2013年10月12日更新(2013年10月20日ページ移動。2016年11月27日一部写真削除)
■10月12日(土) なお、センセイにはアリバイがありますので、念のため ──自宅近くで強盗未遂事件発生!! ──
週末なので新潟の自宅へ戻りました。帰宅といっても、ここのところずっと忙しかったので、久しぶりにちゃんと帰った感じ。
センセイはいくつかの持病──命にかかわるようなものではないのでご安心を──を煩っており、金沢と柏崎でそれぞれ定期的に通院する必要があります。
今日は写真左奥の皮膚科医院へ。処方箋をもらって、手前の薬局で薬をもらうのですが、今日はちょっと緊張しました。
実はこのお店は9日(水)、強盗に襲われたのです。報道(こちらやこちら)によると、裏口から侵入した男が50代の女性店員にナイフのようなものを突きつけ、「静かにしろ」と脅したとのこと。
店員が2階の事務室に逃げ込んだところ、男は何も取らずに逃げたそうな。つまり強盗未遂事件。
う〜ん、「50代の女性店員」といったらあの方しかいらっしゃらない。よく知っている方なので話しかけて......という気持ちもあったのですが、止めておきました。
幸いにも物理的な被害がなかったとはいえ、彼女の心の中は別なので。実はこのすぐ近くのコンビニでも強盗事件が発生しています。閑静な住宅地なのに。
なお、いずれの事件が発生した時も、センセイは金沢におりましたので、念のため。
■10月11日(金) ドラえもんの脇に、黒いシックな出で立ちの人物(?)が登場!!
天気予報の通りに、今日の未明から金沢は強い風と雨。でも仕事が溜まっており、あちこちに迷惑をかけているので、出勤しないわけにはいきません。
早朝なので、まだ車もごくまばら。雨が激しいので、コンビニには立ち寄らずその脇を通過。最短距離で大学を目指します。すでに全身ずぶ濡れに近い状態。
ふと気づくと、雨で煙(けぶ)る道路の向こう、「ドラえもん」の脇に何やら黒い物体が。今回は、それが誰なのか、はっきりしています。念のために現場に到着して撮影したのが写真。
「アンパンマン」には絶対欠かせないキャラクター「ばいきんまん」です。もちろんあの老女が製作したに違いありません。センセイの言葉が影響を与えたのかなぁ。
ばいきんまん、実はセンセイのお気に入り。ドラえもんにせよ、今回のばいきんまんにせよ、ご覧の通り形状その他には難がないわけではありません。
でも例えばバイキンマンの唇の藤色あるいは藤紫色、ドラえもんの濃い(?)空色などは、とても特徴を捉えていると思います。かなわないなぁ、と思いながら、そしてあまりに強い雨に時々雨宿りしながら出勤した今朝のセンセイだったのです。
で、大学到着後しばらくすると、その雨はあがってしまったのですけどね。
■10月10日(木) 訂正します。大学の近くで強風による被害が発生していました
センセイは普通のテレビ番組をほとんど見ませんが、夜のNHKニュースだけは見るようにしています。世の中の動きを確認するためです。ただし帰宅後も仕事。
だから録画して、寝る前に要点を確認することが多いです。昨日も11時過ぎに、9時前に放送したローカルニュースから確かめていると......強風で県内のあちこちで被害が発生していたそうな(情報は現在NHKのホームページ上から削除)。
確認不足だったなぁーと反省しながら聴いていると、最後に、「野々市市扇が丘にあるビデオ店では......」。え"っ?!
「野々市市扇が丘」って要するに、金沢工大がある場所。その時は音声を聞いていただけだったのですが、画面を確認すると、おぉ、チャンカレの向かいのお店!!
午後1時頃、強風で屋根が飛んでしまったそうです。(写真左上)そういえばその頃、サイレンの音がしていたなぁー。
しかも学生からの情報によると、同所で夜、火災が発生したらしい。「めくれたトタン屋根から漏電」とのこと。
そこで消防署の記録(10日現在)を調べてみると、21:44に「野々市市扇が丘地内で建物火災が発生」し、「22:50に鎮火」。
確かに、その時間にも消防車の音がしていました。今朝、早朝にサンドウィッチを買うついでに現場を訪れると、隣接する書店の店員が駐車場を掃除していました。昨日は「駐車場に破片が散らばって」いたのだそうです。
以上、訂正させていただきます。
■10月9日(水) 木々は撓い、あちこちに砂の山ができ... ──金沢はまだ、颱風一過というわけにはいきません──
仕事が溜まっている──水曜日はいちばん厳しい──ので、今日も未明に起床。まず窓の外を確かめます。夜半に雨の気配がしたのです。曇り空ですが、一部には青空も。
ちょうど写真のような感じ。でも駐車場や道路をよく見ると黒くなっています。雨で濡れたのです。オートバイのサドルには雨粒が残っています。もちろん接近している台風の影響。
予想よりも早く進行しています。そのまま出勤して準備を整え、朝イチの大学院の講義のために別棟に向かったのですが、とても風が強い。広葉樹の一部が紅葉しかけた葉が、地面の上を、水の流れのように渦を描きながら舞っています。
俄には信じられない光景です。またフェーン現象が起きたのでしょう、とにかく暑い。金沢の最高気温は32.9℃とのこと。
新潟県の糸魚川(いといがわ)市では何と、35.1℃を記録したそうです。午後は講義その他が続くので、早めに食堂へ向かったのですが、ご覧のように木々が撓(しな)っています。
路上はというと、葉はすでに吹き飛んでしまっています。この頃にはすでに、葉をつけたままの木の枝が、強風で引きちぎられている状況でした。
気象庁の記録によると、金沢でのピークは12時半ころ。最大瞬間風速は32.7m/s(!!)を記録したそうです。午後になると風は収まってきました。でも今度は雨が。
学生諸君に尋ねると、大半は傘を持参していません。夜まで仕事をして、例によってスーパーに立ち寄ったのですが、グラウンド近くにあるそのお店、いつもとは違う南西の風のおかげで通路その他のあちこちに黄土色の砂の山ができています。
その上を歩くと滑るし、何だかふわふわした心許ない歩き心地。それにそもそも、大学の駐輪場に止めた自転車に乗ろうとして、サドルもハンドルも砂だらけになっています。
センセイが行動する範囲に関する限りたいしたことはなかったようですが、石川県内でも屋根の一部が強風で飛ばされるなどの被害が発生しています。
鉄道などの公共交通機関はかなり乱れました。まだとても「颱風一過」などとは言えない状況の金沢です。
■10月8日(火) 気合いの入った大改装も、ジンクスをうち破ることはできなかったようです
今日は見たままのお話。センセイは帰宅時に近くのスーパーへ立ち寄ります。食材と値引きされた惣菜を買うためです。
その後、それなりに大きな道路を横断するのですが、信号が切り替わるタイミングの関係で、いつもと違う道に入ると......あ"。
オシャレな飲食店“Mahi Mahi”が閉店しています。
正確に言うと、数ヶ月前から営業している気配がなかったのです。でもテーブルや椅子、その上の花瓶などもそのまま。
閉店の張り紙も出ていませんでした。(この日もなかった)センセイこのお店の近くを通るのは、原則として夜だけ。半年ほど前、珍しく日中にここを通ると、店内には2組の若い女性客。
だから昼間は営業しているのかぁーと思っていたのです。でもつい先日まで存在していた什器備品がきれいに片づけられ、店内はがらんとしています。
何度もお伝えしているようにこの場所、“Mahi Mahi”の前は居酒屋だったのです(その後閉店)。その前は別な経営者のお店(すぐに閉店)で、その前も飲み屋でした(その後閉店)。さらにその前は焼鳥屋で、そもそもセンセイがここに住み始めた頃、ここはお弁当屋さん。
お客さんは僅かでしたが......。どう頑張っても、長く続かないお店って、やっぱりありますよね。
■10月7日(月) 「国際ご当地グルメグランプリ」や周囲のイベントには、2日間で11万3千人が来場!!
今日は一昨日、昨日のに「2013 国際ご当地グルメグランプリ in かしわざき」および「柏崎わくわくストリートフェスタ」などのイベントを、鉄道ファンの観点から。
まずご紹介するのは、JR信越本線を西方から柏崎駅構内に進入してきた北越急行の2両編成HK100型普通電車。残念ながらシャッターボタンを押すのがちょっと遅くて、先頭が鉄柱の陰になってしまいました。う〜ん。
本当はもっと前に切っているのですが、時々使っているズーム機能の付いたデジカメは、反応が少し鈍い。車両が予想以上に長かったので急遽ズームアウトさせたのですが、こちらも間に合わず、後部が切れています。
まぁ、要するに撮影テックニックがないということなのですが。この臨時快速列車は、越後湯沢を出発して上越線、ほくほく線、そして信越本線を経由して当地までやってきました。
センセイが知る限り、北越急行の普通列車が柏崎駅に到着するのは初めてではないかと思います。
同社の車両を含む特急「はくたか」は、冬季の雪害時には、ここを迂回運転することがあるのですが。到着後は自宅に戻ったのでちゃんと確認していないのですが、通過用の2番線に止まったので、ここで折り返すのではなく、長岡駅手前にあるJR東日本の車両基地まで迂回運転したのではないでしょうか。
折り返し運転まで待避させておく場所がないはずなのです。自宅にいた12時半ころ、遠くから汽笛が聞こえてきました。「ピー」という、まさに笛の音。間違いありません。「SLなおえつ鉄道まつり」号を牽引する蒸気機関車C57が発する警笛です。
柏崎駅到着予定時刻は12:37なので、ずいぶん手前で鳴らしていることになります。その音が徐々に大きくなって、やがて静かになりました。駅に到着したのです。
柏崎駅では給水作業を行うとのこと。現場は見物客でものすごい騒ぎになっているはず。JR東日本新潟支社が運行するC57-180号機はかつて、この地域の優等列車を牽引していました。
だから本当は給水の必要はないはずなのですが、お客さんや地域住民へのサービスなのでしょう。出発時刻は知らないのですが、終点の長岡駅到着時刻はわかっているので、頃合いを見計らってサンダル履きで自宅を出ます。
ほんの少し歩くと信越線。線路脇にはコスモスの花が咲いていました。予想通りに出発の汽笛があたりに響き、程なく目の前をゆっくりと通過していきました。
自宅側からだと逆光なので写真映りは良くないのです。でも今回はあくまで、自宅脇での撮影にこだわってみました。
というわけで、今日だけはセンセイも「撮り鉄」の仲間入り。金沢へ向かう時刻が迫っています。
荷物をまとめて柏崎駅まで歩いたのですが、途中、無料駐車場を横切ると、意外にも車はそんなに多くありません。
目立ったのは関係者を運んできた大型の観光バスだけ。駅に到着してホームに降り立ってから、やっと「ホーム柱の灯台の装飾」を思い出しました。
どこだろうと探してみると、改札口前の3本の柱がそれでした。撮影してから気づいたのですが、ホーム下(写真左)に“SL”の文字を確認することができます。
SLを上りで運行する時の停止目標──実際にはホーム上で旗を出す──と思われます。地元紙の報道によると、国際ご当地グルメグランプリへの来場者は2日間で6万5千人、周辺のイベントを合わせた人出は11万3千人に達したとのこと。
確かに凄い人数です。でも地域最大のイベントえんま市はというと、今年は曜日まわりに恵まれたこともあって、3日間で24万5千人。
周辺の混雑状況や、少し離れた場所での盛り上がりなどを含めて、やっぱりえんま市にはかなわない、という感じです。
■10月6日(日) DNAが反応するわけではないけれど... ──「国際ご当地グルメグランプリ」へ行ってきました──
というわけで西村センセイ、今日の午前中に「2013 国際ご当地グルメグランプリ in かしわざき」を覗いてみました。本当は仕事が溜まっていてそれどころではないのです。
でもやはり気分転換は必要ですし、それが次の新しい発想に繋がることも稀にありますからね。自転車にしようかと思ったのですが、久しぶりに街の様子を確かめたいと思ったので、徒歩で自宅を出発。今日の柏崎市は、彼岸過ぎであることが信じられないほどの陽気。
会場に近づくと、あることに気づきました。チラシ等で告知されている場所だけでイベントが行われているのではなく、各町内が「国際ご当地グルメグランプリ」に合わせて、勝手に物産販売などをしているらしい。
で、メインの「ご当地グルメグランプリ」はというと、ご覧の様子。ものすごい人出です。ここは柏崎市旧市街地の中心なのですが、ふだんは人通りがほぼまったくない場所なのです。客層はというと、小さい子供を連れた家族が主。でも若いカップルや、子供抜きの初老のグループなど。
どうやら、どこか遠くから来た方が大半らしい。センセイがこの場所に到着したのは10時半頃なのですが、各ブースの人気の有無ははっきりしています。
長い列──すでに売り切れのお店も──もあれば、まったくお客がいない場所も。ただし会場全体の盛り上がりはものすごくて、気の弱いセンセイが何か買い求めるような状況ではありませんでした。
お昼が迫ってきたので、いつもの日曜日なら混雑して絶対に入ることができない地元のラーメン店へ。意外にも、こちらはガラガラ。
センセイと同じ名字の店主曰く、「今日はダメだね」。名物の焼きそば──申し訳ないのだけど、どんどん質が低下している──を頂きながら、先ほどの大混雑を振り返ります。
イベントが催されている中心部の人出の多さは似たようなものなのだけれ、えんま市とはどこかが決定的に違う。
いろいろ考えたのですが、センセイなりの表現をすれば、「でも、DNAは騒がない」。例えば、確かに老人グループは多かったのですが、身なりも、足腰もしっかりした初老ばかり。県内向けの情報誌で知った人が、数名で自家用車か列車に乗ってい、県内の遠くからやって来たという印象。
えんま市の、連れ合いをなくして長く独りで暮らしている老女が、長い行列に並んだ後に、閻魔堂に一心にお参りする、あの感じはありません。誤解されると困るのですが、センセイは決してこの種のイベント開催そのものの意義や、それに伴う経済効果その他を否定しているのではありません。
そうではなく、長い目で見たらこれが地域に根ざす──そして地域住民のDNAに書き込まれる──ようになるには、相当時間がかかるだろうな、ということなのです。