2013年12月7日更新(2013年12月15日ページ移動。2016年11月27日一部写真削除)
■12月7日(土) 全部自分でデザインしようかなぁ ──年賀状の写真で煮詰まってしまった──
そんなに怠けているつもりはないんだけど、仕事がどんどん遅れて溜まってしまっています。師走に入ったからというわけではなく、要するに老化が進み、作業効率が低下しているからだと思います。
何度も催促が届いている原稿が片づかなかったので、今日はついに大学の忘年会を欠席──ドタキャン──してしまいました。関係者の皆様、ゴメンなさい。
夜遅くに原稿を送信してアパートに戻りました。ご飯が炊きあがるまでに1時間ほどかかります。シャワーを先に浴びようかと思っていたのですが、今年の春に貰った年賀状を整理することにしました。
宛名その他を管理しているソフトは宛名を50音で管理しているので、それを分けたところ。新年が明けるとすぐにセンセイは新潟の自宅を離れて金沢へ移動します。だからその頃は年賀状をちゃんと読めない。
相手の顔を思い出しながら改めて賀状を読んでいると、時間がどんどん経過してしまいます。
炊飯器は炊飯から保温に入りました。師匠の世代がどんどん鬼籍に入っていることもあり、年賀状は減少傾向。
だからあまり気合を入れていなかったのですが、これだけの力作を読むと、やっぱりちゃんと送らなきゃ、と思います。
でも困ったことが一つ。センセイはデジカメで撮影する時、いつもどこかで年賀状に使う可能性を意識しています。
しかし今年はどうもそういう「1枚」がない。いっそのこと、自分でデザインしてカラーレーザーで打ち出す──この場合は周囲に余白ができる──か、あるいはPhotoshopフォーマットで作成して写真屋さんに持ち込もうか。
でも今度は、デザインが閃かない......。明日中にはどうしようか、決めようと思っています。
■12月6日(金) 件の物件が、新店舗として営業を始めたようです ──“09”Oak cafeオープン──
今日は見たままのお話。朝から夜まで講義や(長い)会議が続き、職務から解放されたのは深夜になってしまったので。
1ヶ月くらい前から気づいていたのですが、大学の近く、何度も何度もお店が替わる物件で、再び動きがありました。
最初は営業していない「居抜き物件」の中、テーブルを囲んで数人の方が何度も何度も話し合っていらっしゃいました。
正直なところ、もう営業を始めたんじゃないかと思ったほど。しばらくすると周囲に仮設の作業場が設置され、塗装作業などが行われていました。センセイが目撃したのは夜間。
でも当然、日中も工事していたんでしょうね。写真はごく最近撮影したもの。すでにオープンしています。お店の名前は“Oak cafe”。
営業時間は夕方から深夜限定。飲み屋さんなんでしょうね。写真ではわかりませんが、看板の中で“09”と書いて“Oak”と読ませています。しかも今までのお店の弱点だった駐車場対策も。
少し離れた場所に、かなりの台数の駐車場を用意しています。投資金額が少ないことを含めて、今までとはずいぶん違うなぁーというのが最初の感想なのですが、さて、因縁つきのこの場所、今後どうなるのでしょう。
センセイとしては、若いご主人を応援しているつもりなので、念のため。
■12月5日(木) 決め手は「筋の良さ」だと思う ──BMW 318iのサスペンションを全交換へ──
今日は入学試験の代休を頂き、新潟の自宅にいました。と言っても実際には、新潟県内での所用を済ませ、帰途、柏崎市内の実家や伯母の家に立ち寄っていたのですが。
目的地の一つが、長岡市内にあるBMWのディーラー。サスペンション修理の件を相談するために訪問したのです。結論から言えば、9年目に入ったこのタイミングで、サスペンションをすべて交換して貰うことにしました。
もっと早くに決断すべきだったなぁ。決め手となったのは、この車の「筋の良さ」だと思います。そしてその点に惹かれるのはおそらく、残念ながらセンセイがそれを持ちあわせないからなのでしょう。
知的で端正な姿だと思いますが、特別に格好いいわけでもなければ、注目を浴びるようなポイントがあるわけではありません。
運転の仕方にもよるのでしょうが、信号待ちからの発進時には軽自動車に負けます。
しかしそんなことはどうでもよい、と思える魅力があります。9年目に入っても、その思いは同じ。センセイが他の方に対して、これだけずっと愛されるかというと、とても自信がありません。
ただし客観的には、初期不良およびトランスミッションでやや深刻なトラブルが発生したことも事実。
なお後者は、修理後ほぼ同じくらいの距離を走行した最近、少しずつ再発しているようです。しかしそれでも、良いものは、良い。
考えてみれば、現実の人間社会にもスーパーマンは存在しません。皆、長所や短所──それも時と場所、そして立場や状況によって異なる──を持っています。
それでも「いいなぁ」あるいは「ま、いっかー」と思える時と、「ゴメンなさい」という場面が存在します。この車は明らかに、前者。
ただしちょっと想定外だったのが費用で、詳細に見積もっていただいたところ、費用は38万5千円とのこと。事前に頂いていた情報──あくまでも目安──の約1.5倍。
でもお伝えしたように購入価格だけを考えれば、毎年40万円くらいの分割費用で新車を購入しているようなもの。それとほぼ同額の1回の投資で車の状況は大きく改善され、もう数年良い状態で乗れるるはず。実はもう一つ、個人的な理由があります。実感としてはこちらの方が重要。
318iのサスペンションが甘くなってきたのと対応して(?)、どうも、センセイの運転に厳しさがなくなってきたように思えるのです。もちろん、センセイはいつも安全運転。
しかし加齢に伴って注意力が低下しつつあるように思えるのです。要するに老人特有の症状。長距離を運転する時はキャンディー状のカフェインシロップを舐めるなどしているのですが、それでも注意が散漫になっている──要するに眠気を催している──自分に気づく時があります。
非常に危険な状態です。というわけで40万円弱の支出で、身(318i)や心(本人および他者の安全)もあるべき姿、あるいはありたい姿にある程度戻れるのなら、ホント、安いものだと判断したのです。
例によって部品は国内にないでしょうから、おそらく年明けの作業となります。
■12月4日(水) フォルクスワーゲンを見なくなってから数年、「その日」が来てしまったようです
異変をはっきりと自覚したのは昨晩。スーパーでイカが半額になっていたので、実家で採れた大根を使って「イカだいこん」を作ることにしてアパートに戻った時のこと。
道路脇に10台ほどの車が路上駐車しているのです。迷惑この上ない。いつもはこんなに......でも、そう言えばこのところ、1、2台駐車していることがあったっけ。前はそんなことなかったのに。西村センセイ、ここでやっと異変を自覚しました。
近所のお宅で何かあったのです。車のナンバーを確かめると、大宮、名古屋など遠方の大型車。もちろん金沢ナンバーが一番多いのですが。そういえば大宮に嫁いだ(?)お嬢さんが、小さな子供を連れて里帰りしていたっけ。
写真は今日、撮影したもの。明日は休日出勤の代休を貰っているので新潟の自宅へ戻るのですが、現場に到着するとマイクロバス。そして喪服の人々が車に出入りしています。間違いありません。
残念ながら。近所といってもこちらはアパート暮らしの独身。お付き合いがあったわけではありません。
けれども早朝、ゴミ出しに行くたびに、近くの貸駐車場にある外車(フォルクスワーゲンの「ボーラ」〔ゴルフのセダン版〕)が気になっていました。
センセイは当時、次に買う車を思案していたのです。そのうちに、年輩のご主人がボーラを運転していることに気づきました。
本当は乗り心地や気になるメンテナンスなど、感想を聴かせていただこうかと思ったのです。
でも内気なセンセイのこと、そのままで終わってしまいました。その後数年が経過して、ボーラがあまり走っていないことに気づきました。以前は買い物などに出ていらっしゃったのです。
その時はあまり気にしていなかったのですが、いつの間にか駐車場からボーラの姿が消えていました。家族構成などは存じ上げないし、詮索する気もないのですが、奥様の姿は見たことがありません。
となると、やはり......。
この世にデビューして祝福を受ける人もいれば、退場していく方もいらっしゃいます。どんな方だったのか、詳細は承知しませんが、車の台数や人々の動きからするとやはり、舞台を去るというのはそう簡単なことではないようです。
ご冥福をお祈りします。
■12月3日(火) 日本海側にしては珍しく天気の良い日に、センセイが乗換駅で見つけたクルミの実の謎
ご存じのようにセンセイはこのところ、ほぼ数日おきに出張しています。この1ヶ月で何回上京したのかすでにわからなくなっているし、意外なところでは今日が何曜日か、自信がなくなっている。
でも今月下旬には勉強のため、追加で東北大学へ行くことにしたのですが。長時間の電車でどんなに惚けていても、移動の際に必ず思い知らされることがあります。この時期の、太平洋側と日本海側の、対照的な気候です。
三国峠を抜けるたびに、琵琶湖の北と南で、これが本当に同じ国なんだろうかと思い知らされます。その移動の途中、日本海側の乗換駅で特急を撮影したのが写真。
廃止された夜行寝台急行「きたぐに」のドア位置を示す札の脇に、クルミの殻を見つけました。
もちろん半分に割れていて、中身はありません。その時は何とも思わなかったのですが、ホームを10mほど進むと、再びクルミの殻が。さらに歩くと、今度は同じくらいの大きさの石。
明らかに意図的に置かれています。いろいろ考えたのですが、これって人間ではなく、カラスの仕業じゃないかと思うのです。
最近のカラスは相当賢くて、集積所に出したゴミ袋から器用に餌を引き出します。この駅でも、カラスが何かを加えてホームの上に置いたのを見たことがあります。
またセンセイが置いたセンセイのボストンバッグ──食べ物は入っていない──を突くのも目撃しました。もしそれが正しいとすると、目的は何なのでしょう。クルミの殻を割らせたのか、(さらに賢く)人間で遊んでいるのか。
どうでしょう。
■12月2日(月) 天と地の、どちらを見ればいいの?! ──センセイがホテルの客室で見たもの──
今日は見たままのお話を手短に。写真は京都で宿泊したホテルで撮影したもの。
日本海側の住人からすると羨ましい限りですが、この季節、太平洋側は湿度が低下します。そこで登場するのが加湿器。
このホテルにも可搬型の加湿器が備えられているのです。センセイも連続して滞在する時などに使用することがあります。
写真はその上部に置かれた取扱説明書。ふむふむ、中に水を入れてセットし、スイッチをいれるだけなのね。
注意が書いてあって、「浴室前にある火災報知器」に「蒸気」を直接当てないように、とのこと。わからないではない。
ただし火災報知器ではなく感知器ですが。で、西村センセイ、この説明書を読んで、改めて天井と床を確かめてみました。もちろん床には何もなかったです。
はい。ちなみに宿泊中、1階下で火災報知器が発報しました。
直ちに自動放送による館内アナウンスと、フロントからの連絡があり状況を確認中なので、慌てずに自室にて待機して欲しいとのこと。
10分くらいその状況が続いた後、誤報である旨の館内放送がありました。スタッフの動きは適切であったことを申し添えさせていただきます。
■12月1日(日) 新しいコンセプトの学舎(まなびや)で確かに、同志社大学の学生諸君は主体的な学びを始めています
いきなりですが、今回の学会は凄かった。参加した甲斐がありました。
現在まさに進行中の問題を、沢山の人──登壇者だけでなく一般の参加者も──が熱く語り合いました。いやホント、昨日も凄かったけど、今日も期待をはるかに裏切るレベル。
と言っても肝心なのはその内容なので、関係者以外にはちょっと上手くご説明できません。そこで会場となった同志社大学の新校舎「良心館」の話題を。こちらも相当、熱いです。学会はその1階で開かれたのですが、ご紹介したいのはその2、3階。
写真は今日、2階の入口から奥を写したもの。可搬型のテーブルと椅子があって、奥にはホワイトボード。その奥に、さらに同じような空間が広がっていて......。
学生諸君はずいぶんくつろいでいる感じ。これだけだったら、各大学にある厚生福利施設と同じような印象を受けます(確かに施設設備は見た通りだけど)。
でも違うんです。その名もずばり、「ラーニング・コモンズ」というこの場所、学生同士が学びあう環境として現在最も注目されている空間なのです。
しかも同志社のこの施設は全国最大規模。興味のある方はご自分で調べていただきたいのですが、肝心なのは大学がこれだけのものを用意して、果たして自発的に使うかどうか。
今日、つまり授業のない日曜日に見学させていただいたのですが、(休日だから学生はあまり多くないけれど)学生諸君はしっかりと自分で、あるいは自分たちで勉強をしています。
それも単に宿題を片づけるのではなく、新しい何かに興味をもち、議論しながら自分たちで問題解決に取り組んでいます。よぉーく見ていると、ちょっと自意識過剰かなぁーという学生も混じっていたのですがしかし、それも若さの特権(失敗を含めて)。
同志社大学のラーニング・コモンズ、熱いです。