2013年6月16日更新(2013年6月23日ページ移動。2016年8月12日写真削除)
■6月15日(土) 学友会学内献血40周年記念式典が開かれました
土曜日なので通常は新潟の自宅に戻っているのですが、センセイは(この暑さにもかかわらず)ネクタイを締め、背広を着てご出勤。しかも今日の金沢は未明から雨。
大学まで歩きます。でもひとたび大学に到着すれば自然と、私人から公人に立場と表情が変わります。今日は特別な記念式典が開かれるのです。センセイは立場上の出席。
11時前、関係者が続々と集まってきました。その大半は、学内ではなく学外の方。今日は金沢工大の「学友会」(学生自治会)が長年取り組んできた献血が、一つの節目を迎えたことを祝う式典が開かれたのです。
学生による自主的な献血が開始されてから、本年5月で40年とのこと。しかも若年層の献血率が低下しているにもかかわらず、ここ10年は連続で年間1,000人もの献血を達成しているそうな。
これは手放しで賞賛すべきでしょう。写真は酒井メモリアルホールで、学友会会長がこれまでの経過を報告しているところ。
もちろんセンセイも若い頃は何回か献血したのですが、このところ献血は自粛していました。
BSE(狂牛病)が流行していた1980年代のイギリスにいたことがあるのです。要するに保菌者かもしれなかったのですが、最近やっと、その適用基準から除外されました。
だから、今度機会があったら「その中の一人」に戻ろうかと思うのです。う〜ん、でも、採血前の簡易検査で各種数値が悪く、再び「採血不可」になってしまうかも。
■6月14日(金) 瓦屋さんのお宅は、屋根はもちろんのこと、壁や窓まで瓦でできていた!!
今日は見たままのお話。
北陸地方はここ数日、フェーン現象で猛烈な暑さとなっています。自宅のある新潟県柏崎市は昨日、32.8℃を記録したほど。もっともその自宅にはまだ戻っていないのですが。
まだ体が暑さに慣れていないこともあって西村センセイ、可能な日は比較的涼しい早朝からご出勤。たまたまいつもと4本違う道を自転車で走っていると、瓦屋さんの裏に出ました。
本当の作業場は少し離れた場所にあるのですが、このお宅の、写真裏奥にある庭は、半分資材置き場になっているのです。
交差点を通り過ぎた西村センセイ、あ"......。少し戻って撮影したのが写真。
逆光でちょっとわかりにくくなっていますが、右側の建物の手前、建て増ししたと思われる部分、屋根がそのまま下に伸びています。
つまり壁が瓦でできているのです。よぉーく見ると、左側に透明な樹脂製の瓦がはまっています。もちろん明かり取り。窓の代わりです。
もともとこのお宅、正面の屋根も沢山の色の瓦──たぶん余ったもの──をカラフルに使い分けています。
ここまでこだわる理由は何なんだろう。
■6月13日(木) し、知らなかった... ──大学脇に持ち帰り弁当店「ほっともっと」が新規出店!!
──
昨水曜日はもともとヘビーな日。朝イチに大学院の科目があって、会議、講義、そして会議と続きます。
昨日はたまたまその一つがお休みだったのですが、その代わりに(?)、夕方から夜にかけて研修会が開かれました。
大学院の準備でほとんど寝ていなかった西村センセイ、会場へのバスに乗った途端、もう意識が少し薄くなってきたのですが、いざバスが出発すると、え"っ。
大学の脇に、写真の持ち帰り弁当店「ほっともっと」が存在しているではありませんか......。知らなかった。ここには和菓子店があったのですが、昨年末に閉店して更地になっていました。このところとにかく忙しかったので、ふだん通らないこの場所の変化に気づかなかったのです。
これはもう、行くしかない。というわけで、近くの建物で午前の講義を終えてから、そのまま「ほっともっと 金沢工業大学前店」を訪れてみました。
1週間前にオープンしたばかりなんですね。当たり前ですが、店内はピカピカ。いつもお世話になっている「ほっかほっか亭」とは雰囲気がずいぶん違います。
もしかするとほっかほっか亭の改装工事はこの開店情報をつかんだからなのかも。品揃えはほっかほっか亭とちょっと違います。値段は同程度か、ちょっと高いくらい。
あまりご縁はなさそうかなぁーと思いながらメニューをよく読むと、お昼の時間帯は主力商品を割り引くとのこと。
ほっかほっか亭より20円くらい安い。これで採算が取れるんだろうか......。その一つをお願いすると、若い女性店員が何かを訊ねてきます。
良く聴き取れなかった──歳を取ったので耳が遠い──ので確かめると、混雑する時間帯には主力商品をショーウィンドウ型の保温機に入れており、それならすぐに提供できると言うのです。
試しにそれを頂戴しました。センセイの関心はご飯の美味しさ。以前もお伝えしましたが、センセイがほっかほっか亭を気に入っているのはそのためです。気配りがわかるお弁当を開きます。
さて、ごはんは......というと、確かに美味しいのですが、少なくとも今日のものはほっかほっか亭にはかなわないかな。う〜ん、どうやら西村センセイ、日替わりでほっかほっか亭とほっともっとに通うことになりそうです。
ちなみに、このほっともっと(株式会社プレナス)とほっかほっか亭(株式会社ハークスレイ)には因縁があります。興味のある方は調べてみてください。
■6月12日(水) 困った時は、ソフト同士で助け合おう!! ──オイラはMacのオペレーター(3)──
きっかけは、同僚の「何か全体像を見渡せるページがあるといいですよね」という言葉。ありがたいアドバイスです。
お伝えしているように、センセイは学会会員に配布するかなり大部のプログラムを制作しているのですが、その最初に何とかしてスケジュールと会場の一覧を載せたい。
一晩考えた末、写真の、横方向に会場を、縦方向に時間を表した表を作成し、見開き2ページを使って掲載することにしました。まさにPageMakerが最も苦手としているものです。
でもExcelなら、多少時間をかけさえすれば、これくらいのことは簡単にできます。それならばお互いの得意な部分を組み合わせればいいのです。まずExcelで写真下部の表を作成。それを画像(ベクトルデータ)としてコピーします。
それをPageMaker上に貼り付け、適当に縮小(縦横比は自由に選べる)ものが写真。その気になれば、Excelのデータを一度、Mac上の画像処理ソフトにペーストした上で、罫の1本1本、文字あるいは文字列の一つ一つを加工することも可能。
さすがにここまで来ると、ワープロソフトでは絶対に無理。ご存じの方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、Excelで作成した画像データは、そのままで存在しているのではなく、「台紙」のようなパーツの上に乗っています。
場合によってはその台紙がその後の加工を邪魔することがあるのですが、前述の方法を使ことによって、その「台紙」を除去することもできます。ただしここまで柔軟に連携できるのは、旧Mac OSというっかりした基盤があったためです。
Windowsではこうは行きません。新Mac OSも同様です。センセイが旧Mac OSにこだわる理由の一つが、この柔軟性、あるいは連携の良さです。お互いの得意な分野を生かして、苦手な部分を補い合う。
まさに旧Mac OSの“For the rest of us”の思想を体現しています。旧Mac OSは忘れ去られようとしていますが、それとPageMakerのおかげで、編集作業は明後日に完了する見込みです。
■6月11日(火) コントロールパレット、三変化 ──オイラはMacのオペレーター(2)──
果たして研究室のPowerMac G4 Cube──これが正式な名称──は無事に起動するのか......。
正直なところやはりちょっと心配だったのですが、基本的には大きな問題はなく、無事に稼働しています。ただし不具合の原因はプリントモニタのソフトらしい。
使用後に自動では終了しなくなっているので、そのソフトだけ強制終了する必要があります。後で再インストールしようかと思ったのですが、旧Mac OSは初期設定ファイルだけ捨てれば元に戻ることが多いので、今度、それを試してみようと思います。
それより、元気になったMacで仕事を急がねばなりません。昨日もお伝えしましたが、こういう困った時こそ、旧Mac OSマシンは底力を発揮してくれます。
プログラムは最終的に46ページの大部になったのですが、隅から隅まできちんとコントロールできています。Wordでやっていたら、気がおかしくなっているんじゃないかと思います。
今回使用しているPageMaker(6.52)は基本的にレイアウトソフト。まずワープロその他でテキストを用意し、それをファイルに流し込んでから、写真のフローティングコントロールパネルで細かく制御します。
一番上は、フォントの種類や行間、長体(ちょうたい)、平体(ひらたい)、傾斜などをコントロールしているところ。「Wordと同じじゃん」と思うかもしれません。確かにそうですが、こちらは何でも自在に制御できます。
それに20年くらいも前に、この操作を可能にしていたのですよ。2枚目は位置に関する情報をコントロールしているところ。0.01mm単位──単位は自由に選択できる──できちんと制御できます。
ワープロなどとは対照的に、「1字下げ」などの機能はありません。すべて数値で制御します。
「スタイル」ではそれらのほとんどを記憶させることができるので、設定さえすれば楽なもの。ただし1枚目と2枚目は、左側のボタンで選択するようになっており、同時には表示できません。
そういう時は、2枚目の状態にしておいて、一時的に別なコントロールパネルを呼び出します。その画面では、文字の形──漢字は概ね正方形ですが、「り」などは縦に長い──に合わせて、ホントに細かく文字間を自動で制御させることもできます。
ただし、あまりやりすぎるとくどい印象を与えてしまうのですが。そうやって細かく文字列を完成したら、文字全体をあたかも一つの画像のように考えて、画像などとともに適当な場所に配置します。それが3枚目の写真。
どこに起点を定める──写真はブロックの中央下──か、それが指定された場所から上下左右に何mmであるかなど、数値制御による拡大縮小や回転を含めて自由自在。ただし歴史と多機能を誇るこの業務用ソフトPageMakerにも苦手なものがあります。それは日本人が大好きな罫線の入った表。表計算ソフトExcelのイメージです。
外国人には、Excelを好む日本人の姿は奇異なものに映るようです。それはともかく、PageMakerの開発者もその問題は良く認識していて、“Adobe Table”という専用のソフトが一緒に入っていました。しかしこのソフト、ホントに使い勝手が悪い。
旧Mac OSは、ソフト間の連携でこの問題を乗り切るのですが、続きは明日。(たぶん)
■6月10日(月) 「損傷が著しいため...」 ──オイラはMacのオペレーター──
学会の仕事がピークを迎えているので、センセイは夜遅くまでご出勤。
今日も早朝から出勤していたのですが、打合せと、急に来校された保護者との面談を除けば、ずっと研究室のCubeで作業。あまりに忙しくて、「お昼」にたどり着いたのは午後3時半。
この時間帯って、大学の食堂は閉まっているんですね。初めて知りました。センセイが何をしているのかというと、会員に送付する大会のプログラムを編集中なのです。気分はまるでMacのDTPオペレーター。ただし進行はやや遅れ気味。
関係者の皆様、スミマセン。忙しい時ほど、そして困った時こそ頼りになる旧Mac OSマシン──ホントに──ですが、実は2週間くらい前から、大学で使っているG4 Cubeがシステム終了時に妙な挙動を示すようになりました。
起動している時は問題ないのですが。これからますます忙しくなるので、点検のために外付けのSSDを外してアパートへ持ち帰ることにしました。
大学でチェックしてもいいのですが、夜も遅くなっており、スーパーの閉店時刻が迫っているのです。アパート帰宅後、まずMac OS 9マシン(PowerBook G4“Titan”)のメンテナンスソフトを起動します。
強力な修復機能を持ったソフトなのですが、「損傷が著しいため...」。今年の3月に、自宅書斎のCubeで発生したトラブルとは異なり、SSD導入直後に発生した事象以来の深刻なトラブルです。
旧Mac OS上でいろいろ試したのですがうまくいかなかったため、Mac OS X上の同じソフト(バージョンは異なる)で修復に挑戦すると、何とか復旧に成功しました。
その後Apple純正のソフトで点検すると、「問題ないようです」と、まるで何事もなかったかのよう。ひとまずやれやれという感じなのですが、これで本当に問題なく動作するのか、そして仕事を続けられるのかどうかは、明日、大学で起動するまでわからないのです。
でもまぁ今日は、明日に備えてお休みすることにします。......もしかすると、続きがあったりして。
■6月9日(日) 「満席で座ることができなかったため、やむを得ずここに...」の図
写真は今回のツアー中に撮影したもの。乗り換えのターミナル駅に接近したため、それまで座っていた揺れの少ない車両中央部を離れて運転席後ろのデッキへ移動したところ。
次の列車への乗り換え時間がごく僅かしかないのです。ふと気づくと、初老の男性と高校生が一心不乱に前方を見つめています。まるで運転士見習いのよう。
割とよく見る光景です。男女比はというと、これはもう圧倒的に男性が多い。数十対一ではないでしょうか。
女性客の大半は日なただろうが日陰だろうが窓のカーテンを降ろしておしゃべりに夢中。
もっとも最近は、男女ともに独りでスマホを操作している人が多いのですが。もし彼らにどうしてこの場所にいて、列車の前方を見ているのかと訊ねたら、まず間違いなく「混んでいたので、やむを得ず......」。
実際その通りだろうと思います。でもこの列車先頭部から見える光景は、どこか人の心を掴まえて離さないものがあります。
だからセンセイも時々、「混んでいたので...」と言い訳をしてしまうのです。もちろん、声に出すことはありませんが。