2024年8月10更新(2024年8月18日ページ移動)
■8月10日(土) 平成は遠くなりにけり ──4軒の新築住宅が建っている場所には、かつて... ──
集中講義のお話を、もう1日だけ。ただし大学そのものではなく、その近辺。
写真は一昨日つまり宿泊最終日に、講義を終えてホテルに戻る際に撮影したもの。思い出したことがあったので少し戻り、脇道へ。そこから先の経路は記憶に任せます。最初は自信がなかったのですが、やがて身体は勝手に前へ。
そう、自転車店を左に曲がると、もう目の前。...されど、目の前にあるのは見知らぬ4軒のお宅。ご覧のように建てられたばかり。どうやら全戸とも建売住宅のようで、左から2軒目は現在も売り出し中。
写真右端、茶色の外壁が少しだけ見えているお宅には見覚えがあります。その左隣の2軒のあたりに存在したのは、中華レストラン「タクロー」(Rettyグルメ/新潟ラーメン食べ歩き/新潟ラーメン.com)。お店の前にはいつもクーパー「ミニ」が。(現在のBMW社製ではなく英BMC社製)
左2軒分の土地は、広い変形駐車場として用いられていました。前任校は1991年(平成3年)開学。それに伴ってセンセイらも赴任──ただし最初からの着任したのは約半数──したのですが、当時、大学近辺に飲食店はほぼ皆無。
というか、この辺りにあったのは地元農家の広いお宅数軒と消防署、そしてこの「タクロー」だけ。「タクロー」は、開学準備室時代からの事務スタッフに教えていただきました。お察しの通り、店名はミュージシャンの吉田拓郎氏に由来。
センセイより5〜10歳くらい上のオーナーご夫妻がファンなのだそうです。お店のイチオシは「タクロー麺」(インスタグラム/地域情報サイト「まいぷれ」)。続いて「麻婆麺」(地域情報サイト「まいぷれ」)や「広東麺」(しばた通信)などが人気。前任校在籍時は、月に2回くらい入っていたと思います。
金沢工大移籍後は当然、足が遠のきます。それでも集中講義で新発田に来た10年くらい前、1回だけ「タクロー麺」を頂きました。「キンエン令」発令前だったのです。キンエン生活は遵守しているので、相当な理由がない限り、当地を訪れても「タクロー」を訪れることはありません。
でもお店のことは、少し気になっていました。ところが去年、「タクロー」が閉店した(X)という情報が。調べてみると閉店しただけでなく店舗も解体(YouTube/ツクツク!!!グルメ)されたらしい。ご夫妻の住宅も兼ねていたはずなので、建物解体は想定外。
見たくない──あるいは「認めたくない」──思いと、確かめずにはいられない気持ちの間で揺れていたのですが、やはりここは自分の目で...。ご夫妻がお元気でいらっしゃることを願うばかりです。
つくづく、平成は遠くなりにけり。
■8月9日(金) 持つべきものは... ──りんごを撮影していたら、見慣れない車が目の前で停止した──
4年ぶりの集中講義も最終日。
昨日までは徒歩で大学─ホテル間を移動していましたが、今日はすべての荷物を積み込んで大学へ。その中には望遠レンズ付の大型カメラも。重いので徒歩での「出勤」だと持ち運ぶことが困難なのです。
今日は朝イチにまとめの講義を実施してから、学生のために少し長めの休憩時間を取ります。2時間目はテスト。センセイはというと、それまでの時間を利用して「ニュートンのりんごの木」へ。大型カメラで撮影しようと考えたのです。カメラを構えていると構内に進入してきた自動車が「スッ」と、すぐ脇に停車。
え"っ?!まったく想定外の事態なので、何が起きているのか完全には把握できていません。改めて運転席を見ると、女性がニコニコしながらこちらを見ています。
おぉ、U先生ではありませんか。既に退職された元同僚──非常に優秀な方──です。入学した外国人学生のため、大学の達(たっ)ての要望で関係科目を担当されているとのこと。そういえば昨日、学長とお昼をご一緒させていただいた際、関連する話が出ていたっけ。
学長とはトータルで2時間ほどお話をさせていただきました。短い時間でしたがU先生同様、とても濃密な時間を過ごさせていただきました。関係する職員を含めて、開学から数年間の非常に厳しい状況を共に乗り切ってきた仲間なのです。
客観的には、乗り越えることができなかった障壁も多いのですが。やはり持つべきものは、友。この場にいない方々を含めてです。
最後の答案を回収して持ち物を片付け、借用していた機器卓の鍵を返却すべく事務室へ。たまたまU先生がいらっしゃったので、改めてご挨拶。ただし1991年の開学時から一緒させていただいた職員の姿が見当たりません。
お昼休みなので、当然なのです。大学食堂かなぁ...と思ってそちらを覗くと、おぉ、学長。昨日のお礼をちゃんとお伝えしていなかったので、お詫びとご挨拶。残念ながら、職員お二人の姿はありませんでしたが、たぶん、またお目にかかることができるでしょう。
写真は、今回宿泊していたホテルで撮影した夕日。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))何回かお伝えしていますが新潟市およびその近辺において、夕日は日本海ではなく佐渡に沈みます(拡大写真参照)。厳しい状況が続いていても、明けない夜はない。つまり明日も朝日が反対側から昇るはず。(たぶん)
問題は「その時」に、当事者たちおよびセンセイが物理的に存在しているかどうか。でも学長と話し合う中で、ふと、「きっと大丈夫だろうなぁ」と感じてしまった西村センセイ。学長には内緒ですけど。
ここは、若い世代の秘められた実力と可能性を信じるべきでしょう。もちろん、学生を含めてです。
■8月8日(木) こんな専用器具があるんだ... ――早朝の大学でセンセイが出くわしたもの――
今日は予定を変更してお伝えします。
集中講義も4日目。今日で講義部分の大部分を終えてしまいました。2日目からは毎日1〜4限まで連続4コマ教えていますが、初日はもう、本当にヘロヘロ。でも不思議なもので昨日、今日は割と元気。
金沢工大では、1コマ講義すると同じくらいの時間休憩する必要があったのですが...。この違いが何によるものなのかはわかりません。
さてセンセイは今回、講義が始まる1時間くらい前に出勤します。主たる目的は教室の冷房。朝は冷房が切れているか、最低限の状態になっているのです。
状況を確認して、学生が入室するまでに適切な室温にしておく必要があります。今日も徒歩だったので大学の正面からではなく、幹線道路に面した裏口から構内へ。写真左側の講義棟に入ろうとして業者の方に気づきました。何かの作業の準備です。
状況からして、たぶん窓ガラスの清掃。目が合ったので簡単にご挨拶。教室のエアコンが切れていたのでスイッチを入れてから、水筒に冷水を補給すべく写真の場所へ戻りました。右隣の食堂棟に冷水器があるのです。
...え"っ?!ご覧のように、非常に長いポールを器用に使って、何と3階の窓を清掃中。しかも先端のモップ部分からは洗浄用の水が。パイプの中を配管が通っているのです。
もちろん水は地上から補給。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))今回、ポールは7段式のようです。すべてのパイプがあらかじめ組み込まれているのかもしれませんし、状況に応じてパイプの外側つまり下側に継ぎ足すことができるようになっているのかも(たぶん前者)。
邪魔をするつもりはないので、確認はしていません。それにしても、高所窓用の専用清掃器具があるんだ。
ご存じかと思いますが、つい先日、京都府内の小学校で、窓の清掃を依頼された会社の従業員が3階から転落する事故が発生してしまいました(残念ながら、その後死亡)。命綱を付けずに作業していたとのこと。
命綱もそうですが、この器具を使えば悲惨な事故に至ることはなかったのに...。ご冥福をお祈りします。
■8月7日(水) これにはちょっとびっくり。ホテルの朝食会場に「ふんわりご飯盛り付けロボット」登場!!
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
集中講義3日目。講義そのものについては、今日で全体の2/3を終えました(ただし最後に、テストが1コマ)。絶望感を覚えたほどの技術的なトラブルも、昨日までに概ね解消――あるいは断念――され、現在は問題なく講義を実施中。
やれやれ。で、今日の「お題」は宿泊先での出来事。
大学に確保していただいたのは客室数全国第3位、つまり全国あちこちで目にするビジネスホテルチェーンです。お伝えしたように大学から約2kmと、ベデストリアンのセンセイにはありがたいホテル。
利用客は主に、センセイのようなビジネスマン。ただし当地は地方都市なので、建物や設備の建設およびメンテナンスなどに従事する方がメイン。センセイを含めて、工事などの仕事で数日滞在する方が多い。
このような利用形態の場合、宿泊者にとって重要なのが食事。特に、選択の余地が限られる朝食のサービスが運命の分かれ道。今回のホテルも、無料のバイキング形式で朝食が提供されます。
ただしご存じのように、数日で飽きてしまうというパターン。それはともかく、4年ぶりのホテルでちょっとびっくりしたことが。出勤前、いつものように朝食券を手にして1階のレストランに入りました。
ガテン系の方に続いてトレーを手にしたのですが...あれっ?!ご飯の入った大きな保温ジャーが見当たりません。不思議に思っていると、前を行くガテン系の方は写真のコーヒーサーバーのような機械の前に。
いつの間にか、下に置いた茶碗に飯が。見よう見まねでセンセイも機械の前に。今回選択できるのはご飯の量(70g/120g/170g)のみ。冗談抜きで、講義は体力勝負。「大盛り(170g)」ボタンを押すと、おぉ、数秒してから、ふかふかのご飯が茶碗に。
写真は、ご飯の着地(?)直後を撮影したもの。どうやらこのマシン、「鈴茂器工株式会社」の「ご飯盛り付けロボット」シリーズの一員らしい。
現役引退後、しばらくぼんやりとしていたため状況の把握に遅れてしまったのですが、いろいろな場面でこのようなロボットの登場を求められるほど、人手不足に代表されるような事態が急激に進行しているらしい。
頭では予測していたのですが、ここまでだとは実感できませんでした。この状況を理解、打破するためには、おそらく発想の転換が必要。他方、センセイは完全に引退した身。どうやらしばらく、非常に悩ましい状況が続きそう。
決して、偉そうなことは言えませんね。
■8月6日(火) 違いは、背後に広がる地域の差? ――柏崎から撤退したレンタルビデオ店が...
――
2日目の講義を終えて、ホテルへ戻りました。
今回は集中講義なので、話す方はもう、ホントにヘロヘロ。でも受講生諸君を見ていると、授業を受ける方も大変なんだろうなぁ...と、感じる場面が。寝不足だったのでしょう、ついついウトウトしがちな女子学生。
特に、お昼を頂いた後の講義は、とても辛いと思う。にもかかわらず、彼女なりに頑張っている――正確には、「頑張らなくちゃ」と意識している――ことがひしひしと伝わってきます。関係者なら皆納得していただけると思いますが、教師冥利(みょうり)に尽きる瞬間。
逆にセンセイは、そのような受講生にインスパイアされて、ターボエンジンのスイッチが「カチッ」と入ってしまいます。というわけで身体的にはともかく、精神的には心地よい疲れ方で今日の講義を終了。写真はホテルまでの道中で撮影したもの。写真がやや赤みを帯びているのは、夕方だからです。
今回の集中講義では、ちょっと工夫したことが。講義方法も大幅に改善したのですが、お伝えしたいのはもっと下世話なお話。前任校での集中講義は、金沢工大移籍後から始めています。
回数は20回弱のはず。今までは、大学に確保してもらったホテル――大学から約2km――との間を自動車で移動していたのです。講義の帰りに夕食の総菜や燃料(?)を購入していたので。
でも、よく考えてみると、車の必要はないかも。そこで今年は、ひとまず大学に立ち寄って教材等を降ろしてから、自動車はホテルの駐車場へ。その旨の断りを入れて、徒歩で大学へ戻りました。
それ以降はずっと、徒歩で行き来。やはり、目に入ってくるものがずいぶん違います。
最初に気づいたのは、ホテルに隣接していたジョーシンがなくなっていたこと。個人的にはかなりお世話になっていたのですが、どうやら数年前に閉店。そしてごく最近、完全に解体されたようです。
現在は完全な更地で、雑草が生えています。次に意識したのが、このビデオレンタルショップ(新発田(しばた)店)。自宅のある柏崎市内にもお店があったのですが、昨冬閉店。その違いをいろいろ考えさせられたのです。結論からすると、背後に広がる地域の差...かも。
最近は「後背(こうはい)地」という、やや無理な表現をされることも。新発田市は「阿賀北」――阿賀野川の北東地域をこう表現する――の拠点。市近辺では過疎化が進んでいるのですが、そこで生まれ育った若者が大人になり、家庭を持つなどして、この新発田に流入しています。
だから新発田だけを見ると、割と繁栄しているかのよう。実は、地域全体では衰退が進行しているのです、でも、その実像がなかなか把握できない。
拙宅のある柏崎地域の、本来の市のボリューム感は、新発田とほぼ同等。でも新発田と対照的に、柏崎の「後背地」は貧弱で、地域全体の落ち込みぶりは誰の目にも明らか。だから少なくとも近視眼的には、「勝負あり」という感じ。
もちろん、両市が繁栄度その他で競っているわけではないのですけど。でも、よおーく考えてみると、この問題、その根はもっと深いところにあるように思われます。目先の、経済的な損得――もちろん、重要な要素――を前面に出すか、逆に、もっと長いスパンで考えて「損得」を考えるのか。
誤解なきように申し添えますが、ここでの「損得」は、もっと広い意味です。平たく言うと、「確かにお金は大事だけれど同時に、他にも大切なものがあるよね...」というイメージ。
昨日、今日と講義をしてみて、受講生の内面について感じた実感です。植物同様、ここ前任校では学生諸君が彼ら彼女らが内包している潜在的な才能(potential)を、目に見える能力(ability)にゆっくりと転換、成長させていく。
センセイは今、その現場に立ち会っています。まぁ、ソクラテスのいう「産婆さん」のようなもの。
記憶に間違いがなければ...ですが、前任校を退職した職員も表現はともかく、同じような感想を述べていたはず。師匠筋――残念ながら、大半は故人――をを含めてつくづく、ご縁に恵まれたことを思い知らされます。
だから思わず、気持ちは前のめりになりがち。でも、お察しの通り、そうなるとどうしても「上から目線」になり、受講生の気持ちが離れてしまいます。講義に際しての関係は、「不即不離(つかずはなれず)」が大原則。受講生の話に謙虚に耳を傾けれども、決して無批判に飲み込まれることはない。
肝に銘じて講義に臨んでいるつもりなのですが...。なおこの件、続きがあるかどうかはわかりません。悪しからず。
■8月5日(月) つ、連れ合いが... ――西村センセイ、ヘロヘロになりながらも初日の講義を終える――
いや、もう、本当にヘロヘロ。
もちろん前任校での集中講義初日を終えた現状です。予めお断りしておきますが、学生さん、つまり受講生諸君に何か問題があったというわけではありませんので誤解なきよう。後述するように、今回は受講生に恵まれました。
問題はセンセイ自身および関係者と、不可抗力の外乱要素。今日の講義は午後から。大学までの距離は110km弱。何と、自宅から富山県境までとほぼ同じ距離なのです。たくさんの教材や貴重な図書を運ぶ必要があるので、車で移動するしかありません。
到着後も、教材印刷などの準備があります。頑張って教材を作成したので、今回のデータ総量は約100MB。重すぎるので、メールに添付するわけにはいきません。(ただし先方が詳しければ、ファイル転送などの方法はある)
データを手渡するしかないので、今朝は8時過ぎに自宅を発ちました。今日の降水確率は県内各地10〜20%程度。でも天気の悪化が予想される週末まで滞在するため、大型の傘を助手席に積載。
出発してすぐに気づいたことが。南側に割と黒い雲が広がっているのです。でも実際に降ることはないだろうし、仮に少しくらいの雨になったとしても局地的...と考えたのが甘かった。市内走行中にボツボツと雨が降り始め、途中から本降りに。
降り始め独特の、泥臭い空気が車内に侵入してきます。運転に支障が出るほどではなかったのですが、やはり視界が悪くなるし、制動距離も長くなります。その分、気を使いながら運転。新潟の市街地に入ると、ものすごい車の量。新潟市民だった若い時は何も感じなかったのです。
でも、高齢ドライバーかつ田舎者の今のセンセイには、かなりしんどい。こちらにも注意を払いながら、結果的に2時間ちょうどで到着。う〜ん、ちょっと計算が合わないような気がしますが、そこはあまり問題とせぬよう。
それはともかく、教材データを事務の方に渡して印刷をお願いし、教室の準備に取り掛かります。ところが、これでもか...というほどの技術的な問題が次々と発生。それを何とかクリアすると今度は、お願いしていた印刷に致命的なミスが。
一部のデータについてはWordファイルを渡したのです。その体裁が崩れて何が何だかわからなくなっています。そこで、オリジナルデータを急いでPDF化し...ふぅ。その合間に撮影したのが右の写真。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
もちろん開学記念に植樹した「ニュートンのりんご」の木です。秋田県の果樹試験場から譲り受けた苗の高さは50cmくらいだったのです。でもそれが今や、ご覧のようにここまで立派に...あれっ?!
「ないっ!!」というのが、センセイの最初の認識。りんごの木の根元、看板の左側に切り株が見えます。ここには新発田市の隣、聖籠(せいろう)町の林檎の樹が植えられていたのです。理由は単純明快。
受粉のため。「林檎は自家受粉しないから、必ず近くに別な林檎の樹を...」と、果樹試験場から教えていただいたのです。されどそれが、何らかの理由で意図的に伐採されたらしい。
その影響かどうかはわかりませんが実の数が少なく、病気あるいは虫食いが多い。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))う〜ん、でも、これって、連れ合いを理不尽に強奪されたようなもなのでは?
確かに、金沢工大の「りんごの木」に比べると、こちらのりんごの方がずっと大きいのです。しかも、いかにも「りんご」という雰囲気。
他方、講義開始時刻が迫ってきます。諸問題を完全には解決できないまま、講義開始。準備不足を中心にして、反省点は多々あります――もちろん大半はセンセイらの責任――が、初回講義を終えての印象は、「受講生に助けられたな」ということ。
最初の印象はともかく講義を進めていく中で実感したのは、学生の知的な素直さ。そして何より、秘められた向学心。都内の大学に転出した元同僚も同じような印象を受けたことがあるそうです。(ただし、学生の生の言葉なので、表現はかなり異なります)
ボトボトかつヘロヘロなセンセイ、かつ、今日の講義は反省すべき点が多すぎるのです。でもやはり、頑張っただけの甲斐がありました。
さて明日以降、どうなる?!
■8月4日(日) 災いを転じて福と為す? ──疲れすぎたので、講義の準備を終えてしまいました──
というわけで今日は、鬼門(?)のお墓掃除の日。
熱中症になりかけた去年を反省すると、どうやら体調不調が熱中症の要因の一つであるように思われます。具体的には睡眠不足は厳禁。そこで今年は、まず冷房のない実家ではなく自宅で前日の晩を過ごしました。
次は睡眠の長さと質。本当は早めに就寝したかったのですが、明日からの講義の準備が残っています。結局、寝室へ向かったのは23時。それでもちゃんと眠ることができれば、さほど問題はないはず...だったのですが何と、4時過ぎに目が覚めてしまいました。
これって、去年と同じパターンじゃん。何とか寝直して5時半前に起床し、6時半に実家へ。去年同様、関係者が集まり始めています。「今の時間はどんどん暑くなるだけだから...」との声をきっかけにして、6時45分に作業開始。
この日集まったのは9人。約20基のお墓があるのですが、離れた場所に住んでいたり、高齢あるいは病気などで参加できなかったり。高齢者が主体で、センセイは若い方から数えて3番目。
ちなみに一番の若手は、同級生の息子さん。持ち寄った機械や道具を使って草を刈ったり、垣根を綺麗にしたり、刈った草や落ち葉の類を集めて運んだり。ちなみにセンセイは一番最後。
作業をしていると、遅れて到着した(別な)同級生が声を掛けてきました。顔を合わせるのは1年ぶり。作業そのものはヘビーではないのです。でもあまりの暑さにセンセイを含めた全員がバテ気味。1時間ほど作業した後、それぞれが日陰を探して休憩。
年に1回の、貴重な会議も兼ねています。写真はその後、iPhone SE(2nd)で撮影したもの(色合いと雰囲気が違う)。昨日の写真と比較すると、まず左奥(山側)の雑草が刈り取られています。またよぉーく比べると、生け垣も整えられています。
もちろん、墓地全体が綺麗に。結局、作業が終了したのは8時15分、つまり所要時間は1時間半。
ここまでは完全な共同作業ですが、一部の方は残って、自分の家のお墓を水洗いしたりします。特に、こんな機会でもなければ訪れることがない家に多い。センセイはというと、いつでも来ることができるので特別なことはせず実家に撤収。
何しろ、とにかく酷く消耗していたので。去年のような熱中症の症状はないものの、着替えて扇風機に当たっても疲れが抜けません。そこで最低限の用事を済ませて帰宅。下着まで着替えたのですが身体の、独特の緊張感はしっかりと残ったまま。
お昼を頂いても同様で、今日は結局、まったく休息できず。幸か不幸か、そのおかげで明日からの集中講義の準備がスイスイと進みました。何と、夕方には全配布資料を完成。少なくとも近視眼的には喜ぶべきこと。
というわけで今日のセンセイは完全な燃え尽き症候群で、今はまだハイテンションのまま。今晩ゆっくり休息できるのか、そして何より移動を含めて明日以降の講義を問題なく実施できるのか、当の本人すらまったくわかっていない状況。
更新されるかどうかを含めて、明日のこのページの準備にも着手していません。悪しからず。