2014年4月26日更新(2014年5月4日ページ移動。2017年3月13日一部写真削除)
■4月26日(土) プレゼンテーションは大学院生の勝ち!! ──西村センセイ、連休も働く──
今日は土曜日。本来は出勤日ではないのですが、センセイは(好きではない)ネクタイを締め、背広を着てご出勤。暑くなりそうだったので、昨日まで着ていたパーカーは置いていきます。
今日は保護者会の会合(幹事会)があるのです。午前中はその会議にオブザーバーとして参列。センセイの出番は午後です。オプションプログラムとして、大学の現況報告と見学ツアーが用意されているのです。
写真の会場に場所を移し、まずセンセイが最近の学生の様子について手短にプレゼンテーション。センセイは聴衆の表情を見ながらお話したのですが、約50名の保護者はそれなりに納得している様子。
続いて就職担当者と研究責任者が学生が頑張っている様子と、これから気をつけなければならない点を説明します。ここで、今年から新企画として、これまでの振り返りを学生(大学院生)に語ってもらうことに。
センセイらとは違い、写真のようにいくつかのグループに分かれて、学生の説明を受けます。予定では15分のプレゼンテーションの後にグループを組み替えて別な学生の話を聴いていただくことになっていました。
ところが質問が続いてプレゼンテーションが終わりません!!結局、他のキャンパスへ移動する時間が来てしまい、最初の発表グループだけで終了してしまいました。
誤解されると困るのですが、学生のプレゼンテーションがうまくなかったのではありません。
まったく逆です。与えられた時間がとても短かったこともあって、センセイら大人はついつい熱く語ってしまいがち。
でも大学院生はというと、冷めるでもなく熱くなるでもなく、画面をあまり切り替えずに淡々と語ります。素晴らしかったのは、言葉の一つ一つが経験に裏打ちされていること。
保護者にも、センセイにもそれがひしひしと伝わってきます。いよいよ移動の時刻が迫ると、各グループから(センセイらの時にはなかった)熱い拍手。
センセイは大学院の必修科目を担当しており、彼ら全員を教えています。もともと優秀な人が多いのはわかっていますが、彼らの今日のプレゼンは講義の時よりも格段に優れています。
少なくともプレゼンテーションは、センセイらの完敗。センセイは自分のプレゼンの最後に、「子供は自分(=親)の思ったようには育たないが、子供(=学生)は自分が考えている以上に伸びる」とお伝えしました。
まさにその直後、彼らはそれを目の前でそれを実証してくれました。だから、ま、いっかー。
■4月25日(金) 世の中は連休なのね ──金沢で田植えが始まりました──
結果的に2日続けての話題となってしまいました。悪しからず。
今朝もちょっとゆっくり目にご出勤。自転車で少し走ると、農業用の機械と、それを補助する軽トラックの姿が見えました。
最初は昨日と同じ耕起作業だと思ったのです。でも近づいてみると、おぉ、田植えをしているではありませんか。この春、初めて見ました。
気温からすると、まぁ、適切な時季だと思います。実は自宅のある柏崎市では、ちょうど1週間前に田植えが始まっています。こちらで植えているのも早稲品種だと思います。
軽トラックの後ろには、田植機を載せて移動するための「わ」ナンバー大型トラックが停まっていました。朝早い時はウグイスの鳴き声を聴くことができます。4月の初めは頼りない声だったのですが、最近はもう、朗々と歌っています。
季節は確実に動いているんですね。そう言えば、世の中は連休に入ったんだ......センセイはまだ金沢に留まっていますが。
■4月24日(木) 退職したら田舎に戻って... ──金沢で田圃の耕起が始まりました──
先週があまりに忙しすぎたためか、今週はどうも朝が遅目。もちろん寝坊することなんてありませんけど。
今日もいつもより遅く起きて、小学生や高校生と一緒にご登校(写真の奥に高校生が見える)。ふと、広い場所で鳴り響くエンジン音に気づきました。
もちろんその主は、写真中央のトラクター。いよいよ田圃の耕起が始まったのです。数日前から、手前のように水を張られた田圃が増えてきました。だからそろそろかな、と思っていたのです。
多くの方にとってトラクターの音はただの騒音。邪魔なだけだと思います。でも農家出身──父親は別に仕事を持っていたけど──のセンセイにとっては、本格的な農作業の季節に入ったことを知らせる音なのです。
実際にはこの種の乗用タイプは使用していませんが。センセイが子供の頃の田舎では、小中学生も立派な労働力。まだ機械化されていなかったのです。
素足で田圃に入り、大人と同じ重い鍬(くわ)を使って一株ずつ耕します。ポイントは腰の使い方。腕力ではありません。それがわかるまで数年かかります。
俳優さんが農民の役を演ずると、腰の使い方で都会育ちだということがすぐにわかります。定年退職する日が来ることを実感する年齢になってきました。
退職後は実家で田圃を......などと考えているのですが、良く考えてみると、それまでちゃんと存在できているかどうか、そちらの方が問題だと思うようになってきました。
こればかりは、どうなることやら。
■4月23日(水) 「チャンカレ」と「ジャンカレ」、消費税増税対応の差の背後には、伝染病の問題が?!
昨日の写真の場所に立って左へ90°回転すると、ご覧の光景。中央奥に金沢工大の建物が見えています。
その手前には、金沢工大関係者なら知らない人はいない「チャンカレ」ことチャンピオンカレー本店。
ちなみに写真左端付近は事務所になっています。先日お伝えしたチャンカレの大幅値上げの件、調べてみるとどうも、背後にかなり深刻な問題があるようです。
まず事実確認から。主要メニューを普通盛りの平日サービス価格で比べると
・チャンピオンカレー:500円→540円
・Lカツ:570円→690円
となっています。つまりLカツのみ大幅値上げ。センセイは知らなかったのですが、報道(21日付北國新聞〔現在、一部情報欠損〕)によると近年、飼料価格が高騰。
豚肉の値段も上がっているんだそうです。新聞には書いてありませんが、チャンカレの豚肉はアメリカ産なので、このところ続いている円安も原材料価格を押し上げているはず。だからLカツの値上げ幅が大きいんでしょうね。
しかも今後は状況がさらに悪化することが予想されています。最近よく耳にする豚の伝染病「豚流行性下痢」の影響です。先の新聞報道によると、米国産は5月から、国内産も夏から大幅値上げせざるを得ないとのこと。一方、ジャンカレはこの事態を見越していたのか、主力を豚カツから鶏肉に切り替えています。
両社の増税対応の差は、ここから来ていたんですね。写真は今日の正午前に撮影したもの。いつもなら混み合う駐車場がご覧のような状況です。
豚肉価格の上昇はカレー店だけでなく、あちこちに大きな影響を与えることになりそうです。
■4月22日(火) 「アールドリーム」があった場所は整地後、書店と文具店の駐車場に?!
今日は見たままのお話を簡単に。
金沢工大近くのアールドリームが解体される前の去年11月末、同じ敷地内の空き店舗がもう一つ整理されました。
写真の左端に、ずっと前から良くわからない建物があったのです。でもその時はまだアールドリーム(写真手前の更地)はそのまま。だからそのお店だけの問題かと思っていました。
しかしその後、アールドリームも解体。どちらも更地になってしまいました。どうやらこれらは、一体の工事らしい。
というのはその後、ご覧のように「うつのみや(書店)・田井吉兵衛」という赤と青の旗が両方の更地に立てられているのです。
「田井吉兵衛」というのは文具店のこと。両店が共同で、写真奥にかなり大きな店舗を構えています。お店からすると、アールドリームなどが手前の道路からのお客さんを塞ぐような格好になります。ちゃんとしたお店が、よそ様の土地に旗を立てるとは考えにくい。
じゃぁ、どう活用するんだろう。更地になった時は「きっと一面を広い駐車場に」と予想したのですが、ずっとこの中途半端な状態が続いています。
正直なところ、よくわかりません。
■4月21日(月) ここで一時停止するか、そのまま進むか、それが問題だ
写真は昨晩JR最寄り駅で下車し、スーパーを経由してアパートへ向かう途中に撮影したもの。西村センセイ、日曜の夜はこの場所を歩くのです。ご覧の通り、踏切。
ちなみに写真奥には開業を1年後に控えた北陸新幹線の高架が見えています。中央に輝く3本の線は、車のテールランプ。スローシャッターを切ったら、こんな写真になりました。
軽自動車が踏切で一時停止せずに渡ったのです。
目的はよくわからないのですが最近、踏切の上に鉄骨の枠状の構造物が設置されました。
すると、それに対応するかのように、踏切を渡る自動車が一時停止しなくなったのです。
以前はほとんどの車がちゃんと止まっていたのに。踏切の中には、専用の信号機が設置されており、その指示に従えばそのまま進んで良い踏切もあります。
この北陸鉄道石川線にも、そのような踏切があります。でもここにはそんな信号機は見当たらない。遮断機はたぶん以前と同じままだと思います。
標識がどうだったのかは、意識していなかったのでよくわかりません。でも少なくとも現在は、北陸鉄道が設置した「とまれ」の看板が立っています。普通ならば、実際にどう行動するかは別にして、一時停止すべきと解されると思うのですが......。
これって最近の風潮に似て、「建前はそうかもしれないけれど、電車の本数は少ないんだから、まぁ...」ということなんでしょうか。
■4月20日(日) 朽ちることなく、その家は桜の木とともに残っていました
昨日、めったに行かない市街地西部を訪れたついでにもう一カ所、秘境(?)まで足を伸ばしてみました。それがこの写真。今では珍しくなった藁葺きの民家です。
市の中心部から何キロも離れた山間地......ではありません。ここはれっきとした市街地。100mも歩けば普通の新しい民家が建ち並び、もう少し行けば大きな国立病院もあります。ごく小さな丘さえなければ、信越線の電車から見える場所なのです。
まるでここだけがタイムスリップしたよう。周囲は四方がちょっとした丘になっていて、その谷間にポツンとこの家があります。
センセイは小さな川を挟んだアスファルト道路から撮影しています。この家の存在に気づいたのは20年くらい前。正直なところ、場所が場所なので、我が目を疑いました。
その頃はまだかろうじて、どなたかがちゃんと暮らしている気配がありました。電線も引かれていたし、畑も耕されていたし。何年か後に訪れると、どうも人の気配が薄れているような...。だから気になっていたのです。
人が住まなくなった家は、みるみる朽ちてしまうのです。現場を訪れるとやはり、この家に生活の根拠地を置いているという感じはありません。
かといって、家や周囲が荒れているわけではないので、誰かが面倒を見ている感じ。高齢の1人暮らしの女性が、さすがに一人では住めなくなり、近くの子供のところへ同居。でも時々、家と畑の手入れをしに通ってくる......くらいかしら。
う〜ん、でもそれだったら、亡くなった夫との記憶が残るこの家で暮らすだろうな。桜の木は、まるでこの家の門番を務めているかのよう。今回帰宅してわかったのですが、新潟県はこのところかなり寒かったので、桜がまだまだ見頃です。
新潟県西部、糸魚川(いといがわ)に近い能生(のう)駅構内の桜は満開でした。電車に乗っていると、あちこちにたくさんの廃屋があることに驚かされます。朽ちたとはいえ所有権は誰かが有しているので、なかなか地方自治体が片づけるというわけにはいかないのでしょう。
もちろん田舎で目立つのですが、実は都市部でも見受けられます。このお宅の事情については、桜の木が一番良くご存じのようです。