2009年12月26日更新(2010年1月3日ページ移動。2013年9月17日写真削除)
■12月26日(土) 西村センセイ、新橋駅前の街頭インタビューでいろいろ考える
本当は今週前半にお伝えしようと思っていた話題を。
21日(月)は都内で夜の9時頃まで会議だったので、お伝えしたように、その晩は新橋駅前のホテルに宿泊しました。
夕食の出る会議──ただしアルコール抜き──だったので、コンビニでサッポロビールを買ってホテルに戻ろうと降りた新橋駅前、通称「SL広場」の様子が、どこかいつもと違います。
帰宅途中のサラリーマンや待ち合わせの人々はいつも通りなのですが、広場の数カ所に団子状に少し人間が集まっていて、ライトが点灯されています。
新橋駅前の街頭インタビューです。つまり何か、政治経済面での動きがあったということです。ご存じのようにこの日は、新政権が石油の暫定税率を廃止するという公約を実質的に撤回したため、深夜のニュースに間に合わせようと一般市民の反応をインタビューしていました。
写真はフジテレビの取材チーム。新橋駅前の取材では、素面(しらふ)だったり、ちょっと赤ら顔だったり、あるいは女性だったりしますが、夜のサラリー(ウー)マン以外が取材されることはありません。
銀座での取材が必ず昼間に行われ、その対象が割と裕福そうで家庭を持つ(と思われる)女性に限られるのと同じです。マスコミは、社会に対して真っ白な立場から考え始めるのではなく、与えられた大きな枠組みに必要な「コマ」を埋めるために取材しているんですね。
賛成意見、反対意見、どちらも必要です。でも、「どっちの言うこともわかる」などという意見は、たぶんディレクターによってカットされます。
さらに、もし「枠組みそのものを問い直す」ような反応があったら、これはもう、絶対にボツ。報道、放送する立場は左から右まできちんと並んでいます──むしろ、きちんと並びすぎている──が、枠組みの「外から」見ると、彼らの立場は意外に共通なのです。
だからこそ、例えば大手新聞数社が共同でポータルサイトを開設するという、数年前までだったら絶対に考えられなかったことが起きています。
グローバル化の進展に伴って枠組みを取り巻く環境が激変し、マスコミという比較的古いタイプの「枠組み」は時代に取り残されて、急速に弱体化しているのですね。
文系大学生憧れの就職先だったキーTV局を含めて、マスコミの多くは現在、赤字か、それに近い状態です。現在、本当に問われているのはその「枠組み」をどう考え、必要ならばどう修正するか、あるいは教育を通じてこの問題を考えられる人材をどう育てるかということでしょう。
しかし、昨日ご紹介した受験産業もマスコミも、実はここが一番の苦手。やはり、未来は彼らの手の中にあるのではなく、次の世代の中にあるんだろと思います。
そして未来の世代のために、センセイら古い世代は、目立たなくていいから、せっせと畑を耕し、種を撒き続けなくてはならないんだと思います。為さねばならないことは、たぶんそれくらいなんだし、為すことができるのも、実はそれくらいなんだろうし。
■12月25日(金) 想いが写真の色合いに出てしまうのです ──「汝自身を知れ」こそ、一番難しい──
金沢工大は今日が実質的な終業日。センセイも夜遅くに新潟の自宅へ戻りました。
ただし西村センセイ、夜明けには確かに金沢に存在していたものの、1週間分の荷物を抱えたまま朝早くに金沢から特急に乗り、大手受験産業が名古屋市で開催した研究会(?)に参加していました。
現在は東海道・上越新幹線、信越線の各駅停車を乗り継ぎ、5時間かかって自宅に辿りついたところ。西村センセイ、前の勤務校では仕事で複数の受験関係の会社――皆さんの中で知らない人はいないという会社ばかり――とかなり深いお付き合いしていました。
でも、今日の会社だけは別。本拠地が新潟とは縁が比較的薄い名古屋にあるということと、主たる顧客(受験生)が成績上位層に偏っていたため、その時はあまりお付き合いがなかったのです。
ですからセンセイにとっては初めての体験。興味津々で会場に到着しました。業界大手ということもあって、会場はターミナル駅近くの一等地。かなり広い敷地に小学生から大学受験生までの校舎が広がっています。
中には芸術系大学向けの建物もあるようです。たまたま外から、自習室と思(おぼ)しき部屋を見かけたのですが、誰が見張っているわけでもないだろうに、みんな一心不乱に勉強しています。
もちろん「隣はライバルだ」という意識も多少はあるのかもしれませんが、それだけでは説明できません。受験を控えたいわゆる「18歳人口」が減少して入試の難易度が劇的に緩和した現在では信じられないような光景です。
怠け者のセンセイにはできそうにありません。素直に、「偉いなぁー」。会は予定通りに始まりました。
最初は主催会社から調査結果の報告があって、それはそれで興味深いものだったのですが......なんだかしっくりこない。
その後、大学からの二つの報告を挟んで、後半は京都大学の女性の先生からちょっと違った種類の報告。
これがもう、興味津々、意識が一気に覚醒するようにきわめて意義深いものでした。夕方の5時ころに会を終えたのですが、改めて会場を見渡すと、その入り口に3枚目の写真の額が掲げられています。
「塾訓」とのこと。(写真上部の白いものは蛍光灯が写り込んでいるものです)紹介文には「汝自らを求めよ」と記されていますが、実はこれ、一般には「汝自身を知れ」という意味の古代ギリシア語です。
古代ギリシアのデルフォイ神殿に掲げられていた言葉で、本来は「身のほどをわきまえろ」(=「出すぎたことはするな」)くらいの意味に使われていました。ところが哲学者ソクラテスがこれを、「汝自身を知れ」という意味に解釈してしまいます。
幸か不幸か、この時から人類は哲学に目覚めたのです。(業界関係者の皆様、この乱暴な解釈とフォア・ゾクラティカーの意義について、今日だけは目を瞑ってください。)今まで分かっているつもりだった「自分」は誰で、どこで何をすべきなのか......。
それはとりも直さず、自分が今日まで「当たり前だ」と思っていた枠組み――「○○大学の学生だ」とか、「お父さんとお母さんの子供だ」とか――を突き崩すことを意味します。
一言で言えば「大人になれよ」ということなのですけどね。西村センセイ、この碑文を見た瞬間、今日の会合の違和感を理解することができました。
主催する会社は、今回問題となっている事柄の「枠組み」そのものについてはまったく疑っていない──あるいは気づいていないふりをしている──のです。
京都大学の先生の発表は、極めてエクセレントでエレガントだったのですが、彼女の発表で最も優れていたのは、この根本的な問題を真摯に問うていた点なのですね。
「汝自身を知れ」とは、自分自身が置かれている枠組みそのものをその人なりに問い直して再構築する契機なのですが、残念ながらこの会社は──少なくとも現在──そのせっかくのチャンスを理解できていないようです。西村センセイ、慣れない名古屋だったの早めに会場に到着してしまい、結果的に開場までの時間、スタッフの動きを見せていただくことになりました。
かつて「会社の受付嬢で会社の内容がわかる」と言われました。(受付嬢は現在、ほとんど派遣社員なのでこの評価は通用しません。)
でも今日の、正社員および派遣社員混成チームによるガイダンスとそれを受けた動きの様子を見ていても、この会社が本来目指していた「汝自身を知れ」という理念は失われつつあるんだろうなぁーということを思い知らされました。でも、ね。
最初の写真、塾生が自分から勉強する様子を見ていると、この会社がどうなるにせよ、塾生の将来は、彼ら彼女ら自身のものなんだな、っていう当たり前のことを再確認させられます。
これからを生きる子供たちは、親の世代のエゴに潰されてはいけないのです。もちろん自戒の念を込めて、です。
■12月24日(木) 見つかりました。ウィルスが!!(もちろん除去しましたけど)
昨日の続きです。
昨日JR東日本のサイト改竄の情報をお伝えしてから念のために確認すると、同社のホームページは復旧を終えていました。昨日掲載した画面はかなり貴重なものだったということになります。
ところで、「“Safari”を使用してるからたぶん問題ない」というのは、Safariが優秀だというのではありません。
それを対象としたウィルスが少ないという意味です。ウィルス作成者はユーザーが多いアプリけーションやOSを狙っているのです。費用対効果を考えれば当然の判断ですね。
でもアプリケーション対象のウィルスはともかく、OSの弱点を狙ったウィルスならセンセイも心配しなくてはいけません。
そこで昨晩、対策ソフトを走らせてウィルスを検出させると、作業開始後1時間半ほどしてから14個の「脅威」が検出され、直ちに削除されました。検出場面そのものは見ていなかったのですが、どうやら一時的な作業ファイルに紛れ込んでいたようです。
特別なことをしたわけではないので、どうやって侵入したのでしょうか。いずれにせよやはり、Windowsを狙ったウィルスはたくさん出回っているんですね。
センセイがメインに使っている古いMac OSはユーザーがきわめて少ないので、ウィルス作成者は誰も見向きもしません。結果的に比較的「安全な」作業環境になっています。
喜ぶべきかどうかはわかりませんが。
■12月23日(水:祝日) JR東日本のホームページが不正アクセスで、一部改竄されてしまった
ちょっと予定外の話題を。
今日は国民の祝日ですが週の半ばなので西村センセイ、自宅に戻らず、いつも通りにご出勤。ちょっと違うのは授業がないのと、背広を着ないのが違うことだけ。
休日のはずなのに、メール先から複数の仕事が入ってきて、やらねばならないことは増える一方。他人の不備を調べて直すような格好になるのだけど、ま、いっかー。
雪の朝、道路に降った雪を取り除くようなシブイ仕事だけど、センセイが整理した物を次に受け取る人が、迷わずに、しかも効率よく作業できるんだから。ところで来月も出張があるので、JR東日本のホームページで予約していると、どこかおかしい。
ある画面から先に進まないのです。当然、こちら側の問題だろうと思って作業を繰り返し、何とか予約を完了させたのですが、ふと気になって同社のトップページを見ると、え"!?
ご覧の画面が出てきました。((c)JR東日本)「・・・不正アクセスにより改ざんされていることが判明・・・通常のページを一時停止・・・」。
よく見るとURLも通常のものではありません。報道によると一昨日から不正アクセスにより内容が改竄されていたそうな。被害に遭ったページは、センセイが通過するページです。
下手にアクセスすると別なサイトへ誘導されたりウィルス感染する可能性があるそうです。う〜ん。まぁ、センセイはWindows側にウィルス対策ソフトを入れている──大学から支給される──し、パッチも適切に当てているし。
そして何より、幸か不幸か“Internet Explorer”はほとんど使わずに“Safari”ばっかり使用しているので、たぶん問題はないと思うのですが......。でも犯人は、こんなことをして何が楽しいんだろう。正直なところ、センセイにはよく分からない。
今日は見たままのお話。
会議を終えて、昨晩は新橋駅前のホテルに宿泊しました。
今朝は朝早い新幹線に乗って金沢へ移動。火曜日だから授業はないのですが、午後に重要な打合せと会議が入っているので、何としても大学にたどり着かなくてはいけない。このところ忙しい日が続いているためか、あるいはお弁当を食べたせいか、気づかないうちに少し眠ってしまいました。車両の減速で気がつくともうすぐ乗換駅の越後湯沢。
接続する特急はくたかの指定券も確保しているので、別に焦る必要はないのですが。文字通り「国境の長いトンネルを抜けると...」という感じで、あたりは一面の銀世界。1.5mくらいの積雪でしょうか。少し雲がかかっている場所もあるものの、ご覧のような青空。
車内のあちこちから携帯電話のシャッターを切る音が聞こえます。ほくほく線(北越急行線)に入るまでの間の上越線区間で、除雪作業中の小型ラッセル車を2両見かけました。
金沢に到着後、気になって調べてみると、昨日の昼間のある時間帯、北陸と越後湯沢を結ぶ特急はくたかは上越線を利用せず、JR信越本線を利用し長岡乗り換えで運用されていました。まず間違いなく、列車をすべて止めて、その間に除雪作業を完了させたのですね。
バス代行の措置も納得できます。写真は、はくたかが上越線に別れを告げてほくほく線に入ったばかりの時に、東側を撮影しました。
中央奥にそびえ立つのは今年のNHK大河ドラマ「天地人」のオープニングシーンで有名──日本酒のブランドでも有名──になった、八海山。
大河ドラマの主人公の直江兼継は、この地で生まれたのですね。残念ながら今日は山頂付近に雲がかかっていましたが、高さこそたいしたことはないものの、(本当は)とても美しい山です。
太平洋側の地域から金沢工大に進学した1年生は、この週末、初めて体験する雪に、げんなりとしていました。
センセイなんかからすると、雪のある風景にも、見かけの寒さ、冷たさの中に、秘められた暖かさが存在すると思うのですが......。そう感じるのはセンセイだけではないようで、新潟出身の新入生は、「雪には慣れています」。
それに雪の降らない地方から来た学生諸君も、一冬過ぎれば北陸の雪に慣れます。若いから適応力があるんですね。
■12月21日(月) 柏崎市民に、こんなに愛されているんだぁー ――盛来軒新築オープン!!
――
西村センセイは現在、予定通りに都内に出張しています。
出発前の新潟は、相変わらずの荒れた天気。予報よりも回復が遅れています。
長岡駅での乗換えを心配して、一つ早い電車に乗ろうとしたのですが、車両のやりくりがつかずに運休となった――早く家を出て良かった――ため、さらにもう一つ早い特急に乗って長岡へ到着しました。
上越線は運行していると聞いていたのですが、実際には代行バスが乗客を運んでいます。積雪は1mくらいしかないのですが、ドカンと降ったので、交通がまだ混乱しているようです。さて今日は、昨日の柏崎市の様子。
2年前の新潟県中越沖地震で建物全体が傾くという大きな被害を受けたため、しばらく仮店舗で営業しながら新店舗を建設していた中華料理店「盛来軒」が先週オープンしたという情報を得たので、お昼に娘と行ってみました。
柏崎市でも最近はいろんな新しいラーメン屋さんが出店しています。
いずれもずいぶん昔の話になりますが、この地に新しく、美味しいラーメンを知らしめたのが旧「そばよし」(現「うれっ子」)――現在の2代目「そばよし」の師匠――だとするなら、そもそも柏崎市にラーメンを伝えたのが、この盛来軒。
柏崎市民で知らない人はいません。(キッパリ)ただし前の建物は昭和30年代に建設したもののようで、当時の大衆食堂の雰囲気が良く伝わってくるのですが......小さい時に一度連れて行った娘は「もう行かなくていい」。
まだ幼かった彼女の場合、味が問題なのではありません。その盛来軒、センセイらが到着した時は看板の取り付け作業中。先週のオープンから1週間ほど、看板なしで営業していたのでしょうか。
店内はごらんのように今風の洒落た造り。
一見しただけでは、前の店舗の雰囲気は感じられないのですが、店の奥に見つけた小上がりなんかは、やっぱり盛来軒だ。
どことなく垢抜けていないし。センセイらに続いて二人連れの腰の曲がったおばあちゃんが入ってきたのですが、階段を探して2階に上ろうとしています。
前のお店は2、3階が座敷になっていたのです。どうなるんだろうと見ていると、お店の人に教えてもらって急な階段を上っていきました。
建物のこそ替わったものの、もう何十年もこうやって盛来軒に通っていたんですねぇ。慣れない新店舗だし、従業員も少し入れ替わったようで、接客はかなり混乱しています。
オーダーの順番はぐちゃぐちゃで、センセイらはすぐに――次の写真の「中華そば」が届いた――たぶん順番を間違えています。
隣の夫婦の分はいつまでも放って於かれるし、やっと届いたマーボー麺も、オーダーミス。でも肝心の味は地域の人々を惹きつけて離さないものがあります。
中華そばは基本的に淡白なしょうゆ味ですが、スープに深みがあります。ちょっと油っけもあります。
麺は平麺で昔のラーメンにしては珍しいと思います。15年位前までは小さなチャーシューが3個乗っていたのですが、現在では他店と同じように大き目のものが乗っています。
すべて基本に始まり、基本に終わる、という感じ。特に目を引くものはないのですが、毎日通い続けることができそうな気分になってきます。
飲食店の場合、こうやって固定客がつくと、何とか潰れずにやっていけると聞いたことがあります。さてこの盛来軒、他店と違う点が二つあります。その一つが、会計。
最初に食券を買うのですが、センセイらが入った時はかなり混雑していて、前にあるレジの様子が良くわかりませんでした。
新しい機械の音がしたので、「さすがに、もう使わなくなったんだろうな」と思っていたら......何とまぁ、まだまだ現役。それが写真奥、盛来軒名物の、硬く厚い食券の機械。前のお店で使用していたものです。
昔、駅の切符売り場にあったものと似ています。センセイは中華そばを二つ頼んだのですが、その硬い食券にマジックで「2(人分)」と書かれたものをもらいました。
当然ですが座る場所などは記されておらず、混乱する原因の一つとなっています。そして盛来軒の、もう一つの秘密。
お客さんの7、8割が老人なのです。それも「初老の」とかいう感じではなく、腰の曲がったおじいちゃんおばあちゃん――もちろん後者が多い――がどっと押し寄せているのです。
ものすごいパワーです。これだけを見ても、この盛来軒がどれだけ地域の方に愛されてきたかがわかります。
盛来軒を後にして娘と歩いていると、そのほぼ斜向かい、いつもならお店の外まで行列ができている「そばよし」(2代目)が閑散としていました。(実話)
両店は客層がやや重なるために、このような結果になったようです。
娘に「もう一度来るか?」と期待せずに感想を求めると、意外にも「また来る」。どうやら旧店舗のネガティブな印象がなくなった途端、味そのものに注目できるようになったようなのです。
ま、ここは大きな成長と考えましょう。
■12月20日(日) 来春のJRダイヤ改正で夜行「北陸」「能登」運転を終了。大糸線のキハ52も引退へ!!
自宅周囲が、とても静か......。
冬型の天気が続いていて、大荒れになったり止んだりの繰り返し。その意味では決して「静か」ではないのですが、未明に出動した除雪車を除けば、通る車がほとんどありません。
そして何より、自宅脇を通るJR信越本線を電車や貨物が全然走らないのです。当地の積雪は13cmにしか過ぎないのですが、新潟県中越地方、特に長岡市や三条市付近はかなり積雪があるようで、信越本線、上越線が完全に不通になっています。
明日、長岡を経由して東京へ出張することになっているのですが......。運転状況を調べていて、来春のJRグループダイヤ改正の記事に出くわしました。((c)2009 ASAHI INTERACTIVE, Inc.)
センセイに関係する部分に見逃せない記述があったので、JR西日本の発表および同金沢支社の発表を確かめていると、やっぱり......。利用客の減少と車両の老朽化により、北陸地方と首都圏を結ぶ夜行寝台特急「北陸」および夜行急行「能登」の運転を終了するというのです。
う〜ん、残念。「週末や夏期などに臨時急行列車を運転」するとのことですが、老朽化が進んだ「北陸」や「能登」での運行は難しいんじゃないかと思います。
センセイは何度も特急「北陸」を利用したのですが、この区間は夜行寝台を走らせるには距離がやや短く、深夜に出発して早朝に目的に到着します。
ちょっと使いにくいのです。それにこのところの不況もあって、若い人など少しでも節約したい人──かつてはセンセイもそうだった──は、高速バスなどに流れているし。
そしてもう一つ。
以前ご紹介したことがある糸魚川駅のレンガ車庫の使用を終了し、しかも、大糸線の有名なキハ52気動車からキハ120に切り替えるというのです。
2月下旬から順次、関連セレモニーを、そしてダイヤ改正前日の3月12日には夜行列車の出発式を行うそうです。いずれも、全国から鉄道ファンが押し寄せて、凄いことになるんだろうなぁ。
機会があったら、廃止前に「北陸」にもう一度乗ってみようか......。