2021年2月20日更新(2021年2月28日ページ移動)
■2月20日(土) 泥まみれのエンブレム ──富山県東部および西部はかなりの積雪でした──
週末なので新潟の自宅へ戻りました。でもこれが、本当に大変。
お伝えしたように北陸地方は今週半ば、大雪になりました。それでも金沢は大したことなかったのです。雪国育ちのセンセイは2日目に、歩きやすい普通の靴で出勤したほど。ただし雪国用のウォータープルーフですが。
ただし歩行と自動車の走行は全く別。後者は雪に弱く、慣れていても運転はそう簡単ではありません。しかも西村センセイ、今回の帰宅では大ポカをやってしまいました。除雪のために鉄製スコップをアパートの玄関に入れておいたのですが、帰宅する際に積み残してしまったのです。
数km走ったところで気づきました。いろいろ考えたのですが、今回は戻らずに安全、慎重な運転に徹することにします。何とか自宅に戻れば、路上の雪は週末の好天で消えるはず...と踏んだのです。結論から言うと、適切であると同時に甘い判断でした。
それでも石川県内はあまり問題はなかったのです。でも中山峠を越えて富山県に入った瞬間、様子が一変。
小矢部、砺波など県西部は雪の積もり方が金沢と全く違います。あらかじめ気象庁のアメダスで調べておいたのです。されど今回は、予想以上の積雪。
いつもは峠道のカーブをエンジンブレーキとハンドルだけで快適に走行するのですが、今回はギヤを1段下げます。雪が降ってから既に数日経過しているので、主要部分は除雪済。
ただし道路上、部分的に圧雪が残っており、時々、「ガガガ」と上下に激しい衝撃。ここでスタックを起こしたら、自力では全く対処できません。慎重にハンドルをさばき、何とか富山市内へ。富山市(旧婦中町)千里(ちさと)の千里トンネルを抜けたところで撮影したのが写真。
ここは神通(じんずう)川左岸沿いにある断層の上。突然、目の前に富山平野──実際は扇状地の集合──が開け、その奥に立山連峰がそびえ立ち...はず。実際、センセイの場合、年に1回あるかないかくらいの頻度で絶景を愛でることができます。
自由に行動できるのなら、少し離れた呉羽山公園展望台から富山市中心部と立山その他を一望できるはず。残念ながらセンセイは逆に、北陸新幹線や旧北陸本線の車中から展望台を見たことしかありませんが。成願寺(じょうがんじ)川を渡って立山町に入るあたりから雪が再び深くなりました。
隣の上市(かみいち)町では除雪車に続いて走行するような格好に。もちろん除雪していただけるのは有り難い。でもノロノロ運転だし、除雪車は路側に雪の壁を作ります。いつものように「里山の駅 つるぎの味蔵」で休憩するつもりだったのですが、文字通り除雪後の雪が壁となり、断念。
魚津市から朝日町にかけての県東部はさらに深い雪。国道はきちんと除雪されているのでしょうが、センセイは現在、市町村道を走行中。部分的に高さ10cmくらいの圧雪があるなかを走行します。たぶん一度でも停車するとスタック。できるだけ一定速度で走るのですが、時々、今までに経験したことのないような衝撃。
車内のいろいろなものがひっくり返ります。(実話)冗談抜きで、サスペンションに不具合が発生したり最悪の場合、タイヤがパンクするかも──地震で段差ができると、すぐにパンクする──と心配したのですが、そこはさすがにBMW。
何とか無事に、新潟県に入ることができました。実は今週後半、富山および新潟県内は高速道路を含めて。あちこちで通行止めが起きたのです。県境から青海(おうみ)までの親不知(おやしらず)付近もその一つ。険しい道が続く──ただしBMWで運転していると楽しい──のですが、数時間通行止めに。
大型トラックが数台、雪で動けなくなったとのこと。倖い、並行する北陸自動車道の通行止めが解除された後だったのですが、それでもかなり混乱したはず。もちろん通行止め解除を確認してから走行経路を選択しています。実際、国道8号線上に雪はほとんど残っていません。
その代わり、あちこちに大型の除雪車。国土交通省北陸北陸地方整備局がメンツをかけて除雪したのです。続く上越市も今回、再び大雪に襲われたのですが、やはり国道はほぼ完全に除雪されています。旧大潟町や旧柿崎町の雪は大したことありません。
1月はとんでもない雪だったのですが。ずっと強いられた緊張感がうまく解けないまま無事に自宅到着。もちろんそれ自体は言祝(ことほ)ぐべきこと。ただし車を車庫に納めて車外に出てびっくりしたことが。車体全体が泥まみれ。しかも数カ所に小さな傷。
あまりにも可哀想なので、実家へ向かう前に3週連続で洗車しました。今晩、そして来週の前半は雨ないしは雪になることがわかっていても、です。
鉄製スコップを載せるために戻らないというセンセイの今回の判断。全体的には比較的合理的なのですが、現実と照らし合わせて考えると、状況認識が甘かったと指摘されてもしかたないと思います。
もちろん現地の状況を確認する手段が限られているため、総合的な評価は難しいのですが。それにしてもEV化、そしてそれに先行するAT化を考えると、こんな車はもう、二度と手に入らないんだろうなぁ...。
■2月19日(金) 「もっと、欲しい...」 ──塩分がもたらす負のスパイラル──
大雪でお伝えし損ねていた話題。写真は今週水曜日に撮影したもの。
前の日の夜から雪が降り始めたのですが、お伝えしたようにその日の朝の積雪は数cm。大したことはないだろうと考えて、その日の予定を考えます。仕事の段取りはもちろんですが、お昼の食事や夕食の準備を含めてです。
炭水化物は適当な量を、食物繊維は十分な量を既に確保済。大学到着後、雨雲レーダーで様子を確認して当初案通り、お昼は最寄りのスーパーで「高タンパク+低塩分(+低脂肪)」の何かを買い求めることにします。ところが肝心の仕事でちょっと躓き、作業は見込みより30分遅れ。
西から雪雲が迫っていることはわかっていたので、降り始めまでの時間を予測し、身支度を整えて校舎の外へ...え"っ!?雪と風が急に強くなりました。いくら高解像度といっても、現在の科学技術ではまだその詳細まで予測できる能力はないのです。雪靴を履いてコートを着込み、傘を持っていましたが、あっさりと外出を断念。
傘は雪に強いものの、風には弱い。それに水曜日はとても冷え込んでいました。大学食堂も考えたのですが、今週は食べられそうなものがないことを確認済。大学を出たばかりのところにある「V・drug」すら行く気になれません。
売店で何かを買うことに。これなら外へ出ずに済むのです。学内に学生はほとんどおらず、しかも教職員の大半は食事を終えている時間。予想通り棚に並べられているものは極めて限られます。
僅かに残っているお弁当類もチェックしたのですが、塩分量でパス。もちろん麺類はあり得ない。ふと写真の、丸大食品の「サラダチキンスティック」(148円)に目が止まりました。3種類並んでいたのですが、塩分量(最下部)から「ゆず胡椒」を選択。
内容量は60g、原産国はタイです。丸大食品のホームページに、とても近い商品はあるのですが、この品そのものは掲載されていません。理由についてはわかりません。
研究室に帰り、いよいよ実食。最初の印象は、加工食品の薄っぺらい味──「薄味」とはまったく別物──であることをわかった上で、「美味しい」。次いで、「もっと食べたい...」。
たぶんこれは、主に塩分によるもの。写真にあるように「1.0g」は内容量60gに対してなので、100gあたり約1.7g。かなりの高濃度なのですが、食べ続けているうちに塩分に対して感覚が鈍麻(どんま)してしまう。
それどころか、「もっと、欲しい...」と感じてしまいます。これは我々の共通の先祖である海生動物が陸上に上がったことによるもの。海の中には十二分の量があるにもかかわらず、陸上ではほとんど存在しないNa+を、我々のDNAは追い求めてしまうのです。「美味しい」という形を取って。
実際、素焼きの肉そのものは、素材の美味しさに溢れているものの、それだけを食べ続けるのは難しい。...でも、ひとたび塩分の罠に落ちたら、続くのは負のスパイラル。
残念ながら今回はコケたけど、やはり、できるだけ加工食品は避けて低塩分を心がけるようにします。で、本日夕刻のいわゆる最高血圧は118mmHg。暖房がほとんど効いていないなど、かなり厳しい条件下での記録。
客観的には、良い数値です。なお以上の記述は、当該商品や同社の批判を意図しているわけではありませんので、決して誤解なきよう。
■2月18日(木) こんな所でも... ──出勤途中、住宅の解体工事現場に出くわしました──
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
朝起きると倖い、新たな積雪は僅かです。むしろ問題は寒さ。相当冷え込んでいます。
事故が怖いし、健康維持のためにも、昨日に引き続き徒歩で出勤します。徒歩、自転車、そして自動車のいずれもたいてい決まったルートを利用するのですが、今日はある区間だけ1本隣の道路にしました。
除雪状況、要するに歩きやすいかどうかの問題です。今日選んだ道は、大学裏に至る直前で行き止まりとなります(だからふだんは利用しない)。“T”字路が迫り、道路左折していつもの道路へ出ようとしたその時、強い違和感。ただし事態をすぐに理解することができませんでした。
実はまだ薄暗かったし、現場が雪を被っていたためです。まず、道路脇のお宅の壁が何故かスカスカで、しかも隙間から向こうが見えます。そして何と、家の中にドカンと居座るのは、重機。緑色のそのアームには「北陸斫開発(株)」。
わずか2週間で再び、解体工事現場に出くわしてしまいました。昨日は隣の道路を往復したのですが、出勤時は死角に入るし、帰宅する際は既に非常に暗くなっていたため、解体にはまったく気づきませんでした。
記憶に間違いがなければ、ここにはつい先日まで目立たない住宅がありました。「どう見ても空き家」という感じではなかったはず。ただし印象が薄いのは、すでに生活しなくなっていたからかも。先々週のお宅の場合、その日の夕方にはこの状態になり、数日のうちに完全な更地になっていました。ここも同じ経過を辿るものと予想されます。
解体についてはお伝えしたばかりなので、同じ話はできるだけ繰り返さないようにしますが、世代交代が急速に進んでいます。そしてこれは、明日とは言わないまでも「明後日は我が身」の問題。
いろいろ考えさせられます。このところいろいろ歩くようにしているためか、帰宅して測定したいわゆる最高血圧は110mmHg。最低の107mmHgに次ぐレコードです。今日は雪かきをしていないのですが...。
■2月17日(水) 「す、すみません...」 ──歩いていても、危険はやって来る──
予報通り、昨晩から金沢は雨から雪に。
目覚めると外は静か。ある程度雪が積もっているに違いありません。窓を開けると積雪は数cm。覚悟していたよりは少ない。何とか耐えられそうな風の強さだったので、お伝えしていた通り、徒歩で出勤することにします。
やはり事故が怖いので。いつもの雪の降り始めと同じ状況──こんな感じ──だったし、何しろ風があって寒いので、撮影はしませんでした。ちょっと早い時間ですが、多くの人が通勤通学に入ったり、出勤の準備をしていたりします。
後者は、例えば自動車に積もった雪下ろし。窓の曇りを取り、室内を暖めるために暖機運転を始めた上で、専用の器具で車体の雪を取り除いています。融雪装置の水溜まりを避けながら、幹線道路を渡って再び住宅街へ。道路の右側にあるお宅の駐車場に再び、暖機運転中の青いアクア。
雪国ではごく普通の行為ですが、運転手は中にいます。一方、車体に積もった雪は未除雪。フロントガラスを含めてです。
嫌な予感がしたので警戒しながら歩みを進めると、センセイが車の正面に入ろうというまさにその瞬間、何と、アクアが前進し始めました。
繰り返しになりますが、室内から前方はまったく見えない状態で、です。もちろん轢かれないように退いたのですが次の瞬間、運転手がこちらを視認──顔は見えなかったけど、動作からわかった──し、車を停止させました。
運転席のドアが開き、中年の男性が出てきます。老けた印象だけど、客観的にはセンセイより数歳若いと思う。車の外へ出るなり彼は、「す、すみません...」。
この状況で皆さんがどう行動されるのかはわかりません。でも個人的には無駄なことにつき合う気持ちはない。「あっしには関わりあいのないことでござんす...」──知らない人は調べてね──という感じ。
徒歩でしたが、いつもより少し早い時刻にご出勤。雪はほとんどないものの、北陸地方としては珍しく冷え込んだ日に、フロントガラスが凍結したままで、前がまったく見えない状態のバンに突っ込まれたことがあります。冗談抜きで危機的な状況を、かろうじて回避しました。
男性の運転手曰く、「見えなかった...」。見えない状態で、運転するかなぁ...。
結局、雪はたいしたことなさそうだったので、そのまま通常勤務。大学から大雪注意報が発令されたので早めに帰宅するよう連絡があります。ただしそれを確認したのは、2名の来客を迎えた後。
急いで片付け、守衛室に鍵を返して外へ出ると、おぉ、いつの間にか、かなり雪が積もっています。写真は帰宅途中に撮影したBMW(E90シリーズ〔一部加工〕)。左はには帰宅されたばかりのご主人の車。ご覧のように、雪の積もり方がまったく違います。これで積雪20cm程度。つまり今日の日中に、15cm程度の雪が降ったことになります。
当然、アパートも同様。帰宅後1時間ちょっとかけて愛車の雪を取り除き、周りを除雪しました。今日は十分に運動したためか、夕方のいわゆる最高血圧は120mmHg。
血圧を下げるためにはやはり、毎日歩いて、雪かきをする方が良い?!
■2月16日(火) 北陸地方は明日から大雪の可能性が... ──「バロー」で冬ごもりの準備をしました──
ご存じのように昨日から今日にかけて本州上空を低気圧が通過。当地は荒れた天気に。
雨も降ったのですが、昨日の夕方から風が急に強くなりました。今朝は傘を差せないほどだったので、やむを得ず自動車でご出勤。でも、できれば明日、明後日は車を使いたくありません。天気が回復するのではありません。
その逆です。発達した低気圧が強い寒気を引き込むので、やや強い風と雪が予想されているのです。金沢の積雪はたぶん大したことないと思いますが、富山、新潟以北はもしかしたら平野部でも数十cm積もるかも。
自動車だと天気をあまり気にせず通勤できるのですが、悪天候の場合は特に事故に遭うリスクが高まります。で、徒歩での出勤を念頭に置いて、お昼休みにスーパーへ出かけました。両者がどう繋がるかというと、少なくとも明日の晩までの鍋の材料を、今日のうちに確保しておこうと考えたのです。
大学最寄りの「マルエー 久安店」は徒歩での帰宅だと使いづらいし、夕暮れの、事故が起きやすい時間帯なので。幸い、お昼前後は晴れ間も見えたので、3番目に近い「スーパーマーケットバロー 金沢高尾店」を訪れることにしました。もちろんお昼の確保を兼ねています。
ちなみに、2番目に近いのは先日ご紹介した「ニュー三久 伏見台店」。バローは岐阜県多治見市に本拠地があり、中部および関西の一部に店舗を展開しています。大学斜向かいのドラッグストア「V・drug」もバローの系列。
店名のデザインも似ていると思います。約20年前にセンセイが金沢工大に移籍した時、地図上ではここにホームセンターが存在することになっていました。赴任当初は、買い揃えなければならない生活用品が多いのです。
でも、不慣れな場所を注意しながら運転していると...ない。ホームセンターなんてありません。残念ながら、その時の建物の記憶はありません。、もしかすると以前の店舗を改築、転用しているのかもしれませんが、現在の建物はスーパーとしては標準的な造り。たぶんセンセイの赴任の直前に解体、新築したんだろうと思います。
ここは通勤経路から外れているので、意識しないと訪れることはありません。品揃えも標準的。どちらかというと品質よりも価格を優先しているという印象を受けます。でも時々、地元産の水産物を低価格で提供していることがあります。今回は県内産のカワハギ(うまづらはぎ)を購入しました。確かに安い。
お昼とともに持ち帰ります。研究室には冷蔵庫がないので、カワハギは戸外の駐車場に止めてある車のトランクに収めます。今日は気温が低いので、数時間なら問題ありません。これで冬ごもりの準備は完了。
さて明日、明後日はどうなる?!
■2月15日(月) 低脂肪は、なかなか見つかりません ──初めての「アルビス」に入ってみました──
お察しの通り、冒頭に「高タンパク、低塩分」が省略されています。
眠い頭でも締切日を意識していたのか、今朝はいつもより早く目覚めました。それでもいわゆる最高血圧は数回の平均で119mmHg。ここ数日より数mmHg高い程度なので、ちゃんと眠ることができたようです。
そのまま早めにご出勤。その甲斐あって...というわけではないのですが、成績報告に関する業務はあっさりと終了。やればできるじゃん。もっと早くから取りかかっていれば...。
ま、いっかぁ。写真は先週の祝日に撮影したもの。夕食の食材とともに、高タンパク、低塩分、そして低脂肪の昼食用惣菜を確保すべく、1.5kmほど離れたスーパー「アルビス 野々市明倫通り店」を訪れてみました。
アルビスは富山県内に拠点を置き、地元に根ざしたお店。それでいて、規模はかなり大きい。金沢工大の近くにもかつて「野々市中央店」がありました。受講生に勧められて入ったのですが、大手とは違う品揃えだし、品質も悪くありません。
しかも価格が手頃。通勤経路から離れていたのですが、機会があれば訪れていました。されど真正面に大手が進出してきたため、残念ながら2017年に閉店。
写真の「野々市明倫通り店」は同店と入れ替わるように、その前年にオープンしたそうです。もちろん以前からその存在は承知していたのですが、センセイの行動範囲から外れています、だから今まで入ってみる機会がなかったのです。実際に訪れてみると敷地は広く、建物も従来のものよりはるかに大きい。
そもそも設計思想が新しい。祝日だということもあるのでしょうが、店内では沢山の方が品定めをしていらっしゃいます。
売り場が広い分、他店舗にはない品も並んでいます。その反面、従業員の動きは「野々市中央店」などとは対照的に、マニュアル通り。もちろん規模が大きくなればそうせざるを得ないということなのでしょう。
従来の地元密着型という特徴と、大規模店への対抗を両立させたいという思いを感じます。で、高タンパク、低塩分、そして低脂肪の惣菜を確保できたかというと...やはり難しい。特に、どうしても客の受けを良くするために塩分を入れてしまうし、油を使って加工した方が効率は良い。
高齢者向けの惣菜を扱っているお店、どこかにないかなぁ...。それも大学の近くに。
■2月14日(日) 移籍後約20年で、やっと本来の姿に... ──大学のMac miniの整備を終えました──
今回もいつも通り、朝、自宅を発って、金沢へ移動しました。
明朝ちゃんと出勤できれば問題ないので、本来ならばもっとゆっくりできるはず。ただし、まずこの時間に移動すると、金沢到着後ある程度仕事ができるし、金沢市内の夕方のラッシュを回避できます。
また、日中の移動なので、交通事故のリスクもある程度軽減できます。加齢に伴って気力、体力、そして視力(+反応力?)が低下しているはずなので、老人は無理をしてはいけないのです。それに今回、もう一つ特別な理由が。明日正午が、今学期の成績登録の締切なのです。
もちろん以前からわかっていること。それに講義は3週間以上前に終わっています。もちろんその終了後も、学生とのやりとりなどが多少ありますが。2月の入試を担当された先生方の大半は、先月中に登録を終えているはず。センセイは今回、2月のメインの試験を免除されています。
それに油断したのか、あるいはもともとの怠け癖によるものなのか、どうしても1科目だけ成績を登録できません。でも、さすがにもう、後がない。
幹線道路の交通量は少な目。ほぼ無風なので日本海の荒波──塩分が怖い──を被ることもなく、順調に走行できます。天気は良く、湿度が低いので、エアコンを切ります。BMWは高湿度環境向きではないので、天気の良い春の数日だけ許される行為です。
先週末とは対照的に、雲一つない青空を背景にそびえ立つ立山──こんな感じ──を愛でながら、富山を通過して無事、金沢に到着しました。いつもなら少し休憩するのですが、今日、その余裕はありません...正確には、「ないはず」。
すぐに研究室に入ったのですが、最初にセンセイが取り組んだのは何と、Mac mini(2018、SSD、2TB)の最終整備。基本的にはもう問題ないレベルなのです。ただし完全でもない。
特殊なソフトを使っても、何故かWindows側からMac側にアクセスできません。
これが今後のメインマシン。そもそも約20年前の金沢工大移籍時は、主力機として私物のMac(PowerBook 2400c/G4/240)を使っていました。しばらくしてからメイン機は私物のG4 Cubeに移行(その後SSD化)。
さらに私物のMac mini(HDD)を短期間使用した後、ここ8年ほどはMac mini(SSD)を使用してきました。されど仕事に私物を使うのはあまり褒められた行為ではありません。そこで今回、Mac mini(2018)の整備完了を以て、メインマシンの座を譲り渡すことにしました。
これぞ、本来あるべき姿。金沢工大移籍後約20年で、やっと実現しました。要するに、センセイはへそ曲がりということなのですが...。
ちなみに、上に置いてあるのは知り合いから頂いたハイファイセットのミニチュア。もちろん音は出ません。Mac miniの音声出力は、左奥にあるパイオニアのステレオスピーカーから出力されます。
1時間ほどで作業を終えます。さて今度こそ仕事を...と思ったら、待望の“Windows Update”の知らせが届いていました。(写真)
センセイは実機でたぶん5台のWindows 10マシンを、そしてさらに数台の仮想マシンを使用している──いずれも正規OS──を使用しているはずなのですが、インストールのタイミングの関係かこのマシンのみ、バージョンが1909のままだったのです。
“20H2”というのは、2020年後半に行われたメジャーバージョンアップ(現行バージョン)の意味。「この機会に...」と思ったのか現実回避かはともかく、アップデートに入ります。基本的には何もすることはないのですが、やはり時間がかかります。
その後の作業を含めて、約1時間で終了。つまり、研究室に入ってから2時間経過。さすがに...なので仕事に入ると、いろいろ微妙な問題が続出。まぁ、これが仕事を避けていた原因だったのかも。それでも、3時間半で、一区切りがつきました。
もっと早くから取りかかっていれば...をできないのが、センセイ。学生諸君の前で、あまり偉そうなことを言えない理由です。
ちなみに画面左側のアイコンは、上から順に、Mac mimi(Windowsボリューム)本体で、以下はショートカット(Macでいう「エイリアス」)。上からMac mini内のドキュメントフォルダ、主力機“MacBook Pro”、“MacBook Pro(Retina)”、純粋なWindowsマシン“ThinkBook”。
ツボを理解したので仮想マシンを含めて(!!)、Windows環境ならまず間違いなく、ダブルクリックだけで繋がります。ただし旧Mac OSからWindowsマシンへの接続は、本当に難しい。トホホ。
ちなみに今日は、夕方にかようなストレスが加わったため、今晩のいわゆる最高血圧は130mmHg。許容内ではあるのですが、昨晩より10mmHg高い。健康を維持するためにも...。