2014年4月19日更新(2014年4月27日ページ移動。2017年3月13日写真削除)

──2014年4月第3週のニュース──

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4月19日(土) どうやら全然成長していないらしい... ──約1ヶ月ぶりで普通に自宅へ戻りました──

 今日は見たままのお話。センセイは昨日夕方の特急に乗り、夜、自宅へ戻りました。これが本来のパターン。

 でも先月から今月は学年度の切り替えに伴う各種行事があり、しかも新年度からセンセイの立場もちょっと変わったので、土曜の夜に戻る日が続いていました。
 場合によっては自宅に泊まらず、日曜日に自宅へ立ち寄るだけという痛々しいケースも。

 約1ヶ月ぶりでゆっくりすることができました......というか、相当無理が続いていたようで、今日は自宅でゴロゴロするだけ。でもお昼も食べたかったので、ちょっと車で外へ。
 専門店で時計の電池を交換してもらう必要があったので、普段はあまり行かない市街地西部へ行ってみました。

 ついでに足を伸ばしてみたのが番神堂というお堂がある場所。市民の憩いの場となっています。
 たくさんの桜の木は満開か、それを少し過ぎたばかり。本当に見事です。

 目の前に広がるのは柏崎港。一昨年、常盤貴子さんと尾野真千子さんが共演したドラマの撮影現場の一つです。(他はこちらこちら
 そしてここは、以前ご紹介した場所でもあります。

 写真を撮影したのは、2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震から4ヶ月後。
 その時は写真中央の駐車場部分に仮設プレハブ住宅が並んでいたのですが、今ではその跡形もありません。

 市街地を走っていても、言われなければ地震があったなんてわからないと思います。
 でも以前を知る者にとっては、市街地のあちこちで櫛の歯が抜けるように更地が増えています。

 ところが、更地になるとその前が何だったのか、まったく思い出せなくなります。とても不思議なことなのですが。

 商店の倒壊により犠牲者が出た場所では、ずっと小さな献花が絶えなかったのですが、最近はその花を見ない日があります。それでもまだ柏崎市は恵まれている方だと思います。
 たくさんの方々がまだまだ苦しい生活を強いられているにもかかわらず、人々の関心は日々薄れていってしまっています。

 「見たくない」という気持ちと、「見せたくない」という意志とによって。

 ふと、「(見えるものの)向こうの『見えないもの』をつかみ取る能力をどうやって伸ばすのか」という新聞寄稿(該当記事は4月6日付)を再び思い出しました
 あの記事を書いたのはちょうど20年前。

 やっぱり、西村センセイはこの間、全然成長していないってことなんでしょうねぇ。



4月18日(金) 大幅値上げ vs 「増税前の価格で挑戦中」 ──大学近辺カレー店の消費税増税対応──

 「チャンカレの値段が上がった」という学生からの情報は入っていたのです。もちろん金沢工大のすぐ近くに本店を構えるある「チャンピオンカレー」のこと。
 でも西村センセイ、「増税分、つまり10円程度値上げしたんだろう」と考えて、聞き流していたのです。

 昨日お伝えしたように、新年度に入ってからは学内での立場も少し変わり、とにかく猛烈に忙しい。ふだん怠けているから、という面もあるのですが。
 それでも昨日までにいくつかの仕事に一区切り。

 昨晩はずいぶん飲まされたのでどうなるかと思ったのですが、今日も結局、早朝からご出勤。そのおかげで学会関係の差し迫った業務を片付けることができました。
 お昼休みから問題を抱えた学生との面談が続くので、11時ちょっと前にキャンパスの外へ。

 外食しようかお弁当を買おうか。ここで学生からの情報を思い出しました。本当はヘビーな金沢カレーを食べる心境じゃなかったのですが、とにかくお店へ。
 すると自動ドアには価格改定のお知らせが張り出されていました。ここまではまったく想定内。

 でも西村センセイ、そこに書かれた数字を見て、びっくりしました。

 金沢工大OB・OG──OGでもチャンカレファンは多い──の方は良くご存じだと思いますが、チャンカレの値段はもちろん商品によって、そして曜日や時間帯によって大きく異なります。
 定番は平日昼の「Lカツ」。通称「L」。

 それを例に取ると、これまでの普通サイズ570円の新価格は何と、690円!!

 消費税増税を勘案しても100円程度高くなっています。貼り紙には価格改定の理由として増税、原材料価格高騰に加えて、「チェーンとしての価格見直し」の文字。
 正直なところ、最後に挙げられている理由はイマイチ理解が難しい。

 それでも察するに、これまでバラバラだったサービス価格を見直してグループとしての統一性を確保したい。そしてホンネベースでは、荒利を向上させたいということなんじゃないかと思います。
 う〜ん、でもどうなんでしょう。

 ちゃんと観察しているわけではないのですが、どうもこのところ、つまり価格改定前から少なくとも本店に関しては客足が遠のいているように感じています。
 11時ちょうどにセンセイがお店の前に立った時、駐車場に入店を待っている人はいませんでした。

 ちょっと重い気分になりながら歩みを続けると、センセイの目の前に、おぉ、突然にジャンカレー

 増税分は当然、値上げしているんだろうなぁーと思って通り過ぎようとした時、写真の貼り紙が目に入りました。
 「増税前の価格で挑戦中」。

 カレー全体の価格を据え置いているのかどうかはわかりません。入店したわけではないので。
 それにそもそも、センセイは10年近くこのお店に入っていません(2号店を除く)。

 加齢に伴いカレーの油脂に弱くなったセンセイは結局、お弁当を買ったのですが、カレー店2店の消費税増税への対応は対照的。その結果、特にチャンカレ本店の今後はとても気になります。
 何ヶ月もチャンカレに入っていないセンセイですから、あまり偉そうなことは言えないのですが。



4月17日(木) これがその、博多南駅 ──改めて、JR西日本全線を完全乗車しました──

 この機会に、皆様にお伝えしておくべきことがあります。今後は以下に述べるような事情により、このニュースのページをこれまでのように毎日は更新できないかもしれません。
 悪しからずご了承ください。

 センセイは金沢工大へ移籍してから満12年が経過し、現在は13年目に入っています。移籍当時は若いつもりだったのですが、気がつくとすでに中堅か、それ以上。
 学内の立場も、今年度から少し変わってしまい、今まで以上に忙しくなってしまいました。

 お伝えしたいことがあっても、作業する時間がない。しかも加速度的に進行する加齢で、センセイの処理能力は日々、低下しています。授業のページはできるだけ毎日更新するつもりです。
 でも、例えば今日は夜に、大学を含む学園全体の新採用教職員の歓迎会があったので、そちらに出席しました。

 そのため今日の授業の様子も、現時点ではせいぜい、受講生の反応をそのままお伝えするだけ。
 今日、見聞きし、自分なりに驚いた話題をご紹介する余裕はなくなると思います。

 というわけで、お伝えしようと思いながらも、ご紹介し損ねていた鉄道ネタを簡単に。

 西村センセイ、いつの間にかJR西日本全線を完全乗車していました。でも実はこれ、約1年前にご紹介したニュース
 その時はまだ、通称「博多南線」には乗車していません。山陽新幹線の博多以西にある路線を在来線扱いで使用している区間です。

 その後、西日本へ行く機会があったので、自腹で博多南駅まで乗車してみました。それが写真。
 看板には確かに、「博多南駅」 

 新幹線を運行するからには、車両基地が必要です。博多駅西側の車両基地までの路線を、地域住民の要望に応えて、一部乗車できるようにしたのが「博多南」線。
 だから駅舎はとても簡素。

 博多駅の新幹線ホームから、1時間に1本程度の700系新幹線に乗るのですが、その発車時刻が迫ると、いかにも地域住民という感じの中学生や、大きなレジ袋を抱えた女性が乗車してきます。
 普通の山陽新幹線利用客とはまったく違います。

 間違えることはありません。



4月16日(水) ヘロヘロになった西村センセイ、キャンパス内で不思議なもの(?)に出くわす

 西村センセイ、今学期の水曜日は猛烈に忙しい。

 朝イチに大学院の必修科目があって、それが終わると気を使う、立場上の長い会議。終わるのは正午前後。学生諸君でごった返す食堂か売店で、とにかくお昼を食べる/確保。
 お昼と午後の2時間位を使い、午前中の会議の結果を受けて資料を準備します。

 夕方から夜にかけて開かれる長い会議の資料です。これだけだったらまだ何とかなる。
 でもその会議の前に、特別に体力と気力を使う講義が......。ふぅ。

 ひいひい言いながら──実際には口にしていないけど──会議の資料を作成して、午後の講義に臨みます。
 さすがにこちらは事前に準備済。

 講義を終えると、パソコンとプロジェクターを使用するために使っていた遮光カーテンを片づける......あれっ?!
 窓の外、ふだん行かない場所に奇妙な物体があるのです。彫像です。

 3階のその教室からだとこの位置からしか撮影できないので、事務室にマイクロホンを返してから現場へ行ってみました。
 彫像3体はいずれもかなり抽象的なもの。

 彫像手前の説明板によるとこれらは、1979年に文化勲章を受章するなど、戦前から戦後にかけて活躍した澤田政廣氏(1894-1988)が制作したもの。
 実は西村センセイ、この場所をほぼ毎日通っています。

 でも写真の人物のように、手前の低い場所を通るので、そしておそらく正面だけを、しかも目の前しか見ていなかった(!!)ようで、まったく気づきませんでした。
 見ているようで、観ていないものなんですね。

 反省。



4月15日(火) 鍵は、未来に向かって自分で開けるもの(兼、業務連絡)

 今日から来週月曜日まで、新入生を4つのグループに分けて大きな教室に集め、学長の講話を聴くことになっています。センセイもその様子を確かめるため、会場へ。
 今日は少な目のグループでしたが、400名弱の新入生が集まってきます。

 間仕切りを移動していろいろな使い方ができる建物なのですが、今日はそれを一つにして使用します。
 その関係で、使用できる出入り口は4つ。その中の一つを開けて学生を迎えます。

 ふと、残り3つの出入り口のいずれもが、施錠されたままであることに気づきました。もちろん通常なら何の問題もないのです。

 でも、もし地震や火災が発生すると、数百人の人間が一斉にドアに押し掛ける事態が予想されます。
 そこで、問題がなければ万一に備えて、解錠しておく必要があるのです。

 写真は一つ鍵を開けたところ。この向こうには、建物の外からの強い光が差し込んでいます。
 誰でも「その日」が来たら、躊躇わずに鍵を開けて、ドアの外へ出ていく時が来るんですね。

 なお関係者の皆様、次回以降の講話に際しては、必ず解錠しておいてください。業務連絡です。



4月14日(月) もしかしたら、桜に囲まれたその場所へ行く機会があるかもしれない

 大学前のパン屋さんが開店する時刻に出勤したはずなのに、ふと気づくと、すでにお弁当を買いに行く時刻。お昼休みを含めて、午後は学生との面接が入っているので、とにかくエネルギーを補給。
 学生諸君との面接を終えたら、おぉ、すでに夕方ではありませんか。

 1日が、あっと言う間に過ぎ去ってしまいます。これじゃマズいと思って、校舎の4階から撮影したのが写真。金沢工大関係者なら誰でも知っている、この季節だけの光景です。
 金沢市付近は、北東から南西にかけて、ほぼ直線状に長く、崖状の地形が続いています。

 地質学的に見れば金沢は、以前この地を治めていた富樫家の名を取った富樫断層の真上(!!)に位置しています。
 いつ大きな地震に襲われても不思議ではない、そんな場所。

 大学からその崖の南東方向を見ると、この季節だけ、山の麓から頂上付近までがご覧のようにピンク一色に染まります。
 お伝えしたように日没前に撮影したので、昨日と同様、夕陽の赤色が強く反映しています。

 やや不謹慎な表現──ただし生物学的にはその通り──なのですが、まるで山全体が発情したかのよう。
 生命力に溢れています。

 いつかこの場所へ行ってみたいと思っているのですが、これまではなかなかその機会に恵まれませんでした。
 で、この場所を調べてみました。初めてです。

 以前から気になっていたのですが、写真左端に平べったく、輝いている場所があります。夕陽が建物の窓ガラスに反射しているんじゃないかと考えていたのですが、どうやら正解らしい。
 ここは石川県教育センター

 その上部は、まるで公園のように見えます。ここが高尾城祉で、頂上部分は現在、見晴台として整備されているようです。自分で訪れたわけではないので、確証はないのですが。
 高尾城が存在したことは知っていましたが、不勉強で、それがどこかはちゃんと確認していませんでした。

 ちなみに西村センセイ、他の先生とともに石川県教育センターから仕事の話が入っています。問題がなければ工業高校の先生を対象に、金沢工大で研修を行う予定。
 でも都合がつかなければ、この研修センターで実施するように調整してもらっています。

 もしかすると西村センセイ、この場所を訪れることができるかもしれません。ただし予定は7月上旬。葉桜どころかもう、蒸し暑くてしょうがない季節。
 う〜ん、その意味では、残念。



4月13日(日) 「部品を本国で作っています」(原文ママ)

 今日はまず、車で長岡市内のBMWディーラーへ。冬用タイヤを夏用に交換してもらうのです。

 気の早い人は3月中に交換しますが、センセイはたいてい4月半ば。先週がまさにそうだったように、場所によってはこの時期でも雪が降ることがあるのです。
 降雪時、ノーマルタイヤはほぼ無力。長距離を走るセンセイは降雪の可能性が消えてからにしているのです。

 30分ほどで交換を終えると係の人がやって来て、「今回は無料です。おそらく、サスペンションの交換に合わせて考えていらっしゃったと思いますので」。
 確かにその通りなのですが......。

 少々解説が必要でしょう。センセイは約9年半前にBMW318i(MT)を購入しました。走行距離は現在118,000km。工業製品ですからこの間、いくつかのトラブルがありました。
 でもその前に乗っていた日産車に比べると発生頻度は低い。そして何より基本的な筋が良い。いつまでも運転していたくなる車です。

 半年前に車検を迎え、買い替えも検討したのですが、しばらくこのまま乗り続けることにしました。

 それだけではありません。サスペンションは消耗品。一部に不具合が発生していたこともあって、この機会にすべて交換することにしました。これが昨年12月上旬。
 つまり4ヶ月前。

 部品を取り寄せるため、作業は年明け後になるとのこと。もちろんそれは承諾したのですが......2月になっても連絡が入りません。う〜ん、どうなっているのでしょう。

 消費税増税──増税後なら1万円以上の追加出費となる──も控えていたので問い合わせると、「本国で部品を作っています」。年度内の修理は諦めました。
 で、さすがに申し訳ないと思ったらしく、今回の申し出となったようです。

 新たに情報が入って、間もなく必要は部品がすべて揃う見込みとのこと。10日間ほどドック入りさせる必要があるのですが、連休はやはり車が必要。
 そこで5月下旬に作業していただくことにしました。

 自宅のある柏崎市はこれから週の前半にかけてが桜の見頃。自分の目で確かめたわけではありませんが、新潟市内も満開だそうです。
 でも今日訪れた長岡市は雪が多く、寒い場所だからでしょうか、やっと咲き始めたばかり。

 自宅に戻り、金沢へ移動するためいつもの電車に乗ります。ホームで待っている人や、車内の乗客はふだんの倍くらい。
 しかもその増加分は、いつもは絶対に列車に乗らない人たちばかり。高田城祉の夜桜を見に行くようです。

 電車を乗り換えると、疲れていたらしくウトウト。気づくともう富山との県境付近です。
 車内から昨日訪れた西入善駅の駅舎(中央)を撮影したのが写真。夕方なので、全体的に黄色がかっています。

 昨日離れた場所から見た時も変だなと思ったのですが、今日、車内から改めて確認すると、ホーム脇の桜の木の大半が切り倒されているようです。
 左手に青いシートが見えますが、西入善駅は現在、改良工事中。その関係でしょうか。

 自宅へ戻るため、今週金曜日にこの場所を特急電車で通過しますが、時刻は18時少し前。ほぼ日没の時刻ですから、撮影はもちろん、桜の様子ははっきりしなくなっていると思います。
 それにかなり散ってしまっているだろうし。

 お伝えしたような事情で、これが見納めかと思うと残念です。

 今後はチャンスがあれば、(車内からではありませんが)車で通過する際に立ち寄ろうかと思っています。

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