2011年2月5日更新(2011年2月11日ページ移動。2014年9月23日一部写真削除)

──2011年1月第6週〜2月第1週のニュース──

バックナンバーはこちら

2月5日(土) 西村センセイ、ちょっと理由ありで、新Mac miniを買う

 実は昨年末、新Mac miniを購入しました。

 どうしても言い訳めいてしましますが、衝動買いではありません。

 発表当初は「ご縁はないかなぁ」と思っていた新Mac miniですが、よく考えてみるとセンセイのシステム、特に金沢のアパートのシステムには有用であるように思えてきたのです。

 導入目的は後日に譲るとして、今日は届いたMac miniとセットアップのご報告。
 右の写真は開封したところですが、最初の印象は「アルミの弁当箱」。

 ギンギラギンではなく、本当に昔の弁当箱のアルマイトという感じすが、実際は塗装されています。

 アパートのMac mini(Power PC)とディスク挿入口を相対して、対面させてみました。

 ご覧のように、厚さは2/3近くまで薄くなっているものの、床面積(?)はずいぶん大きくなっています。
 現物は写真以上の広がりを感じさせます。

 よく知られていることですが、新Mac miniはMac Book Pro同様、アルミ削り出しの筐体で、そこにプラスチック製のIO部品が填め込まれる構造になっています。
 右の写真の、右側面の黒い部分がそうです。

 実は底面も同様で、黒く大きな円形の部品が底面にあって、それを回転すると内部にアクセスできる──確かに便利──なのですが、この部品、予想外に滑りやすい。

 3枚目の写真右端のように、下段に新Mac mini、上段に旧Mac miniを配置し、すべてを左端のモニタに接続しているのですが、ちょっと触ると、すぐに動いてしまう。

 新Mac miniは電源部を内蔵しており、それはそれで便利なのですが、その分の発熱もあるため、耐熱性のプラスチックを使用せざるを得なかったんじゃないかと思います。

 パソコンの台数が増えると問題になるモニタ他への接続。

 現在のところ、モニタについては2台のBDレコーダー→HDMI、BDプレーヤー→アナログD端子、新Mac mini→DVI、そして旧Mac mini。
 かろうじて何とかなっています。

 一度に全部のインターフェースを使うことなんてありませんしね。
 ただし面積が必要なキーボードについては別。

 右の写真では旧Mac mini(Power PC)のためにフルサイズの白いキーボードを置いていますが、机の上が狭くてとても実用にならないので、現在は“Bluetooth”キーボードを充てています。

 繰り返しになりますが、多少予想外の出来事はあったものの、今回の購入は必要に迫られた計画的犯行(?)なのです。

 さて、その目的とは!?



2月4日(金) 大雪でも、地域住民はしっかりと、いつものように生活しています

 西村センセイ、所用で休暇をもらい、昨晩遅くに新潟の自宅へ戻ってきました。

 お伝えしたように今回は車で往復したのですが、富山県西部と新潟県上越地方のは大雪となっています。でも富山県東部や新潟県糸魚川(いといがわ)市などは、ほとんど雪がない場所もありました。
 俄には信じてもらえないかもしれませんが。

 昨晩は暗くて自宅周囲の様子が良くわからなかったのですが、明るくなって確かめると、柏崎市平野部の積雪は、金沢のそれの倍くらい。

 写真は信越線跨線橋上から撮影した柏崎市です。中央奥には地域のシンボル、米山(よねやま)が見えます。
 道路脇の雪の壁は高さ1.5m〜3mほど。

 金沢市内は、幹線道路はともかく、細い道に入るとまったく除雪されていないこともあります。
 雪に慣れていないんですね。

 でも柏崎の場合はきちんと除雪され、雪の壁で道幅が狭くなってはいるものの、人々は普段通りに生活しています。
 もちろん積雪が3mを超える山間地は全く別です。

 また山間部を含む柏崎市地域全体の除雪のために、柏崎市は何回か補正予算──有名になった「専決処分」──を編成し、支出しています。
 その額は億円(!!)単位。

 確かに大変なのですが、30年くらい前までは程度の差こそあれ、これくらいの積雪は当たり前だったのです。それでも人々は日常の活動を営むことができるんですね。

 自分達が持っているチカラを侮(あなど)るべきではないのでしょうか。



2月3日(木) 季節は変わり目。お店も変わる ──旧チャンカレ跡にセブン・イレブンが開店!! ──

 先日までの悪天候が信じられなくなるほど、北陸地方は昨日、今日と良い天気が続きました。陽気に誘われるかのように、昼休みを利用して、外へ出てみました。
 ホント久しぶり。

 この機会にヘッドホンを修理に出すことに。宅配便を扱っているコンビニだったらどこでも良かったのですが、ふと気づいて、開店のための工事が続いていたコンビニへ行ってみました。
 なかなかオープンせず、どのお店になるかすらわからなかったのです。

 大学の脇を流れる高橋川を渡り、ライバルとなったコンビニの前を通り過ぎると、おぉ、セブンイレブンの看板!!
 去年から石川県内にも店舗を展開し始めたのですが、それがついに、工大の近くにも進出してきたわけです。

 オープン直後らしく、店内にはオーナーと思しき人物を含めて数人のスタッフが、大きく、はっきりした声で挨拶してきます。
 動きも良い。訓練されているし、気合いが感じられます。

 ただし宅急便をお願いした若いアルバイト女性だけは別で、段取りも悪い──普通ならセンセイが伝票に記入している間に採寸し、重さを量る──し、他の女性スタッフに何から何まで教えてもらっています。
 でも、まぁ、新人ですから、ここは長い目で。

 支払いを終えて、店内を一巡り。

 お弁当のコーナーには恵方巻が並べられていて、スタッフもやや過剰なまでに勧めてきます。今日は節分。つまり季節の変わり目。明日からはもう春、というわけです。
 そういえば、昨日も感じたのですが、太陽光線はすでに冬のそれではありません。

 さて新規オープンしたセブン・イレブン。センセイは新潟や都内で慣れ親しんでいるのですが、石川県民にとっては新参者です。向かいは弁当屋のほっかほっか亭
 しかも近くにはライバル店がずらり。

 本当に、どうなるのでしょう。



2月2日(水) 雨降って、窓固まる!? ──今朝、車外気温計は-6℃を記録しました!! ──

 朝イチから講義があったし、仕事も溜まっているので今朝は6時起床。

 まだ外は暗いのですが、東の方角が僅かに明るくなっています。窓を開けるとほぼ快晴。身支度を整えて外へ出ると、東の地平線は赤く、その上に黒に近い青空。
 その真ん中に金星(写真中央最上部)が寒く輝いています。写真は実際よりも相当明るく加工しているのです。

 雪が降って、何もかもが冷えたところに、昨日の雨。ところがその雲が抜けると夜は晴れ上がり、今度は放射冷却。
 何もかもがキンキンに凍り付いています。

 車に荷物を積み込もうとして......開かない。ドアが凍り付いて簡単には開きません。
 もちろん窓には厚い霜。

 専用の器具で擦っても簡単には取れませんから、エンジンの熱と風で温めるしかない。

 センセイの318iはエンジン始動時、外気温が3℃以下の低温だと警告を出します。路面が凍結している可能性があるからです。
 何度なんだろうと思ってエンジンキーを回すと、-4.5℃!!

 北陸地方の海岸部では信じられない低温です。山間部ならばもっと冷えることもありますが、例年ならせいぜい-3.0℃。
 それ以下になると水道管が凍結、そして破裂してしまいます。

 10分以上暖機してから車を走らせます。外気温計はどんどん下がってきて、最終的には-6℃を記録しました(気象庁のアメダスデータは約-4℃)。
 平野部ではあり得ない!!

 雪国育ちのセンセイも、初めて経験する寒さです。

 ただし、正直なところ、雪の量はたいしたことありません。

 センセイの実家は平野と丘の境目、かつての宿場町──だから実家は脇本陣だった──にあります。
 決して山間部ではありません。

 しかしそれでも、センセイが小学生の頃は「三八豪雪」(昭和38年の豪雪)じゃなくても、冬になると1階は当たり前のように雪に埋もれていました。
 雪国にはそれに対応する備えが用意されているのです。

 雪がドンドコ降る中、車で自宅近くまでたどり着いたものの、ついに動かなくなった父親の車を一族総出で救援に行ったこともあります。
 ドカ雪による集落全体の孤立や長時間の停電もごく普通の出来事でしたし、

 除雪車すら来ない道を、雪をかき分けながら4Km離れた駅まで歩いたこともありますが、そんな状況下でもJR線──当時は国鉄──が不通になることはありませんでした。
 隣接する幹線国道も何とか動いていました。もちろん当時は車の台数は今よりも少なかったですけど。

 科学技術に依存する現代社会は、普段はとても便利で効率的な反面、いざという時の脆弱性や、なかなか見えにくい──特に都市居住者には──地域間格差を生み出しています。
 余裕、あるいは体力がなくなっているのですね。

 北陸地方にしては珍しく、すべてが凍てついた中、当事者として格闘していると、その変化と意味を思い知らされます。



2月1日(火) 教訓。ヘッドホンを装着したまま眠るのはやめよう

 今日の金沢は昨日までと一変、日中はかなり気温が上昇しました。

 雨が少し降ったこともあって、さらさらの雪はあっという間にシャーベット状の雪に。除雪されていない道は、それが車の轍で高さ15cmくらいの凹凸になっています。
 歩きにくいったらありゃしない。(今日も何故か歩いて出勤したのです。)

 さて先日松江に出張した際、仕事に出かけようとして部屋を整理していると枕元に、見知らぬ小さな物体。思い当たる節はなかったので、手に取ってみると金属製の板。
 板バネです。

 ボーズのヘッドホンがついに壊れてしまったに違いありません。

 2005年に購入してから5年半。国内外の出張はもちろん、新潟と金沢を往復する時も愛用しています。
 ノイズキャンセリング能力が高いし、それにそもそも、音質がとても良いのです。

 1年くらい前から、どうもヘッドホンの高さが決まらないなぁーと思っていたのですが、最近は特にそれがひどい。
 老眼鏡(!!)でよく見ると、高さを調整する部分が何カ所も割れてしまっています。

 西村センセイ、出張先で周囲がうるさい時や、音楽を聴き続けたい時など、ヘッドホンをしたまま眠ってしまうという悪い癖があるのです。
 時々、ですけど。

 海外旅行の機内で仮眠するのならともかく、布団でずっと横になっていれば当然、この部分に大きな力がかかり続けます。それで割れてしまったのですから自業自得。
 修理してもらおうか、評判の良い後継機種を購入しようか、あるいはその両方にしようか。良く考えてみると、後二者ならボーズの思うつぼ、という感じ。

 ボーズはよくダイレクトメールを送ってくるのですが、去年、故障するのを見計らったかのように「古い機種を下取りしますから、新しい機種を...」という案内が届きました。
 う〜ん、ボーズ。なかなかの商売上手らしい。

 後継機種を購入するかどうかはともかく、良いものはたとえ古くなっても直しながら使い続けるセンセイ。今回も修理には出そうと思っています。
 未使用の交換用イヤーパッドもまだ1組残っているし。



1月31日(月) 西村センセイ、今朝は楽チンな自動車出勤を諦める

 ザクッ...。ザクッ...。ザクッ...。

 いつもよりかなり遅い時間に、窓の外を人が歩いています。新聞配達の方が階上の女性のために朝刊を配達しに来たのです。(西村センセイは、管理できないので金沢では新聞を取っていない)。

 外はとても静か。「ザクッ」の音しかしないし、その音の間隔が通常よりも長い。センセイは布団の中に留まったままなのですあ、もはや戸外で何が起きているのかははっきりしてます。

 大雪、です。(個人的にはそれほどの大雪ではなかったんだけど)

 昨日は大学で2時間ほど仕事をしていたのですが、その間に止めて置いた車の上には25cmくらいの雪が積もっていました。雪を落とすその脇から、雪がどんどん積もっていきます。
 アパートに戻ってからも一仕事。

 駐車場の積雪は60cmほどで、柏崎の自宅より明らかに少ない。それはともかく、駐車スペースを確保するために、スコップ(写真右)でひたすら雪掘り!!
 本当に「掘る」という感じですが、軽い新雪なので、効率よく運ぶことができません。

 そして今朝6時過ぎ、どうなっているんだろうと外へ出てみると、ご覧の状況。駐車場の雪はすべて、昨晩の除雪後に降り積もった雪です。(車の周囲はセンセイが除雪しました)
 その前の分と合わせると、積雪量は70cmくらいでしょうか。

 この後、写真中央の318iの雪を落として運転できるところまでしたのですが、何だか運転する気がなくなって、徒歩でご出勤。
 帰宅後には再び同じような状況に戻っていました。

 報道されているように、北陸地方は西部を中心に大雪となっており、鉄道、道路(高速道路および幹線国道)ともに大混乱。
 出勤後に交通状況を確認すると、北陸エリアのJR西日本の鉄道はすべて不通になっています。

 それも、朝の段階では「12:00ころには...」だったのが、昼には18時、そして午後には「終日全面運休」。
 状況はどんどん悪化していきます。

 鉄道を利用できない人が車に乗り換えたこともあってか、市内の道路も激しい渋滞となったようです。
 おかげで金沢工大も、正常に通学、出勤できない人が続出しました。

 雪国で50年以上育ったセンセイとしては、地域が雪に弱くなっていると思うし、そしてその背後には、地方が追いつめられた疲弊があるように思えます。

 でも、都会の人や、ネットだけに頼る人には、この状況、わかってもらえないんだろうなぁ。



1月30日(日) 車でたどり着いた金沢もまた、雪の中 ──信越線は本当に運行できたんだろうか──

 柏崎を含めて、北陸地方は大雪になっています。

 朝からJR東日本(信越エリア)とJR西日本(北陸エリア)の列車運行状況を見ていたのですが、どうも状況は良くない。すでに昨晩の夜行列車はすべて大雪で運休となっているのですが、日付が変わっても各線とも不通や運休が続いています。
 除雪作業が終わらないので明け方の特急運休はしかたないとしても、その後の見通しがわからない。

 お昼に外出したついでに柏崎駅へ行ってみたのですが、「朝から除雪車を出していますが、まだ(柏崎駅に)戻ってきません」とのこと。除雪車といってもATSを備えた本格的な物ではなく、小型の除雪機械(モーターカー)でしょう。
 これではJRを諦めた方が良いようです。

 幸い、金沢までの高速道路は全通しているので、先々週に引き続き、車で移動することにします。

 高速道路はかなり綺麗に除雪されていましたが、周囲は金曜日に戻った時よりもさらに雪が積もっています。
 上越市や富山県西部では道路の脇の雪山が数mの高さに達しているので、外の様子はまったく分かりません。

 場所によっては強い北風で地吹雪になり、前面は白一色。どこが道路か、そうでないのか区別がつきません。
 実際、前を走っていた小型車は路側に寄りすぎで、雪の壁とぶつかっていました。

 わずかに見えるガードレールを頼りに運転するしかないのですが、とても危険です。
 その脇を、大型トラックや関東ナンバーの小型車が高速で追い抜いていくのですが、ドライバーの神経がよくわかりません。

 今回も何カ所かで交通事故を見ながら、それでも何とか無事に到着。金沢市内の積雪は約30cm。柏崎市の半分以下です。
 写真はキャンパス到着後、研究室の窓から撮影したもの。

 ちょっと悔しいので、もう一度JR各社の運行状況を確認すると、関東方面と金沢を結ぶ特急「はくたか」は結局、全便運休。

 良く分からないのが新潟発金沢行きの特急「北越」。昼の2本は新潟を出発しており、そのいずれもが「大雪の影響で、遅れが出ています」。でも途中の信越本線長岡−柏崎間は不通のはずなのに。
 除雪作業が完了すると見越して出発させたのでしょうか。

 不通区間の線路の積雪はわかりませんが、そこに近い場所の国道は、積雪160cm(!!)とのこと。最悪の場合は、途中で運転を諦めて出発駅まで戻らざるをえないかもしれないのに。
 その後どうなったのか、ちょっと気がかりです。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る