2021年12月25日更新(2022年1月2日ページ移動)

──2021年12月第4週のニュース──

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12月25日(土) みりんは、偉大だ ──再びダイコンの煮物を作りました。及第点です──

 昨日お伝えするつもりだったお話。

 今日、大荒れの天気の中を新潟の自宅まで移動したのですが、金沢を離れる前に、あるアイディアを試してみることにしました。大それたことではなく、ダイコンの煮物作りです。センセイにとって、3回目の挑戦。
 前回および前々回は低塩分の出汁(+2回目は醤油)で味付けしました。

 写真は昨晩撮影したもの。今回、お皿からはみ出た──移籍の際、もっと大きな皿を買うべきだった──アジの素焼きは脇役。メインはダイコンです。ただし、実際に作ったのは一昨日の晩。それを丸一日、寝かせておきました。
 基本的な調理方法は前回と同じ。

 要するに皮を剥いて輪切りにし、煮るだけ。でもそれだけだと進歩がないので、残された課題の解消を目指しました。問題は、食べる人を惹きつけるコクのような力と、食感。
 まろみと表現すべきかも。

 まず、これまで同様、包丁で輪切りにして切れ込みを入れます。今回はすべて半分の半月状に。できるだけ土鍋に浸すためで、深い意味はありません。
 これまで通り、低塩分の出汁で30分ほど下茹で。

 お湯を切って再び出汁を入れ、加熱します。お察しの通り、ここで登場するのがみりん。センセイはお酒しか使ったことがないので、それに準じた量を鍋に加えます。
 面取り──角の部分を切り落とすこと──はしていません。食べるのはセンセイだけだし、端材がもったいない。

 後はひたすら弱火で煮るだけ。この間に、焼きそばを作ってそれをいただき、年内最後の講義の記録その他を作成。土鍋に戻ると、おぉ、これは想定外。何と水分がかなり蒸発してしまい、土鍋の底が見えそう。
 危ない、危ない。

 考えてみるとこの時点で、約2時間煮込んでいました。さらに1時間煮て、一昨日の作業は終了。それを冷まして──といっても、実際には単なる放置──翌日、アジを焼きながら再加熱したのが写真の煮込み。
 で、出来映えはというと、辛目に採点しても十分に及第点。

 みりんのおかげで照りが出ており、食感は大きく改善されています。最も肝心な味も、ある種の「甘み」があり、しかもダイコンという素材とかなり馴染んでいます。新たな課題を挙げるとすればどこか、「作った味」がするということ。
 調味料の力に依存しています。

 素材の魅力を引き立てるのとは、少し違うような...。この点はやはり、日本酒の方が優れているように思います。もしかすると、みりんを使い切った後のセンセイのアパートには、一升瓶が置いてあるかも。

 それはともかく、みりんは偉大だ。



12月24日(金) 知らなかった...。そして、恥ずかしい ──「拡大鏡」、それなりに使えます──

 今日は予定を変更して、初めて知ったことを。

 講義は昨日が年内最後。年度末が近づいているため、今日は受け持ちの学生との面談その他でずっと在室しました。休憩時間にネット上のニュースを読んでいたのですが、その中にiPhoneなどOnの話題が。
 記事で紹介されていたのは「拡大鏡」。

 それがVer.10以降は標準装備されているとのこと。「拡大鏡」はもちろん虫メガネのことですが、それとiOSと何の関係があるのでしょう。
 読み進めます。

 すると、おぉ、装備しているカメラ機能を活用して、写っているものを画面上で拡大して表示することができるとのこと。知らなかった...。
 ちなみに、こちらにはさらに詳しく紹介されています。

 記事は最新機種に関するものなのですが、昨年買い替えたセンセイのiPhone SE(2nd)も内蔵しているそうなのですが、それらしいアプリのアイコンは見当たりません。
 確認すると、古いバージョンは「設定」→「アクセシビリティ」→「拡大鏡」をONにする必要があるとのこと。

 操作してみると、おぉ、見事にアプリのアイコンが表示されました。実際にWindowsマシン──といってもハードウェアはMac mini──用のキーボードを撮影してみたのが、写真。
 本来の画面は横長なので、左側をトリミングしています。

 素晴らしい。センセイは加齢で老眼が進んでいるので、裸眼だと細かい文字を読み取ることができません。もちろん老眼鏡を使っているのですが、常に所持しているわけではないので、目を凝らして読む場合も。
 外出時はIPhoneを常に身に着けているので、いざという時には役立ちます。

 ...そして、恥ずかしい。トホホ。



12月23日(木) フライパンを使わない低塩分の焼きそば、コレで十分実用になります

 先々週お伝えした低塩分焼きそばの続き。ほぼ完全に実用レベルに達しました。

 この間、もう1回だけ焼きそばを作ってみたのですが、改めて意識したのが麺の扱い。何しろグリルで焼いているわけですから、全体に調味料の味が回りにくいのは仕方ない。でも麺が他の材料となかなか馴染みません。
 この点は最初から意識していたのです。

 だからこそ最初のうちは麺に水を掛けてから電子レンジで加熱していたのですが、これだとコシがなくなります。ヘタをするとただの塊に。
 そこで現在は袋に入れたまま──封を切ってもたいした差はない──電子レンジに。

 これでコシは残るのですが、今度は麺の一部がほぐれないという問題が発生しました。これはフライパンで炒める時も同様です。本格的に調理する時は、ここで「ある物」を使うのです。
 それはお酒。

 一升瓶入りの二級酒を買ってきて、(中央ではなく)口の部分を握って持ち上げ、親指で入れる量を調整しながら麺に掛けます。できるだけ散らすような感じ。
 日本酒がない場合は最悪、水で代用できます。

 そこで今回、500ml入りの本みりんを買って、加熱後の麺に掛けました。実は酒税上、本みりんはお酒扱い。実際、成分はお酒そのものの。
 みりんの方がお酒よりも甘みが強い。

 写真はその場面ですが、麺が面白いようにほぐれます。この上に加熱した野菜を載せて、少し時間をかけて弱火で加熱します。イメージ的には蒸らすような感じ。何度か入れ替えた後、ソースを掛けてできるだけ味が行き渡るようにします。
 少し味付けした豚肉を載せて、今度は強火で一気に焼きます。

 さっそく頂いたのですが、麺の馴染みは期待通り。でも予想していなかったのが、味の全体への行き渡り方。全然違います。口当たりもまろやかだし、明らかに甘みが増しています。麺の食感も確実に向上。
 もちろん課題も。

 今回は写真撮影もあったため、みりんが多めに入ってしまいました。その分、味にしつこさを感じます。みりんって、強い力を持っているんですねぇ...。でも改善は容易。これなら調子に乗って、昔取った杵柄。

 調理用に、紙パック入りの日本酒を買おうかなぁ。



12月22日(水) アパート近くの改築中のお宅は、母屋の工事をほぼ終えたようです

 結果的に2日続けて増改築工事のお話。約1カ月半ぶりに、大規模改築&別棟新築中のお宅の現状報告です。

 当地の今週半ばの天気は、予報よりもやや良い方向にずれています。個人的には、歩きやすいので素直にありがたい。健康維持のため、歩数も確保できるし。日中、雨がほとんど降らなかったので、講義の間にアパートへ戻りました。
 その途中、ふと気づいて1本隣の道路から撮影したのが写真。

 最初クレーンを装着したトラックが目に入ったので、今度は何の工事をしているんだろうと訝りました。右側の母屋(?)にしばらく、工事用の足場が組まれていたのです。
 つい先日それを撤去。

 それにもかかわらず、再び作業用の車が見えたため違和感を感じたのです。でも実際はご覧のように、今日の作業は造園業者によるもの。
 どうやら、めでたく母屋の工事をほぼ終えたようです。

 このお宅、左側の新築部分は理解しやすいのですが、母屋についてもかなり手を加えるという徹底ぶり。1ヶ月前、それがひとまず収まったのですが、今度は足場を組んで外回りの作業。
 後から考えると、この段階で内部の工事を終えており、外壁の塗装をしていたようです。

 他方、新築部分はというとなかなか作業が進まないという印象を受けます。でもこれは当たり前、内部の細かい作業は人力に頼るので、どうしても時間がかかってしまうのです。
 拙宅もまったく同様でした。

 帰宅時に再び現場を通ってみると、新築部分ではまだ作業中。2階は壁と天井板が設置されていましたが、1階はまだ柱や斜交(はすか)いが剥(む)き出し。若夫婦への引き渡し、つまり人が住めるような状態になるのは、1か月後くらいじゃないかと思います。
 それにしてもこれだけの大工事。

 いろいろな意味で施主様と、それを引き受けた業者に頭が下がります。



12月21日(火) 書店「うつのみや」の隣、「田井屋」で増築工事が始まりました

 今日はタイトル通り、そして見たままのお話。

 今夏のオープン以降、センセイは食料品調達のため、週に2回程度大学近くの「ゲンキー扇が丘店」は同店を訪れています。2週間くらい前に突然、不可思議な変化がありました。「ゲンキー」そのものではありません。
 その手前。

 金沢工大は写真の奥に位置するのですが、そこから「ゲンキー」へ行くためには写真左側にある交差点を左折する必要が。そこにあるのが写真中央の「株式会社田井屋」。
 その右隣(写っていません)には「株式会社うつのみや」が運営する「うつのみや金沢工大前店」があります。

 両社が共用する駐車場に突然、カラーコーンが設置されたのです。同時に「田井屋」の出入口が急遽変更に。裏口のようなところから入ります。
 あれよあれよという間に重機が運び込まれ、工事用のフェンスとプレハブの小屋が建築されました。

 でもこの頃はまだ、何の工事か記されていなかったのです。昨日は雨がちだったのですが、晴れ間を見てピーナッツを購入すべく現場を訪れると、おぉ、写真左側で工事の名称を記していました。
 それによると「田井屋」の増築工事。

 すでに白い建物の左端では、鉄骨の一部が解体されています。同店は包装関係の商品を手広く扱っています。ごく最近は、コロナ禍で持ち帰り弁当用の容器がヒットしたようです。
 調べてみると「田井屋」は明和2年(1765年)の創業。

 もう250年以上もの歴史を持つということになります。現在の株式会社になったのは昭和29年(1949年)。金沢市中心部にお店を構えていたため、現在でも「片町きらら」の地権者なんだそうです。
 センセイが金沢工大に移籍した当時、この場所には「さまほん」こと「王様の本屋」(たぶん)がありました。

 同店の閉店後しばらくして入ったのが、「うつのみや」と「田井屋」。2007年にも写真左側、黒っぽい建物の「包装機械メンテナンス工房 TAIYA FACTORY」を増築しています。つまり商売繁盛で、お店が手狭になったということのようです。
 ご同慶の到り。

 西村センセイ、金沢の人は全体として、あまり商売が上手でないという印象を持っているのですが、専門店となると別。隣の「うつのみや」も明治12年(1879年)に小松市で開業したそうです。
 140年以上の歴史です。

 大学近くにこの春移転してきた寝具店「乙丸屋」は明治26年(1893年)の開業。

 こういうところは素直に、偉いなぁーと思います。



12月20日(月) 落花生は野菜だった。よく考えてみれば、当たり前なんだけど...

 事の起こりは、今月上旬。

 家人の依頼で、県内にある義理の叔母宅を週末に訪れました。主目的は彼女が育てた白菜や大根、玉葱などの新鮮な野菜を頂くこと。叔母はセンセイの母親同様、ホントに上手に野菜を育てます。
 それをトランク一杯頂きました。

 積み込みを終えて叔母宅に上がり、しばし近況報告など。その際、お菓子とともに出されたのがピーナッツ。小粒で少し焦げています。
 なぜ、ピーナッツ?!

 何と、叔母が自分で育て、それをフライパンで炒(い)ったというのです。新潟で栽培できるなんて知りませんでした。(内心恐る恐る)手を伸ばすと、これがホントに美味しい。こんなにものは初めてです。
 殻(鞘)付きの生のものを少し分けてもらいました。

 センセイは基本的に夜のニュースを録画しておき、早送りでざっと内容を確認します。ただし料理の都合などによって、変則的になることも。
 野菜を貰った翌週木曜日もそうで、チャンネルを切り替えていたらたまたまNHKの「日本人のおなまえ」に。

 その日は「こじるり&山里も初耳! 千葉の底力ナゾ解き旅」と題して、千葉県の魅力を紹介。そこに何と、八街(やちまた)市特産のピーナッツが登場。
 育てた農家の方が花生を野菜のように美味しく調理し、皆で美味しそうに頂いています。

 ...というか、良く考えてみると落花生は豆類。要するに、野菜。

 で、家人が炒ってみました。初回は叔母同様、ちょっと焦げて苦みが出ていました。先週末に2度目の挑戦(写真)。これが、まさに野菜。野菜独特の甘みもあり、いくらでも口に入ります。落花生は火山噴出物が積もって形成された八街のような土地に向いているそうです。
 対照的に、新潟の平野部は粘土質。

 不向きな土地でこの味なのですから、千葉の新鮮な落花生はきっと、とんでもなく美味しいんだろうなぁ。



12月19日(日) 空調事業部見積調達課のセンセイ? ──今日は年賀状曜日──

 正確に言うと、年賀状を整理したのは昨日。

 今日はいつも通りに金沢へ移動しました。ただしこれまでと違って、今シーズン初めての雪道。昨晩はちょっと雪が降ったのです。場所によって積もり方は違います。今回は上越市(直江津)付近と、富山県の東西の端にそれなりの雪。
 身の危険を感じるほどではないのですが、やはり慎重に運転する必要があります。

 結果的に、所要時間はいつもより15分長く、トータルの燃費は-15%もの大幅減。まぁ、考え方によっては、その程度で済んだと解することも可能ですが。
 で、年賀状。

 昨日取り組んだのは、情報を確認しながら宛名ラベルを貼ること。この春の年賀状の一部は大学に届くので、それを自宅到着分とマージし、喪中などによる年賀欠礼の情報を加えます。
 必要な分を一気に印刷します。

 注意しながらそれを年賀状の表面に貼ります。ラベルは横長なので、どうしても少し斜めになりがちなのですが。整理の途中で気づいたのが、写真のもの。
 大学に届いています。つまり仕事関係。

 最初は気づかなかったのですが、ふと、センセイの所属に目が止まりました。「空調機器部 見積調達課」。おぉ。

 当たり前ですが、宛名ラベルは表面の中央より上に貼ります。そこには郵便番号も印字されているのですが、このままでは最上部の郵便番号欄は空白。
 つまりこのままでは仕分機が番号を読み取れません。

 転居などがあるので、宛先に関する最終チェックを兼ねて、頂いた年賀状と照合しながら郵便番号を手書きで記入します。今回も1件、教え子がご自宅を新築──おめでとうございます──したようで、情報が食い違っていました。
 貼付済のラベルを何とか剥がし、ペンで新住所を..え"っ?!

 今度はセンセイのミス。年賀欠礼分はラベルの宛名印刷から除外したはずなのに、漏れが1件あることを発見。もう少しで、とても失礼なことをしてしまうところでした。ヤレヤレ...と思ったら、(再び)え"っ?!
 何と、貼付済の全ラベルにミスが...何てこった、

 かなり注意しないとわからないミスだし、何より全て貼り終えてしまったので、失礼ながらこのまま使用することにします。受け取られた方のために何がミスかを探す、お楽しみと解釈することにします。
 それにしても、情けない。

 トホホ。

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