2011年6月11日更新(2011年6月19日ページ移動。2015年2月11日写真削除)
■6月11日(土) 市内で手作りの市が開かれました ──間もなく地域最大の行事、「えんま市」──
このところ出張が続いていたので今日は、貴重な自宅での週末。
ゆっくりしていたかったのですが、娘の都合で彼女の通う学校へ都合、4往復。その途中、諏訪町という町内を通過するのですが、朝早くからかなりの人が繰り出しています。
ここは旧市街中心部の一つ。商業地域です。諏訪町にはアーケードがあるのですが、その下にシートを広げて、ちょっとしたお店を開いています。
交通信号や横断歩道とは無関係に人が車道を行き来するので危ないったらありゃしない。
何だろうと思っていると、アーケードの柱には「びっくり市」。ふーん。不思議なことに「がらくた市」、「ガラクタ市」、そして「我楽多市」などというものもあって、ちょっと緩い感じ。
どうなっているのだろうと帰宅してから調べてみると、諏訪町商店街振興組合が年に2回開いている市のようです(Webサイトには古いデータのみ掲載)。どこの駅前商店街もそうですが、普段はシャッター通りと化しています。ここも例外ではなく、日中は歩いている人を見つけるのが難しいくらい。
でも今日は、これだけの人がどこから集まったんだろうと思うほどの混雑。ちょっと歩いてみたのですが、狭くない歩道にお店が広がっているので、車道を歩かなければならない!!
お客さんの中心は、ご覧のように地域住民、それも高齢者が中心。販売する夫婦(?)もお客さんも、笑顔が印象的です。対照的に、よく分からないのが、お店を出している側。
普段は降りたシャッターが並ぶのですが、よく見ると、今日だけはお店を開いていて、売れ残りの在庫を販売していたりします。
でもやはり、全然関係ない「お店」もあるようです。どうやらフリーマーケットが混在しているんですね。一角には屋台コーナーもあって、こちらのお客はもちろん子供たち。
春の諏訪町びっくり市が終わると、来週は地域最大の行事「えんま市」。馬の市を起源とし、数百年も続く市です。
高校時代、一冬だけではありますがこの町内に従姉妹と住んでいました。その場所には現在、知り合いが自宅を構えています。そんなご縁もあって、諏訪町商店街にはついエールを送りたくなります。
■6月10日(金) 初めて担当する講義。その初回を、何とか終えることができました
今日は早朝に起床して、すぐに大学へご出勤。もちろん教職員はまだ誰も来ていません。
理由は簡単で、朝イチの講義の準備がまだ完了していないから。昨日は講義が集中しているので、夜遅くまで仕事をしたにもかかわらず、作業は終わらない。
例によって、最後は酔っぱらってしまったので、未完の部分は翌日にまわしたのです。頑張った甲斐あって、作業は順調に進み......ません!?
正確には、かなり作業が進んだファイルが壊れてしまったのです。それでも何とか準備を整え、授業に臨みます。
講義が始まってしまえばこっちのもの。初めての科目なので最後まで迷ったのですが結局、少なくとも初回については、例の小さなカードを用いて受講生の反応を調べることにしました。
その結果が、とても興味深い。将来の技術者である自分と社会の関係を間接的な表現──あまり良い質問ではなかったかもしれない──で尋ねました。
よく分かっている学生もいれば、今日の講義を聴いて何か直感のようなものを感じた学生もいるし、「オレには関係ない」と断ずる人も結構います。
ふ〜ん、今どきの学生って、こう考えているんだぁ。いろいろ感じること、戸惑うこと、そして学生諸君に期待することは多いのですが、でもとにかく、現状を正確に把握することが重要。
その意味ではとても貴重な情報を得たと思います。そしてもう一つ。僅かの例外はありますが、受講生の多くは「この先生なら...」と感じてくれたからこそ、正直に回答してくれたんですね。
さてこの講義、来週はどうなる!?
■6月9日(木) 授業参観のご褒美(?)は、茹でたての麺を使ったサラダラーメン!!
今日もまた見たままのお話。そしてラーメンの話題。バラエティに乏しいなぁー、西村センセイは。
今学期のセンセイは、週の後半になると特に忙しくなります。授業が偏っているのです。例えば今日、木曜日は、朝から打合せがあって、その後は学生に手伝ってもらって研究室で提出物の整理。
お昼を挟んで、午後は夕方まで講義が続きます。ところが今週金曜日から、さらに科目が一つ増えることになりました。諸般の事情で他の科目を1コマだけ手伝うのです。でもセンセイにとっては初めての科目。
そこで木曜日の午前中をやり繰りして、先輩の先生の講義を見学させていただくことになりました。要するに授業参観です。とても勉強になった──N先生、ありがとうございました──のですが、問題は昼食。お昼を食べる時間をきちんと取れないので、休憩時間を使って何か食べるしかありません。
今日は午後の最初の講義が割と早く終わったので、2時半近くになってから食堂へ。本当はおにぎりでも、と思ったのですが、食券の券売機の前を通り過ぎようとして......「サラダラーメン」の文字。
要するに、冷やし中華です。学生向けにキャベツのサラダと鶏の唐揚げが載っているのが金沢工大オリジナル。(紅生姜はセンセイが載せました。)
金沢工大の夏の人気者が、今週から登場したんですね。え〜い、これはもう、挑戦するしかない。
カウンターに並ぶと前には男子学生が2名。こんな時間に食べる人もいるんですねぇ。
いつものように「茹でてある麺」を使うんだろうな、と思っていたら、普通の冷凍麺を取り出します。え、いいの?茹で上がると奥の方へ回って水で冷やしています。茹でたてを食べられるのです!!
合掌してから頂いたのですが、やはり茹でたての麺は美味しい。冷凍麺であることを感じさせない出来栄えです。普通の時間帯にこんなことをしていたらパンクすると思います。たぶん「茹でてある麺」はなくなったものの、他の材料は残っていたので丁寧に茹でてくださったのでしょう。
何だかお昼抜きで頑張ったセンセイへのご褒美のような、そんな味でした。
■6月8日(水) とりあえず、MacBook(White)用のACアダプターを購入しました
今日は見たままのお話。そしてMacネタが続くことになってしまいましたが、悪しからず。
先週起きたPowerBook G4がタクシーに轢かれた件、本格的な対応が始まっていますが、とにかく応急処置を取る必要があります。
さし当たり、PowerBookおよびMacBook用のACアダプターが必要になるのです。轢かれたのはPowerBookですが、MacBook用のものも鞄の中に入っていて、両方とも見事に断線してしまったのです。
電力線なので、修理は無理だと思います。センセイは自宅および大学、そして金沢のアパートに同じアダプターを置いておき、通常はMacBook本体だけを持ち運んでいます。
先日はそのことを忘れて──金沢駅行のバスの中で思い出した──帰宅してしまい、ひどい目に遭いました。Apple Storeで調べてみると、MacBook用の60Wタイプ(写真)は7,800円。それに対してPowerBook用の65Wは9,030円。
意外にも後者の方が高いんですね。(保険屋さんがどう対応するかわからないので、こちらは未購入。)届いたアダプターを繋げてみると......あれ?
どこか光るんだろうと思ったのですが、何も変化が起きません。ご覧のように、従来のものと端子の形状が変わっているので、ひょっとすると......。
ところが接続方向を変えてみると、中央部分が緑色に光りました。改めて元の方向に繋ぎ直してガチャガチャしていると、やっと写真のように輝き始めました。この個体の問題かもしれませんが、どうやらあまり接続が確実ではないようです。
使う時はLEDがきちんと光るかどうか、確認する必要があるようです。それにしても本体や周囲は白色で、そこに銀色の端子部分がポツンと入るので、ちょっとバランスを欠くような気がします。
■6月7日(火) Appleが発表した最新OS “Lion”は、PowerPCアプリケーションをサポートしない模様です
皆様よくご存じの通り、Appleは6日、最新Mac OS “Lion”(MacOS 10.7)を発表しました。7月からApp Store上で販売を開始するそうです。((c)Apple)
最初は「センセイにはあまり関係ないかなぁー」と思っていたのですが、どうもそうではないことに気づきました。
Lionは、PowerPCアプリケーションをサポートしない模様なのです。ちょっと解説が必要でしょう。
現在のOSであるMacOS X(テン)、CPUに関してはそれ以前から使用されてきたPowerPCチップを使用してきました。
ところが数年前に、それがIntel製に切り替わりました。この場合、そのままでは従来のソフトが一切動かなくなります。
そこでアップルは“Rosetta”(ロゼッタ)という翻訳ソフトを使用することによって、かなりのソフトを快適にそのまま使用できるようにしたのです。
Rosettaは優秀なソフトで、アプリケーションの動作が速かったため、ユーザーにはとても好評でした。ところが新OSのLion、開発者向けに開示された情報によるとこのRosettaを外してしまういうのです。
つまりPowerPC用に設計されたソフトは一切使用できなくなります。どんなPCメーカーもすべてのサービスを続けるわけにはいきません。
ハードウェアが対応しなくなることもあるし、新しいPCやソフトに買い替えてもらう必要があります。
アップルも、旧Mac OSやAppleTalk(通信プロトコル)、最近ではPICTフォーマットなどを次々と切り捨ててきました。センセイの場合メインは旧Mac OSなので、OS X用のソフトについては、一度買い求めたものをそのまま使い続けることが多い。
右の写真はOS Xを立ち上げてソフトの種類を確かめているところ。高価な、フォトショップ他のCSシリーズやMacrosoftのOffice 2004シリーズなどがPowerPC用であることがわかります。
現在は買い替える資金がない。こう考えてみると、年初に購入したMac miniや危篤状態にあるmacBook(White)はとても貴重な存在であることがわかります。
う〜ん、旧Mac OS、これまでのMac OS X、そしてこちらも世代交代の時期にあるWindows。
この機会に、センセイのシステムの使い方を全面的に見直す必要があるようです。
■6月6日(月) PowerBook G4の中古相場は、高止まりのまま ──被害額を調査してもらいました──
この週末、東京へ移動する前に時間を調整して、先日タクシーに轢かれた機器類の被害額を調査していただきました。
写真は、保険会社に委託された専門の方が、被害を受けた物品と状況をチェックしているところ。2個のACアダプターから伸びる電線が、バッサリと切断されているのが痛々しい。
破損したPowerBook G4は2006年に購入してもらったPowerBook最終モデル。
クラシック環境ながら、Mac OS 9が起動する最後の、最後の機種です。普通、この種の機器は「減価償却」と言って、時間が経過するにつれて価値が下がります。
要するに「ただの古いPC」という扱い。けれども中古相場を調べてみると、このモデルの中古良品の相場は約18万円。新品とほぼ同価格です。
わかる人にはこの機種の価値がちゃんとわかるんですね。もっとも、だからこそ中古市場にはほとんど流通していません。
ちなみに、完全に壊された教材の方は、「専門業者にちゃんと製作してもらうと数十万円かかるよね」ということになりました。
この日は被害の調査だけで、「じゃぁ、どうするのか」は今後の保険会社との交渉になります。
ホント、どうなるんでしょう。
■6月5日(日) 西村センセイ、ご縁のある桜美林大学での学会で働く
学会2日目。
初日の昨日はとてもエキサイティングでエンカレッジされる内容でした。でもそれはそれ。センセイのお仕事としては、今日が本番。宿所のある淵野辺駅前から学バスに乗って、今日の会場である桜美林大学へ。
桜美林大学を訪れるのは三度目。前回は1995年ですから、16年が経過しています。キャンパス内の様子がずいぶん変わっていることに驚かされます。
センセイがICUの大学院生、そして助手だったころ、当時すでにこの学会の重鎮だった師匠──その後、学会長になった──とともに一緒に仕事をさせていただいた佐藤東洋士先生(現、桜美林大学学長兼理事長)のお力でしょう。
揃いの”J. F. Oberlin”Tシャツを着た学生スタッフや教職員に案内されて会場の建物へ。センセイらの発表(ラウンドテーブル)は、朝イチ。
どれだけお客さんが集まるんだろう。下手をするとお客様より関係者の方が多いのではないかと心配していました。
でも実際に始まってみると、会場がいっぱいになる大盛況。いわゆる「うれしい悲鳴」状態です。もちろん大学教員が多いのですが、職員や大学院生もいらっしゃいますし、文部科学省関係の方が何名もお越しになっています。
複数の出版社の方から、生々しいお話が寄せられます。センセイを含めて3人が発表し、質疑応答のの後は参加者全員で作業。写真はその終盤の様子。
議論の結果を、壁に貼った大きな紙に書き移しているところです。センセイらの発表は、議論や考察のきっかけにしか過ぎません。それを受けて始まった議論の結末である壁の文字は、しかし、参加者全員の成果物。
進行役の左端の方の笑顔──やや後ろ姿ですが──が印象的です。ほぼ休憩なし、3時間ぶっ通しでの作業だったのですが、それ以上の内容でした。関係者の皆様、お世話になりました。