2019年3月16日更新(2019年3月24日ページ移動)

──2019年3月第3週のニュース──

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3月16日(土) 前を走る車の運転手は、シートベルトを着用していない!? ──「メーターは1つだけ」のカブトムシ──

 今日は午前中に学会の仕事に区切りをつけてから、外でお昼を頂くついでに実家へ。

 高齢の両親の様子を確かめるべく、昨晩電話すると、食料の買い出しとともに殺鼠(さっそ)剤──ネズミ駆除剤──を買いに行きたいとのこと。暖冬のせいか「野ネズミが野菜を食い荒らして困る」そうな。
 実家に到着すると、家の前には甥の車。

 家に上がると、午前中に弟が、そしてお昼に甥がやって来て、買い物は済んだとのこと。彼らと競争をしているわけではないので、用さえ済めば問題ありません。
 父親が使用しているテレビのイヤホンを繋ぎ直し、母親から今シーズン最後の野菜を貰って帰路に。

 実家から自宅へは通常、国道116号線と同8号線を利用するのですが、その合流地点付近で、写真のフォルクスワーゲン・ビートルの後へ続く格好になりました。
 あれっ?!

 左側の運転席でハンドルを握る彼は、シートベルトを着用していないように見えます。

 一見すると道路交通法違反と思われるかもしれませんが、おそらく、そうではありません。彼は腰だけで身体を支える2点式のシートベルトを着用している可能性が高い。
 西村家が最初に買ったトヨタ・カローラも2点式でした。

 そして仮に、彼がシートベルトをしていなかったとしても、このビートルが1969年3月31日以前に製造され、その装備がない場合は違反にならないのです。何しろ、シートベルトがないので。
 写真(一部加工)は、交通信号で停止している時に周囲の安全を確認して撮影したもの。

 古いタイプのビートルですが、しっかりとメンテナンスされています。いわゆる「旧車」。

 フォルクスワーゲン“Volkswagen”を直訳すれば、「国民の車」(「国民車」あるいは「大衆車」)。ある程度以上の年齢の方には、「ドイツ版カローラ」という感じでしょうか。伝え聞くところによると、初期のビートルにはメーターが一つしかなかった(!!)そうな。
 どのメーターだったと思いますか。

 正解は、燃料計。

 スピードは外を見ればわかるし、エンジンの回転数や好不調、冷却の様子は音を聴けばわかる。本当に一つだったのかどうかは確認できませんでした。しかし、ビートルが自動車という存在を相当身近なものにしたことを示す逸話です。
 だから愛好家が多い。彼もその一人かもしれません(運転ぶりにそれを感じました)。

 自宅を出た時は晴れていたのですが途中で雨となり、写真を撮影した時は霰(あられ)。まるで冬に戻ったかのよう。

 このところ高い気温が続いていたので、来週後半にタイヤを夏用に交換しようかと考えていたのですが、さて、どうしよう...。



3月15日(金) 音質評価、実はここが難しい... ──自宅AVシステムの配線変更が完了しました──

 昨日、出張を終えたセンセイは、金沢ではなく新潟の自宅へ戻りました。今日は平日。入学試験の代休を頂戴したのです。

 腰と足の具合がまだ良くない──今回は回復が遅れている──ので、昨日の金沢─東京─自宅という移動は荷物を最小限に抑えました。しかし敢えて持ち運んだのが写真の物体。“ITT CANON”と呼ばれるオーディオケーブルの一種です。
 2種類の端子のうち、片方はカラオケのマイクの根本についているもの。

 3本の導線を使用した「バランス接続」というタイプの伝送方式で、外からのノイズへの耐性が高い。しかも他のケーブルと比較して抜けにくく信頼性が高いとか、ケーブルを接続する際にグランド(アース)から繋がるため、「バチッ!!」という音が発生しにくいなどの特徴があります。
 そのため業務用では、マイクロホン以外にも広く使用されています。

 何度もお伝えしているように、アキュフェーズのFMチューナー“T-1100”導入をきっかけとして、自宅AVシステムの構成をかなり変更することになりました。
 もともと、いつか手をつけなければならないと考えていたのです。

 今月に入ってから自宅にいる時間がほとんどなかったので、2週間かけて機器の再配置だけでなく、配線を変更したのですが、唯一未完成だったものが。
 それが“UDP-205”と、今回購入した“E-270”の間のバランス接続です。メインの配線ですが要するに、ケーブルがなかった。

 これまでは秋葉原で部品を購入し、自分でハンダ付けしてきたのですが、業務用の物を買った方が安いことがわかったので、金沢で入手しました。帰宅後、さっそく接続。
 デジタル出力を持つ機器の出力は、セレクターを介して“UDP-205”に繋がっています。さらにその先には、光ケーブル経由で“DAC-50”。

 つまり機器固有のアナログ出力と、“UDP-205”でデジタル・アナログ変換した音、そして“DAC-50”のアキュフェーズの音色。ここに、写真のケーブルによる“UDP-205”のバランス接続の音を再生できます。
 この音質の評価が、本当に難しい。

 音質の全体的な傾向は、ある程度はっきりしているのです。“T-1100”のアナログ出力はアキュフェーズの社名──「正確」+「位相」の造語──に相応しく、正確で端正な音。対照的なのが“UDP-205”。
 中低音はもちろんですが、高音域はやたら解像度が高い。

 でもバランス接続にすると、その欠点が目立たなくなるだけでなく、音の「線」が太くなり雰囲気を良く伝えるようになる。センセイの40年くらいかけての経験的な評価です。“UDP-205”の場合、高音域端には妙な癖が残るのですが、それでも全体的な傾向は変わらない。
 これをどう評価するか。

 “DAC-50”は黒縁のメガネをかけた、目立たない学生/生徒という感じ。よくよくつき合うと、低音から中音域の表現しにくい音まで渋く、しっかりと再生している。“DAC-50”と比較すると“UDP-205”は、頭一つ抜けた良さはあるものの、ちょっと目立ちたがり。
 想いはわかるんだけど、下半身が追いつかない感じ。

 でも実は、以上の評価に抜け落ちているものがあります。

 それは音量。機器の出力レベルはそれぞれ異なります。一応の目安はあるのですが、完全に統一されているわけではありません。しかもバランス接続の場合、原理的に出力は2倍(+6db)になります。音量が異なると、印象はガラッと変わるのです。
 音質の評価は、かように難しい。

 そうそう、そもそも“E-270”の音質を伝え損ねていました。これまで活躍してくれたDENONの“PMA-390RE”はとても有名なモデルで、音質は良い。価格対効果(いわゆる「コスパ」)では他の追随を許さないものがあります。
 しかし“E-270”が音を出した瞬間、音の粒子が細かく、しかも空間一杯に広がりました。

 特に小音量時の音質は素晴らしい。ただし、両者を単純に比較するのは、あまりにも可哀想。価格差はざっと10倍もあるのですから。

 以上の、スピーカーによる評価は購入後約30年を経過したTEAC製の“S-300”というモデルによるもの。加えて、STAXのイヤーシステム(メーカーによるメンテナンス済)でシビアに評価していますが。
 “S-300”のエッジもかなり傷んでいます。

 こうなると、う〜ん、次はスピーカーの買い替えかぁ!?



3月14日(木) 左内坂、逢坂、神楽坂... ──飯田橋や市ヶ谷は、坂の街──

 昨晩の送別会、宿題に無理矢理区切りをつけて参加したこともあってか、センセイはやや飲み過ぎ。

 いつもとあまり変わらない、割と早い時間にアパートへ戻ったのですが逆に、それが災いしてセンセイは飲み直し(よせばいいのに...)。おかげで、昨日のこのページはグチャグチャ状態。すみません。
 で、今日のセンセイは、ちょっとだけ早起き。

 学会の幹部会(「理事会」)が都内、法政大学で開かれるため、上京するのです。公務出張だし、相手のある大切な仕事なので、寝坊なんて絶対にできません。昨晩は何年ぶりに目覚ましをセットして就寝しました。
 もちろんベルが鳴る前に起きましたけど。

 身支度を整え、そして荷物をまとめてバス停へ。早めに行動したため、まったく問題なく金沢駅に到着し、北陸新幹線に乗車。速達型の「かがやき」の乗車率は、富山を発車した段階で約60%。平日なので、こんなものかしら。
 ...さて、どうしよう。

 今日は、用務を終えたら上越新幹線で新潟の自宅へ戻るため、洗濯物が入ったボストンバッグを持っています。ただしまだ左足の痛みが取れないので、休みながら歩行する必要があります。つまり、いつもすべての荷物を持っていられるわけではない。
 会場の法政大学は、JR中央線の飯田橋駅と市ヶ谷駅のちょうど中間にあります。

 全部持ち運ぶならタクシー他を利用する必要があるし、歩くのならバッグをコインロッカーに預けなければならない。

 いつもだったら、飯田橋駅から法政大学まで歩くのです。でも同駅西側の出口にロッカーはなかったと思う。それにそもそも飯田橋駅は現在、移転工事中でロッカーどころではないはず。そこで今回は一つ先の市ヶ谷駅で下車し、荷物を預けることにしました。
 3時間を予定していた幹部会は、2時間40分で終了。完全に予想外。

 これまでの経験から延長戦を覚悟していたので、センセイは遅い列車の指定券を持っています。その列車に乗ると自宅到着は、9時前になるので、食事を済ませて帰ると家人に伝えています。
 夕方には遅く、夜には早い。

 そこで、かつて三鷹・小金井に住んでいた時代に、受験産業のセミナーやテレビ収録──最近だとディープな上智──でフラフラしていた市ヶ谷駅近辺を散策することにしました。
 もちろんどこかで早い夕食を取ります。

 東京は坂の街。特に飯田橋から市ヶ谷付近は坂だらけ。

 市ヶ谷駅近辺にあまり美味しそうなお店がなかったので、橋でお堀を渡ります。左手には日高屋。大変お世話になっていますが、今日はその気分ではない。
 たまたま信号が青になったので、左足を引きずりながら道路を渡ります。

 目の前には小路。ただしこの先には洞雲字があるだけ。ひとまず右に向かい、すぐに左折します。ここは左内(さない)坂。地名はこの地を開いた名主の名によるとのこと。写真中央付近に飲み屋があるのですが、残念ながら準備中。
 引き返して別なお店で夕食を済ませます。

 人気アイドルグループ「乃木坂46」の隠れた(?)名曲に、「他の星から」があります。この曲はこの辺が舞台。曲の中に登場する飯田橋駅に向かって、ビデオロケ地の逢(おう)坂、そしてこちらも曲の中で言及される神楽坂と続きます。

 ...左内坂は、覚えているだろうか。



3月13日(水) こちらは新品。しかも最新鋭です ──DAコンバーター(ボード)を購入しました──

 再び、買い物ネタです。ただし、さすがに最終回。 [そのつもりでした]【お詫び】

 アキュフェーズのプリメインアンプ“E-270”導入に合わせて、オプションの“DAC-50”ボード(基盤)を購入しました(写真)。2枚目の写真のように、裏側の蓋を取り外して装着します。
 “E-270”の場合、使用できるオプション・ボードは1枚ですが、上位機種では2枚利用可能。

 例えばレコードを聴く場合、ピックアップ(針)から出力される信号はごくごく微弱──MM/MCという発電の仕組みで電圧・電力は異なる──なので、それを大きく増幅する必要があります。
 同時に、ご存じない方も多いと思いますが、レコードはRIAAという二つの時定数を持つカーブで高音が強調されて記録されているので、正しく再生するためには「イコライザー」(等価器)で、それを補正しなければなりません。

 このような微弱かつ繊細な信号の増幅、大電力を扱うプリメインアンプで取り扱うのは難しい。それにそもそも、近年はレコードプレーヤーを持っていない人も多い。
 そこで“E-270”他のモデルでは、本体のイコライザーを省略して、必要に応じて専用のボードを購入、装着する仕組み。

 ただし今回購入した“DAC-50”というボードは、このレコード再生用ではありません。右側の端子部分を見ると、上から“COAXIAL”(同軸)、“OPTICAL”、“USB”(パソコン他用)と記されています。
 このボードは、外部からのデジタル信号をアナログ信号に変換するDA(デジタル・アナログ)コンバーターなのです。

 このボードは最新モデルなので、CDなどのPCM(SPDIF)信号だけでなく、最近流行しているDSDにも対応しています。ちなみにUSB入力の場合、PCMのサンプリング周波数384kHz、32bit〔!!〕まで対応。
 1bit 2ch DSDは、最高11.2896MHz......。す、凄い。

 40年くらい前、44.1kHz、16bitのデータすらちゃんと実現できなかった──変換精度は14bit程度だっといわれている──当時を識(し)っている人間からすると、想像することが難しい。
 いわゆる「隔世の感」。

 “T-1100”を購入したお店で、「性能は20万円クラスのCDプレーヤー」と評価されるボードの中古品も見つけたのですが、今回は将来の発展性を考慮して、敢えてこちらを購入しました。
 ここに至るまでの事情を少々。

 センセイは30年くらい前から、音質の要の一つであるDA(デジタル・アナログ)コンバーターとして、TEACの“D-500”というマシンを20年ほどリファレンスの使用してきました。
 安月給──信じてもらえないでしょうが、現在もあまり変わらない──のなのに無理をし、期待して購入したら、予想外に音質が悪くてがっかりしたというモデル。

 ただし素性は非常に良いので、数万円かけて改造したところ、音質は劇的に向上。

 しかしデジタル技術の向上は日進月歩。さすがの「クラウンマーク付フィリップス“TDA1541A-S1”DAC」も、引退すべき時を迎えました。そこで評判が高かったケンブリッジオーディオの“Azur 650BD”を購入。
 評価すべき点はあるものの、う〜ん、イマイチ。

 状況が劇的に変化したのは、こちらも絶賛された“BDP-105D JPL”の導入。これをきっかけとして、同社製“SONICA”コンバーターと、それをさらにブラッシュ・アップした“UDP-205”を購入しました。いずれもマニア垂涎(すいえん)のマシンです。
 そして、確かに高音質。

 しかし、センセイの高品位システムで長く聴取していると、オーディオ評論家が高評価を与える“UDP-205”にも、その高音部分に妙な癖があることに気づきました。解像度は高いのですが......。
 そんな時にたまたまアキュフェーズ製“T-1100”FMチューナーを購入。

 そのアナログ出力は極めて正確。そこで、アキュフェーズのプリメインアンプ導入を機会に、同社のDAコンバーターの音質を確かめたいと考えました。もちろん同社製の最高級CD/SACDプレーヤー購入という方法もあります。
 しかしあまりに高すぎて、手を出せません。

 (今日は、退職教員の送別会で酔っぱらったこともあり)う〜ん、肝心のアキュフェーズ製プリメインアンプの音質評価にたどり着けません。想定外の延長戦です。ゴメンなさい。

 続きは近日中に。(たぶん)



3月12日(火) この20kgの重さが、腰痛の原因?! ──アキュフェーズのプリメインアンプ(中古品)を購入しました──

 2日続けて買い物の話題です。センセイ的には、仕事が進んでいないということを意味するのですが...。

 お察しの通り、今月2日、「ハードオフ富山天正寺店」でアキュフェーズのプリメインアンプを購入しました。“E-270”という現行の最廉価機種で、先月クリックしかけたものです。
 定価は33万円。

 なかなか手を出せない価格ですが、たまたま、前の所有者が僅か2ヶ月半ほど使用したものを、割安で販売しているのを見つけてしまったのです。
 これはもう、買うしかない。

 2年くらい使用したものが同じような値段でそれなりに出回っているのですが、ここまで短期間のものは珍しい。前の方は相性が合わなかったんだろうか...。
 すぐに購入手続きを行い、お伝えしたように新潟へ戻る途中に引き取りました。

 配達してもらっても良かったのですが、現物をこの目で確かめたかったのです。実際には質量20kgと非常に重く、狭い店頭で取り出すことはできませんでしたが。
 1枚目の写真は、重さに耐えながらやっとで取り出し、正面を撮影したもの。

 2枚目は背面ですが、白く並んだものはアンバランス入出力ピン端子の保護カバー。黒っぽくて良くわかりませんが、左下にはバランス入力端子があり、こちらは黒いカバーが装着されています。
 右側の赤黒のものは、大きなスピーカー端子。

 黒はグラウンド、赤が出力を意味します(通常の接続の場合)。普通ならば端子を赤黒黒赤の順で並べます。内側の二つで、出力とグラウンドが短絡(ショート)しないようにするためです。
 なぜアキュフェーズがこの順にしているのかはわかりません。

 左側に何もない部分──正確には上下にネジがある──が見えますが、こちらは後日ご紹介します。

 ひとまず各機器の容易ができたところで、AVシステムの再配置に取りかかったのですが、これがもう、本当に大変。“E-270”がとにかく重いし、傷をつけるわけにもいかない。
 今回の腰痛は、この作業がきっかけかもしれない。

 2枚の写真の右側に黒い物体が見えますが、これはラック最上段に収めておいたSTAXのイヤースピーカシステム“SRM-600 LIMITED”ドライバーを、作業のため一時的に待避させています。そして問題がもう一つ。
 家具店やホームセンターで売っているラックでは、奥行きがまったく足りません。

 3枚目の写真は再配置後のシステムの様子。各機器は問題なく収まっていますが、右側のアンプおよびチューナーの、“CANON”──カメラメーカーとは無関係──を用いたケーブルは、奥の壁とぶつかっています。
 ちなみに左下の業務用S-VHSデッキは奥行きが少々足りず、他の機器よりちょっと前に出ています。

 2日の晩に機器を概ね入れ換え、先週末にデジタル系の接続を一部変更して作業は一区切り。不足していたバランスケーブルが届いたので、今週末に作業は完了します。

 これで、高音質のアナログ系はもちろん、すべての音源に対して“SRC2496 Ultramatch Pro”を介することで、サンプリング周波数については32.0/44.1/48.0/88.1/96.0kHzを、データのビット長については16/20/24bitを自由に選択、変換した上で、Mac miniにデジタルのまま入力できます。
 変換時の聴感上の誤差を少なく感じさせる「ディザ」付加機能やコピー禁止/解除の制御も可能。

 正常に機能することは確認済なのですが、高品位になったアナログ機器で確かめてみると、オリジナルのサンプリング周波数およびビット長の音質には問題ないのですが、サンプリング周波数を変換すると予想外に、音質がかなり劣化しています。
 もしかすると“SRC2496 Ultramatch Pro”固有の問題かもしれません。

 保存のため、手持ちのアナログ音源を相当数デジタル化したのですが、当初はCDに焼いて管理、保存していたため、48.0kHzの音源は、ソニーの“MDS-501”MDレコーダーを介して44.1kHzに変換していました。
 その時も劣化を認識していたのですが、許容範囲でした。

 現在はCDではなく、SSDにデジタルのままファイルとして保存しているので、その制約はなくなっています。音源の残るものについては、再度保存作業をしようかしら...。話題がアンプからちょっと逸れてしまいました。

 肝心の音質については、改めて。



3月11日(月) 血圧と種々の環境の関係は、一筋縄ではいかないらしい... ──手首型の血圧計を購入しました──

 年初に、3年前に自覚したセンセイの高血圧の現状と原因についてお伝えしました。

 結論から言うと原因は、加齢に伴う自然の摂理、過度な塩分摂取、運動不足、ストレス、そして(関連しますが)睡眠の量と質の低下など考えられます。塩分摂取については、きちんとキンエン生活を続けています。
 現在では、食べ慣れていたものを塩分過多と感じられるほど、薄味に慣れました。

 塩分の取り過ぎが高血圧の主原因だったのかどうかはわかりませんが、その影響が相対的に小さくなってくると、今度はストレスと睡眠による変化が目立つようになりました。状況によって、データが目まぐるしく変化するのです。
 そこでまず実行したのが、「重役出勤」。

 金沢工大に赴任後、センセイは基本的に6:30前後に出勤していました。他の教職員の出勤前に頭を使う仕事を片づけるためです。

 でも、健康管理の観点からするとどうやら、好ましいことではないらしい。そこで、センセイも重役(入試部長)だと割り切って、意識してゆっくりと起床し、職員の業務開始時刻前後に出勤することにしました。
 その効果は大きく、通常の起床時の血圧はまったく問題ないレベルに。

 しかし仕事を終えた夕方になると、やはり血圧は高い。また、出先での様子はまったくわかりません。上腕型の血圧計(中央。左は「カフ」)を持ち出すことが難しいからです。
 そこで先月末、持ち出しが容易な手首型(中央奥)を購入しました。ポイントは得られたデータの互換性。

 上腕部と手首では条件が異なるので、まったく同じデータを得られるとは考えていません。でもそれなりの信頼性を担保できないと、測定する意味がありません。
 そこで約2週間、できるだけ同じ条件で血圧を測定し続けました。

 最初の頃は、得られた数値がバラバラ。冗談抜きでどうしようかと思ったのですが、慣れてくるとそれなりに一貫した数値を得られるようになりました。
 現在のところ許容範囲内ですが、手首型は上腕型と比較して最高が少し高く、最低は低めに出る傾向があります。

 実は、先週初めから酷い腰痛に襲われており、一時は歩行が困難なほどでした。専門医を訪れてX線およびMRIによる検査を受けたところ、椎間板ヘルニアとの診断。
 当面は対処療法で症状を抑えます。

 で、血圧はというと、猛烈に上昇しています。精神的なストレスはそれほどではないのですが、痛みで身体は悲鳴を上げているらしい。シンポジウム終えて帰宅した夜は、これまでの最高血圧を記録してしまいました。
 先月の感染性胃腸炎の際も、血圧はかなり高い状態が続きました。

 その一方で、A型インフルエンザに罹患した時のデータは、実に興味深い。発病初日の夜は譫妄(せんもう)に近い状態が発生したのですが、血圧は正常。タミフルの効果で解熱した後は信じられないくらいの低血圧。
 ただしセンセイとしては、ですが。

 というわけで加齢に伴う健康管理のため、移動および出張の際に持ち出す品が一つ増えてしまいました。トホホ。



3月10日(日) まるで何ごともなかったかのように、日産プリメーラは存在していた ──各駅停車で金沢へ移動しました──

 実はいろいろあったのですが、結果的に今日は、各駅停車を乗り継いで金沢へ移動しました。先週と同じルート、同じ列車ですが、相違点もいくつか。

 まず、塩分が気になるので、(美味しいけれど)直江津庵はパス。また前回は山側(南側)に座ったので、今回は海側(北側)にしました。薄曇りで、西へ行くほど雲が厚くなることが予想されためです。客層も異なります。
 先週のような観光旅行客は僅か。

 でも一番予想外だったのは、車窓の風景です。北陸新幹線の開業に伴い、新潟─金沢の移動手段として慣れ親しんだ電車を利用しなくなってから4年が経過。在来線にも時々乗っているのですが、多くの変化を見落としていました。
 大きな工場がNEC系から京セラに替わったり、古い工場が更地になっていたり。

 田圃を埋め立てて真新しい住宅が建っている一方で、廃屋は確実に増えています。座席の関係で前回は気づかなかったのですが、高岡駅に隣接して大きな看護学校が開校していました。
 周囲の古く、小さな民家や商店と対照的。

 富山県最西端の石動(いするぎ)駅は、お洒落な橋上駅に生まれ変わっていました。旧駅の西側には有名な蕎麦店があったのですが、跡形もなくなっていました。
 ただし引き続き営業していらっしゃるようなので、たぶん新駅舎内へ移動したのでしょう。金沢とご縁がある間に、訪れてみたいと思っています。

 当たり前ですが、地形は変わらない。そして建物やお宅の多くは、この4年で少し交替しつつも、多少疲れながらもほぼそのまま。そして、なぜか残っているものも。
 それが写真右側の黒っぽい車。日産の「プリメーラ」です。

 ここは直江津駅の西。左側2棟のアパートの駐車場に止められています。「駐車場なのだから当たり前だろう」と思われるかもしれませんが、まず、前輪がパンクしています。廃車ならわかるのです。
 でもナンバープレートは付いたまま。公道を走行できる現役の自動車です。

 しかもこの状態が10年前後(こちらこちら)継続しています。海側(北側)なので、先週は見えませんできませんでしたが今回は懐かしさを感じながら、しっかりとこの目で確認しました。

 それにしても、なぜなんだろう。


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