2019年4月6日更新(2019年4月14日ページ移動)
■4月6日(土) ずっと気になっていた富山市(旧婦中町)の「ドライブイン こけ山」に入ってみました
今日は土曜日。そしてかなり中途半端な日。
西村センセイ、特別な用がなければ金曜のうちに新潟の自宅へ戻るようにしています。大学院や特別な入試などは土曜に配置されることが多いのですが、その場合は、入試責任者とその終了を確認して帰宅。
いずれにせよ、行動パターンは割と安定しています。でも昨日は年度初めなので、金曜日の夕方に全教員を集めて大きな会議。以前、電車で移動していた時は荷物を持ったまま出勤し、会の終了後に最終列車で帰宅したのですが、ご存じのように現在の移動手段は自動車。
こちらも以前なら、高速道路で帰っていたのです。しかしこのところ、注意力を含めた気力体力の衰えを否定できなくなっています。安全最優先なので、昨日は金沢に留まりました。前振りが長くなりましたが、要するに今日は移動日。かつては交通量の少ない早朝にアパートを発つこともあったのです。
でもどうやら、睡眠状況が血圧に影響を与えているようなので、今日も意識してゆっくり起床。研究室でちょっとだけ仕事をしてから、自宅へ向けて出発。だから移動時間も中途半端。どこかでお昼を食べる必要があります。
候補はいくつか浮かんだのですが、できれば初めてのお店で、ちゃんとしたものを食べてみたい。ご存じのように飲食店を選ぶ際の鉄則は、繁盛していること。
しかも今回は、単なる繁盛ではなく「地元の方が利用している」こと。センセイは出先で食事する際、「とにかくお腹を満たす」場合を除いて、ファストフードやチェーン店には入りません。せっかくの機会なので、地元の方が通うお店にしたい。
でも実は、富山県に限っていうと、当たり外れが多い。(あくまで、センセイ個人の感想です。)そこで今回は意を決して、気になりながらいつも通過してしまう富山市婦中町の「ドライブイン こけ山」(こちらやこちら)に入ってみました。いつもお客さんが入っているのです。
店名には「こけ山」(写真)と「苔山」の、二つの表記が使用されています。右の白いクラウンが止まっていたので先客が...と思ったのですが、どうやらセンセイが初めてのお客さんらしい。そういえばこのクラウン、よく見るなぁ。
店内は30年くらい前の和風ドライブイン──死語なんじゃないだろうか──という感じ。テーブル席も多いだろうと予想したのですが、大外れ。8人くらい座ることができる「ロ」の字型のものが一つあるだけで、他は小上がりやお座敷。カウンターはありません。二階も宴会場のようです。
様子を確認していると、いかにも常連客という感じのお客さんが、次から次へと入ってきました。もしかしてセンセイは、招き猫?
それはともかく、美味しく定食をいただきました。決して外れではありません。ただし個人的に再訪するかどうかは、ちょっと微妙。で、なぜこのお店が気になっていたかというと、実は意外な理由が...。
予想外の組み合わせ、という方がより適切かもしれません。続きは、たぶん近いうちに。
■4月5日(金) シンクロニシティ ──奇跡は、存在する(ただの偶然かもしれないけど...)──
お昼休み、事務室へ立ち寄りました。今学期の受講生が確定し、その名簿が配布されているはずなのです。
センセイのメールボックスには、受講生名簿が。でもその下に、青い郵便物が存在します。頼んでいた仕事は電子データで送ってもらう手筈(てはず)なのですが、わざわざ郵送にしたのかなぁ。お金がかかるのに。
...あれっ?!差出人の欄には「・・・FP・・・」。「日本FP協会」に違いありません。思い当たる人物がいます。封筒を手に取ると、そこに記されているのはまさに彼の名前。ただし苗字だけでしたが。センセイはホントにびっくり。
信じてもらえないでしょうが、実は昨日、センセイは彼のことを考えていたのです。歳のせいか、あるいはそう遠くない将来にやって来る現役引退が頭にあるためか、この頃、地元のことや同級生その他のことを考える機会が増えています。
彼は高校の同級生。親しい仲ではなかったのです。でも3年間、越後線の同じディーゼルカーで通学したので、ある程度顔見知りになります。彼は抜群に優秀で、こちらは勉強しない不真面目な生徒でしたが。
転機が訪れたのは約20年後。センセイは前任校で学生募集と入学試験業務を担当していた──何だ、今と同じじゃん...──のですが、その時にチームを組んで働いた外部業者R社の女性の元上司が、彼。(わかるかな)
彼は著名な大学の哲学科を卒業後、R社に入社。尊敬を集める上司だったそうです。そのご縁で、彼女とともにR社本社近くの新橋で再開。帰省した彼を実家まで迎えに行き、激しい雨の中、最寄りの新幹線駅まで送り届けたこともあります。
玄関先で彼を見送っていたお母様は、数年後に逝去されました。前後して彼も「日本FP協会」へ移籍。
研究室に戻り封を切ると、手紙とともに写真の小冊子類が。直接の用件は、会員向けの会報『FPジャーナル』に、本学学生の資格取得体験談が掲載されたこと。((c)Japan Association for Financial Planners)
その際、センセイが金沢工大で働いていることを思い出してくださったようです。資料を読んで初めて知ったのですが、FP協会はバリバリの現役層だけでなく、改めて資産運用を考え始めた高年齢層や、これから実社会にデビューする学生諸君のこともきちんと考えているんですね。
当然といえば当然なのですが。手紙は見事にエレガントでエクセレント。センセイの筋が悪い文章とは対照的に、無駄が一切存在しない。まぁ、彼には昔からそういうところがあったのですが...。
奇跡は、確かに存在する。そして大切な願いは、必ず適(かな)う(かもしれない)。
■4月4日(木) 勘定が、合わない... ──魚津市内に全国初となる木造3階建ての小学校が開校しました──
富山県内のニュースを読んでいたら、ふと、目が止まりました。
魚津市内の小学校が統合され、新しく「星の杜小学校」が開校したというのです。少子化が進んでいるので、学校の統廃合自体はそれほど珍しくありません。でもこの魚津市南西部は、センセイが電車あるいは自動車で毎週行き来している地域。
記事をよく読みます。廃止されたのは海寄りの住吉小学校、丘の上にあった上中島小学校、そして山沿いの松倉小学校。これを住吉小学校があった場所に統合し、星の杜小学校を新築したのです。
新校舎は何と、全国初の木造3階建て。しかも使用した材木のほとんどが地元産。十数年前に、木造3階建て校舎の難燃化実験の報道を見たことがあるのですが、それがようやく実現されたわけです。
旧住吉小学校は、黒部市内に多くの工場を持つYKK株式会社を創業した吉田兄弟の母校。ちなみに、“YKK”の旧社名は「吉田工業株式会社」。創業者の名字に由来します。
グーグル・マップで位置関係を確かめてみると、グラウンドに白い文字が...。((c)Goole)白線で「140周年」と「2011」。しかもその間に、「吉」と書かれているようです。念のため調べてみると、住吉小学校の創立は1873年。写真が2011年に撮影されたものだとして引き算すると138年。
...勘定が、合わない。よくよく写真を確認すると、校舎側の数字は「2011」ではなく「2014」と書かれており、その一部が薄くなったようです。これなら141年。
う〜ん、ま、いっかー。
■4月3日(水) 一晩で、状況は一変 ──季節外れの寒さは明日で区切りを迎えるようです──
一変したのは、寒さではありません。誤解を招きやすいタイトルで、ゴメンなさい。
お伝えしたように昨夕、センセイはテストを終えた新入生から質問を受けました。内容は「明日の朝、校舎へ何時から立ち入ることができるのか」というもの。建物と、学生証の有無によって異なることを伝えます。
セキュリティ・システム──学生証にはICチップが内蔵されている──の関係でです。前後の様子からどうやら、まだ入学式の翌日にもかかわらず、仲良くなった数人が朝早く集まり、何か相談あるいは行動したいらしい。もしかすると「キャンパス・ツアー」かも。
グループで、学内の施設設備やアドバイザーの研究室を探検するという、一種のスタンプ・ラリー。お昼を頂くついでに、構内をちょっとフラフラしてみました。目的の一つは激励。
今日は、写真奥の建物(7号館)で、新入生を対象とした課外活動の説明会が開かれています。硬い響きですが、要するにクラブ・サークル活動など。
センセイはなぜか少林寺拳法部の顧問なので、新入部員獲得のために奮闘している部員を鼓舞(こぶ)したいのです。ついでに記念写真を撮影。写真は、7号館から部屋に戻る途中に撮影したもの。奥で男女の学生が談笑しています。どうやらキャンパス・ツアーの途中らしい。あるいは終えたのかも。
いずれにせよ一昨日、昨日の緊張感はない。手前の咲き始めた枝垂れ桜は、ここ数日の寒の戻りに戸惑い、咲くどころか震えているかのよう。しかし季節外れの寒気は抜けつつあり、明日の日中からはこの季節らしい気温に戻る見込みとのこと。
やれやれ。でも、溢れんがばかりの若者の生命力は、すでにその先を行っています。
■4月2日(火) 白い車 ──本日未明、金沢で積雪1cmを観測しました──
今日は見たままのお話。
センセイは今年度から1年生を中心とした留年生の担当から外れました。だから、このオリエンテーション期間中はかなり余裕があります。でも今日は午前中に事務方との打合せ。今回は約束の時刻までに準備を終えていれば良い。
早起きして出勤する必要はありません。何度かお伝えしたように、睡眠不足と質の不良がセンセイの高血圧の原因の一つと推測されるため、夜はできるだけゆっくり休むようにしています。今朝は夜明け頃に目が覚めました。外は静か。
トイレから戻り、念のために窓から外を確かめると......え"っ?!駐車場に並んだ3台の車がいずれも真っ白。夜中に雪が降ったのです。そういえば昨晩、アパートに戻ってから外が騒がしかった。でも4月にここまでの雪になるとは...。
気象庁アメダスの記録によると、金沢では未明の数時間、積雪1cmを観測したとのこと。ただしセンセイが目覚めた時、道路は無雪でした。写真は出勤時に撮影したもので、積もっていた雪はかなり消えていますが、右上方から流れるように降っているのは雪。
起床した時に撮影しておくべきだったな。昨晩に引き続き、車外気温計が2℃を指す中をセンセイはご出勤。打合せをし、新入生の能力別クラス分け試験監督を行います。それが終了する頃から、外が暗くなりました。
夜になったのではなく、雨/雪雲が迫ってきたのです。新入生からの質問を受け付け、学生にも早く帰宅するよう促します。
仕事に区切りをつけて退勤します。スーパーに適当な食材がなかったので昨日に引き続き、新潟産の子鯛を買い求めました。もちろん生。アルミホイルを敷いたフライパンで焼き魚にするのです。
スーパーを出たところで、雲行きが怪しくなってきました。しばらくその状態が続いたのですが、アパートに近づくと、猛烈な雪。みるみるうちに、道路を含めて、すべてが真っ白くなっていきます。冗談抜きで、まずい。こちらもお伝えしているように、積雪に夏用タイヤは対応できない。
雪が降り止むのと、アパートへの到着はほぼ同時。だから何も物理的な問題は起きなかったし、道路交通法違反になることもなかったのですが...。4月の金沢は明朝、再び雪とのこと。
大丈夫かなぁ...。
■4月1日(月) 西村センセイ、やや拙い鶯の鳴き声で目覚める ──学部・大学院の入学式が行われました──
1年の計は元旦にあり。年度の計は、年度初めは4月1日にあり。
だからというわけではないのですが、今日は入学式など行事が続くので、ちょっと早起きしなければなりません。昨晩は早めに就寝。椎間板ヘルニアはまだ完治していないため、昨晩まで神経に直接作用する鎮痛剤を服用していました。
副作用は眠気を誘うこと。昨日も、ストン、と意識が切れてしましました。そのせいか、今朝はすんなりと目覚めました。きっかけは鶯の鳴き声。
2週間くらい前の朝、研究室のある建物の3階でエレベーターを待っていると、窓の外の木に、独特の色合いをした鶯がとまっていることに気づきました。急いでポケットからカメラを取り出すと、(窓の向こうなのに)気配に気づいたのか、飛び去ってしまいました。
到着したエレベーターに乗っていたのは同僚。彼女によると、鶯の鳴き声を聴いたとのこと。実に羨ましい。今春、センセイはまだ鶯の鳴き声を聴いていなかったのです。大学キャンパスはそれなりに高い木々もあるので、鳥達が良く立ち寄ります。
雉(きじ)も。2回見たことがあります。でもアパート周辺は、斜向かいの公園を除けば田圃や住宅地ばかり。鳥の鳴き声を耳にすることは少ない。だから不思議に感じて目覚めたのです。
おかげでスッキリと起床できたので、そのまま早めにご出勤。出勤している教職員は、ごく僅か。写真は大学脇を流れる対岸に渡った時に気づいて、橋の欄干の隙間から撮影したもの。写真が赤っぽいのは、まだ早い時間だからです。
ご覧のように公園の桜が、開花し始めていました。まるで、ひとまず咲いたものの、これからどうすれば良いのかわからずに戸惑っている感じ。
テレビからは関東その他の桜の開花が報じられています。もちろんその通りなのでしょう。でもこのところ北陸地方は、ちょっとリズムが乱れがち。
寒い日が続いているのです。実は、富山県内はそれなりに桜が咲いているものの、意外にも石川県内に入るとまばら。そこに先週末からこの季節には珍しい寒さが加わりました。加えて今朝は時々雨。この条件下での、入学式です。
卒業式での登壇は、腰痛で見送らせていただきましたが、今日は礼服を着用して出席。壇上から、立場上センセイも関与した学部および大学院の新入生の表情を、その一人ひとりに幸あれと願い確認します。今日は式典だけで終了。夜になり、仕事に区切りをつけて帰宅しようとすると、外は雨。加えて、途中から霙(みぞれ)になってきました。
車外気温計は何と、2.0℃を指しています。そういえばこれを見越してか、構内の融雪装置が稼働していた。万一、雪が積もると夏用タイヤでの走行は不可能になります。
新入生はこれからの学生生活で、そしてセンセイは明朝の運転が気になって...。
■3月31日(日) 素人はついつい、年度末の予算消化だと... ──能生の弁天大橋が、新橋に切り替わりました──
今日は昨日と明日の中間の日......答になっていませんねぇ。
事実上、昨日が今年度の最後の日で、明日は紛れもなく新年度なので、今日はとても宙ぶらりん。というわけでセンセイは一晩だけ自宅に戻りました。新潟県内に入り、気を使う糸魚川市街地の2車線道路を抜けます。
やれやれ。この後は地域の拠点である上越市内まで一本道なのです。もちろん安全運転には気をつけますが、基本的には車の流れに従うだけ。あれっ?!
能生の中心部を過ぎたところで、大きな変化が。橋が、切り替わっています。弁天大橋付近の国道8号線が、去年から工事中だった新しい橋の方を通っているのです。なぜこのタイミング...。都市伝説の、余った予算を年度末に消化するため?
その時の映像はドライブレコーダーに残っているのです。でも激しい風雨で薄暗く、きれいな画像でなかったため、今日撮影したのが写真。先日お伝えした信号無視の現場と、ほぼ同じ位置関係です。
旧橋の海側に、新しい橋を建設していたのです。帰宅してから調べてみると、無理矢理予算を消化したのではなく、工事が計画が極めて順調に進んだため、早めに供用開始となったようです。
実際は、とにかく切り替えただけというだけで、まだ未完成部分が多く残っています。で、国土交通省高田河川国道事務所のプレスリリース(PDF)をよく読むと、センセイが毎週利用している国道8号線の状況が的確に説明されています。う〜ん、でも行間には、組織の維持のための理由づけ。
つまりアリバイ...。やはり都市伝説は、真実だった?!