまいますし、採点は遅れる一方。会議を終えて外に出た時に、ふと気づいて撮影したのが右の写真。
金沢工大野々市キャンパスの中央には人工的な池があるのですが、3人の専門の方──たぶん業者──が池の清掃をしていらっしゃいます。
落ち葉が舞う季節なので、こまめに掃除しないといけないんでしょうねぇ。我に戻ったところで採点再開。
でも果たして膨大な量を、明日の8:40までに評価することができるのだろうか?!
■11月12日(水) 初秋の空の色とも、またちょっと違う...
結果的に、二日続けて同じような話題になってしまいました。悪しからず。
秋学期の期末試験が終わって約1週間。 金沢工大では、学期最後の、自分の評価やテストの結果を確認する「自己点検授業」が始まっています。
センセイも今日、その授業が1クラス(こちらから)あったのですが、採点が間に合わない!!このところずっと忙しいのと、よく考えたら、そもそも今学期は学部の授業だけで約300名の受講生(+大学院生約90名!!)を抱えています。
それに加えて、それぞれの科目で、たくさんの提出物が出てくるので、その評価と確認でとんでもないことに!!それでも優秀なSA(スチューデント・アシスタント)のお嬢さんたちの応援を得ながら、とにかく1クラスずつ乗り切り、何とか今日の授業のメドが立ちました。
講義は午後。
朝早くから働いていることもあって、お昼を食べることにします。講義は意外と体力を使うのです。
今日も結局コンビニでお弁当を買って来たのですが、大学構内に戻ってから、ふと気づいて何十mか戻り、撮影したのが右の写真。
空が、1ヶ月前と比較にならないくらい高くなっています。ようやくこちらにも勝ったかな、という感じです。
この時期、北陸地方でこんな青空に出会えるのは奇跡的。
「ウフフ」と気を取り直して午後の授業に臨んだ、そんな今日の西村センセイなのでした。
■11月11日(火) 目の前でみるみる変わっていく空の色が、うまく伝わっているでしょうか...
とにかく変則的な行動をしているので、ツアーが何日目に入ったのか、あっさりとわからなくなってしまいました。
今日は早くから車で自宅を出発して、あっちとこっちとそっちとどこかでいろいろな仕事──その合間に採点までしていた!! ──を片づけました。
次期ご当主様は本当に大変なのです。当初の予定では、明日の朝金沢へ移動するつもりだったのですが、頑張った甲斐あって予定より早く仕事が片づいたので、今日のうちに、しかも早めの電車で柏崎駅を出発。
ずっと外出していたため、現時点で詳細は承知していませんが、今日の日中、信越本線黒井駅で何か事故が発生したらしく、昼のラジオニュースが直江津−柏崎間の運転再開を報じていました。
この区間は、北陸−新潟方面だけでなく、北陸から東京方面へ向かう特急「はくたか」も走っていて、それが不通になったので、残念ながら大混乱になったはず。ダイヤが混乱すると回復までにかなりの時間がかかるので心配したのですが、幸いにも、センセイが乗った時には概ね平常ダイヤに戻っていました。
柏崎から直接特急に乗っても良かったのですが、時間に余裕があった──料金も少し安くなる──ので、途中まで各駅停車に乗ることにしました。
今日も不安定な天気だったのですが、それでも夕方には晴れ間ものぞいて、青海川駅付近で綺麗な日没を見ることができました。
その次の次の駅、新築なった柿崎駅(近日中にご紹介予定)で乗り換えのために下車。
あたりはどんどん暗くなっていきます。駅の外、バスを待っている数人の女子高生が、携帯電話のカメラを写しながら何か騒いでいます。
ふと気づいて場所を移動すると、ご覧のような西の空。
皆さんのパソコンでできるだけ忠実に再現できる※ように気をつけながらも今回は、撮影済の画像には一切補正の手を加えていません。だってそもそも、こんな小さな枠に収めることが無理だと思い知らされる、そんなどんどん変わる空の色だったのです。
※できるだけ色々な条件で検証しましたが、やはり環境によっては藍色の深さと濃い柿色のような夕焼け雲の様子が、なかなか再現できないようです。
■11月10日(月) お詫びと、お知らせと ──北アルプスが雪化粧しました!! ──
西村センセイ、金沢には一晩泊まっただけで、今日からツアー再開。といっても今日の目的地は新潟の自宅なのですが。
センセイは次期ご当主様だから、時々は自宅や実家で所用を片付けなければならないし、労働基準法の関係でどうしても休暇を取る──実際のところは自宅で採点しているんだけど──必要があるのです。
やはりちょっと疲れていたらしく、特急電車が動き始めると、それにあわせたかのように意識が遠くなってしまいました。
気がついたのは富山県の魚津付近。北陸地方の今日の天気はとても不安定で、曇りを基本に、晴れと雨と雷と虹がくるくると登場します。
そんな雲の晴れ間から、立山は雲に隠れていたものの、北アルプスを割とはっきり見ることができました。ご覧のように、高い場所は雪化粧しています。この週末の寒さで、雨が雪に変わったんですね。
さて、自宅に戻りゆっくり休もうと思ったのですが......何を食べても、味がよくわからない。
やはり疲れと寒さのせいで、数年ぶりに風邪をひいてしまったようです。
あちこからちメールを頂戴しておきながら、そういうわけでお返事が遅れております。悪しからずご了承ください。
■11月9日(日) ○○は風邪をひかないはずが...。 ──冷え込んだ今日の金沢は、すっかり冬の装いです──
学会発表を無事に終えて、金沢に戻ってきました。
今回の学会ではいろんな人の意見を聴いたり、すでに知っている人でも意外な一面を見たりし、さらには、ふだん会えない関係者と再会することができました。
とりわけ印象的だったのが、鷲田清一(きよかず)大阪大学総長の特別講演。日本の大学では珍しく、哲学、倫理学者がトップになった希有(けう)な例です。
内容は......もちろん先生のご著書をお読みください。今回の学会で困った──内容の問題ではなく──のは、温度。つまり気温と室温。
暑いんだか寒いんだかさっぱりわからないのです。会場の大阪大学豊中キャンパスは小高い丘の上にあって、Mac(PowerBook G4)+Windowsノートを抱えると、荷物の重さはもうダンベル状態。
タクシーを使っても良かったのですが、最寄り駅からだと大学構内に入られないし、そもそもタクシーがいなかったので結局、重い荷物を抱えての山登り。
暑いので、ネクタイを外しワイシャツの腕をまくるのですが......周囲の方々はコートを着用したまま。
確かに気温は低いのです。帰りの電車も同様で、厚手のコートの集団に囲まれて、センセイはワイシャツ1枚......。
金沢はとにかく寒い。大阪よりずっと寒い。香林坊はもう冬のイルミネーションに切り替わっていて、まるでクリスマス前のよう。
それにしても、喉がガラガラする......。
寒暖の差が厳しかったのと、日頃の不摂生がたたって、風邪をひき始めているのかもしれません。