2012年4月7日更新(2012年4月15日ページ移動。2015年11月3日写真削除)

──2012年4月第1週のニュース──

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4月7日(土) 大きな満月と満開の桜を愛で、季節外れの吹雪に襲われながら、新潟の自宅へ戻りました

 週末なので新潟の自宅へ戻りました。と言っても、まっすぐではなく、金沢から米原、東京を経由してぐるっと回るというコースで、です。

 何度かお伝えしているように、この春、娘が都内の大学へ進学しました。先月中旬には引っ越しの主要部分を済ませ、先週末からは本人と家人が上京していよいよ新生活開始。

 でもMacBook Proインターネット接続がうまくいかず──センセイのMacBook ProではWindows側で接続できなかった──さらに、一部の家具を買い求める必要が出てきたため、週末を利用してセンセイが上京することになったのです。
 こういう場合は通常、上越新幹線で東京へ往復し、往路か復路のどちらかで自宅に立ち寄ります。

 でも娘が住んでいるのは都内西部で都心からはかなり離れています。しかも昨日は夕方から外せない会議が入ってます。
 終電に間には間に合いそうにない......。

 というわけで、特急「しらさぎ」と東海道新幹線を利用することにしました。まっすぐ帰る場合と比べて、距離は4倍、乗車料金は3.34倍。
 この「長距離逓減制」のおかげで、上越新幹線で往復する場合より、少々割安となりました。

 と言っても、アパート近くのホテルに到着したのは日付が変わる直前。やはり疲れました。
 朝早くからアパートに詰めかけて、各種作業開始。

 大きなアクシデントもなく作業は進み、予定通り夕方の上越新幹線に乗って帰宅したところです。

 昨日は北陸地方も、もちろん太平洋側も良く晴れていたので、電車に乗っていた約5時間、ずっと大きな満月を観ることができました。
 まるで、何もかもおみ見透しの月に、追いかけられるような感じ。

 夜が明けた都内、今度はあちこちが桜色です。東京では昨日、桜の満開が宣言されたのです。
 東京西部は寒暖の差が大きいので都心より開花は数日遅れます。

 写真は最寄り駅から大学までの道中ですが、まるでセンセイの母校ICUのように、もうちょっとで満開という桜の木が続いています。
 でも新幹線で上越国境を抜けると様子は一変。吹雪になっています!!

 越後湯沢駅前のスキー場のリフトは、今シーズンの営業を終えて全て止まっています。
 この吹雪が季節外れのものだということを再確認させられました。

 柏崎駅を降りてからも自宅までの道中も、かなり雪に降られてしまいました。

 今日の金沢がどうだったのか、状況はわかりません。でも今年の北陸地方の春は一筋縄ではいきそうにない、と言うことだけは確実です。



4月6日(金) ここぞと気合いを入れたら、どこかが「クツッ」と切れてしまった...

 いえ、ご安心ください。堪忍袋の緒が切れたとか、そういうことではないのです。

 10年前、センセイが金沢工大へ移籍し、研究室を使うようになって気づいたことの一つが、「水が飲めない......」。もちろん部屋の中に蛇口はあるのですが。

 センセイの研究室は学内で一番古い建物の、その端の方にあります。しかもどうやら、この部屋はずっと使っていなかったらしい。配管にいつも新鮮な水が流れているわけではありません。
 というわけで、蛇口を開けると勢い良く出てくるのは赤茶けた水。配管の鉄錆です。

 蛇口を開放していると徐々に澄んでくるのですが、でもやはり飲めない。美味しくないのです。やがて鉄以外の味もすることに気づきました。その後判明したのですが、金沢工大野々市キャンパスは地下水を使用しているんですね。
 というわけで西村センセイ、ある時からアパートの水道水を持参するようになりました。

 夏場――と言っても4月から11月頃まで――は魔法瓶で氷の入った水を運びます。授業は体力を使うので、終えた時に冷たい水がほしくなるのです。

 そのまま飲んだり、コーヒーやお茶として飲むのですが、1日あたりの消費量は平均すると1.0L弱。
 魔法瓶の容量が800mLなので、少し足りないくらい。寒い季節はご覧の2Lのペットボトルで水道水を持ち込みます。

 キャップの年号を見ると、おそらくこのボトル、賞味期限の前年、つまり2005年に購入して、それからずっと使っていたようですね。

 で、先日、空ボトルを持ち帰り、いつものように満杯にしてこぼれないようにキャップに力を入れると......クツッ!?
 何が起きたんだろうと思って確かめると、キャップが上部で割れてしまいました。もちろん新しいものを買うしかありません。

 もちろん500mLくらいのペットボトルに水道水を入れ、そのまま直接飲んでもいいのですが、口のところに雑菌が付着するので数回しか使用できません。
 電車の中で一度、そういう女性を見かけたことがあるのですが、よく見ると、ちょっと清潔という状態ではありませんでした。

 というわけで、容器は何でもいいのですが、普通の水を運んで、よく洗ったマグカップやコップで飲むのが一番合理的だと思うのです。

 どうでしょう。



4月5日(木) 北陸地方は再び寒くなったので、桜の開花が例年より2週間ほど遅れそうです

 今日は予定を変更して、見たままのお話を。

 早朝の冷たい雨の中、徒歩で出勤して原稿書き──まだ終わっていない!! ──と受け持ちのクラスのガイダンス。午後もまた、別の特別なクラスの指導があって気力と体力を使うので、とにかくお昼はしっかり食べることにします。
 人間、体力が基本なのです。

 どこへ行こうか迷ったのですが、やはりお米が美味しいのでお弁当やさんへ。朝からの雨がひとまず止んだということもあります。敢えて傘を持たずに校舎を出ると......おやっ?!

 向かいの土木・建築系の建物の奥の中庭に、微かな、しかし割と濃いピンク色が。
 キャンパス内で最も早咲きのしだれ桜が咲き始めているのです。

 ニュースによると今日の関東地方は相当暖かかったようで、都心の桜はもうすぐ満開とのこと。

 対照的に北陸地方はここ1週間ほどとても寒くて、雨や雪の日(!!)が続いています。
 雪がしっかり降った日もあったほどです。

 だから他の桜の木の蕾は、その後少し膨らんでは来たものの、この寒さにちょっと戸惑っている感じ。
 写真のしだれ桜は例外なのです。

 当地での桜の満開までにはまだ時間がかかりそう。例年より10日〜2週間くらい遅い感じでしょうか。
 この桜をニコニコとで眺めていらっしゃった老教授は昨春、退職されました。

 というか、良く考えてみるとあの桜の木のをくぐって入学した学生諸君(の大半)は、この3月に学部を卒業して、社会へ、あるいは大学院その他へ進んでいるではありませんか。
 ......センセイを残したまま。

 センセイにとってあの日のことは、まるで昨日のよう。この時間経過の速さ、やっぱりセンセイが歳を取ったってことなんだろうなぁー。

 若い皆さんにはよくわからなくて当然なのですが。



4月4日(水) 行列の先で新入生を出迎えたのは、麺が一新された醤油ラーメン

 新入生の行列、場所は食堂“LA TERRA(ラ・テラ)”入口付近の麺コーナー。麺類だけは中央奥の食券を購入するのです。行列は左右に分かれます。
 写真ではわかりませんが、左奥へ進むと蕎麦・うどん類。

 そして写真、右へ向かっているのはラーメンの行列です。実は食堂のラーメン、この4月から麺が変わったのです。

 先月から予告されていたので、一昨日、新入生の皆さんより前に食べてみました。
 良く考えると食堂でラーメンを食べるのは数ヶ月ぶり。

 西村センセイ、金沢や出先でラーメンを食べることはほとんどなくなってしまいました。
 合掌してから、まずスープを一口。こちらは変わっていないようです。

 さて肝心の麺はというと、まず、箸で挟んだ時の感触がちょっと違います。

 そのまま口に運ぶと、予想通り、ずいぶんむちむちした歯ごたえ。「もっちり」した感じです。
 コシがあって、良い意味での噛み応えがあります。

 今までの麺はスープとの相性がイマイチだったと思いますが、今回は良く馴染んでいます。
 たぶん麺の表面の部分に微細な穴が開いていて、スープを吸ったまま残しているのでしょう。

 今までだったら短時間で「サラサラ」と食べ終えたのです。でも麺の量は変化していないと思うのですが、今回は「頑張って食べる」という感じ。
 う〜ん、これだったら時々......と思う反面、ラーメン離れ──というより油離れ──はより一層進むんだろうなぁーという気もしています。

 ま、センセイも歳を取ったってことです。



4月3日(火) 「この子なら、大丈夫だろうな。」 ──新入生のオリエンテーションが始まりました──

 昨日の入学式、センセイら一般の教員は「刺身のツマ」。だって主役は新入生(+保護者)で、脇役はお偉方なので。でも今日からは違います。
 主役ではありませんが、本番です。

 センセイも本来の受け持ち──センセイは留年生クラスの担当なのです──ではありませんが、お手伝いとして朝からオリエンテーションに参加しました。

 英語の試験直前に再生用のコンピュータシステムがダウン──ロジックボードの損傷!! ──するトラブルに見舞われたのですが、これまでの経験と、そして誰よりも関係者の尽力で障害を乗り越えます。
 でもさすがに、疲れた。

 新入生にとっては初めての大学での昼食なので、季節の映像となりつつある行列を撮影していると、「すいませ〜んっ!!」

 センセイの左腕を、まるでグイグイと引っ張るかのように、女の子が声をかけてきます。
 もちろん新入生。

 話しかけてきたのは小柄な、そして幼さが残るショートカットの女の子。その脇には、おとなしそうな女の子がもう一人。
 「あのぉー、どこで食べられるんですか?」

 ここは食堂。

 西村センセイ、「この食堂は混雑していて空席がないので、他に食堂や売店はないのか」という質問だと解釈しました。

 「学内の食堂はこの建物だけで、売店は・・・」と答え始めた時、彼女の左手が調理パンの入ったレジ袋を持っていることに気づきました。
 この食堂の他に座って、落ち着いて食べられる場所はないか、という意味だったんですね。

 もちろんちゃんとご説明しましたが、彼女は終始ニコニコ顔。満面の笑み、というわけではないのですが、大学生として、自分の足で歩き始めた現状を、とても肯定的に捉えています。
 ......この子なら、大丈夫だろうな。

 むしろこちらが慰められた、そんな今日のセンセイだったのです。



4月2日(月) ここも定番の撮影位置だったのね ──晴天の下、金沢工大の入学式が行われました──

 今日も暗いうちから大学へ一番乗り。

 別に誰かと競争しているのではなく、急ぎの仕事が間に合っていないのです。明日から新入生を対象とした各種ガイダンスが始まるので、何としてでも今晩中に原稿を書き上げなければ......。
 でも今朝は、センセイよりも早く業者の方がキャンパス内で作業中。

 入学式の看板をあちこちに設置していらっしゃるのです。8時を過ぎると、出勤してくる職員に交じって新入生と保護者が続々と到着。

 徒歩の方もいらっしゃいますが、たいていは自家用車です。県内や近県はもちろん、「北見」ナンバー(!!)など、ずいぶん遠い場所のものも。
 さすがに北海道からだと、フェリーを利用したんでしょうね。

 本人と母親というケースが一番多いのですが、父親を含めた3人でという組み合わせもかなりの割合。
 春休み中だからでしょうか、兄弟と思しき人が同伴している時もあります。

 式典の最中に写真を撮るわけにはいかないので、ちょっと早めに会場前──正確には会場へ繋がる建物の入口──へ行ってみると、たくさんの方が整然とに記念撮影しています。
 ちょっと長めの式典が終わるともう昼食の時間。

 お弁当を買い求めるために校門を出ようとすると、おぉ、ここでも記念写真を撮影中。

 センセイは知らなかったのですが、ここ正門前も記念撮影の定番となっているようなのです。
 ちょうどお昼時ということもあって弁当屋はかなりの混雑。

 親子で「疲れたね」とか「長かったね」などと話しているのは、もちろん新入生たちです。まだアパートの食器類の整理が終わっていないんでしょうね。
 さて明日からがセンセイらの出番。

 果たしてそれまでに原稿は出来上がっているのか?!(S社のIさん、原稿が遅れに遅れて、本当に申し訳ありません。)



4月1日(日) 明日の入学式を控えて、新入生と保護者が続々と集まってきています

 長く、濃い目のネタが続いたので、今日は季節の話題を手短に。

 昨日から教職員用駐車場の使用が制限されています。新入生と保護者が、この土日を使って入学に備えて手続きを取ったり、必要なものを買い求めるために来学するからです。
 まぁ、センセイは電車で来ているため、直接の影響はないないのですが。

 写真は昨日撮影した食堂の様子。野々市市(緑色の旗)と金沢市(ピンク)が転入を受け付けており、かなりの人が並んでいます。
 他には自転車など必要な生活用品の販売や自動車学校の入学受付なども。

 隣接する講義棟では、1階から3階を使って教科書や体操着、実技用の作業服などを販売しています。

 新入生の顔を見ていると、都内の大学へ進学が決まった娘と同じような顔つき──同年齢だから当たり前なんだけど──をしています。
 保護者はというと、父親もほとんどがセンセイより数歳若くなっています。センセイが年を取ったということなんですねぇ。

 幸いなことに、新入生もその保護者も皆、さっぱりとした、割と明るい表情をしています。

 この週末は引っ越しやそれに伴ういろいろな作業や手続きで大変でしょうが、頑張ってそれらを乗り切り、晴れやかな顔で明日の入学式に臨んでいただきたいものです。

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