2014年3月29日更新(2014年4月6日ページ移動。2017年3月13日写真削除)
■3月29日(土) 都心の桜は、満開までもう一息でした ――西村センセイ、東京四谷へ出張する――
今日は見たままのお話を手短に。
昨晩遅くに新潟の自宅へ戻ったセンセイ、朝のうちに所用を済ませてお昼過ぎの新幹線に乗りました。学会の重要な会議が都内で開かれるのです。今年度最後のご出張。
途中、別な学会の打ち合わせを済ませ、最寄のJR四ツ谷駅へ。ちなみに駅名は「四ツ谷」、地名は通常「四谷」です。この辺はICUの大学院生や助手の時に仕事でよく来た場所。だから楽しみにしていたことがあります。四ッ谷駅付近の桜です。
お伝えしたように、東京では数日前に桜の開花が宣言されました。都心の桜は通常なら1週間くらいで満開になります。
四ッ谷駅付近は桜の名所の一つ。写真は四ッ谷駅の麹町口付近から東方向を見たもの。この辺は崖になっているのですが、その下(写真左下)はかつての江戸城の外濠です。
その一部を埋め立てて、現在は中央線快速と各駅停車――上り列車の一部が見えている――が走っています。ここから東隣の市ヶ谷駅、その向こうの私学会館の辺りまで、土手の上に桜並木が続いているのです。
残念ながら、今日はまだ数日早かったようで、ご覧のように満開まではもう少し。
伝え聞くところによると明日は荒天が予想されているため、今日はたくさんの花見客が繰り出したらしい。
センセイのようなお上りさんにとって、都民の桜にかける情熱は、ちょっとついていけないくらい。満開の桜には、それほどまでに人の心をかき乱す不思議な力があります。
■3月28日(金) 金沢工大生、がんばる ──新学期が「見えて」きました──
金沢工大はまだ春休み。今日は早朝から出勤したのですが、最初はいつも通りの静かな朝だったのです。
ところが9時頃になると俄に様子が一変。センセイらの研究室がある棟の2階、教務課や学生課など、学生が直接接する事務室(写真奥)の前が慌ただしくなってきました。
ここはふだん、履修相談や各種申請を入力したりする場所。そのテーブルを配置換えして、ざっと20名くらいの男子学生が働いています。新学期のオリエンテーション時に学生に配付する資料を、クラス別に分けているのです。
金沢工大は約7,000名の学生を抱える大所帯。学部(4学年)だけで約120クラスありますから、大変な作業です。
新入生の分はすでに配置を終えているので、彼らが取り組んでいるのは上級生用のものでしょう。
作業開始時は職員の人が指導していたのですが、写真を撮影したお昼にはもう学生だけで何とかしていました。
この適応力は、金沢工大生ならではだと思います。センセイには立場上、事務内部宛のメールも転送されてきます(覗き見をしているわけではありません)。
昨日届いたメールは、「明日の9時から第二体育館で入学式の準備をするから、応援できる人は駆けつけるように」とのお達し。ここでは学生が働いていますが、同じころに体育館では、職員が総出で新入生を迎える準備に取り組んでいるんですね。
本日現在、キャンパス内にはまだ新入生の姿はありません。でももう、新学期は目の前に「見えて」います。
そうそう、写真の学生諸君が扱う配付資料は一般的なものに限られます。個人の成績表や、成績を類推できる個人別の時間割などはまったく含まれておりません。
念のため。
■3月27日(木) ふ〜ん、ノートパソコンのキーボードって、こういう構造になっているのね
4月以降の講義の打合せが始まりました。つまりセンセイらにとっては今日から「新学期」。その初日となる今日は、午前と午後にかなり長い会議がありました。
はやりちょっと疲れる。でもまだ講義そのものが始まったわけではありませんから、この春休みを使ってMacの整備を進めました。その一つが、お伝えしたPowerBook G4 12"(Aluminium)のSSD化。
ノートパソコンはキーボードが框体の上に蓋のような格好で載っています。だから内部にアクセスするためには、PowerBook G4 12"を含めて、それを外す必要があるのが普通です。
このモデルの場合、本体裏からネジで1カ所、写真中央のネジが左右で計2カ所、そして磁石1個でキーボードを固定しています。写真のネジは“F11”および“F12”キーの間に存在します(目立たないようにシールで隠されている)。つまり作業を進めるためには、この二つのキートップを外す必要があるのです。
逆に言うと、この二つは外したり再度取り付けたりできる構造になっているのです。ところが作業の途中、誤って左の“F10”キーに触って、それを外してしまいました。しまった......というわけで、強い老眼鏡を使って、構造をよーく見てみました。
写真は“F10”キーを再度取り付け後に撮影したものです。二つ並んで露出した部品が、キーの内部。
まずその中央部にゴム製の突起が見えます。要するにこれがバネの役目を果たしています。
問題はその周囲。部品がどれも白くてわかりづらいのですが、キーは「バネ」の上に載っているだけではありません。
キーがが上下方向にきちんと動くよう、樹脂製のパンタグラフのような部品があります。左はそれが寝た(=キーを押した)状態で、右は起きた状態。つまり何もしていない時のキーの状態です。
この上にキートップが載ります。土台となる部分も、キートップ(の裏)も、2カ所ずつ部品が接していて、それぞれ1カ所は固定され、他方が滑ります。
そしてキートップを下からゴム製のバネで押し上げています。この構造さえわかればキートップを戻すのは比較的簡単。後で調べてみると、これはノートパソコンのキーボードでは標準的な方法なんだそうです。
なるほどねぇ、こうなっているんだぁ。
今日も見たままのお話。そしてどちらかというと昨日に引き続き、工大OB・OG向けかも。
卒業式の会場へ向かう途中、南校地入口の梅が咲き始めていることに気づきました。南校地へは行く機会は少ないのです。
その前で記念写真を撮影する親子連れの姿も。その時はまだ花は少なかったのですが、約10日が経過し、ご覧のように満開となりました。
写真は今日撮影したもの。東京に住んでいると梅、桜、そしてツツジが順番に咲いて、季節の微妙な変化を感じることができます。
でも北陸地方では何故か梅の木が少ないため、意識しないとなかなか気づかないのです。
左側に少しだけ写っている白梅も、チラホラと咲き始めています。4月まで1週間を切りました。金沢工大は1日に入学式が行われます。他の大学も似たようなものでしょう。
東京は昨日桜の開花宣言が出ました。関東では満開の桜の下で、そして金沢工大では満開の梅に迎えられながらの入学式となりそうです。
■3月25日(火) 元アールドリームの建物が完全に解体されました
今日は金沢工大OB・OGのための、見たままのお話。
午後に約束が入っていたので、早めに外でお昼を取ることにしました。そのついでに、気になっている場所へ。
元アールドリームの建物です。先週の月曜日が確定申告の期限だったのですが、学内郵便局では納付できないので、高橋川を渡ったところにある郵便局へ向かいました。
すると解体工事中の建物が目に入ってきたのです。その時撮影したのが写真。確かに強風で屋根が吹き飛ぶなど、老朽化が進んでいたのは確か。
その後どうなったかなぁーと思っていたのですが、意外なことに、今日もまだ工事は続いていました。
右の黄色い看板はすでに撤去され、写真右外の、白い看板だけが残っています。建物の基礎だったと思われる相当大きな立方体状のコンクリート塊が数個、地上に転がっていました。
掘り出したんでしょう。たぶんもう2、3日で更地になるのでしょうが、跡地がどう使われるのか、興味深いところです。
■3月24日(月) 時刻表を買ったら思わぬ場所で、痛い... ──自由席特急券の有効期間が短縮に──
センセイは基本的に年に1回、3月のJRダイヤ全面改正の際に大判の列車時刻表を買います。つまり3月号。
でも今日、大学の書籍コーナーで4月号も買い求めました。もちろんたった1ヶ月でダイヤが変更になるわけではありません。ご存じのように4月から消費税率が上がるので、各種料金も変更になります。
新しい各種料金が掲載されるのが、この4月号なのです。単純に料金が上がるだけではありません。すでに伝えられているようにJR東日本では、円単位で計算するICカード運賃と、10円単位の(従来の)きっぷ運賃との間に差が出ます。
全体として3%増税となるので、単純に「ICカードが安い」というわけではありません。逆の場合も、そしてたまたま同額の場合もあります。できるだけ安く上げようと思ったら、一覧表を作ってそれを持ち運ぶ必要があるなぁー、というのが実感。
興味のある方はちょっと調べてみてください。でもセンセイはもう一つ、4月号の時刻表で確かめたかったことがあります。
少し前にJR西日本から郵送されてきた案内の中に、「新幹線及び在来線特急・急行列車の自由席をご利用の場合に発売する自由席特急券及び急行券の有効期間」を、4月1日発売分から1日に短縮するという記述があったのです。
俄には信じられませんでした。写真は今週金曜日に自宅へ戻るために買い求めた特急券。
センセイは金沢から自宅へ戻る時、好きな場所を選べて510円(通常)安い自由席券を使います。
券面には(有効期間開始日から)「2日間有効」と記されています。一方、時刻表4月号後半の関係する部分をよく読むと、数カ所にさらっと、しかし確かに「有効期間開始日当日有効です」(=1日のみ)との記載が。
......困った。センセイは通常、金曜の夜に特急列車に乗って帰宅します。そのためにあらかじめJR東日本で特急券を買っておきます。
でも金沢に来てから仕事が入り、土曜日に戻ることもあります。有効期間が2日間なら何の問題もなかったのです。
でもこれからは平日のハードな仕事を終えてから、JR西日本の駅で事前に乗車日を変更してもらう必要があります。大学からは遠いので、駅へ往復するバスか電車の料金も必要。
だから個人的にはとても不便。改めて調べてみると確かに、JRグループ全体で一斉に旅客営業制度の一部を変更することが12月12日付で告知(JR東日本〔PDF〕・JR西日本)されています。
「昨今のお客様のご利用状況をふまえ」とのことですが、これだけでは何も説明していないも同様。う〜ん、センセイに限らず例えば、仕事が伸びて今日中に駅で特急券を変更できず、特急券が無駄になる──料金は戻りません──といったケースも考えられます。
ネット上でも反発の声が上がっています。なぜこんな変更をするんだろう。よくわからない。
■3月23日(日) 今週からほぼ新学期。だからこちらも新体制 ──同時表示の“P in P”モニタ、便利です──
もちろんまだ3月ですから、大学が新学期に入ったわけではありません。
でも世の中の仕組みを急に切り替えることはできません。準備が必要です。そこで金沢工大の場合、今週後半には新学期のオリエンテーションや講義の説明会が始まるのです。
センセイのアパートでも、新学期に向けてコンピュータシステムを再整備。それがひとまず完成しました。お伝えしたように、右端のカラーモニタの下に隠れているPowerBook G4(Titanium)のACアダプターが交換されていますが、基本的には従来のシステムのまま。変わったのは、左側の棚の中。
すったもんだの末にSSD化されたMac mini(PowerPC)です。Mac miniをコントロールのためには最低限マウスが必要なので、黒いマウスを直結。でも机上には、もうキーボードを置くスペースがありません。そこで、必要に応じてBluetooth接続のキーボードを使います。
iPhone 5で文字を入力するために、いつも鞄の中に入れているものです。1回登録してしまえば、割と簡単に接続します。最大の問題はMac miniその他の画面の使い方です。中央のStudio DisplayはPowerBook G4(Titanium)専用。
他用途には転用できません。要するに、左のモニタ1台でMac mini(Intel)とMac mini(PowerPC)、そしてAVシステムの画面を切り替える必要があるのです。
実際、これまではいくつかの入力から、一つだけを選択して表示していました。でも1月に購入した三菱の液晶モニタは「ピクチャ イン ピクチャ」(通称“P in P”)といって、子画面に別な入力を表示することができます。
子画面のソースも自由に選択できます。Macintoshで作業する時は、写真の4台をフルに使用することなんて、現実にはありません。
あるマシンには参照する画面を表示し、あるマシンは、出来上がり具合の確認、そしてメインの作業はPowerBook G4(Titanium)という感じ。
時間のかかるデコードをあるマシンで行い、進捗状況をモニタするだけの時も多いのです。だからモニタの“P in P”機能、時と場合によってはとても便利なのです。