2018年1月27日更新(2018年2月4日ページ移動。2019年12月29日写真削除)

──2018年1月第4週のニュース──

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1月27日(土) 氷柱は、人が生きている証拠 ──最低気温-3.5℃の中、新潟の自宅へ戻りました──

 週末なので、新潟の自宅へ戻りました。

 当初は昨晩帰宅することにしていたのですが、天気、道路状況、そして溜まった仕事、そののいずれもが帰宅を妨げました。このところ朝のうちに仕事をしているので、今日も未明に起床。
 そのまま出発します。

 昨晩も雪が降ったのですが、乾いた軽い雪。走行に大きな支障はありません。車外気温計によると、気温は-1.0℃。土曜日なので道路は空いています。富山県との県境へ向かう道路へ。ここからが本番。
 今日はできるだけ一般道を走行するつもりです。

 BMW 320i M Sport(F30、MT)に乗り始めてからちょうど2年

 予想通り1年当たり約24,000km走行しています。何もかもがコンピュータ制御であることと、前のE46に比べてやや大柄であることを除けば、ほとんど不満はありません。
 ただし昨シーズンがやや少雪であったこともあり、冬場の実力がイマイチわからない。

 というわけで今日はドライブに専念して、冬の付き合い方を探ろうというのです。もちろん安全運転が最優先。今日も橋の上や親不知子不知で立ち往生している車を何台か見ました。
 いざとなったら躊躇せずに高速道路に乗るつもり。

 国道359号線は石川県・富山県側とも、見事に除雪されていました。県境付近は高度があるため、気温は徐々に低下。ハンドルと、エンジンブレーキだけ走ります。
 スリップして制御不能に陥るような感じはありません。

 でも集落の近くに来ると状況は一変。民家がある場所は散水式の融雪装置が稼働しています。ところが今回はとても冷え込んでいるので、適切に機能していません。
 先日の大学構内同様、道路のあちこちに巨大な水たまりができています。

 坂道を下った場所などでは、道路全体が大きな「池」になり、何度か水をかき分けながら進む──水害の時にテレビで見る状況──ことを余儀なくされました。万一、マフラーから水が入るとエンジンが停止して立ち往生。
 最終的には廃車にしなければなりません。

 また融雪装置が設置されている場所とそうでない場所には10cmくらいの段差があり、先日の菓子店前と同様に、何度も何度も車体底部を擦ってしまいました。
 大丈夫かなぁ。

 写真は砺波市安川付近で撮影したドライブレコーダーの映像。富山県西部はとにかく雪が深い。そして車外気温計によると最低-3.5℃と非常に冷え込んでいます。
 気がつくと、民家の軒先に氷柱
(つらら)が垂れ下がっています。

 特に奥のお宅では巨大な氷柱が伸び、しかも角のように内側に入り込んでいます。子供の頃、良く目にした光景。
 昔の家屋は断熱材をあまり使用していないので、暖を取るために囲炉裏やストーブなどの暖房器具を使います。

 でも外は冷え切っているので、積もった雪の内側はどんどん融け、外側には雪が降り積もる。融けた水が、写真のような氷柱になるのです。
 でも見方を変えると、これも人々がしっかり生き抜いているという、その証拠。

 富山市に近づくと綺麗に除雪されている場所とそうでない場所が混在。

 走行速度も燃費も急低下して、いつもなら平均速度は約50km/h、燃費は20km強/Lのところを、それぞれ最低38.0km/h、16.0km/Lまで低下するという惨憺たる状況に。
 高速に乗ろうかと思ったのですが、結局全区間を一般道で走行しました。

 本来の目的であるF30の走行性能はというと、やはり優れています。路面の状況が主にハンドルを通じて的確に伝わってきます。不安定な感じはなく、「造り込まれている」ことが良くわかります。
 一つ気づいたことが。

 西村センセイ、E46の1速はトルクがありすぎたので、通常は2速で発進していました。実はE46のAT車は、デフォルトではMTの2速に近いギヤ比を割り当てられていたのです。
 でも
F30ではマニュアルに1速で発進するよう記されています。

 センセイもこれまでその指示に従ってきたのですが、やはり雪道は別。1速で発進すると空走を防止するためにトラクション・コントロールが働きます。だから実質的に問題はない。
 でも昔教わったように2速で静かに走り始めると、空走すらしません。

 やはり大切なのは、氷柱が垂れ下がった屋根の下で生きている人間の智慧と、それを補佐してくれるコンピュータのバランスのようです。



1月26日(金) 融雪装置が効かない真冬日は、お部屋の中でキーボードの修理を

 正確に言うと、金沢の気温は一時的に0°を上回ったそうです。だから真冬日ではありません。

 立場上の仕事もあるし、お客さんを迎えることにもなっているので、今日も早朝にご出勤。車外気温計は-2.5°また水たまりの中を歩くのかなぁーと思ったら、大学構内入口の散水装置は止められていました。
 粉雪の上を歩いて建物の中へ。

 お客さまがお帰りになったこともあり、食後の休憩時間にちょっと作業を。研究室のキーボードの足を修理しようと思ったのです。
 傾きを調整するために貼り付けていたゴム足がやはり、上手く機能しない。

 たまたま昨秋、自作オーディオ・セレクターが壊れてしまいました。そこでその底部につけていたゴム足4個を剥がし、金沢へ運んでおいています。
 両面テープを使って、二段重ねで貼り付けます。背後にあるのは今まで使っていたもの。結果はというと......あれっ?!

 最初はふわふわして変な感じ。奥へ滑ってしまうのです。ナシテ?!

 調べてみると、キーボードを置いただけでは前面の小さなゴムと、写真右側のプラスチック製の脚で支える状態になることがわかりました。
 ゴム足(2個)の高さが今までより低く、机に届いていない。う〜ん......。

 でも実際にキーボードを叩いてみると、プラスチックの脚が変形してゴム足がテーブルに届き、しっかりと踏ん張ります。
 つまり全然問題はない。

 いざとなったら、プラスチックの足を除去してしまえば良いのです(1枚目の写真はこの状態)。というわけで、作業は無事に完了。やれやれ、と現実世界に戻ったセンセイの前には、仕事の山が......。

 トホホ。



1月25日(木) あまりの寒さに、窓やドアが開かない。融雪装置がちゃんと機能しない...

 今日はタイトル通りの話題。

 仕事が溜まっているので早く出勤すべく、暗いうちに起床。外の様子を確かめるため障子を開けると、窓ガラス全面に氷が張り付いています。寝室には暖房器具がない。
 居間から運ばれる空気などに含まれる水分がここで冷やされて、凍結してしまったのです。

 窓を開けようとしてもまったく動きません。窓の、特に下部がガチガチに凍っているようです。身支度を整えて駐車場へ。今度はドアを開けようとして、バキッ!!
 もちろん壊れるようなことはないのですが、心臓には良くない。

 駐車場に車を止めて構内に入ると、さぁ、大変。道路が大量の水で溢れているのです。これは融雪装置のせい。
 金沢はそんなに冷えないので、融雪のために散水するのが普通。それで雪が融けるのです。

 でも今日のように冷え込むと、融けた雪がすぐに凍ってしまい、低い場所で小さなダムのような水たまりを作ります。
 こうなるともう、正常に排水できない。

 雪国用の防水靴を履いていたのですが、水こそ漏れないものの、冷たい思いをして建物の中へ入りました。
 建物間の移動も大変。

 いつもなら外でお弁当を買うセンセイですが、ここ数日はそれを断念しています。昨日もそうですが、大学食堂でお昼を頂きます。
 金沢工大の場合、降雪時のために相当遠回りにはなりますが、建物の間に写真のような連絡通路が設けられています。

 それはそれでありがたいのですが、建物の間の隙間──例えば写真中央やや右──から雪が舞い込みます。これが難物で、ゴム底の冬靴ならともかく、革靴だと非常に滑りやすい。
 そこで登場するのが、写真の筵
(むしろ)

 う〜ん、とてもハイテクとは言い難い。



1月24日(水) 金沢は今年一番の猛烈な冷え込み。だからセンセイは、大学食堂で「マーボー麺」を頂きました

 う〜ん、タイトル前半から後半を導くことはできませんねぇ。

 それはともかく、今日の北陸地方は猛烈に冷え込んでいます。ただし朝はまだそれほどではなかったのです。多少雪は舞っていたものの、積雪はたいしたことがなかったので、今日も車でご出勤。
 でもお昼前からどんどん気温が低下。室内のエアコン暖房が効かないくらい。

 以前ご紹介した「週間寒気予報」通りで日本上空、上層の5000mと下層の1500mの両層を、極めて強い寒気が覆っています。
 保冷剤を二段重ねしたようなもの。

 午前中の会議が早めに終わったので、大学食堂でお昼を食べることにします。午後は講義2つと会議が続くのです。
 目に止まったのが週替わりの「特麺」。今週はマーボー麺です。

 少々高いけど、ちょっと前に麺が替わってとても美味しくなったのです。ついつい券売機のボタンを押してしまいます。
 「ラーメンを食べなくなった」はホントかしら。

 長テーブルに着席してまずスープを頂きます。もちろん専門店のようにはいきませんが、それなりに美味しい。
 挽肉は少な目ですが、豆腐と一緒に頂きます。

 肝心要の麺はというと、正直なところ麻婆豆腐の陰に隠れて、最初の印象は薄い。でも良く確かめると、通常コーナーの麺とは一味、あるいは二味違うことがわかります。もちろん完食。
 さすがにスープは残しましたが。

 講義と会議を終えると夜。電話やメールを片づけて駐車場へたどり着くと、愛車は雪の中。気温が低いので雪はサラサラ。エンジンを始動すると-3.0°。金沢では考えられない寒さです。

 明日は車で出勤できるかしら......。



1月23日(火) 建設中の国際交流施設で、鉄骨の組み立て工事が始まりました

 今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題を手短に。

 写真は今日の早朝、高橋川を挟んだ駐車場に車を止め、大学へ向かう途中で撮影したもの。今日は雨から雪との予報だったので、車で出勤したのです。
 実際には相当暗く、まだ誰も出勤あるいは登校していません。

 写真中央は、昨年から建設工事が始まった国際交流施設

 先週末、お弁当を買い求めて外出した時に途中気づいたのですがご覧のように、鉄骨の組み立て工事が始まっています。
 しばらく前までの基礎工事は完了したようです。

 鉄骨の形状を見ているとどうやら、施設は4階建てらしい。重機の左側には工事用の仮設足場が見えます。
 その広がりを考えるとどうやら、高さこそ少し低いものの、ここにかつて存在したアパートと同程度の規模になるんじゃないかしら。

 今日の日中は忙しくて工事の様子を見ていないのですが、帰宅時には鉄骨がさらに増えていました。
 この強風の中でも作業したらしい。

 施設のオープンとその後の活用の仕方が楽しみです。



1月22日(月) 【悲報】ホームページトップのアクセスカウンターが機能しなくなってしまいました

 「変だなぁ...」。1週間ほど前から、そう思っていたのです。

 今日は月曜日。センセイはこのホームページへのアクセス状況を月曜日の朝に確認することにしています。
 トップのページ──写真中央、赤枠の部分──にアクセスカウンターを埋め込んでいるのです。

 お伝えしたように先週の月曜日は、早朝に金沢を発って自宅経由で上京しました。出発前にサイトを確認したのですが、なぜかカウンターが見えない。
 最初は一時的なトラブルだろうと考えたのです。昨年末、一時的に同じような状況が発生したのです。

 カウンターの数字を読むためには、実際にそのページへアクセスする必要があります。つまり1回カウンターが作動してしまいます。
 その気になれば自分でサイトを何度も見て、アクセス数を水増しすることも可能。もちろんそんなバカな事はしませんが。

 そこで正確さを期すために、あるコマンドを使ってアクセス数を知る方法が用意されています。1週間前はその方法でカウント。でも、何だか様子がおかしい。
 それ以降もずっと、カウンターが見えない状態が続いています。

 直接データを読むと、ちゃんと読者はアクセスしているにもかかわらず、カウントはほとんど増えていません。サーバーの設定が勝手に変更されて、カウンターが正常に表示されなくなったようです。
 カウンターの利用に関する説明には変更がないにもかかわらず。困った......。

 西村センセイ、実は、かつて頂戴していた科学研究費補助金の関係で、授業のページとこのニュースのページにもカウンターを埋め込んでいます。
 こちらは現在も稼働中。

 右のグラフは17年4ヶ月間にわたる、トップページ(橙色)、授業のページ(草色)、このニュースのページ(濃い青色)へのアクセス状況をグラフ化したもの。
 一番下の授業のページは担当クラス数で多少変化はありますが、コンスタントに利用されています。

 ニュースのページは公共交通機関を使った不適切な番組制作場面への遭遇やその顛末などの際に、通常より1桁多い異常なアクセスを記録しています。
 また新潟県中越沖地震の際も相当なアクセス。情報発信の大切さを再認識させられました。

 それを除くと2005年から2011年頃までは約60件/日のアクセスが続き、その後はセンセイが利用していないSNSの類の普及で、アクセスは減少傾向が続きました。
 でも3年くらいはそれも落ち着き、アクセスも安定しています。

 現在、訪問者数は上昇気味で、約50人/日となっています。この調子で......と思っていた矢先での出来事。橙色のグラフは右端でほぼ0になってしまいました。
 この1週間、データを取れなかったこともあり、トップページのカウンターは存在意義を失いつつあります。

 しばらく待っても状況が改善しないなら、カウンターを撤去してしまおうと考えています。



1月21日(日) 金沢への移動途中、初めて入るお店でとても美味しい醤油ラーメンを頂きました

 今日は金沢への移動日。

 ただし午後3時以降に、研究室で電話を受けることになっているので、それまでに到着する必要があります。安全運転は絶対だし、大学へ行く前にアパートで少し休みたい。というわけで、8時前に自宅を出発。
 ところどころで雨中を走行したものの、基本的には順調。

 さて、お昼をどうしよう。

 このまま走り続ければ、金沢到着は13時頃。休憩を兼ねて、どこかでお昼を食べたい。出発がもう少し遅ければ、ちょうど「よか楼 宇奈月」(旧「うなづき 五叉路」)前で昼食時間帯になるのです。
 でもこのペースだと、富山と岐阜を結ぶ国道49号線と交差する頃にお昼。

 もう少し走り、砺波市内のスーパーのお弁当を店内のイートインコーナーで頂く──最近はこのパターンが多い──など、いろいろ考えたのですが、ふと、あるお店のことを思い出しました。 
 「麺
(らーめん) 吉平(よしひら)」(フェイスブック)です。

 富山市内、国道49号線と交差する近くの悪王寺──凄い地名だ──という場所にあるお店。2年くらい前に、その存在に気づきました。
 これが、なかなかの評判。

 ただしご覧のように、とてもラーメン店とは思えない店構え。なかなか入る機会がありませんでした。
 それに西村センセイ、キンエン生活を始めて以降、ラーメンを食べる機会が激減しています。

 それでも自宅にいる時は柏崎市内のお店で食べることがあったのですが、それすら最近はさっぱり。美味しい、と思えなくなっているのです。
 味が変化したのか、センセイの味覚の問題かはわかりませんが。

 「麺 吉平」は駐車場が狭いので、混んでいたらそのまま通過するつもりだったのです。でも日曜のお昼だというのに、先客(左側の車)は1台のみ。
 運命の神の指示に従います。

 店内は狭く、カウンターが約10席と小さなテーブルがいくつか。そして空席を待つ方のための簡易な椅子が数脚。基本メニューは醤油ベースの5種類のみ。初めてなので、メニューの一番上にあるものをお願いします。
 改めて店内を見渡すと、う〜ん、ラーメン店とは思えない雰囲気。

 とても気を使っていることがわかります。程なく届いたのが写真の「醤油麺」(780円)。食べる前に、美しい。
 実物はもっと美形です。

 煮玉子の黄身は今にも溶けそう。数mm厚の分厚いチャーシューは臭みがない。まだ口にしていないのに。
 この文章を書いていて初めて気づいたのですが、写真中央、もやしの上の物体は何なんだろう。

 ここでスープを頂きます。一口のつもりが、二度三度......。味に雑味がなく「澄んで」いて、美味しい。
 海苔、煮玉子、もやし(+α)、そしてチャーシューの順に頂いたのですが、ほぼ完璧。

 ふだんを肉をあまり食べないセンセイですが、このチャーシューの塊を実に美味しく頂くことができました。いよいよ麺を頂きます。
 中太麺で、少しちぢれています。実に美味しい。つぶつぶとした噛み応えとともに、僅かに苦み。

 ここで店内の張り紙に「全粒粉を使用しています」と書かれていたことを思い出しました。小麦の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたもの。白米に対する玄米のようなものです。
 だから麺が茶色がかっているのだと、妙に納得。

 最初は量が少ないなぁーと感じたのですが、丼はすり鉢状になっていて奥が深く、実はずいぶんな量があります。キンエン生活中のセンセイなので、スープの大半を残します。
 ただしお店の名誉のために申し添えると、塩分で食欲を刺激するような安っぽいスープではありません。

 久しぶりに美味しいと感じた「麺 吉平」。

 メニューの2番目には、「醤油新味かつお」(800円)。こちらも期待が高まります。というわけで、少なくとももう1回は「麺 吉平」を訪れることになりそうです。
 で、2時半ころ研究室に入った西村センセイ。

 待てど暮らせど、電話は来ない......。

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