2018年3月3日更新(2018年3月11日ページ移動。2019年12月29日写真削除)

──2018年2月第5週〜3月第1週のニュース──

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3月3日(土) 雪の山がまだ消えない間に... ──気になっていたお店に入ってみました──

 と言っても、実際にそのお店に入ったのは1カ月以上前、1月末のこと。

 今シーズン何度目かの大雪の時だったのですが、その後さらに大雪が続いたため、ご紹介がすっかり遅くなってしまいました。
 きっかけは、昨秋その存在に気づいた「したん家」。

 その価格設定にびっくりしたのですが、その時お伝えしたように実は、センセイのふだんの行動範囲内にもう1軒、同じようなお店があるのです。
 それが写真の「越善
(えちぜん) 直江津店」。

 「そば/うどん/中華 一杯240円」の看板が印象的。国道8号線沿い、ホテル(右)の隣にあります。最初は経営母体が同じなんじゃないかと思ったほど。
 そしてもう一つ、本当に営業しているのかなぁ。

 この辺は2車線で交通量も多く、しかも交差点があちこちにあるので、運転には気を使います。だからお客の出入りを見たことがない。
 新しいもの好きのセンセイですが、あまりの価格設定に、これまで入り損ねていました。

 お伝えしたようにその時は、数日続いた降雪と冷え込みのために夜の帰宅を断念して、翌土曜日の早朝に金沢を発ちました。走行経路にもよりますがこの場合、上越市(直江津地区)〜自宅のある柏崎市で昼食時間帯に入ります。
 雪の影響で、予定よりも遅れて走行。

 直江津に入ったところで11時を過ぎたこともあり、意を決して(?)この機会に、入ってみることにしました。かなりの積雪だったのですが、駐車場は完全に除雪済。
 この辺は金沢とは違う。

 先客は2人。長距離トラックの運転手のようです。改めて店内を見渡すと、入口左側に券売機。うどんをお願いするつもり。
 「天ぷらうどん」(300円)を購入します。

 右側が広い厨房になっており、割と若い女性と女子高校生(?)が働いています。座席は基本的にテーブル。
 昼よりもむしろ、ホテル脇の飲食店としての夜の営業の方がメインらしい。

 「豚バラ卵煮」(480円)や「もつ煮」(520円)、「鳥唐揚げ」(520円)といった、いかにも夜向けのメニューを見ていると、「天ぷらうどんができました」。
 テーブルにて記念撮影。天ぷらはすべて玉葱です。

 で、肝心のお味はというと、う〜ん、価格相応。少なくとも「富士そば」にはかなわない。

 でもセンセイに続いて家族連れや運転手などそれなりにお客さんが入ってきます。地域の方やここを通る人にはそれなりに定着しているようですから、第一印象を訂正する必要があります。
 帰宅後に調べてみると、このお店、北陸新幹線「上越妙高駅」近くの「越善 本店」のお店。

 そして実は糸魚川市内、国道8号線沿いにも一時お店を構えていたのです。センセイも認識していましたが、「本当かなぁー」と思っていたので、入ることはありませんでした。そのうちに閉店。
 一度は入っておくべきだったかなぁ。

 今日は大学院の入学試験業務(広く知られている事実)を終えてから、その時のルートで自宅へ戻りました。ここ数日、(荒れてはいたものの)気温の高い日が続いたこともあり、道路に雪はありません。
 夏用タイヤに交換している人すら見かけました。(さすがに無謀だと思う。)

 除雪されてできた雪の山は、高さこそ低くなってきたものの、それでも1mくらいあります。雪の塊なので、なかなか融けません。

 その雪の山がまだ融けず残っているうちにお伝えしようと思った次第です。



3月2日(金) 西村センセイ、慶應義塾大学日吉キャンパスを初めて訪れる

 今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題。

 センセイは今月下旬、京都大学で開かれる学会に参加し、共同研究を発表することになっています。会合そのものは以前からよく知っていたのですが、参加発表するのは初めて。
 何のことはなく、3月になると予算が尽きてしまっているのです。

 予算の執行状況については今年度もほぼ同様。不足分は自腹を切って参加するつもりでいたのですが、幸いなことに文部科学省に採択された事業予算から支出できる見込みになりました。
 というわけで、今日は共同研究者の方と直接顔を合わせての打合せ。

 以前からこの日に集まる予定だったのですが、当初はセンセイ抜きで進めてもらうことにしていました。昨日からシカゴで開催される国際会議に参加するつもりだったのです。でも今週開催したイベントが、あまりにもヘビー。
 日程面でも強行軍なので、還暦というセンセイの年齢を考えると、気力、体力面で難しい。

 しかも明日、入学試験が実施されます。そこで、入試部長としてやはり、日本に留まることにしました。国内ならばそれほど負担ではないので、今日の打合せに参加という次第。
 昨日の北陸、東北地方は大荒れの天気でしたが、明け方にはそれも収まりました。雪との天気予報に相違して、晴れ間も見えます。

 通勤通学客と一緒に路線バスで金沢駅へ。土産のお菓子を買って予定通り北陸新幹線へ。その頃から雪が降ってきました。富山県東部は路面にも雪。
 でも新潟県や長野県以南は無雪です。

 北陸・上越新幹線はほぼ何の問題もなかったのですが、北海道や東北は雪と強風でそれぞれの新幹線も運転見合わせや遅延が続出。相当混乱したようです。
 電車を何回か乗り換えて写真の日吉キャンパスに到着。初めて訪れました。

 午後からの打合せだったので、学生用の食堂でお昼を頂きながら「慶応ボーイ」(&ガールズ)の表情を確かめます。やはり学力は少し高い。
 同時に、やや過剰気味な自意識を感じます。

 でも、それ以外は割と普通。国立大学の学生──例えば東北大学──と同じようなもの。金銭的にはかなり恵まれているという印象を受けます。
 約束の時刻に、医学部の先生の研究室ドアをノック。

 戦前からの建物で、とても天井が高い。終戦後は占領軍が接収したそうな。横浜市の歴史的建造物に指定されており、勝手に壊したり改造したりできないんだそうです。
 2時間ほどの打合せの後、帰路に。

 往路同様、予定通りに電車を乗り継いで山手線に乗車し、東京駅を目指します。東海道本線、京浜東北線、横須賀線沿線で火災が発生したそうで、運転見合わせ中。しかも東北・秋田・山形・北海道新幹線は混乱が続いたまま。
 アナウンスを聴いていると、新幹線は運転列車が少ないため、速達型を本来通過するはずの駅に「本日のみ臨時停車させる」とのこと。

 やっぱり、相当大変だったんだろうなぁー。



3月1日(木) こちらは先日の大雪によってではなく、今日の強風で折れたらしい...

 ご存じのように、昨日から今日にかけて全国的に荒れた天気。特に北海道地方はこれから数日厳しい状況が続く見込みです。

 当地はというと、予報通り未明から風が強くなり、前線が通過した夜明け頃から雨も強くなってきました。いつもならレーダーで雨雲の様子を確かめて行動するところ。
 今回の場合、目覚めたらすぐに身支度を整えて行動すべきだったのです。

 でもずっと続いていた仕事に一区切りついたこともあって、昨晩のセンセイはちょっと飲み過ぎ。あくまで「ちょっと」(本人弁)ですが。
 だから出勤したのは、小学生の登校が終わる頃。

 風も雨もまさにピーク。もちろん自動車に乗っている時はほとんど問題ないのです。でも駐車場から大学構内までが本当に大変。
 傘は折れそうになるし、横殴りの雨であまり役に立たないし、そもそも前に進めない!!

 ずぶ濡れになって校舎に入ったセンセイを見て、女性職員が慰めてくださりました。彼女はたぶん早めに出勤。
 だからあまり被害を受けていないのです。

 所用で学内を歩いていたら、中庭の木が目に入りました。大きな枝が折れて、写真右側に転がっています。
 よく見ると幹のあちこちに折れた跡が。

 傷口の様子から、先日の大雪によってではなく、今日の強風で折れたようです。しかも、ここだけでなくキャンパス内のあちこちで同様な被害が発生しています。
 低気圧が通過し終えれば風は収まるかと思ったのですが、今回は吹き返しの風が続いています。

 北陸と関西・中京を結ぶ特急列車は昨日のうちに運休決定。各駅停車は間引き運転するとのことだったのですが、午前中にほとんど運転見合わせになってしまいました。午後は新潟以北の鉄道が麻痺。
 局地的に相当強い風が吹き荒れたようです。

 この風が収まらない限り、後片づけは無理な状況です。



2月28日(水) Windowsはやっぱり、ちょっと使いづらい... ──西村センセイ、60歳にしてデザイナーになる──

 ある意味、昨日の続き。珍しく裏話です。

 今回採択された事業はいろいろな意味で非常に大きいので、しっかり働く必要が、つまり研究する必要があります。研究活動そのものに加えて、今回のような個別のイベントも着実に実行する必要が。同時通訳もその一つ。
 イベントの開催を多様なネットワークを使ってきちんと告知してお客様をお迎えし、お越しになった方々をおもてなししなければなりません。

 写真は今回のイベントを紹介するポスター。大急ぎで制作、印刷して全国の大学その他に発送しました。実はこれ、基本的にはセンセイのデザイン。
 納期の関係もあり、デザインは地元の印刷業者にお願いしました。

 二つのデザイン案が提示されたのですが正直なところ、どちらもちょっと使えない。デザイナーさんの技量の問題というより、こちらの意図がうまく伝わっていません。
 つまり、センセイらの落ち度。

 センター試験その他の入学試験実施に忙殺されていたこともあり、センセイ個人は冴えないデザインでもいいや、と思っていたのです。
 議論している中で、若手の先生がボロッと書いたのが、中央のキャッチコピー。

 「科学者・技術者への倫理教育を研究の力で変えていく。」

 知り合いにプロの作詞家が二人います。彼も彼女も言葉の魔術師。本当に凄い。でもそんな二人でも、このコピーを創ることはできない。素晴らしい。
 研究に夢中になっている人にしかできないキャッチです。即、採用。

 次なる課題は、基本的なデザイン。デザイナーさんに指示を伝えようかと思ったのですが、えーい、この勢いを失わないために、自分でデザインすることにします。
 もちろんこういう場面で登場するのはMac。そしてソフトは“Illustrator”。実際、非常にフレキシブルな操作が可能です。

 ただし西村センセイ、“Illustrator”にはあまり慣れていない。これまで数々の修羅場は、DTPソフト──しかもマイナーな──“PageMaker”で乗り切ってきました。
 今回も、鉛筆でスケッチを描くかのように、“PageMaker”でサラサラと作業。

 でもここで大きな問題が。旧Mac OSのフォントがうまく反映されません。これではデザイナーさんが作業できない。

 仕方ないのでWindows環境に戻り、インストールだけしてあったWindows版の“Illustrator”を起動。改めて基本できなデザイン案を作成します。
 でも、本当に使いづらい。どうしてここまで違うんだろう。

 デザインにはいろいろなお約束ごとがあって、常識的には文字の間隔を調整して中央上段の「研究の力で」と下段の「変えていく。」の両端を揃えます。
 実際、上のポスターではそのようになっています。

 でもAdobe製品には良くあることなのですが、同じ名称のソフトでも、OSやバージョンによって操作体系が大きく異なります。ほとんど別と言ってもいいほど。
 なかなか上手く作業できません。

 物理的な期限が迫っているので、残りはデザイナーさんに文書で指示します。影をつけても良いとか、背景、背景に差し込む左上からの光線など。
 で、その結果が上のポスター。

 デザイナーさんもこちらの意図を忖度(そんたく)してくださったのだろうと思います。それはそれで本当にありがたい。ただしその方向性が、やはりちょっと違う。影の強さだとか、文字ブロックの幅とか。
 やはり、そもそもこちらの指示の仕方に問題があります。

 かような悪条件にもかかわらず、デザイナーさんは良くやってくださっています。でもそれは、(センセイを除いた)金沢工大側のスタッフも同様。深謝。

 惜しむらくは、Windows環境での作業がもっと楽だったら、関係者は余分な仕事をせずに済んだのだけれど......。



2月27日(火) センセイらが関係するシンポジウムが、金沢工業大学で開かれました

 今日は見たままのお話。

 これまできちんとお伝えしていませんでしたが、実はセンセイらのグループが中心となって運営する金沢工業大学の提案が平成29年度私立大学研究ブランディング事業に採択されました。
 今年度から5年間の予定です。

 今日はそのキックオフシンポジウムが開かれました。会場は学内の、特別な行事にしか使わないホール。

 そこに韓国およびマレーシアからのお客様数名、有名企業の社長、県内外の高校からの関係者、そして一般の聴衆を集めてのかなり大きなイベントです。
 専門業者に頼んで、同時通訳も実施するという本格的なもの。

 担当理事の概要説明に続いて、大澤敏学長が大所高所から大学の取り組みを説明します。ここまでで40分間。
 続いて現場責任者であるセンセイが1時間ほど説明。その後、海外からの研究者を含めた4名がコメントしてくださりました。

 今日だけ考えても未明に出勤して発表内容の最終改訂。関連するオフィシャルな会議をこなし、大急ぎでお昼を食べて、学外からの参加者への対応。
 それを支えてくださる事務方も大変です。

 いろいろトラブルはあったのですが参加者、特に学外からお越しになったお客様に励まされて、予定時刻に会を終えることができました。
 研究室に戻って最低限の仕事を済ませます。

 自動車とタクシーに分乗して、3回目のワーキングディナー。もちろん和気藹々(わきあいあい)と進んだのですが、アルコール抜きなので、食事がどんどん進みます。
 調理の方はいつもと違うペースなので大変だったと思います。

 1時間半ほどで夜の部も終了。海外からお越しの方の一部は明朝、金沢を離れます。他の方ももう一度大学で関連するミーティングを開いてから帰国の途に。

 関係者の皆様、そしてお客様、今日はどうもありがとうございました。



2月26日(月) 「あの日も、こんな雪だった...」 ──積もっていた雪が少し消えて、初めて気づいたこと──

 皆様にはお伝えしていませんでしたが、実は昨日から外国のお客様を数名お迎えしています。

 メインは明日学内で開かれるシンポジウム。関連行事として今日の午後、ワークショップの機会を持ちました。昨晩および今晩は食事を取りながらのワーキングディナー。
 ただしイスラム教の方がいらっしゃるので、アルコール抜きですが。

 会場への移動の関係で、今朝は徒歩で出勤しました。歩く時にいつも使うルート。交差する道路を越えればキャンパスという場所に差しかかった時......あれっ?!
 数歩戻って撮影したのが写真。

 おわかりでしょうか、大きなお宅の前がまったく除雪されていません。つまり少なくとも降雪後、誰も出入りしていないのです。
 去年は高齢の方の出入りがあったように覚えています。さすがにお顔までは覚えていませんが。

 だからセンセイには、空き家になっていたのが衝撃。大雪の最中も何度かこの場所を通っているのですが、その時は前に進むことで精一杯。
 しかも一面真っ白だったので、このお宅で起きていたことには気づきませんでした。

 具合があまり良くなくて長期入院していたり、別な場所に住んでいるお子さんのところに身を寄せていたりという具合なんでしょうか。
 見える範囲での室内とお宅の周囲は荒れた感じではありません。

 比較的最近までどなたかが住んでいらっしゃったのは確かですが、インターホンはガムテープでシールされています。「不在にする/になった」というメッセージを強く感じます。
 積雪がある程度融けて、初めて知った事実。今日は2月26日。

 同志社大学を定年退職後、前任校で同僚となった老教授は新潟の春の雪を見ながら「あの日も、こんな雪だった」とボソッと語っていました。師匠の奥様は良家のご出身なのですが、淡々と「あら、お友達のお父様も殺されたわよ」。
 それが2月26日。

 ヘビーだ。



2月25日(日) 自宅へ車で戻るために道路の積雪状況を確認すると、目に入ってきたのは...

 写真は先々週、自宅へ戻る前に「撮影」したもの。

 何度もお伝えしているように、北陸地方は1ヶ月以上大雪に見舞われています。現在はほぼ過去形になりつつありますが。その中を車で移動するので、雪の多い場所を把握しておく必要があります。
 センセイの場合、新潟県内については、新潟県IT&ITS推進協議会が運営する「にいがたLIVEカメラ」(写真)を利用しています。

 道路脇のポイントを指定すると、写真のようにどうろの状況が映し出されます。この時は自宅近くの長岡市大積(おおづみ)地区をクリックしました。
 幹線道路の国道8号線の、よく知っている場所です。

 片側1車線ではあるものの、とても広く立派な道路。それがまるで田舎道のように狭くなって......何だか、変。

 道路脇に黒っぽい車が2台停車しています。静止画なので動かないのは当たり前。最初は単に、何かの用事で駐車していると思ったのです。
 でも何だか様子が変。左下の車は妙に斜めだし......あ"っ。

 左下隅には僅かに、白と黒のに塗り分けられた車が見えます。衝突事故が発生したのです。写真の明度を調整したのがこちら【写真削除】。
 でもセンセイにとって、これは他山の石。

 ご存じのようにセンセイは高速道路の走行をあまり好みません。だから自宅─金沢の移動は通常、十分に睡眠を取った翌朝に出発し、片道約240kmの行程を一般道で走行します。
 多少遅れたって平気だし、毎回の所用時間はほぼ一定で、実際の差は5〜10分程度。

 逆に所要時間を優先して、ほぼ全線を高速道路にする時もあります。先週末の帰宅時はこのパターン。これはこれで移動手段と割り切っているので、あまり問題はない。
 運転はあまり楽しくないけど。

 一番危ないのがその中間。昨日の帰宅時も、今日の金沢への移動も、富山県東部と富山市西部の間は北陸自動車道を利用しました。昨日は仕事を終えてからの移動で、しかも到着後に自宅でちょっと片づけたいことがだった。
 今日は今日で、朝のうちに実家の所用を片づけてから、午後は大学で仕事。

 頭の中で運転以外のことがチラチラして、アクセルワーク──MT車なのでブレーキはほとんど踏まない──に専念できない。

 しかもこういう時はたいてい睡眠不足気味。変に高速道路に乗ると、だんだん感覚がおかしくなってきます。一番危ないのは高速道路上を走行している時ではなく、一般道に降りてから。
 今日は金沢市内で衝突防止装置に警告されました。約1年ぶりくらいじゃないかしら。

 ......冗談抜きで、反省。

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