2022年8月27日更新(2022年9月4日ページ移動)
■8月27日(土) こんな魚も獲れるんだ... ──地元産の「チダイ」を初めて頂きました──
センセイにとって土曜日は家族サービスの日。
自分の通院や出張の準備などもあって、今日は終日バタバタ。でもやはり、最大のお仕事は高齢の両親の安否を確認。もちろんいつも通りの時刻に実家を訪れました。この間、母親から特段の連絡はなし。
だから何事も...と思っていたのが甘かった。父親が静かにしているなぁーと思ったら、胴体に何やら見慣れないものを纏(まと)っています。母親によると数日前に背骨(脊椎)を骨折したとのこと。昨日母親とともに受診して確認されたのだそうです。
どうりで、おとなしいわけだ。
父親は女性に多く見られる骨粗鬆(こつそしょう)症を患っており、全体の骨の量が減っています。数年前に実家内での転倒をきっかけとして脊椎の圧迫骨折を起こしました。
装着していたのは、その際に造った彼専用のコルセット。現時点でできることは何もないので母親を乗せて、近況と愚痴を聞きながら1週間分の食料買い出しに出かけます。お土産は彼女が育てた新鮮な野菜。
センセイは明日からの1週間も野菜三昧(ざんまい)です。有り難や。午後からは雨との予報。されどまだ天気が持ちそうだったので、帰宅後は晩酌のツマミを買い求めることにします。今日は頑張って、徒歩でちょっと離れたスーパーへ。
ここは地元産のお魚に逢えることが多いのです。見つけたのは「チダイ」の刺身。鯛の仲間であることはわかりますが、食べるのは初めて。一瞬躊躇したのですが、柏崎産だったので購入しました。
夕食後、センセイの時間に撮影したのが写真。一口頂きます。もちろん鯛の仲間であることは確実。ただし真鯛のコリコリ感とはちょっと違って、柔らかく素直な味。とても食べやすい。敢えて難点を挙げるとすれば、ちょっと水っぽく感じるかも。
たぶん鮮度が下がるとこの点が目立ってくるでしょうね。調べてみるとこのチダイ、やはり鯛の仲間。鰭やエラが真っ赤なため「血鯛」と呼ばれるそうです(他説あり)。真鯛の味が落ちる夏に最も美味しくなるとのこと。つまり今が旬ということになります。
沖縄を除く日本沿岸に広く分布しているそうな。なるほどと思ったのですが、ではなぜ、今まで地元産のチダイを頂く機会がなかったんだろう...。
■8月26日(金) 泰然自若 ──西村センセイは、頭の切替があまり得意ではない(再)──
今日は見たままのお話。
すでにお察しだと思いますが、昨日お伝えした気分転換ならぬ「頭の切替」を兼ねています。センセイはどうやら「生命力に溢れて...」というタイプではないらしい。逆の、「溢れた...」の方から説明するとわかりやすいかも。
亡くなられた師匠は、まさにこのタイプ。何事にも全力で取り組む──この時点ですでに、センセイは真似できない──だけでなく、同時に複数の課題をこなされました。学問的に痛烈な批判──感情的な「非難」ではない──をしていたのに、それが終わるとニコニコと別な話題へ移る。
客観的に考えれば、両者は別物。
だから同時にそのような態度を取り、行為をなすことも可能。それはそれで頭では理解できるのですが、(繰り返しになりますが)センセイには無理。
ちなみに、師匠の約10年後に逝去された奥様はセンセイに似て、「細く、長く」というタイプ。う〜ん、今から考えると、師匠がうらなり(「末生り」)の弟子であるセンセイを公私ともに可愛がってくださったのはそのためかも。
それはともかくセンセイの場合、与えられた課題を解決するためには、乏しいエネルギーの配分を考える必要があります。まず期限の迫った仕事──今回は成績提出と研修会の講義──に可能な限り専念。
同時に、僅かに残された余力で、「次の仕事」の段取りを考える。白状すると、段取りがせいぜいで、何かの準備に取りかかるほどのパワーは残されていません。今日現在の西村センセイは基本的に、ほぼこの状態。されどすべてがリセットされたわけではありません。
正直なところ、もう少し知的な休養と充電が必要。写真は先日、金沢工大脇を流れる高橋川に架かる「荒川橋」を渡っている時に気づいて撮影した三色の鯉。大きなものを含めて、鯉そのもの(や鮭や鰻)は割とよく見かけるのです。
でも、三色を見るのは初めてだと思います。それより何より、この立派な体躯(たいく)。高橋川でここまでふくよかな鯉を見たことはありません。水の濁り方──下方が上流──でわかりますが、まさに泰然自若(たいぜんじじゃく)。
う〜ん、見習わなくては。というか人間は、本当に進化しているんだろうか。
■8月25日(木) 頭の切替が、難しい... ──高校教員を対象とした講義を終えました──
というわけでタイトル通り、高校教員を対象とした講義を午前中に終えました。やれやれ。
やはり緊張していたのか、今朝は早めに目覚めました。午後は雨との予報──実際、その通りになった──ですが、外の様子を確かめると倖いにも降ってはいません。昨日までと違って、気温も低め。
やれやれ。起床した時はすっかり忘れていたのですが、身支度をしているとまだ偏頭痛が治っていないことに気づきました。昨日ほどではなかったのですが。それもあってか、アパートを発つ前の布団乾燥機セットも失念。
布団乾燥機の使用は、日本海側での1人暮らしでは必須なのです。
センセイの講義はお昼前。それまでに準備を終えれば良いのですが、やはり研修会全体の様子が気になってしまいます。研究室到着後、すぐに「会場」に入ります。
関係者はすでに入室済。参加者の方も数名到着していらっしゃいました。1限はこれまでのグループ活動の成果報告。センセイ自身は討議に参加していませんが、発表内容は限られた時間でここまで....と驚嘆するほど。
やはり各県選(え)りすぐりの先生方です。もう一つ驚かされたのは評者。お伝えしていませんでしたが、今回の研修は「実際に困っていること」をいかに合理的に解決あるいは解消を目指すかというもの。
これまでは抽象的な内容だったのですが、今回は県内在住のある業界関係者にお越し頂きました。初日にその業界の現状と問題点をご説明頂き、昨日は参加者が解決策をグループで探りました。今日の発表にはその業界関係者の方に評価をお願いしました。まず、それが極めて適切。
かつ参加者も評価から得るものがとても多い。本当にびっくりしました。15分の休憩を挟んでセンセイの出番。写真は終了時の様子ですが、昨年、遠隔で開催された学会の時とほぼ同様の配置。ただし比較してみるとわかりますが、メインのマシンはMacではなく、安いWindowsノート機。
残念ながら“oVice”にはいろいろ技術的な制約があり、Macではほとんど仕事にならないのです。それはともかく100分予定の講義を、9分残して早めに終了。やはり久しぶりの講義でなかなかリズムが掴めず、どうしても余裕のない講義となってしまいました。後から考えると、かなり早口になっていたかも。
反省すべき点は多々ありますが、この仕事はこれで一区切り。頭を切り替えて、次の仕事に専念する必要があります。実は割と長い依頼原稿の締切が1週間後に迫っているのですが、まだまったく書き始めていません。当然、もっと前から準備を進めるべきなのです。
でもセンセイの場合、成績報告と今日の講義を終えない限り、そちらに集中することができない...。トホホ。
■8月24日(水) さて、明日はどうなる? ──ニュートンのりんごの実が赤く色づきました──
頭が、痛い...。
精神状態の形容表現ではなく、ホントに頭が痛いのです。それも右側の前の方だけが。いわゆる偏頭痛のようです。小学生の頃は頭痛も時々あったような気がするけど、中学生以降は皆無。
う〜ん、何故なんだ。可能性の一つは「宿題」のプレッシャー。まず、今日の正午が学部および大学院の成績登録期限なのです。お伝えしたように昨日の午前は研修会に参加。午後の出番はないので、成績を...と思ったのですが、できない。
この辺は、いかにも西村センセイ。さすがに今日は頑張らねばとご出勤。学部はデータの最終確認と登録だけだったので、スムースに作業が進みました。問題は大学院ですが、こちらも割と順調に進行。締切1時間半前に登録を完了しました。
...されど、頭痛は解消されません。
健康診断関係の用もあり、ここで気分転換を兼ねて校舎の外へ出ます。手には望遠カメラ。ニュートンのりんごが色づいているのです。(拡大写真(1280×960、122KB))
前回から約2ヶ月が経過。お盆明けに確かめなければと思っていたのですが、ついつい失念してしまいました。昨夕、帰宅時に思い出してりんごの木の様子を確認したのです。
ただし暗かったので撮影はしませんでした。朝は一時雨が降ったし、仕事をしている時はずっと曇りだったのですが、この頃には晴れ間ものぞくようになりました。そこで撮影したのが写真。
個体差が大きく、赤く熟して落果してしまったものもあれば、右手前のようにまだ青いものも。なかなか思うようには育ってくれません。ま、この辺は人間も同じですが。
買ってきたお蕎麦でお昼を済ませると、今度は明日の講義のために、“oVice”の操作を練習。先生方相手の講義はやはりプレッシャー。だからもしかするとこれが頭痛の原因なのかも。
残念ながら、一部こちらの思い通りにならない場面があります。オマケに、無人のセミナールームで操作していたはずが、一部近所のグループに漏れていたとの連絡が。関係者の皆様、ゴメンなさい。というわけで操作練習は終了。まぁ、やるべきことはやった。
後はベストを尽くすだけ。というわけで、いつものようにスーパーで割引された食材を購入して帰宅したのですが、頭痛はまったく治らない。
う〜ん、何が原因なんだろう。
■8月23日(火) 使い勝手が、ずいぶん違う... ──高校教員対象の研修会が始まりました──
西村センセイ、今朝は背広にネクタイ姿でご出勤。正確に言うと今朝は暑かったので、ネクタイは研究室に入ってから締めたのですが。
お察しの方もいらっしゃるかと思いますが、金沢工大が文部科学省の外郭団体から受託している高校教員対象の研修会が始まったのです。コロナ禍で一昨年は中止、昨年は“ZOOM”を用いた遠隔開催。
今年はやっと対面か...と期待したのですが、残念ながら遠隔形式となりました。
センセイの出番は明後日の木曜日。今日は開講式に続き、オリエンテーション、最初の講義とグループに分かれての演習となります。センセイの出番は開講式のみ。
一応背広姿だったのですが、講師の紹介等はありませんでした。まぁ、それはどうでもいいのですが、本番までに今回のシステムに慣れておく必要があります。金沢工大では議事対面形式の遠隔授業は“ZOOM”を用いるのが普通。
でも今回は“oVice”(「オヴィス」)というシステムを初めて使うのです。先週末に必要な情報がやっと届けられ、とにかくログインできることだけは確認しています。でも成績登録の締切が明日に迫っており(!!)、余裕は皆無。
繰り返しになりますが、今日は開講式に参加しさえすればいいのです。再び簡単にログインできるはずが、なかなか入室できません。申し訳なかったのですが、開会直前の忙しい時間に担当者に電話をかけて手順を確認し、やっと写真の会場に入ることができました。
ところが開会式後にシステムが不安定になったため、再度ログインを試みたのですが、今度はまったく接続不可。再び担当者に電話したところ、その時間帯のみ“oVice”のログインシステムに障害が発生したとのこと。その頃には会場に入室することができるようになりました。
どうもセンセイとは相性がよろしくないのかも。ただしこの“oVice”、“ZOOM”と比較して高く評価できる点もあります。写真は今回設定した会場の一部なのですが、今日の開講式や講義は左下の「セミナールーム」で実施します(現在はほぼ無人)。
演習でグループに分かれる場合、たとえば写真左上のように小さな部屋へ移動します。“ZOOM”も同じような機能があるのですが、他のグループの様子はほとんどわからないし、全体の状況も掴みにくいという難点があります。でもこの“oVice”だと、それらの問題を比較的簡単に軽減させることが可能。
ただし、逆に使いにくい面も。パワーポイントなどの画面を共有しようとすると、発表者が気づかずに複数枚を同時に重ねて開いてしまうことが多いなどの問題が。とりわけセンセイの場合、Mac上で仮想Windowsマシンを使うことが多いのですが、“oVice”は仮想マシンを認識しません。
またそもそも、MacのBootCampには対応していません。と言うわけで参加者がグループに分かれて作業している間、センセイはセミナールームに残って一人で習熟訓練をしていました。結論から言うと、いつもの講義のようにMacをメインにすることはできないので、安いWindowsマシンを使うことにします。
画質も悪いのですが、ま、ここは割り切るしかありません。果たして、本番はどうなる?
■8月22日(月) 成田ナンバーなのね... ──早朝に車で走行中、センセイが出くわしたもの──
今日は見たままのお話。
この週末は急用がいくつか入ったため、非常に早い時刻に移動しました。西村センセイ、ご存じのように加齢で注意力や視力が低下しているため、現在、原則として夜間の走行はしないようにしています。
この日も、周囲が少し明るくなってから行動開始。
市の外れの交差点で停止したところ、左側から不思議な塗装の小型車がやって来て、左折しました。つまりセンセイの前を走ることに。
次の信号機で停止した際に撮影したのが写真。まだ朝早いので、東の空はご覧のように朝焼け。湿度が高いらしく、場所によってはまったく先が見えないほどの濃霧となりました。
センセイはスモールライトを点灯させていたのですが、旧型アルト型は無灯火。ご覧のように車体全体に大地と空の絵──実際にはフィルムを貼っているはず──が描かれています。リアウィンドウの下には“Google Street View”。
360°カメラを搭載した「グーグル・カー」です。何度か見かけたことはありますが、間近で見るのは初めて。撮影時は上部のカメラが回転すると思うのですが、この時は静止したままでした。
回送など、単なる移動なのでしょう。前の信号で見かけた時から気づいていたのですが、成田ナンバーなんですね。後から調べてみたところ、センセイが確認した限り、グーグル・カーはすべて成田ナンバーでした。
成田付近に根拠地があるのかしら。
■8月21日(日) な、何ごと?! 目の前を、見慣れぬ色の長編成列車がスルリと走り抜けました
今日は移動日。
支度が順調に進んだので、いつもより数分早く自宅を出発。すぐにJR信越本線脇に出るのですが、まさにその時、突然、写真の見慣れぬ色の列車が右側、つまり柏崎駅方向から静かに姿を現しました。
右側にはアパートが新築されたので、その陰で良く見えなかったのです。
まったく予想外だったので、その瞬間は何が起きたのか理解できませんでした。でもセンセイのことですから、すぐに状況を理解します。
事の起こりは6月27日。同日、新潟県内は局地的な大雨となり、あちこちで落雷が発生しました。新潟地区のJR各線の一部架線に異常な電流が流れ、主力のE129系5編成14両が故障。
定期点検中の車両もあるので、ダイヤ通りの運転ができない事態に陥りました(プレスリリース)。この春のダイヤ改正で運用から外れ、長岡車両センターに疎開留置されていた旧型車両を復活させ、翌日には何とかほぼダイヤ通りに運行できるようにしました(新聞報道)。
されどぎりぎりの運用であることに変わりはありません。目の前を走行するのは直江津発長岡行の快速列車(3371M)。本来ならばE129系4両での運行ですが、車両が足りないため特急用のE653系1100番台(付属編成、「しらゆき」用)を充当。
ところが何と、今度はそれに故障が発生したため、玉突きでE653系1000番台を代走させたのです。通常、羽越本線の「いなほ」用1000番台が信越本線を走行することはありません。加えて同番台は7両編成。「しらゆき」用はわずか4両なので、とても長く感じます。さらにこのU107編成は数年前「ハマナス色」に塗り替えられました。
実物を目にするのは初めて。1000番台の代走そのものは「鉄道ニュース」で知っていたのですが、心の準備をまったくしていなかったので、かなりびっくりしました。
以下はオマケですが、新潟県内では先日の水害で、被害が集中した村上市坂町駅に停車していた気動車が4両水没しました。自動車同様、自走はできないのでJR貨物に依頼して車両基地までの回送が始まっています。
今年の新潟支社は「弱り目に祟り目」だったところに「泣きっ面に蜂」のダブルパンチ。そもそも米坂線と磐越西線復旧の目途すら立たないし...。