2015年11月14日更新(2015年11月22日ページ移動。2018年1月6日写真削除)
■11月14日(土) 僥倖をもたらしたもの ──日帰りで東京工業大学を訪問しました──
今日は関係する学会の会合が開かれたため、日帰りで東京工業大学を訪問しました。現在は新潟の自宅へ戻ったところ。
文部科学省の担当官も参加された有意義な会だったのですが、こちらは仕事の話なので、内容については省略。
参加者も、一人を除き良く知った方ばかりだし。唯一の例外となった方は大阪府立大のとても優秀な先生で、センセイとは別な学会で良く知っている方。
だからお互い、「え"っ? 何でここにいるのぉー」。関係者といろいろ情報を交換して、帰りの新幹線に乗り込みました。
時間がなかったのと、昨日の正面衝突未遂(?)事件、そしてパーキングエリアでの飲酒が頭に残っていたのか、今日の新幹線はアルコール抜き。
いつもなら疲れを癒すため、サッポロの缶ビールを飲みながらE4系新幹線車両の中央2階、奇数番号のE席で外を見ているのに。昨日、正面衝突を免れたのは、客観的に見るとまったくの僥倖(ぎょうこう)。
その後いろいろ考えたのですが、破滅的な事態に至らずに済んだのはただの奇跡ではなく、それなりにちゃんとした理由があるように思えてきたのです。
それはたぶん、大型トラックの運転手のおかげ。センセイとトラックの運転手はほぼ同時にお互いを視認したのですが、彼は同時に、サイドミラーでCubeが追い越しに入ったことも知っていたはず。
衝突を避けるべく彼は、可能な限りハンドルを左に切って回避行動をしたのではないかと推測されるのです。赤色灯を点灯させ緊急走行中の救急車が接近すると、車両は道路の端に待避します。(交差点内では停止)
あのイメージ。センセイは茶色のCubeだけを見ていたので、確実なことは言えませんが、おそらく彼の適切な判断と俊敏な行動のおかげで生き延びることができたんだと思います。
ホントに。見知らぬ、そしてもちろん名前も知らないプロのトラックドライバーに、改めてここでお礼申し上げます。
■11月13日(金) 13日の金曜日 ──西村センセイ、危うく正面衝突しそうになる──
もちろん安全運転のセンセイのことですから、正確には「正面衝突させられそうになった」です。
月曜日に自宅近くのかかりつけの医院へ行ったのですが、残念ながらもう1回治療が必要になりました。出張や講義の関係で、今日再訪することに。
でも夕方に会議があったので昨晩は金沢に留まり、今朝移動する予定を立てました。大嵐のためか、今朝はいつもより早い時間に目が覚めてしまいました。金沢市内の通勤ラッシュを避けたかったこともあり、そのまま起床して支度を整え、新潟の自宅へ。道路は空いています。
でも変な車も多い。軽自動車が猛烈なスピードで走っていたり。市街地を抜け、富山県との県境に繋がる国道359号線は、318iの運転が楽しくなる場所。内山峠を越えると、富山県。ブレーキはほとんどまったく使わず、エンジンブレーキとハンドリングだけでカーブを軽快に駆け抜けます。
前方のきつい左カーブ──つまり対向車にとっては右カーブ──の陰から大型トラック。し、しかし次の瞬間、何と、そのトラックの左側、つまりセンセイの正面を、茶色の日産Cubeがトラックと併走して向かってきました。このままでは正面衝突は不可避。
回避操作をしたので真正面からの衝突は避けられるだろうけど、お互いの車体の右側がぶつかってあんな風になるか、最低でも右側のサイドミラーがこう吹っ飛ぶだろうなぁ。
そうなったら安全蔵置が作動して、タカタのエアバッグがああ開くんだろうなぁ。BMWだから、命だけは......。ほんのゼロコンマ数秒だったのですが、いろんな未来図が何枚も頭の中を手に取るように浮かびました。
幸いにも衝突や接触は免れたのですが、片側1車線の道路に3台の車が存在したその瞬間、センセイの右耳はCubeが空気を切る音を聞きました。カーブを利用して、遅いトラックを追い越すつもりだったんでしょうね。
彼/彼女の顔は見ていないので、表情は知りません。富山市付近は交通量が多いので、いつも高速道路を利用しています。途中1カ所だけ「流杉パーキングエリア」があるので、立ち寄ることにしています。
ところが今日は大型トラックが小型車用の駐車スペースまで占拠しています。318iを止め、トラックの様子を見ると、ほとんどが運転席のカーテンを閉め、休憩/睡眠中。
大変な仕事なんだろうなぁーなどと思いつつトイレへ向かう途中に、ゴミが。早朝で、まだ清掃の人が入っていないので、捨てたものがそのままになっているのです。
見苦しいなぁ......え"っ?!捨ててあるのは、スーパーで買ったと思われる食べ物や飲料の残骸。それはまぁ許せるかもしれませんが、中央奥にあるのは日本酒の空き瓶。
左のレジ袋の中には発泡酒の空き缶も。もちろん運転しながら飲んだのではないのでしょう。ここに駐車して、眠るために飲酒したのだろうと思います。
しかしその後数時間、アルコールは体内で影響を及ぼしたまま。これもこの国の現実です。
何度もお伝えしているように、北陸新幹線開業後は車の移動が主になったのですが、どんなに注意していても交通事故に遭うリスクが高くなったことは事実。
偉そうなことを言うつもりはありません。センセイだって問題を起こす可能性はあります。でも今回のような経験をすると最低限、何としてでも自分(+家族や関係者)の身を守らなくては、と思い知らされます。というわけで......続きはあるかもしれません。ないかもしれません。
そう言えば今日って、13日の金曜日なんですね。
■11月12日(木) 嵐の夜は、しかし、いつもの鍋料理 ──BMW 318i更新の件は再度振り出しに──
今日は大荒れ。センセイは濡れ落ち葉のように振り回されました。といっても北陸地方は天気は快晴だったのですが。
来襲した嵐は2個。
まずは小さい方から。愛車BMW 318iの更新に関して今日、ディーラーから在庫確保について連絡を頂くことになっているのです。ところがいつまで待っても電話がない。
結果は容易に想像できます。でもダメならダメ──当然そういうことはある──でも、一刻も早くそれを連絡するのがビジネスマン。要するにそれができていないということなのね。実は前から知っていたけど。
ただしBMW車そのものは確かに良いので、目を瞑ってきたのです。夜になってこちらから電話すると、やはりダメだったとのこと。新造か、318iと話し合った通り、このまま乗り続けるか。近日中に改めてディーラーと相談することになります。
でももう一つの嵐は、愛車更新とは比較にならない大きさ。午後、来年度の大学の新体制(=役職)について内示がありました。センセイも関係しています。
ただしセンセイは赤道近くで熱帯低気圧が発生した時からずっと気圧配置やジェット気流の様子、そして寒気までモニターしていたので、実はほぼ予想通りの進路。
1点だけ外れましたが。というわけで西村センセイ、新年度からは別な立場で大学の仕事をすることになります。
現在の立場でやり残したことはありますが、基本的に未練はありません。夜になったので、あちこちにメールを送ってから、帰宅の途に。
今晩のメニューは鍋料理。月曜日に地元産の白菜1/2個と葱を買って、それを切って冷蔵庫に袋詰めしてあるのです。
つまり今週は毎日、メインの食材を替えつつ鍋料理。スーパーに入ったら1人用ふぐ鍋セット(写真中央)が半額。前回失敗したもの──ただし前回は2人用──です。
写真には入っていませんが、この他に白菜と葱があります。前回の反省点がはアクとふぐの味。そこで今回はかなり煮込んでみたのですが、割と美味しく頂くことができました。
余計な調味料は全然入れていないのに、冬の寒い時期の白菜を使ったかのように、とても甘いのです。ふぐを美味しく頂きながら今日を振り返ったのですが、基本的にはこれが運命なんだろうなぁ。数日前から密かに覚悟していたように。
■11月11日(水) おいおい、勝手にWindows 10へアップグレードしないでよ
今日は週で一番忙しい水曜日。これからヘビーな講義が始まるこの日この時間だけはお目にかかりたくないなぁーと思いながら、大学のMacを次々と起動します。
すると残念ながら、Windows更新プログラムの通知が......。
後で更新する──右の写真「更新プログラムの最終確認日時」はその名残──ことにして、講義と午前中の会議を力ずくで乗り切ります。お昼にはもうヘトヘト。
それでもまぁ、一区切り。お弁当を食べながら研究室内の3台のWindows実機(内2台はMac)と、Mac上の2台の仮想マシンを更新しました。
でもMacBook Pro(Windows)だけが異なった挙動をします。どうやらWindows 10へ勝手にアップグレードしようとしているらしい。急遽シャットダウンさせます。
下の写真中アップグレードが「失敗」となっている部分です。センセイはMacとWindowsを共存させているので、問題がないことを確認できない限り、メインマシンでは現在のシステムを使い続けるつもり。
またお伝えしたように、学内のシステムもまだ未対応。それでも更新プログラムが届いていることに間違いないので、再度対象プログラムを確認すると、勝手にWindows 10インストールプログラムをダウンロードし始めました。
2Gものサイズがあるんですよ。時期によってWindows 10の推奨レベルが異なり、(インストールはせずに)ファイルをダウンロードするようになると聞いていたので、ここは我慢。
ところが、こちらは承認していないのに、インストールの準備に入ってしまいました。(上の写真)もちろん取り消した(右の写真「取り消されました」)のですが、こっちにだって事情があるんだから、勝手にインストールしないでよぉ。
ただしこの現象が起きたのは、MacBook Proのみ。世代が新しいMac miniや大学のWindowsマシン(レノボ製)では発生していません。それはともかくWindows OSはやはり、MacBook Pro(実機)のWindows 7を10に「更新できる」と判断していることになります。
大学のシステムが対応したら、すぐにWindows 10にしてしまうことになるかも。
■11月10日(火) 気がついたら、季節の替わり目に立ち会っていた ──金沢に到着したら、街は蟹一色に──
お伝えしたように、昨日のセンセイは医者のハシゴ。予定よりも2時間ほど遅れて新潟の自宅を発ったのですが、途中、帰宅ラッシュと重なったこともあり、金沢に着いたのは夜7時頃。
まず今晩の食材を確保する必要があります。いつものスーパーに到着すると、予想外の雰囲気。店内が高揚感に溢れているのです。鮮魚コーナーの旗は蟹、蟹、蟹。先週末、今季の蟹漁が解禁になったのですね。
金沢に住むようになって14年目に入るのですが、この雰囲気、いまだに慣れない。しかし季節の替わり目に立ち会ったことは事実。
ピロリ菌除菌薬は今朝から1週間服用することになっています。もらった薬を見てみたら要するに、強力な抗生剤(写真左と中央)と、胃酸を抑える薬(右)。
老人のように、かなりの量をまとめて服用します。中央の「クラリス」という薬は、つい先日まで濃度の低いものをずっと服用していました。
耐性ができていなければいいのだけど。薬をきちんと飲めば、83%の患者は除菌に成功するんだそうです。幸いなことに、この薬の場合、飲食に制限はないとのこと。
つまり、ビールもOK!検査で失敗していることが判明した場合は、薬の組み合わせを変えてもう1回挑戦するそうですが、その場合は、アルコール禁止。
だから何としてでも、今回の除菌を成功させなければ。ただしバリウム検査と、同級生の医師による適切な指導のおかげで、センセイは胃ガンになるリスクをかなり減らすことができるようです。
要するに、まだしばらく生きて、人のために働け、ということ。昨日のニュースを読んで、違和感を感じた方がいらっしゃるかもしれません。
実は先日、師匠の一人が前立腺ガンであることを新聞紙上で公表されたのです。正確には直接の師匠ではなく、「叔父さん」くらいに当たる方。一般の知名度は図抜けています。
三鷹に住んでいた時、仕事で、自転車に乗ってご自宅まで行ったことがあります。残念ながら、見通しは厳しいらしい。
結果的にセンセイはこちらに留まり、少しずつ遠ざかって行く人を見ています。やはり、季節の替わり目なのです。
■11月9日(月) センセイにとって今年は一種の厄年らしいので、この際きちんと身辺整理を...
「身辺整理」といっても、センセイが退職することになったとか、遺品を整理しなくては、などというわけではありませんのでご安心を。要するに身体の点検です。
だって5月の感染症に始まり、やはり今年はいつもと違うので。というわけで今朝は、同級生の医院(写真右)へ。彼はそれまで大学病院や大きな病院の勤務医だったのですが14年前、センセイの自宅近くに開院したのです。
センセイは内覧会にも行きましたし、時々診てもらっています。開院祝いを兼ねて(?)、経口で胃の内視鏡検査もお願いしたのですが、その時撮影した胃の内部はとてもきれいなもの。
ただし今回、経鼻(けいび)内視鏡で観てみると、胃の表面に白いものがかなり付着していました。同級生によるとピロリ菌による胃炎およびその跡とのこと。子供の頃から悩まされている逆流生胃炎の影響もあるそうです。
というわけで今日教えてもらった血液検査(抗体検査)の結果は、大当たり。というわけで、明日からピロリ菌除去の薬を服用するのですが、俄には信じられないほどの量です。でも、まぁ、仕方ない。
貴重な平日のお休みなので、今日はもう一軒、別な病院へ。目的は定期検査だったのですが、幸か不幸か──もちろん「幸いにも」です──軽い病気が見つかりました。
その場で治療していただいたのですが、1回では完治せず、急遽今週後半にもお休みをもらって通院することにしました。オツムを始めとして、ここもあそこにも斯様にガタが来ている西村センセイ。
でも、まぁ、それでも、生きていれば時々はいいこともあるし、他人様のために多少は役立つかもしれない。もちろんセンセイが存在することによってご迷惑をおかけしている部分もあるでしょうが。
だからこの際、可能な限り身辺を整理しておきたいと思っているのです。
■11月8日(日) 今日の晩ご飯は「ほっともっと」のお弁当。気分は何だか最後の晩餐...
今日は日曜日。いつもならセンセイは、午前中に自宅を車で出発し、どこかでお昼を食べて午後には大学へ。週末に休んだ分の仕事と、週明けの準備を済ませます。
でも今日のセンセイはまだ、新潟の自宅に留まっています。先週末の内視鏡検査で、胃にピロリ菌が生息している可能性が高いことが判明したため、明日、血液検査(抗体検査)による確定診断の結果を確認し、必要に応じて治療を受けることにしたのです。
そのため、工大祭の日曜出勤の代休を頂くことにしました。ところで今日は、当方の金沢移動に合わせて家人が外出することにしていました。いつもならまったく問題ないのです。
でも予定が急に変更になったので、晩ご飯を何とかしなければなりません。西村センセイ実は、掃除と洗濯は大嫌いですが、料理は得意。ご存じの方も多いと思いますが、大学学部生の後半は、コックのアルバイトをして生活費を稼いでいたほど。
でも自宅での料理は御法度。それがオトナなのです。というわけで、暗くなってから自宅近くのほっともっとへ。新潟で利用するのはたぶん20年ぶりくらいだろうと思います。
だって前回来た時の車はBMWではなく、その前の日産プリメーラだったもん。西村センセイ、お昼は毎日のように弁当店を利用しますが、出張時を含めて、夕食にはほぼまったく利用しません。
だからお店の照明をとても新鮮に感じます。それはともかく、たぶん明日からピロリ菌除去薬を服用することになると思います。伝え聞くところ──同級生のかかりつけ医にはまだ聞いていない──によると、服用期間は1週間。
他は何をしてもいいそうですが、唯一、服用期間中はアルコール摂取禁止とのこと。おぉ。だからますます、これが最後の晩餐か、という気分になってくるのです。(ほっともっとのせいではありませんので、念のため)