2013年4月20日更新(2013年4月28日ページ移動。2016年8月12日写真削除)
■4月20日(土) 修学旅行で金沢を訪れた女子中学生が、訝しそうに見つめているのは...
週末なので、新潟の自宅へ戻りました。忙しさは相変わらずですが、それでもやっと周囲を見渡すことができるくらいの余裕が出てきたかな、という感じ。
ふう。大学からひとまずアパートへ戻り、荷物を大急ぎでまとめて近くのバス停へ、主要国道沿いなので、ほぼ10分おきにバスが来ます。乗り込んだ路線バス、乗客はあまり多くありません。
バスの車窓からぼんやり──センセイはたいていぼんやりしている──と外を見ていたのですが、時間帯のせいなのか、出歩く人もまばら赤信号にもほとんどかからずに、バスは繁華街の一つ、武蔵が辻へ。
有名な近江町市場がある場所です。近鉄デパート前、いつもはバスを待つ人でごった返している場所も、今日は人影がわずか。
そのため、修学旅行の中学生グループの姿が目立ちます。...え"?!
フィルムが張られたバスの窓越し、しかも角度が浅いので画面がかなり汚くなっています。
ゴメンなさい。「それ」を見つけて不思議がっている彼女だけではありません。センセイも我が目を疑いました。
だってバス停の下に、主(ぬし/あるじ)を見失ったスニーカーがきちんと揃えて置かれているのですから。ここに置かれてからあまり時間が経っていないようで、夜露に濡れたような跡はありませんでした。
もちろん周囲に裸足の人なんて見当たりません。正直なところ、何故なのか、さっぱりわかりません。でも、まぁ、これがビルの屋上ではなかったことに感謝しましょう。
■4月19日(金) 大学近辺の田圃で、耕起作業が始まりました
今日は見たままのお話。
昨晩は割と遅くまで、金沢市中心部のホテルで学校法人全体の懇親会が開かれていました。帰宅してからお風呂に入り、あちこち片付けてからこのサイトを更新。
厳密には日付が変わってしまっていました。だから今朝はいつもよりずいぶん遅めにご出勤。相変わらず仕事は溜まったままですが、今日は講義がないので。
外へ出ると、小学生はすでに登校を終えており、お揃いの緑色のジャンパーを着た安全ボランティアの方々も撤収済。
角を曲がると、おぉ。遠くの田圃で水を張って耕起作業を行っています。
ご主人がトラクターを手慣れた様子で運転し、奥さんと思しき人物がスタスタと堰まで歩いて流れ込む水の量を調節。
あまりに手際が良いので、カメラが起動し構える前に作業を終えてしまいました。(実話)きっとこのコンビで40年以上もお米を作ってきたのでしょう。
黄砂なのか良くわかりませんが、大学校舎の奥の山々はぼんやりと霞んでいます。
かなり寒いのですが、春本番だということを思い知らされます。センセイはというと、例によってやや取り残され気味なのですが。
■4月18日(木) MacBook Pro(Windows 7)が、起動するたびにディスクをチェックしてしまう...
2週間くらい前のこと。いつものようにMacBook Proを起動して......あれっ?!
ご存じの通りセンセイは約15年ほど、旧Mac OSを基本にしてWindowsマシンをネットワークで繋いだシステムを使ってきました。10年くらい前からは新Mac OS(Mac OS X)マシンも参加しています。
何かがすべてを抱え込む──そして破綻してしまう──のではなく、お互いに得意不得意を認め合い、データをやりとりして得意な分野でその長所を生かそうと考えたのです。
この発想は要するに、旧Mac OSの哲学そのものなのですが。ちょっと複雑な印象を持たれるかもしれませんが、それぞれの流儀や方言がわかってしまえば、話は意外と簡単。だからこそ、マシンを世代交替させながら、ずっとこのシステムを使い続けてきたのです。
でも昨年、大きな変化が起きました。プロバイダがセキュリティ管理を厳しくしたため、センセイがメインで使っていた旧Mac OSのメールソフトが使えなくなってしまったのです。
それ以来、大学や学会の仕事のほとんどはネットワークで結ばれたWindowsマシンで行うようになりました。旧Mac OS上ではこのホームページの制作や画像処理。
動画の処理とWindows環境のエミュレーションはほぼMac OS X。Windowsへの依存度がぐっと上昇しています。
ところが先日、メインマシンであり、最新データを一括管理しているMacBook Proを起動するたびに。“CHKDSK”コマンドが動作して、ディスクをチェックするようになってしまいました。
「ディスク」の「プロパティ」から「ツール」タブを選択し、「チェックする」をクリックした状態です。これは強制終了させた時などに発生する現象なので、指示通りにディスクをチェックさせたのですが、「問題なし」との回答。最初は「やれやれ」と思っていたのですが、起動するたびにディスクをチェックします。
ディスクに深刻な障害が起きている可能性があるのですが、どうもそうではないらしい。ネット上で調べてみると、同じ症状がけっこう発生していたことがわかりました。「OSのバグ」とのこと。
少し安堵(あんど)しながら読み進めると、それらの報告の日付はかなり古いし、しかも「Windows 7 SP1」適用で解消との記述。
センセイのMacBook ProはもちろんSP1適用済。何の解決にもなっていません。そこでさらに調べてみると、東芝のホームページに有益と思われる情報が掲載されていました。
どうやら、何かの機会にデータが混乱し、「ディスクに問題があるかも」と書き込んでしまったようなのです。
この日曜日に指示通りに入力したのですが、今のところ、症状は再発していません。名誉回復のために申し添えると、Windowsの“CHKDSK”コマンドは非常に強力だと思います。チェックせよとの指示が来たら、その通りにするのが無難だと思います。
■4月17日(水) 閉店した金澤うどん店は、製麺工場(+事務所?)になるらしい
今日は見たままのお話。
夜になり、いつものようにスーパーで食材を買って帰る途中、建物の一部に灯りがついていることに気がつきました。閉店した「金澤うどん 麺てん」(旧「めん房 本陣」)跡です。
お伝えしたように、改装工事を行っていたのです。でもセンセイの予想と違って、新しい飲食店になる雰囲気ではありません。近づいてみると入口前には、これまでなかった看板が立てられています。
「株式会社 味一番フード」。会社の名前そのもです。つまりここで飲食店として営業することは断念したとことことになります。
周囲が真っ暗だったのでやむを得ずフラッシュを焚いたのですが、写真左手の大きな窓の奥は、薄暗く照明が。
断言はできませんが、うどんを練る場所のようです。以前ここにあったお店も、来店客用にうどんを造る工程を見せる場所があったように思います。
実際の製麺の大半は、写真に入っていない左側にある製麺工場で行っていたはずなのですが。ここはどうやら製麺工場、兼、事務所となるような雰囲気ですが、登記上の会社の所在地は市内の別な場所のまま。
今後どうなるのか、ちょっと予想がつきません。(実際にそれができるかどうかは別にして、)もしセンセイだったら、キッパリと態勢を建て直したいところ。
同じ負け戦(まけいくさ)であっても、きちんと負けることが肝心。それが次に繋がるからです。センセイは現在、問題をかかえたたくさんの学生と面談中。この子ならわかるかもしれない、と思った学生にはこの負け戦の話をするのですが、やはり彼ら彼女らには難しいらしい。
まぁ、若いから無理もないのです。......人生そのものが常にに負け戦だということが理解できなくても。
■4月16日(火) 金沢名物「チャンカレ」の正式略称(?)は、「チャンカレー」だった!?
忙しすぎるためか、どうも疲れが取れない......。
午後は講義があるので、今日のお昼は、何かちゃんとしたものを食べることにします。講義、特に学期始まりの講義は気力と体力をかなり消耗させるのです。
学生さんは気がつかないと思いますが。はっきりと目的地を決めずにキャンパスを出たのですが、センセイの足は例によって、ほっかほっか亭方面へ。
「でもほっかほっか亭、ほとんど隔日だよなぁー」とか、「このところ晩のおかずが野菜ばっかりだよなぁー」などと思いながら歩いていると、ふと足は、(ほぼ)勝手に、途中の「チャンカレ」こと「カレーのチャンピオン」へ。
この辺の位置関係は、すみませんが金沢工大関係者でないと良くわかりません。ごめんなさい。前回来たのは何ヶ月前だろう──平均すると、年に2回くらいか? ──と考えながらカウンターで待っていると、奥の掲示物に目が止まりました。
あれ?!お店の方の了解を得て、撮影させていただいたのが、写真。
ご覧の通り、チャンピオンカレーの歴史を示しています。ここでご注目いただきたいのは、最上部。
そこには「チャンカレーの歴史」。金沢工大生を含めて、金沢地域の住民に愛されているこのカレー店ですが、短縮形は間違いなく「チャンカレ」。
今まで例外を聴いたことはありません。どうやら正式略称(?)は、チャン「カレー」らしいのです。カレーなんですから、当たり前といえば当たり前なのですけど。
店内には手作りのPOPがあって、そちらは、「チャンカレ」。ま、金沢の人に愛されているから、どっちでもいいんですけど。
■4月15日(月) 北陸本線の普通列車に、全線開通100周年を記念するシールが貼られています
ある意味では昨日の続き。
直江津駅で信越本線の快速列車から北陸本線の各駅停車に乗り換えようとして、車体(運転席左脇)に見慣れないシールが貼られていることに気づきました。
写真は富山駅で撮影したもの。「北陸本線 全線開通100周年」と書かれています。
今年2013年は米原から直江津までの北陸本線が全通して100年になるのです。最後まで残っていた未通区間は、青海−糸魚川(いといがわ)間でした。
もちろんその西側に親不知子不知(おやしらずこしらず)の難所があったからです。正直なところ西村センセイ、このシールを見て、「どういうつもりなんだろう」と少し訝(いぶか)ったのです。
だって、お伝えしたようにあと2年で北陸新幹線が開通し、この地域の在来線は第三セクター化されて経営が分離されます。
要するに北陸本線は米原ー金沢間だけになってしまうのです。でもシールをよく見ると、上部には全線開通当時を思わせる蒸気機関車が、下部には新幹線と思(おぼ)しき流線型がそれぞれ描かれ、小さく「そして、未来へ」と書かれています。
ご丁寧にも、「100周年」の最初の「0」は蒸気機関車の動輪で、続く「0」はきれいな円。新幹線の車輪を意味しているのでしょうか。「新幹線に乗って東京へ行きたいけど、でも通勤・通学の手段である在来線も大切にしたい」。
北陸地方に共通する、自分から積極的には話し出さない人々のホンネが、少しだけ見えるような気がします。
■4月14日(日) 満開の桜の木に囲まれたこの駅を見るのも、あと1回だけになってしまった...
季節外れの悪天候のため、センセイは2週連続で車を使って金沢へ往復しました。
日中は良い天気でとても暖かかったのですが、今夜は大荒れの天気との予報。いつもの電車で金沢へ向かいます。寒冷前線の雨が降る前に到着できるかどうか。
富山行の各駅停車は定刻通りに直江津駅を出発。乗客は少な目だし、顔ぶれも変わっています。新年度に入ったからでしょうか。疲れが溜まっていたらしく少しウトウトしていると、もう富山と県境付近。
しっかりと起きます。桜を覚えておきたいのです。センセイは新潟と金沢を行き来しているので、その間にある富山を含めると、毎年、どこかで満開の桜を愛でることができます。うまくいけば違った場所で、何回も。
でも今年は、大学近くの桜は満開になる直前で強風に吹き飛ばされてしまいました。満開になっても、例年より花が少ないので、どこか寂しそう。柏崎は二分咲きくらいだけど、週末に戻る頃には、たぶん葉桜。でも、もしかすると、もう1カ所だけ残っているかもしれない。
それが写真の西入善(にゅうぜん)駅(写真右奥)。小さな無人駅です。駅舎付近だけでなく、ホーム全体に桜が植樹されています。比較的新しい駅なので、たぶん地元の人が誓願して建設してもらったんだと思います。
桜は設置開業を記念して植樹されたのではないでしょうか。満開の時は、列車が桜色のホームに飛び込むような感じを受けます。最初に出くわした時は、本当にびっくりしました。
センセイがよく知っている駅の中でこれに匹敵するのは、越後線(JR東日本)の分水駅(旧「地蔵堂」駅)と内野駅だけ。
駅の手前でカメラを構えます。日没寸前なので、太陽光線がかなり赤くなっています。西入善駅到着。残念ながらピークはちょっと過ぎたようですが、それでも桜を堪能することができました。
車窓から桜の西入善駅を見るのは、たぶんあと1回。すなわち来年だけ。センセイが金沢工大を辞する──その可能性はないわけじゃないけれど──などという物騒な理由ではありません。約2年後の北陸新幹線開通に伴って、この地域の北陸本線はJRから経営分離されるからです。
地域住民のための第三セクター。センセイのような長距離移動客は重要ではありませんから、各社の接続が悪くなり、しかもセンセイには料金がかなり高くなるはず。正直なところ、たぶん乗ることができなくなると予想しています。
センセイ個人は車をメインにして、(センセイには使い勝手の悪い)新幹線を併用するんじゃないかと思います。桜と西入善駅を見ながらそんなことを考えていると、シャッターチャンスを外してしまいました。実は他の木と違って、写真右端奥にある複数の桜は満開だったのです。
発車した電車の車窓いっぱいに、これでもか、というばかりに淡い桜色が広がります。でもセンセイはシャッターを押すことができませんでした。
記録より記憶、だったのでしょう。