2016年12月3日更新(2016年12月11日ページ移動。2018年11月24日写真削除)

──2016年11月第5週〜12月第1週のニュース──

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12月3日(土) 西村センセイ、かつて教授教授会が行われた部屋で、一人っきりのお留守番

 というわけで、センセイは先週に引き続き、お留守番

 土曜日だし、ご覧のように冬だとは信じられない小春日和だし、さらには学会(去年の様子)が開かれているのです。でも、立場上、ずっとお留守番。

 今日は4つの試験を実施するのですが、朝は関係者の大半が集合するので、まず学長に挨拶をしていただきます。
 続いてセンセイが要点を伝え、担当課長が詳細を説明。

 時刻になり、試験室へ赴く関係者を学長らと見送ります。ここで学長、事務局長の仕事はお終い。
 事務方も所定の場所で控えます。たくさんのお弁当とともに残るのはセンセイ一人。

 研究室からMacBook Proを持ってきます。このところ忙しすぎて、メールが溜まってしまっているのです。学内なので電源もLANも自由に使えます。
 2時間くらいかけて、一部を除いてお返事を書きます。

 その間に新しい仕事が飛び込んだりするのですが、こちらは見なかったことに。(関係者の皆さま、ゴメンナサイ)
 センセイがいるのは特別な部屋。

 最近知ったのですが、大学建学当初は教授教授会(教授だけで行う教授会)の部屋として用いられていたんだそうです。現在は幹部の会議や式典などで使用しますが、確かに一般の会議に使われることはありません。
 ふだんは出入りしない場所なので、この機会にあちこち探検します。

 写真は室内から見たキャンパス(中庭)。日陰で分かりにくいと思いますが、中央下部に灯篭があります。少なくとも、写真の反対側からみている風景とは少し違う。
 物事を決めつけてかかるのは、あまり良くないようです。

 もちろん、自戒の念を込めてです。



12月2日(金) 何だか、スパイ映画の中で007が乗っていそうな車だなぁ...

 今日は見たままのお話。

 所用で大学の校舎を出たり入ったりしていたのですが、お昼過ぎ、校舎正面の駐車場を通り過ぎようとした時に見慣れない車が。
 この駐車場、以前はセンセイら教職員が車を置いていた場所。でも現在は来客専用となっています。

 最初はただの外車──そんなものがあるのかな? ──だろうと思ったのですが、ドイツ車じゃないし、イタリア車の感覚でもない。
 もちろんアメ車じゃない。

 それに、何だかスパイ映画「007」シリーズで主役のジェームス・ボンドが乗っていそうな感じ。
 ......あ"。

 車体の後部に回ってみると、モデル名は「ラピード S」。イギリスアストンマーティン社の製品です。
 この車については知りませんが、同社の自動車はしばしば007シリーズに登場します。近くで見るのは初めて。

 ちなみにこの車は右ハンドル。映画に登場した車は左ハンドル。最初は違和感を覚えたのですが、イギリス製であることを考えれば、これは当然か。
 金沢ナンバーでしたが、こんな高級車に乗っている方もいらっしゃるんですね。



12月1日(木) 冬、しかも雨の日の、校舎内通路 ──今日から師走──

 今日から12月。つまり師走。

 仕事の量はさっぱり減らないので、今日も早朝からご出勤。ただし雨との予報だったので、車で出かけます。まずは午後の講義の準備。

 もっと早くに片づけておくつもりだったのですが、他の仕事の影響でどんどん長引き、当日の朝になってしまいました。
 配布資料を人数分印刷する必要があるのだけど、その前に別な仕事が。

 10時から別棟に出向き、お偉い方々に面会するのです。だから今日は背広姿。本来の業務は数分で終了。
 しかし放免されたのは1時間以上たってから。これがオトナの仕事。

 すでに昼食の時間帯に入っていたので、途中でお弁当を買い、研究室で今度こそ講義の準備。
 印刷した資料とともに講義棟へ向けて歩き始めると......外は雨。会議の時は降っていなかったのに。

 仕方がないので、大きく迂回して教室へ向かいます。写真は渡り廊下を越えた場所で撮影したもの。基本的には廊下です。
 でも今日のような悪天候で外へ出られない学生のために、廊下がとても広く設計されており、机や椅子が置かれています。

 ポイントは学生諸君の様子。

 後で近づいてよく観察したら、スマートフォンを覗き込んでいる男子学生も少し見受けられました。でも大半の学生は、友人と情報を交換しながらちゃんと勉強しています。
 それも単に「宿題を片づけている」という感じではない。

 もちろんここに集まっているのは、大学のこのようなリソースを積極的に活用しようとする学生諸君なんだろうと思います。そう考えない、あるいはそう思ってもうまく行動に移すことができない学生を特別クラスで預かっている身として、そう実感します。
 でも写真のような学生が増えていることもまた、事実。

 彼ら彼女らの表情を見ていると、センセイらが育てているのか、施設設備が育てているのか、センセイらが育てられているのか、だんだんわからなくなってきます。



11月30日(水) し、知らなかった。大学7号館の最上階がライトアップされているなんて...

 今日は見たままのお話。写真は今朝6時頃に撮影した金沢工大キャンパスです。

 疲れていてアパートでは仕事にならなかったので、早めに就寝。母親が育てた立派なキャベツを千切りにして食べたためか、昨晩は久しぶりに胸焼けを覚えずに眠ることができました。
 目が覚めたのは4時過ぎ。さて、どうしよう。

 仕事は溜まる一方なのです。しかも今日は11月30日。晦日(つごもり/みそか)です。来月まで仕事を持ち越したくない。

 しかしまだ疲れを覚えたので布団の中でゴロゴロ。5時半過ぎに起床しました。外を確かめると晴れ間から星が見えます。
 天気予報も曇り。

 ただし最低気温は2℃との予想だったので、冬用の防寒具に身を包み手袋をして、自転車でご出勤。
 駐輪場のある場所の関係で通りかかったのが、この場所。

 写真中央、4階建ての建物は7号館という講義演習、そして実験のための建物です。その1階には煌々と灯りが。
 ここは学生諸君が24時間自由に出入りできる自習室として用いられているのです。

 駐輪場で徹夜明け後に帰宅すると思われる学生とすれ違ったこともあって、「ここでちゃんと勉強しているんだぁ」。
 ......あれっ?!

 7号館の最上階、つまり4階の左半分が明るくなっています。内部の灯りではなく外部からの照明のようです。つまりライトアップ。知りませんでした。
 ちなみに4階は写真の左右で構造が異なっているので、左側だけの照明となったようです。

 研究室に入り、まず今日の講義の準備をしてから仕事の片づけに入ったのですが......再び疲れが。う〜ん、どうやらこの疲れ、生理的、物理的なものではないらしい。
 無理をしてダウンしたりすると、あちこちに迷惑がかかります。

 ここは多少不義理をしても、安全運転で進むことにしましょう。



11月29日(火) 「ピロリ菌を除去すると、胃が元気になるんだよね」 ──西村センセイ、胸焼けに悩まされる──

 このところハードな日程が続いているからでしょうか、なかなか疲れが取れません。

 もちろん加齢が主要因。できるだけ睡眠時間を確保するように意識しており、遅くとも12時前には就寝するようにしているのですが、長く寝ても睡眠不足気味。
 一つの理由は深い眠りを取れないから。しかしもう一つ、非常に深刻な問題が。

 横になってから1、2時間後に、激しい胸焼けに襲われることがあるのです。しかも頻度が高くなっています。写真は先週、同級生が経営する医院で内視鏡検査を受けた結果の一部。
 大学に提出する必要があるのです。

 バリウムによる胃ガン検診で引っかかった点については、お伝えしたように、そして最下段に記載されているように「異常なし」とのこと。やれやれ。
 その上段に、同級生の手書きで3項目の記載が。

 左上から「逆流性食道炎」(中程度)、右に食道と胃の境目にある場所(「噴門」)の筋肉が緩んでいること(軽度)、胃ガンを引き起こすピロリ菌感染が確認されたため、去年除菌処置を受けたことが書かれています。
 問題は、逆流性食道炎。

 食べ物が胃の中に入ると胃は塩酸とタンパク質の消化酵素の前駆体ペプシノゲンを分泌して消化を促します。
 胃は、塩酸の強酸性に耐える構造になっています。でも食道は別。

 何らかの理由で胃の塩酸や、塩酸のを含む飲食物が食道に逆流すると炎症を起こすのです。これが逆流性食道炎。今回も赤い病変が認められました。
 そしてこの炎症を防ぐのが噴門。

 先週の内視鏡検査の最後に、噴門部分を見て同級生は、「ここの筋肉が弱くなっているんだよねぇ」。そしてもう一つ。

 ピロリ菌による炎症跡──まるで白い焼け野原のようだった──を示して除菌の成功を確認しながら、ニコニコして「ピロリ菌を除去すると、胃が元気になるんだよね」とのこと。
 ふ〜ん、そうなんだぁ。

 それで胸焼けが起きやすくなるんだそうです。彼は、主にこの二つの理由で胸焼けが起きると考えたようです。確かに昨年の除菌処置以降、胸焼けの頻度が高くなっています。
 去年の治療のおかげで。胃ガンは避けられても、最悪の場合は食道ガンになってしまうかも。

 彼には伝えませんでしたが、実はセンセイの胸焼けは子供の頃から続いています。その頃は理由なんてわかりませんでしたが。どうやらもともと、噴門部分が相当弱いらしいのです。
 でも、まぁ、親からもらったこの躰
(からだ)

 何とか長持ちさせるしかありません。



11月28日(月) 一区切りの日にもう一つ、予想外の区切りが...

 ここ数日のセンセイは、数時間寝た後に「う〜ん」の繰り返し。

 ご安心ください。決して病気や体調不調の類(たぐい)ではありません。締切を過ぎた原稿執筆に取り組んでいたのです。印刷製本から逆算して、締切は9月末。
 11月末の間違いではありません。

 もちろんこの種の仕事は余裕を見て日程を組むものなのですが、2ヶ月遅れとなると、さすがにマズい。担当者に合わせる顔がありません。文章に体調が出てしまうので、調子の良い時にアイディアを推敲(すいこう)し、アイディアを練ります。
 センセイの場合、実際に文章を書くのは一気呵成
(いっきかせい)。それまでが長いのです。

 しかしその一方で授業はもちろん、気を使う入学試験の仕事や学生との面談、そして飛び込みの仕事が入ってきます。
 そして片道5時間かけて、自宅への往復(+家族サービス)。

 すべての基本は体調──特に年齢を重ねるとそうなる──なので、最近まで無理をせずにきたのですが、それもいよいよ限界に。
 2本目の原稿を今日のお昼までに提出すると伝えました。

 今朝も真っ暗な中を起床。細い雨が降っていたので、自動車で出勤します。可燃ゴミの収集日なので所定の場所に置き、アパートに戻ると......あれ?!
 アパート2階、センセイの真上の部屋が空室になっています。(実際には非常に暗い状況下で撮影しています)

 2階には半年ほど前、男性が引っ越してきたのです。

 その前に住んでいた若夫婦もそうだったのですが、どうやら階下に生身の人間が住んでいるなんて、考えたこともないらしい。
 まぁ、それを言い始めたら、かつてのセンセイだって同じようなものだったのでしょうが。

 早朝の大学で執筆に取り組んだのですが、頭がイマイチ冴えない。レベルを下げるわけにもいかないので、途中で「お昼まで」という申し出を断念しました。
 いくつかのミーティングの後、執筆再開。

 夜、帰宅する時までには何とか読める草稿を作成しました。添付ファイルで担当者に送信して、アパートへ戻ります。もちろん2階は静かなまま。
 原稿の推敲作業は続きますが、それでも一区切り。

 次は授業と立場上の業務をこなしつつ、別な原稿に取り組まなくてはなりません。いくつかの区切りが重なった、今日のセンセイなのでした。



11月27日(日) すみません、前言を撤回します。蟹も、鍋も、金沢の冬です

 実は、昨日お伝えするつもりだった話題。

 一昨日、帰宅途中にいつものスーパーへ立ち寄りました。お刺身か、焼き魚を買って帰るつもりだったのです。ところが目に入ったのは、写真の香箱(こうばこ)蟹。
 今月上旬に蟹漁が解禁され、翌日はそれが店頭に並びました。テレビニュースのトップ記事になる(実話)ほど、金沢は蟹解禁で盛り上がりました。

 でもセンセイは東男(あずまおとこ)なので、金沢の人のように、蟹で季節を感じるわけではありません。
 たぶんここ2、3年は金沢で蟹を食していないんじゃないだろうか。

 でも一昨日は違ったのです。理性(?)はどこかに吹き飛び、気がついたら手を伸ばしていました。
 「内子
(うちこ)」と呼ばれる未受精卵(写真左上)がとにかく美味しそうだのです。(左下は「外子(そとこ)」と呼ばれる受精卵)

 もちろんそんなに高い品ではなかったので味はそこそこだったのですが、それなりに美味しく頂きました。
 本当に久しぶり。

 もう一つ白状すると数日前、立場上お客様を接待する必要があり、金沢市内の有名なお店で鍋料理を頂きました。もちろんこちらも美味しかったです。
 急に寒くなったこともあり、予約が困難なほどの繁盛ぶりでした。

 蟹と、鍋と、そして何より雪吊りが冬の金沢なのです。以上、お詫びの上で、修正させていただきます。

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