2012年4月28日更新(2012年5月6日ページ移動。2015年11月3日一部写真削除)

──2012年4月第4週のニュース──

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4月28日(土) 「あぁ、福井弁だ...。」 ──地震で被災したスーパー“PLANT”が営業を再開!! ──

 連休なので新潟の自宅へ戻りました。

 仕事に一区切りはつけたものの、やはりやり残したものも。関係者には申し訳ありませんが、こちらは持ち帰りで連休中に片付けることにします。

 今日の新潟県内はご覧のように雲一つない絶好の行楽日和。お昼を食べに外出した際に、写真の“PLANT-5刈羽店”へ行ってみました。
 このお店、2007年の新潟県中越沖地震で大きな被害を受けて、閉店してしまったのです。

 しかし今回、被災した部分を隔離する格好で店舗を縮小し、営業再開に漕ぎ着けました。(『新潟日報』、『柏崎日報』)

 福井県に本拠地を置く株式会社PLANTが経営する一連の「スーパーセンター」、センセイは金沢で働くようになってから、そして福井県嶺南地方を旅してから強く意識するようになりました。
 同社の「経営戦略」にも書かれていますが、決して都会型の小綺麗なスーパーではありません。

 今日も店内を散策(?)していて気づいたのですが、お客のコアの一つが高齢者。
 もちろん子育てに忙しい若夫婦もいるし、今日は横浜ナンバーなんかの帰省客も目立ったのですが。

 老女が一人で軽自動車を運転して、あるいは連れ合いに運転させて来店し、曲がった腰で大きなカートをよぼよぼと前に進めています。
 もちろん悪い意味ではありませんよ。この地域にこれだけ多くの人が営業再開を待ち望んでいたのです。

 そして実はこの光景、決して田舎のものだけではありません。

 娘の受験、進学でこの春は東京西部にかなり通ったのですが、デパートの地下へエスカレーターで降りると、かつては子供向けの「ガシャガシャ」が並んでいたであろう場所は小さな休憩所になっていました。
 そこでいるのは高齢者たち。空席を見つけるのが難しいくらいです。

 地方の過疎化と高齢化は目立ちます──実際、とても深刻──が、実は見えにくい形で都会でも同じ事態が進行しているんですね。それに気がつきさえすれば、結構ビジネスチャンスもあると思うのですが。

 さてPLANT-5刈羽店、かなり混雑しています。福島から避難している方も店員としてかなり採用されているのですが、やはり新規雇用者の動きはイマイチ(のことが多い)。
 それを助けているのが写真右端の、揃いの赤いジャンパーを着た本部からの応援職員。

 彼らの話す言葉が福井弁──金沢弁に似ている──なので、300km以上離れているはずの福井が、急にすぐ隣に感じられてくるのです。



4月27日(金) 大学食堂で特麺の札幌ラーメンを食べながら北海道のことを考えていたら...

 所用があったのでお昼前に大学食堂のある建物には行ったら、おぉ、今週の「特麺」(週替わりのラーメン)は札幌ラーメン。これは食べないわけにはいかない。

 お伝えしたように、食堂のラーメンはこの4月から新しい麺に切り替わりました。3週間ぶりに食べてみたのですが、食感は変わらないものの、醤油ラーメンの時と違って少し平麺です。
 特麺の時だけ使用しているのでしょうか。

 それはともかく、味噌スープと新しい麺の相性は良く、麺がスープに馴染んでいます。そもそもスープが甘さを増しているようです。また心なしかバターのような風味......。
 香料のせいでしょうか。

 「でも本当はかなり塩分が入っているので気をつけなければ...」などと札幌ラーメンを頂きながら、センセイの頭の中は「寝台券は、どうなっただろう......」。
 実は1ヶ月後に北海道大学で開かれる学会に参加し、発表と司会をすることになっているのです。

 でもセンセイのことですから、大好きな北海道へは列車で、それも可能ならば個室寝台車で行きたい。

 というわけで、いくつかの案を検討した結論は、往路は上野から「北斗星」に乗車し、帰路は「トワイライトエクスプレス」で金沢に直接戻るというもの。
 最大の難関は寝台券の確保。寝台券の発売日(1ヶ月前)は金沢にいるので、あらかじめ最寄りの西金沢駅にお願いしておきました。

 でも残念ながら、北斗星に関しては最上級のA個室「ロイヤル」も、B個室も確保できなかったとの電話。
 困った......。

 次善の策としては、夜行寝台特急「あけぼの」と日中の特急2本を乗り継方法があります。
 最悪の場合は往路は秋田、帰路は函館に一泊し、日中の特急や快速を片道6本乗り継ぐ(!!)覚悟なので、勤務を終えてからは夜の西金沢駅へ。

 念のため、もう一度北斗星の個室寝台を尋ねると、意外にもB寝台個室「ソロ」に空室があるとのこと。(上の写真)
 たぶんキャンセルが出たんだと思います。

 駅員に礼を言って購入し、本日発売の帰路の分をお願いします。

 その運命の今日、電話口から飛び出しそうな声で聞こえてきたのは「ロイヤルが取れました!!」という女性駅員の声。
 というわけで、はい、しっかり受け取ってきました。(下の写真)

 結果的には昨年の別な学会と同じパターンになったわけですが、完璧ではないものの、まぁ、上首尾というところでしょう。
 やっぱり札幌ラーメンを頂きながらお祈りした(?)甲斐があったというわけです。

 もっと時間があれば、道内で唯一、まだ乗ったことのない根室−厚岸間も乗車してみたいし、札幌で、ご無沙汰している方にもお目にかかりたい。
 でも残念ながら今回はちょっと無理なようです。

 なお、今回のような場合、大学の公費からは規程通り、また最低限の料金しか支出されず、他はすべて私費での負担ですので、誤解なきよう。



4月26日(木) キャンパスのすぐ近くに、区画整理事業完成を記念する小さな公園を見つけました

 いくらそこに住んでいても、一種の死角になって行かない場所って、ありますよね。センセイにとっては写真の公園がその一つ。場所はキャンパスのすぐ隣。
 高橋川沿いの場所です。

 センセイはアパートから主に自転車で、そして雪の季節は徒歩で出勤します。今週のように、月に1週くらいの割合で車を利用することもあります。
 しかしそのいずれの場合も、ここを通ることはありませんでした。行き止まりのように見えたのです。

 でも、ひょっとすると徒歩なら通り抜けられる構造になっているのかもしれない......。
 1ヶ月くらい前に、そのことに初めて気づいたのです。

 行き止まりに見えた場所はコンクリート製の階段になっていて、もちろん徒歩での通行が可能。
 脇がスロープになっているので、自転車でも通り抜けできます。

 通路の脇はちょっとした公園になっていて、水飲み場もあります。まったく予想していませんでした。

 どうしてこんな場所に......と思いながら中央の石碑(後ろ向き)を読んで、やっと事情がわかりました。

 金沢工大がある場所はその昔、一面の田圃だったのですが、隣の高橋川を改修する際に土地区画整理を行ったんだそうです。
 その完成を記念してこの公園が設けられたとのこと。なるほど。

 わかったつもりになっていても、全然知らないことがまだまだ沢山あるんですねぇ。



4月25日(水) サトザクラのせっかくの桜色が、今日は霞んでしまっています

 今日は見たままのお話。

 早朝にアパートを出発して車を走らせていると、新緑の緑色にドキリとさせられました。(運転中だったので写真は撮影していない)
 初夏の深い緑色ではなく、幼さを残した、でも混じり気のない黄緑色です。

 お昼になったのでお弁当を買いに外出し、カメラを構えると......何だか朝とは雰囲気が違います。
 太陽光線の向きも関係しているかもしれませんが、主な理由は黄砂。

 車の上に降るほどではありませんでしたが、ご覧のように遠くが霞んでしまっています。
 本当なら高橋川沿いの、これから満開となるサトザクラが、ソメイヨシノとは違った桜色を見せてくれるのですが、今日は何だかはっきりしない感じ。

 明日の雨が空気を清浄してくれるでしょうから、連休前半は澄んだ青空を背景に、満開のサトザクラを期待できそうです。



4月24日(火) 西村センセイ、アップルから証明書をもらう?!

 3月下旬のことなのですが、大学の仕事に関することでサーバーにアクセスしようとして......あれ?!

 金沢工大では学生の成績など、個人情報は厳格に管理されており、学内イントラネット網から専用のサーバーにアクセスする必要があります。外部に持ち出すなんてことはできません。
 しかもデータに触れる際は利用者を確認し、その許された権限内で作業することになります。

 その個人認証のために教職員はICチップの入ったIDカード(身分証明書)を所持しており、カードリーダーを使って利用者を特定してもらいます。
 もちろんOSはWindows環境のみ。

 で、IDカードを差し込みむと、ご覧画面になりました。いつもと、ちょっと違う......。

 下段は金沢工大の正規の証明書なのですが、上段に見慣れない「証明書」があるのです。

 最初は何だかさっぱりわからなかったのです。思い当たる節もないし。“APNS”って何?
 でもよく見ると「発行者:Apple・・・」。

 どうやら先日アップルからもらった「新学期を始めよう」カードが証明書扱いされているようなのです。
 へぇーと思っていると、その下には「有効期間:2012/03/xx〜2013/03/xx」。

 これって、もらったカードの有効期限が1年しかないことを意味しているのでしょうか。
 どこにもそんなこと書かれていなかったように思うのですが。

 もう一つ不思議なことがあって、この画面はSafariでのみ表示されます。大学のシステムと整合性を保つため、IE 8もインストールしてあるのですが、こちらは大学の証明書しか表示されません。
 良くわからないことだらけ。

 でもどうやら当分の間、「新学期を始めよう」カードを使うことはなさそうなので、ま、いっかーと思っている西村センセイなのでした。



4月23日(月) 線路の真ん中に「生えて」いるのは... ──JR信越本線米山駅の謎──

 もちろん、草が生えている程度なら全然問題ないのです。

 でも写真のように電柱が「生えて」いるとなると......。写真はこの週末にJR信越本線米山(よねやま)駅で撮影したもの。
 米山(旧「鉢崎」)駅はもともと、それなりの駅。

 待避側線もあって、昔は列車がここで交換していたように記憶しているのですが、現在では朝晩に隣の駅から通学してくる小学生が主なお客さん。
 他は買い物で利用する老人だけです。

 少なくともセンセイが金沢と行き来するようになった頃にはこの側線は全く使用されなくなっていました。
 だから線路の真ん中に電柱を建てても全然問題ないのです。

 でもそれなら普通、レールを撤去するんじゃないかと思うのですが......良くわかりません。



4月22日(日) 太さがちょっと違うような気が......。 ──北陸新幹線の線路敷設工事が進んでいます──

 今朝はちょっと早起きをして、まず新潟市へ移動。いくつかの用を済ませて、午後、ひとまず自宅へ戻ります。

 例によってこれから金沢へ移動するのですが、今日は車にします。今年は春が遅いので、例年なら3月末に自宅へ運んでしまうはずの冬物衣類が、金沢のアパートにまだ少し残っているのです。
 それに今度の週末は連休に突入するので、特急電車はメチャクチャ混雑するし。

 今日中に金沢で片づけたいこともあるので、移動時間と料金のバランスを考えて、富山県内の一部だけ通勤割引で高速道路を利用し、他は一般道を走りました。
 一般道の燃費は17.8km/L、高速道路は100km/hぴったりで16.5km/L。かなり強い向かい風だったことを考えるとかなり良い成績です。318i、ホントに良く走る車だ。

 せっかくなのでこの機会に、工事が進む北陸新幹線の工事現場を見てみることにしました。すでに高架の建設工事は終盤に入っており、線路の敷設工事が本格化しているのです。
 例えば金沢駅ではすでに、レールを敷設済。

 センセイが知る限り、富山県朝日町と石川県の倶利伽藍駅−津幡駅間の北陸本線と交差する場所で、レールをクレーンで高架に持ち上げています。
 何度か目撃しました。でもレールの敷設場面そのものを見たことはありません。

 高速道路も一般道も、多くは新幹線の高架下を道路が交差します。つまり高架上で何をしているのかよくわかりません。

 そこで数少ない道路が新幹線を跨ぐ場所へ行ってみると、おぉ、まさにレールの敷設工事中。
 ただし今日は休日なので、作業はお休みのようでした。

 カメラを構えてから気づいたのですが、左右の線路、何だかレールの太さが違うような......。

 どうやら左側の線路のように、まず工事用の細い簡易レールを引いて、オレンジ色のドイツ製作業機械──ドイツ語でメーカー名が記されていた──で新幹線用の太いレールを運び、置き換えている(写真右下)ようです。

 恐らくこの機械は尺取り虫のように、何十mだか何百mだかの細いレールを、繰り返し敷いては剥がして進んでいるんでしょうね。
 知らなかった......。

 ところで、車を走らせながら聞いていたラジオニュースによると、今日の強風で、金沢ー新潟・越後湯沢間の特急はほぼ全面的に運休になったようです。
 高速道路および一般道はというと、風こそ強かったものの、通行止めも速度制限もありませんでした。

 結果的には問題なく金沢へ移動できたので、やれやれという感じです。

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