2012年7月28日更新(2012年8月5日ページ移動。2015年11月3日一部写真削除)

──2012年7月第4週のニュース──

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7月27日(金) 夏のツアー再開。今日は、通称「和田岬線」と「羽衣線」を完乗しました

 お伝えしたようにセンセイは、先月末から隔週で所用で関西に来ており、この機会を利用して、中国地方関西に残されている未乗区間をできるだけ乗ってみようと思っています。

 「乗ったことがない」というと、「まだ北海道へ行ったことがない」とか「島根県に行ったことがない」――ただの例ですので、念のため――といったイメージがあるかもしれません。
 でも身近に、しかもとても短い路線が存在する場合もあるのです。その一つが兵庫駅から1区間だけの、通称「和田岬線」。

 正式には山陽本線の支線で、特別な名称はないのですが、ご覧のように駅構内にも「和田岬線」の表示が。
 これに乗ろうとすると、結構大変なのです。何てったって、朝と夜しか運行されていません。

 そこで今日は休暇を頂戴し、午後から移動して夕方の列車に乗りました。山陽本線は右手に見える高架のホーム。
 和田岬線は駅のはずれにちょこんとある地上駅です。

 センセイは別な目的地の切符を使い、大阪から乗り越す格好になるのですが、現地に着いてみると兵庫駅で全ての集改札をしていました。
 和田岬駅は無人駅なのです。

 駅員さんに事情を説明してやっと乗車券を発行してもらい、ホームへ。すでに数人のお客さんが待っているだけ。
 けれども到着した6両編成の103系電車からはたくさんの人が降りてきます。

 この先にたくさんの工場群があって、和田岬線はその通勤列車の役割を果たしているのです。

 でも、もう一つの顔があります。それが次の写真。本線から分かれた引込み線の先には大きな工場が。
 そして、写真ではよくわかりませんが、線路の上で納入を待っているのはJR東日本の通勤用2階建てグリーン車なのです。

 ここは川崎重工業兵庫工場。和田岬線は、ここで製造した列車をJR各社に送り出す役目も持っているのですね。
 かつては港と国鉄線を結ぶ貨物線の役割も果たしていたようです。

 3分くらいで和田岬駅に到着したのですが、もちろん改札などはなく、数箇所の自由に出入りできる構造になっていました。
 たくさんの工員さんとともに、乗ってきた電車でとんぼ返り。

 大阪に出てから阪和線に乗り、途中の鳳(おおとり)駅で、通称「羽衣線」――こちらも駅の時刻表にそう記載されていた――という支線に乗り換えます。
 3両編成の103系は、地形の関係で鳳駅を出発するとずっと高架が続き、そのまま東羽衣駅に到着。

 もうかなり暗くなっていたので確実なことは言えませんが、乗客はそんなに多くはありません。各車両10名くらい。東羽衣駅では隣接した南海鉄道に乗り換えることができるのですが、う〜ん、それでもよくわからい路線でした。
 高架なので、建設にはかなりお金がかかったと思うのですが......。

 というわけで、このところやや鉄分過多気味のセンセイですが、明日も少しだけ未乗区間乗車に挑戦するつもりです。



7月26日(木) チャンスがあったら、一度...... ──丸源ラーメン金沢横川店がオープン!! ──

 日曜日の夜は通常、新潟の自宅から電車に乗って最寄り駅の西金沢駅で下車。ここからアパートまでは歩きます。荷物を抱えてちょっと大変ですが、適当な交通機関がないのです。
 アパートのすぐ手前を交通量の多い幹線国道が走っているので、押しボタンを押して信号を切り替え、横断歩道を渡ります。

 そんなこの日曜日。歩道を渡っていて、あれ?!

 ボウリング場「ラウンドワン」の向かい──手前を走行する自動車の窓にピンのモニュメントが映り込んでいる──に建設中だったラーメン店が営業を始めています。
 駐車場は満杯だし、自転車も多数駐輪されています。

 アパートに着いてから調べてみるとこの「丸源ラーメン」、豊橋市に本社がある(株)物語コーポレーションが東北から関西まで約100店ほど展開するお店でした。
 石川県内では初めてのお店のようです

 割と良く行く桜美林大学の前にもある──すみません。記憶にありません──そうですし、新潟市の紫竹山にも展開しているとのこと。
 全然知りませんでした。

 看板商品は醤油味の「肉そば」のようです。

 西村センセイ、ここ数年は油っぽいものや肉を避けて淡泊なものを食べるようになっています。
 少なくとも金沢にいる時はほとんどラーメンを食べなくなってしまいました。

 でもごく短期的に見ると、暑いせいなのか、疲れているのでエネルギーを補給したいのか、ちょっと惹かれるものがあります。

 夜にラーメンを食べることはないのですが、もし、お昼にこの近くを通る機会があったら、入ってみてもいいかな、なんて考えているのです。



7月25日(水) 今年はずっと寒い日が続いたのに... ──早稲品種が出穂を迎えています──

 今日も見たままのお話。すみません。

 とにかく忙しくて、大学とアパートを往復するだけの日が続いているのです。本当は旅先で深く考えさせられたことをまとめてお伝えしたいのですが、残念ながらその時間がありません。
 ご紹介までもう少々お待ちください。

 写真は今朝、出勤途中に撮影したもの。

 早朝から目は覚めていたのですが、身体が重く、いつもより少し遅い時間に起床。ラジオ体操を終えた子供たちが、公園の遊具で遊んでいる脇を自転車で出発。
 ふと、道路脇の稲の変化に気づきました。

 「出穂(しゅっすい)」と言うのですが、稲の穂がまっすぐ立ったまま出ています。

 「マイ・カー」をさらに走らせると、ちょっと先の田圃では穂に身が入り始めて、ご覧のように穂を下げ始めていました。
 まさに「実るほど、頭
(こうべ)を垂れる稲穂かな」です。

 この田圃を運営する方はとても早くに田植えを行っていました。でも今年の春は寒い日が続いていたので、なかなか茎が太くならなかったのです。
 それには気づいていたのですが、まさか出穂を見逃すとは......。

 忙しくて余裕がなくなっていたんでしょうね。でもこれまでが寒い日が続いていたことも事実。
 稲にどれだけの体力があるのか、やはりちょっと気がかりです。

 実入りに関してはこれからの積算気温(高温がどれだけの日数続くか)で決まります。
 人間にとっては「暑くてたまらない」状況ですが、熱帯原産の稲にとっては待ち望んでいた状況。

 後は水田に張った水の管理なのですが、こちらはもう、プロの農家に任せることにしましょう。

 お陰様で今年も何とか、美味しいお米を食べられそうです。



7月24日(火) 聞こえてきたのは、意外にも女声 ──「夏休みに入ったんだぁー」と思い知らされる日──

 歳を取ると、眠りが浅くなります。5月、6月──4時前から明るくなる──ほどではありませんが、それでも朝早くに窓の外が明るくなるので、目が覚めてしまいます。
 耳に入ってくるのは、新聞配達の足音。

 まだ大学が開く時間には早いので、そのままうとうとしていると、外の様子がいつもと違います。

 最初のうちは人声ではなく、自転車の金属音。それも複数。

 訝っているとやがて子供たちの声が複数、聞こえてきました。間違いなくラジオ体操です。
 この地域の小学校が夏休みに入ったのです。

 本当は先週末に終業式を終えたのかもしれませんが、少なくとも昨日のラジオ体操はありませんでした。

 守衛さんが警備室から正面玄関へ移動する6時半を過ぎたのでアパートを出ようとした時、聞こえてきたのは女声。
 もちろんラジオ体操の指導の方です。

 男性でなければならないなどと言うつもりはないのですが、センセイの頭の中には「ラジオ体操の指導者=男性」というイメージが出来上がっていたので、ちょっと驚きました。
 たぶん4月の番組改編時に交替したんでしょうね。

 自宅のある柏崎市では今週半ば、夏祭り「ぎおん柏崎まつり」が開かれます。いよいよ夏本番です。



7月23日(月) 新潟県をぐるっと一周し、長野市まで乗り入れる臨時列車に出くわしました

 今日は見たままのお話。昨日の午後、柏崎駅のホームでいつもの快速列車を待っていると、女声の自動アナウンスが「間もなく快速列車が到着します」。
 ......あれ?!

 ホームにかかっている大きなアナログ時計を見ると、列車の到着までにはまだ2分くらいあります。鉄道の場合、あらかじめ予告された例外を除けば、所定の時刻より早く列車が走行することはありません。
 ということは逆方向の臨時列車?!

 追いかけるように、駅員さんのアナウンスが聞こえてきました。慌てた様子で「新潟行の臨時快速が到着します。ご乗車には指定券が必要です」。
 程なく到着したのが写真の列車。確かに「快速」と表示されています。

 新潟県内の国鉄・JR線はかなり早い時期から直流電化されています。

 中越地方に非電化のまま残されていた越後線と弥彦線も国鉄末期に電化されたので、この地域でディーゼルカーを見るのは、年に一度あるかないか。
 よく乗っていたキハ47型の3両編成です。

 なぜか昼間に繋がれた新潟色の車両のみ冷房が効いていないらしく、ほとんどの窓が全開になっていました。

 金沢に着いてから確かめてみると、一昨日、昨日と、1泊2日の行程で、新潟を出発して信越本線、上越線を走り、越後川口から飯山線に入り、豊野から再び信越本線で長野へ。
 そして翌日は信越本線を逆走して新潟へ戻る臨時快速「越後・信州ぐるり一周号」が運行されたんだそうです。

 報道によると、途中駅では長時間停車──列車は一時的に戻ったらしい──し、乗客は下車して現地の観光を楽しんだのだとか。
 しかし正直なところ、良くわからない。

 個人的には、久しく乗っていない飯山線には強く惹かれますが、新潟県の公立小中学校はまだ1学期の途中。子供たちは夏休みではないのです。
 まぁ、子供連れで1泊2日の列車の旅というのも考えものですが。

 それではいったい、どんな人をターゲットにしているのでしょう。実際の列車の乗客はまばらでした。少なくともセンセイが見た時の乗車率は15%くらい。
 そしてお察しの通り、いかにも鉄道ファンという人たちばかり。

 わからないではないのですが、でもやっぱり、わからない。



7月22日(日) 柏崎の今日の最高気温は26.9℃。北陸地方、特に富山県は不安定な天気が続いています

 北陸地方は一昨日の夜から上空に寒気が入り込み、非常に不安定な天気が続いています。昨日お伝えしたように、福井県および富山県では大きな被害が発生しているそうです。
 また梅雨明け直後とは信じられないほど気温が低く、今日の柏崎の最高気温は26.9℃にとどまりました。

 午後、いつもの電車に乗って金沢へ移動したので、沿線の様子を確かめてみました。そもそも天気は曇り。時々お日様が顔を出すこともあれば、逆に細い雨が降ってきたり、という感じ。
 柏崎駅を出発した電車は隣の鯨波駅から海岸線に沿って走ります。

 沿線には海水浴場が何ヵ所かあるのですが、子供たちが夏休みに入った最初の日曜日──新潟県はまだ学期内──だというのに、お客さんの姿はまばら。
 海に入っている人は少なく、人の少ない海岸でバーベキューをしているグループが目立ちます。

 こちらは天気と関係ないのですが、直江津駅から青春18きっぷの利用者が沢山乗ってきました。隣の席に座ったのは、上野からやって来た女性二人組。
 富山との県境付近でトワイライトエクスプレスとすれ違ったのですが、人目もはばからず二人で大はしゃぎ。

 まだ、筋金入りの鉄子さん、という感じではないですね。

 それはともかく、新潟県内はそれなりの天気だったのに、富山県に入るとご覧のような曇り空。
 時々雨も降ってきます。

 どうやら寒気が富山県と新潟県の上空に留まるような格好になっているようです。

 道路の様子から、やはりそれなりに雨が降ったことはわかりますが、「猛烈」というほどではなかったようです。
 もちろん被害も視認できませんでした。

 写真は魚津市内を流れる早月(はやつき)川の上から撮影した北アルプス

 山頂が見えないのは残念ですが、雲がかかった山々も、山水画のようで風情がありますね。
 個人的には大好きです。(撮影テクニックは問題にしないように)

 神通(じんづう)川、庄(しょう)川を渡って県西部に入ります。もちろん水量は多いのですが、特に危険な感じではありません。もちろん列車は定刻での運転。
 新潟県や石川県と違って、富山県は基本的に地形全体が急。全体としては、水が溜まりやすい状況にはないのです。

 それでも河川が日本海にそそぐ場所では平野を形成しますから、どうしても水害が発生しがち。
 何年か前には富山市内も水が溢れました。

 今回は西部の高岡市に被害が集中したようなので、外の様子に注意します。
 中小河川の水面が相当上昇して、うまく流れない場所は確認できましたが、車窓から見た限りでは、被害はわかりませんでした。

 長い倶利伽藍(くりから)トンネルを抜けると空の様子が一変します。上空には少し雲は残っているだけ。
 津幡駅を過ぎたところで日没になってしまいました。

 しばらく前までは、電車が金沢駅手前にある上り線高架橋の上で、市街地を一望しながら、沈む夕陽を堪能できたのです。
 でも夏至から一ヶ月も過ぎ、日没がどんどん早くなっているので、残念ながらもうそれは不可能。

 季節は確実に進んでいるんですね。

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