2023年2月18日更新(2023年2月26日ページ移動)
■2月18日(土) 春を迎えることなく... ──「藤崎らーめん」は昨年12月25日に閉店していた──
週末なので新潟の自宅へ戻りました。写真はその途中で撮影したもの。
先週お伝えした、糸魚川(いといがわ)市藤崎(とうざき)の国道8号線沿いにある「藤崎らーめん」です。入口脇の窓には「準備中」の札が下がっています。
日曜日に金沢へ移動する際、お店の両側にある駐車場の雪はすべて消えていたのです。でも今は10cmくらいの雪が積もっています。もちろん週の半ばに降ったもの。
この間、駐車場に自動車が出入りした様子はありません。記憶に間違いがなければ、今年に入ってからずっとこんな感じ。そのため「閉店」という表現をさせて頂いたのですが、通り過ぎようとして目に飛び込んできたものが。
道路側の窓ガラスに、A4の紙を数枚使って内側から「12月25日閉店」と張り出されていたのです。やっぱり。前の「越王らーめん」終了から、3年間の営業。残念ながら春を迎えることはできなかった、というわけです。
お気づきだと思いますが、駐車場は決して狭くないものの、大型トラックが駐車する広さはありません。だから利用客は地元の方が中心...というより「地元の方に愛されている」というイメージ。
お客さんが出入りする時の運転ぶりも、そんな感じでした。このところお客さんは長期低落傾向だったので、そう簡単には営業を再開できないんじゃないかなぁ...。
センセイは来月中旬以降、この場所を通る機会が激減します。「めったに通らない」という表現が適切かも。お伝えしたように来年度前半は金沢へ行き来しますが、自動車ではなく電車で移動する予定。
センセイがこのお店の新しい看板を目にする機会はないのかもしれません。
■2月17日(金) こんな色のものもあるんだ... ──センセイが交差点で出くわしたもの──
お伝えしているように、当地はこのところ雪の日が続いています。
センセイは出勤後、革靴の内履き──ただし外も歩くことはできる──に履き替えるので天気の悪い日、特に雪の日は外をあまり歩きません。渡り廊下を使ってキャンパスをぐるりと回り、大学食堂でお昼を頂きます。
でもさすがに、毎日雨や雪というわけでもない。久しぶりに晴れたので、近くのスーパーで低塩分かつ高タンパク質(+低価格)の食べ物を買うことにします。この場合、北東の通用口から外へ出るのが便利。
すぐそばにある交差点を右折すれば、すぐに目的地です...あれっ?!スーパー方向の信号は赤。あとどれくらいで替わるんだろうと交差方向の信号を見た時、木の葉の色に目が止まりました。左奥は同一法人の国際高専。
キャンパスに木々が植えられています。その中の1本、写真中央の木がグレーに見えたのです。まるで枯れているかのような、生命力をまったく感じさせない色。枯れているのなら、わかる。
でも、葉は1枚も落ちていません。不思議に思って歩道内で立ち止まってしまったため、結果的に、曲がろうとした車の邪魔になってしまいました。悪気はなかったのです、ゴメンなさい。
歩道を渡って近寄ってみると、なるほど...。最初は灰色に感じられた葉ですが、改めて良く見ると藤色に近い不思議な色。さらに間近で見ると、左上の枠内のように、葉の色そのものは少しくすんだ緑色。ただし養分などを運ぶ葉脈は強い紫色。
離れると両者が混ざって灰色のように見えるのです。今までも目には入っていたのでしょうが、ちゃんと観ることはなかったように思います。反省。そして、もう一つ自戒すべき点が。母親とは対照的に、センセイは植物にからきし弱い。
だからこの不思議な葉の色の木の名称がわからないのです。
■2月16日(木) 金沢は昨晩、予想外に雪が降りつもり、しかもかなり冷え込みました
実は昨晩も飲み会。つまり2日連続です。
普通は半年に1回程度なのでペースが乱れがちだし、お互いかなりの量を頂くことになりました。おかげで翌朝は、こちらも2日連続での二日酔い。まぁ、程度は軽かったのですが。肝臓にはホントに申し訳ない。
今回は、いつもと違うことがもう一つ。金沢はこのところ割と暖かい日が続きました。路面上に雪はなく、田圃に積もった雪もほぼ融けた状態。もちろん道路脇にはところどころ除雪され、固くなった雪が残っているのですが。
感覚的にはもう、春。ただし一昨日と昨日は曇り時々雪との予報。今週は成績報告や引越準備でバタバタしているため、寒気の予想や気圧配置は見ていません。
だから予報通りだろうと思っていたのです。一昨日も雪が降ったのですが、昨日はやや想定外の雪の降り方。お客さんを迎えて研究室で打合せをしていたのですが、暖かい地方から来られたのでびっくりしていらっしゃいました。
そのまま路線バスで金沢駅付近の会場へ移動。この間、降りはどんどん強くなりました。お客様は雪にうまく歩けないほど。しかも跡から合流した他大学の方によると、金沢市よりもっと北の方は相当積もったとのこと。
それで電車も遅れたそうです。楽しくかつ有意義な時間を過ごし、路線バスで帰宅したのですが、この頃になると気温が急低下してきました。寒気が上空に入り込んでいるのです。積雪は15cmくらいで、アパートの住人の足跡が消えています。
除雪しようかと思ったほど。酔っぱらっているので断念しましたが、翌朝が心配。どうなっただろうと思って朝、障子を開けると、雪はかなり減っています。このところの暖かさで地面が温められていたので、溶けてしまったのです。
それでも丈の深い冬靴を履いてご出勤。校舎に入る前、中庭を撮影したのが写真。まだ氷点下だったのですが、それでも雪の表情が真冬の厳しさとは違います。日中は気温が上昇したので、昨晩降った雪はかなり消えてしまいました。
やはり行きつ、戻りつしながら、季節が進んでいます。
■2月15日(水) 報道されているように、金沢を訪れる外国人観光客がかなり増加しています
写真は昨晩撮影したもの。金沢駅の鼓門です。
ふだんのセンセイは大学とアパートを行き来するだけ。もちろん時々スーパーによって食材を購入しますが、夕食は自分で作ります。その方が安いし、おいしいし、塩分も少ない。個人的には最後の点が最重要。
外で夕食を済ませることは数ヵ月に1回程度。ただし退職が迫っている――3月中旬に金沢から撤収――ため、これからの約1ヶ月間、飲み会が続きます。というわけで昨晩はその初回。
勤務を終えてから路線バスで金沢駅へ移動しました。割と早い時間帯だったためか道路はそれほど混んでいませんでした。途中からバス車内で立つ人もいましたが、混雑というほどではありません。
普段は歩く範囲内だったので、高い位置から車窓を楽しみます。気づいたことの一つが、外国人観光客の増加。さすがにまだコロナ禍以前ほどではありませんが、観光客は確実に増加しています。
駅到着後、待ち合わせ場所まで少し歩いたのですが、駅東広場の「もてなしドーム」内ではご覧のように、外国人観光客が記念撮影中。全員がアジア系のようです。
どうやら雪景色が珍しいらしい。ちょっと早めに到着したので、4月以降のことを確認すべく駅構内に入ったのですが、今度はリュックを背負った欧米系の方々。この間、マスクを着用している方は見かけなかった――批判しているわけではありません――と思います。
季節が進めば、さらなる観光客増加が予想、そして期待されます。というわけで昨晩の飲み会、何だかとてもディープな世界に突入してしまい、気がついたら、おぉ、閉店時刻!!
...こんな調子で、だいじょうぶかなぁ。
■2月14日(火) サラか、ヒモか... ──長年に渡って繰り広げられてきた因縁の対決の結果は──
本当は先月中にお伝えするつもりだったお話。時差ボケ感満載ですが、悪しからず。
メインタイトルの「サラか、ヒモか...」だけで理解できる人はほとんどいないと思います。もしいらっしゃったら、それはたぶん、センセイのような高齢者。ここでの「サラ」とはデータ記録媒体としての円盤を指します。
対する「ヒモ」は磁気テープ類。以下、一般庶民に関係する範囲内に限定しますが、事の始まりは音声の記録と保存。一般の家庭では第二次世界大戦前から「SPレコード」として普及し始めました。実家にも、新しい物好きだった祖父が購入した蓄音機があります。
子供の頃はそれでよく遊んでいました。戦後は直径30cmのLPレコードやずっとシングル・レコードが普及し始めます。その背後には真空管──後にトランジスタ──を使った音声の増幅技術が存在します。ただし当時貧しかった日本国民にとってレコードは高価。
たとえばセンセイが高校生の時は半年に1枚買えるかどうか。それにレコードは録音できません。そこで小型(9.5cm/s、5"など)のオープンリールテープを使ってレコードやFMラジオを録音することが流行し始めます。
これが「ヒモ」。取り扱いが便利で相対的に安価なカセットテープが普及し、「ラジカセ」ブームが起きます。振り返ると、この頃が「ヒモ」の最盛期だったのかもしれません。
センセイ個人はその後、19.05/38.1cm/sのオープンリールデッキ、そしてPCMデジタル録音機、さらには専用テープを使用したDATデッキと、基本的には「ヒモ」派。
後に「サラ」である光磁気ディスクを使用したMDデッキも使いますが、こちらはあくまでサブマシン。MDには対抗馬のDCC(デジタルコンパクトカセット)というアナログ・カセットデッキの上位互換となる「ヒモ」も存在したのですが、泣かず飛ばす。
動画についても同じような対決が。家庭におけるテレビ放送の録画はアナログ・ビデオデッキ、つまり「ヒモ」から始まります。β(ベータ) vs VHSという内部闘争は後者の勝利で終わりますが、その頃にはDVDという新たな「サラ」が登場。
DVDはさらに、HDTV(ハイビジョン)に対応する「ブルーレイ」に発展。その陰にはHD DVDという不遇の存在があったのですが、今回は省略。これで安泰かと思いきや、現実はやや斜め方向へ展開します。まず音声の再生はLPレコードからCDに代わったものの、現在──特に若い方──はiPhoneなどが主流。
これなら再生だけでなく、録音や動画撮影も可能。で、そのブルーレイはというと、先月23日パナソニックが録画用ブルーレイディスクの生産完了を発表しました。個人的にはほとんどソニー製のディスクを使っているので影響は軽微のですが、さすがにちょっとびっくり。
それほどまでに市場規模が縮小しているということです。「録画する」という文化はほぼ日本だけのようなものなのですが、録画するにしても現在はHDDがメイン。そもそもネットワークを使って好きな動画を都合の良い時間に観るというパターンに変わっています。
実は放送業務用や、データ保存用でも似たような状況になっています。つまり「サラか、ヒモか」の闘いは、半導体メモリやHDDなどの「石」で決着。
いまだにヒモやサラに拘るセンセイは、化石のような存在なんだろうなぁ。
■2月13日(月) 学生は、自ら成長する存在だ ──卒業論文発表会が今日から始まりました──
今日は見たまま、そしてタイトル通りのお話。
大学は学期末。普通の授業は先週月曜日までに終了しており、3年生以下は帰省したり自動車学校に通ったりと、彼ら彼女らなりの春休みを満喫しているはず。目の前に学生がいないので、直接確かめたわけではありませんが。
でもセンセイら教員と、学部4年生(+大学院生)は別。センセイらは絶対に間違いがないように注意して、成績を報告する必要があります。個人的にはこれから行事が続くので、早めに片づけたいところ。
というわけで頑張って今日の午前中に学部および大学院の成績を提出しました。締切は木曜日。こんなに早く成績を報告したのは初めてです。センセイだって、やればできるじゃん。
今日はずっと雨だったので、遠回りをして大学食堂でお昼を頂きました。その際に教室に立ち寄り、いわゆる「卒論発表会」を少し見学させて頂きました。
正式な名称は「プロジェクトデザインIII 公開発表審査会」、センセイらにとっては卒論の審査なので「口頭試問」。写真は応用バイオ学科の様子ですが、専門的な内容なので細かいところまではわかりません。でも論理構造と話の筋は理解できます。たまたま女子学生の発表。
センセイだったら緊張しまくっているのでしょうが、彼女は堂々とした発表ぶり。もちろん研究者や大学院生の発表に比べれば、内容、発表の様子ともにまだまだというところ。でも先々週に授業を終えた1年生や、写真の彼女らの1学年下になる3年生とはまったく異なります。
何より、タフさが違う。3年生後半から4年前半の就職活動、そして卒業研究のおかげでしょうか。指導教員や関係者の努力も大きかったと思いますが、やはり彼ら彼女ら自身が自分を成長させているという印象を受けます。
この卒論発表会は明日まで。その後、2日間の日程で修論発表会が開催されます。
あ"、忘れてた。昨日のクイズ(?)ですが、賞味期限が「4月31日」という、存在しない日付になってます。
■2月12日(日) 輸入品より格段に美味しいけれど...何か変 ──千葉産の落花生を頂きました──
本当は1月中、遅くとも節分までにお伝えするつもりだったお話。悪しからず。
西村センセイは辛党。甘いものを口にしないわけではないのですが、そんなに好きなわけではありません。仕事をしていて疲れた時──特に脳みそが──のために、個別包装の袋入りチョコレートを買ったりすることはあるのです。
でもストレスですぐに食べ切ってしまい、大反省したり。お菓子類もそんなに好きではありません。スナック菓子や煎餅の類も同様だし、何よりこれらは塩分が多いので御法度。そこで以前は塩分無添加のナッツ類を良く食べていたのです。
でもすぐに湿気てしまうし、割と高い。というわけでここ2、3年のお気に入りは、煎った殻付落花生。ナッツ類ほどではありませんが、植物性タンパク質や良質の脂質、ミネラルを多く含みます。
本当は国産、できれば千葉県八街(やちまた)市産のものにしたいところ。でも国産は高価なので、ふだんは大袋入りの輸入品を頂いています。これだと近くのドラッグストアで購入すれば100gあたり125円程度。
先日、写真の千葉産(袖ヶ浦市産)のものを近所の方から頂戴したのです。晩酌のつまみとして、いつものお刺身の代わりに頂いたのですが、これがホントに美味しい。何より上品な甘さがあるし、鮮度(?)も違う。
食べ始めるともう、止めるのが難しい...あれっ?!何か、変。
落花生そのものではなく、写真の表示です。もうお分かりだと思いますが、念のため明日、正解をお伝えします。