2023年10月7日更新(2023年10月15日ページ移動)

──2023年10月第1週のニュース──

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10月7日(土) iPhone SE(第2世代)のトラブルは、春に交換したバッテリーが原因だったようです

 今日はご報告。

 トラブルが続いていた“iPhone SE(第2世代)”に関して大きな動きがありました。購入当初は問題なかったものの、徐々に不具合が顕在化した同機。思い切ってOSを再インストールした結果、通信関係の問題はほぼ解消
 しかし前後して、電源系に深刻な障害が。

 お伝えしたように、十分充電している(はず)にもかかわらず突然、電源が落ちてしまうのです。しかもそれがいつ発生するか、まったく予測不能。最近も夜間に突然、電源が落ちてしまいました。(2枚目の写真左側)
 いざという時に気が気でならない。

 そこで市内にある写真のiPhone修理専門店「モバイル修理.jp」(柏崎店)を再訪しました。お店はマンションの一角。大きなお店のように見えますが、入口は右側で店内は狭い。
 実は地元不動産屋の一部門なのです。(経営形態と技術力はひとまず別問題)

 前回はお嬢さんが対応してくださったのですが、今回は部門の責任者と思(おぼ)しき中年の男性。状況を説明してバッテリー交換を依頼しました。
 預ける時に情報を交換したのですが、センセイのケースはかなりレアらしい。

 ロジックボードに問題があるかもしれないため、1時間半ほどほしいとのこと。その後の用もあったので、店内で待つことは吝(やぶさ)かではないと伝え、約40分後にお店へ戻りました。
 点検、バッテリー交換作業は完了済。

 まず、半年前に交換したバッテリーの残量は99%あり、充電回数も非常に少ない。つまり新品同様とのこと。そりゃそうでしょう。でもここで意外な発言が。
 バッテリーの電圧が高いというのです。

 通常なら3.8V程度なのですが、4.2Vもあったそうです。バッテリー電圧はセル数で決まるので、ちょっと考えにくい現象です。

 バッテリー残量は電圧(V)の変化で判断しているので、残量表示がおかしくなっても不思議ではありません。さらに、この高電圧で回路が誤動作したかもしれないとのこと。
 引き渡しを受けた時点で問題はなかったので、しばらく様子を見るしかありません。

 ここで有益な情報を頂きました。

 2晩ほど電源に接続した状態を続けてほしいとのこと。これによってバッテリーが完全に充電されるだけでなく、残量の基準値が今回交換した新しい電池のデータに書き換えられるというのです。
 なるほど。

 右の写真(グラフ)をご覧下さい。左側はバッテリー交換前後のデータ。図の左側は、充電してから就寝したにもかかわらず、夜間に電源が突然落ちたことを示しています。
 数時間の空白に続き、朝、再度充電してから前述のお店を訪れています。

 右側の段差のところでバッテリーを交換したため、充電率は77%に低下しています。今までは100%しか表示しなかったのです。もっともこの充電率は交換前のバッテリーを基準にしたもの。
 指示通り、2晩続けて充電を続けました。

 その結果が右のグラフ。何度もお伝えしているように、センセイはスマートフォンをほとんど使用しません。時計と歩数計の代わりに使っているようなもの。そのためゆっくりと残量が低下しています。
 途中の黄色い部分は「停電力モード」に切り替えていた時間。(確かに、カーブが緩やかになっている) 

 バッテリー交換後5日経過しましたが、今のところ誤動作や予想外のできごとは発生していません。やはりバッテリーの不適切な電圧が原因だったようです。年末に向けていろいろ私的なイベントがあるのですが、比較的安心して臨むことができそうです。
 やれやれ。

 ちなみに、バッテリー交換料金は7,480円(税込)でした。新規購入──その必要は感じていない──を考えれば、安いものです。



10月6日(金) 今年は、皆さんもぜひ... ──早めにインフルエンザワクチン接種を受けました──

 正確には「(少なくとも)今年だけは、ぜひ...」なのですが。

 ご存じの方も多いと思いますが今年は小児を中心に、インフルエンザが例年になく早い時期から流行しています。新型コロナウイルスの流行の陰でインフルエンザの流行が結果的に抑えられ、子供たちが免疫を持たないためのようです。
 若く体力のある方々はともかく、センセイのような高齢者にとっては非常に危険な事態。

 先週末、両親を新型コロナウイルスの予防接種に連れて行きました。インフルエンザワクチンについて母親は、「毎年、11月に打っているから...」とのんびり。でもここは強引に説得して、今月中の接種を予約させました。
 早い時期に予約枠が埋まってしまう可能性が高いのです。

 センセイ個人は先月中に、高校の同級生が経営する近くの医院で接種を予約。既に予約がかなり入っていましたが、それでも今日の接種を確保。その際、担当者は「西村さんは、65歳以上ですねぇ...」。
 65歳未満と異なる問診票を渡されました。

 今朝は5分間に到着し、診察室へ。挨拶して近況を確認し合った後、ワクチン接種の了解を得たのですが、帰り際に思いついて「今年は胃カメラ、飲まなくていいよね?」
 センセイはここでピロリ菌の除菌処置を受けており、胃ガンになる可能性は低いはず。

 ただし除菌処置後も「学校保健安全法」に従って毎年内視鏡検査を受け、問題ないことを確認しています。大学の集団検診だと放射線を浴びるので。
 すると彼は即座に、「いや、除菌後の胃ガンって、けっこう多いんだよ」とのこと。

 ふ〜ん、そうなんだぁ。でも、それならピロリ菌除菌にどれだけ意味が...ということになりかねないのですが、ここは専門家の意見に素直に従います。ついでに帰路、近くの大きな病院で定期健康診断も予約。
 今まで受けてきた大学の定期検診に相当するものです。(これまでの健康保険を2年間延長しているので、無料で受診できる)

 後半は高齢者にしか関係しない内容かもしれません。だから若い方は無視していただいてかまわないのですが、少なくともインフルエンザについては、早めのワクチンの予防接種をお勧めします。
 ワクチンは、国民の半分強の分量しか用意されていません。

 また後発医療薬製造会社で多発した不祥事により、既に解熱剤や咳止めなどの薬品が不足しています。インフルエンザ治療薬のタミフルやリレンザなどの在庫量については把握していません。
 しかしこちらも、大流行になってからでは手遅れの可能性が。

 冗談抜きで、今年はぜひ、お早めに。



10月5日(木) ふと感じる、血の繋がり(4) ──ただし祖父の、この達筆ぶりには敵わない──

 昨日の続き。

 センセイは蓄音機の存在そのものは良く認識していたもの、肝心なレコードについては「繪ばなし 兵隊さんのラッパ」しか知らない。そこに突如発掘された多数のレコード。これらを購入した祖父はいったい、何を聴いていたのか。
 探索する前に、時代状況の確認から。

 祖父は明治半ばの生まれ。記憶に間違いがなければ──かなり怪しい──1885年(明治18年)だと思う。20歳前後で日露戦争(1904年〜1905年)に従軍し、負傷。その後約40年の人生を傷痍(しょうい)軍人として過ごします。
 そもそも彼が戦死していたら、息子であるセンセイの父親やセンセイは存在していない...。

 他方、正確な時期はわかりませんが、1890年(明治23年)生まれの祖母と結婚し、二男六女を設けます。つまり受傷と結婚はほぼ同じ時期。
 傷痍軍人なので、国から恩給を受給しています。

 そのため最低限の収入は保証されていたようですが、それではとても子供たちを養えない。祖母は子育てをしながら、農業に励んだと伯母から聴いています。
 最初の6人は娘。大きくなると小さな子供の面倒を看るのが彼女たちの仕事。当時はそれが普通だったのです。

 こちらもどのタイミングかわかりませんが、祖父は実家奥に隠居部屋を新築(ただしその後、裏山が崩れて建物は崩壊)。そこで祖母とともに暮らしていたはず。
 祖父は身体が不自由なので、時間はたっぷりあったに相違ありません。

 で、彼が聴いていたレコードはというと、たとえば右の写真。レコードジャケット上部には誇らしげに、大きく「テイチクレコード 純国産電気吹込」。
 現在の「テイチクエンタテイメント」社です。

 盤面を良く読むと、「奈良市 帝国蓄音機株式会社」とあります。1931年設立された前身が盤面の社名に変更したのは1934年。このころ蓄音機が急速に普及したそうです。またこの頃、真空管を使った増幅器が実用化。
 「電気吹込」はそれを指します。

 ジャケット右側には墨書(ぼくしょ)で「中次唐丸破り(二)」。祖父が書いたものと推測されます。盤面には「浪花節 忠治唐丸破り(二)」。「忠治」とは国定忠治のこと。
 つまり誤記。

 調べたところ「忠治唐丸[駕籠]破り」は、国定忠治が捕縛(ほばく)されていた仲間を助け出すという物語。祖父は三味線を伴奏とする浪曲を聴いていたんですねぇ。
 次なるSPレコードが右。

 「佐渡情話」は佐渡に伝わる民話。当地柏崎も深く関係しており、主人公の佐渡娘が流れ着いた場所にある滝は、JR信越本線青海川駅から良く見えます。
 佐々木米若のこのレコードは、1930年代に約75万枚(!!)も売り上げた大ヒット作なんだそうです。
(後に、美空ひばりも「ひばりの佐渡情話」としてシングルレコードを発表)

 「佐渡情話」レコードを見たのは初めてですが、良く考えてみると「佐渡情話」については、小さかった時に祖母から聴いた覚えがあります。例えば祖父は祖母と一緒にレコードを聴くなどしていたのではないでしょうか。
 いずれにせよ、これらのレコードを購入したのは1930年代後半から1940年頃にかけてと推測されます。

 これらの他には子供向けの「繪ばなし 動物の運動會」など。「繪ばなし 兵隊さんのラッパ」同様、6人続いた娘の後にやっと生まれた長男(=センセイの父親)のために購入したものでしょう。彼は当時、小学生。
 夫婦二人で、父親を相当可愛がったらしい。

 レコードライブラリーの全貌が明らかになったわけではないのですが、ひとまず情報を総合すると、1930年代後半の祖父母は、ある程度資金的な余裕があった。そして祖父は新しい物好き...って、センセイそのまんま。
 よく言えば「進取
(しんしゅ)の気性」。

 興味深い──センセイにとっては厳しい──のは、どうやら大所高所からあるいは長い目で考えて取捨選択しているのではなさそうだという点。その時代のブームになっているものを、他人よりちょっとだけ早く取り入れる。
 もちろん祖父はちゃんとした教育を受けていないはずだし、そもそも田舎。

 接することができる情報には限りがあったことを考慮する必要があります。されど総じて覚えるのは、「ふと感じる」どころではない濃密な血の繋がり。ただし、祖父の達筆ぶりには敵(かな)いませんが。
 白状すると、もう一つ反省すべき点が。

 実は父方の祖父以上に、母方の祖父母についてはほぼ何も知らないのです。

 祖父はセンセイが小学生の時まで、祖母は大学生の時まで存命だったにもかかわらず。もちろん何度も会っているのですが...。それを言いだしたら両親についても、果たしてどれだけ本当に知っているのか。
 両親が健在──父親はややボケつつある──のうちに、事実関係をいろいろ確かめておく必要があります。

 今春の退職は、そのためだったという面もあるので。



10月4日(水) ふと感じる、血の繋がり(3) ──77年前に死去した祖父に関して、初めて知ったこと──

 実際には、知らないことだらけなのです...。

 先月後半に連続した機器のトラブルに吹き飛ばされた感がありますが、約1ヶ月前(!!)および前回に引き続き、実家2階の洋間に移されていた蓄音機の続きを。前述したように、その存在そのものは、小さい時から認識していたのです。
 2階の、かなり広い物置の、入ったばかりの所に置かれていたので。

 小さかったセンセイら兄弟にとってはただのおもちゃ。時々音を出して遊ぶだけ。今から考えると、他の二人はほとんど興味を示さなかったと思う。買い求めたのは祖父以外には考えられません。
 しかし彼は77年前の1946年(昭和21年)に逝去。

 その11年後に生を受けたセンセイには想像の範囲外です。10年後に嫁いできた母親にしても同じようなものだと思う。蓄音機を洋間へ移設したのは、間違いなく父。彼としては何らかの意図があるのでしょう。
 しかしその如何にかかわらず、センセイは蓄音機と、それを購入した祖父について興味を持ちました。

 西村センセイ、実は、父方の祖父についてほとんど何も知らないのです。

 明るい場所で蓄音機を見るのは初めて。非常にしっかりと製作されており、質量もかなりあります。木工および金属加工のレベルは高く、製造後85年前後経過しているにもかかわらず、部品は今でもスムースに動きます。
 ホントに。

 今回初めて気づいたのですが、蓋の蝶番(ちょうつがい)のところ──蓋の裏側──に写真の銘板が。“Columbia vita-tonal Grafonola”と記されています。
 “Columbia”はまず間違いなく、戦前の「日本コロムビア株式会社」。
(「コロンビア」ではない)

 イタリックの“vita tonal”はたぶん、イタリア語で「音の命」。“Grafonola”はコロムビア社製の蓄音機を指す固有名詞のようです。(自信はありません)
 銘板上部には“MODEL -NO. 203”。これは本来、“No. 203”と表記すべきもの。ま、いいんですけど。

 検索していただくとわかりますが、このような蓄音機は戦前──もちろん第二次世界大戦の前──国内で都市部を中心に相当数販売されたようです。
 イメージ的には、トヨタ・カローラあるいはプリウス。

 う〜ん、これでも若い方には通用しない喩(たと)えかも。

 しかし、非常に貧しかった当時の日本──それが戦争に繋がったという面がある──の、それも実家のような田舎に、蓄音機がなぜ存在しているのか。
 それでも、この辺までは、まぁ、理解可能な範囲だったのです。

 ところがこの夏、まったく考えもしなかったものが洋間に出現。それが右の写真。木箱に収められたSPレコードです。たぶん30枚くらいはあると思う。
 センセイは一度も目にしたことがありません。たぶん父が今夏、土蔵から持ち出したのでしょう。

 LPレコードと同じくらいの大きさですが、ずっと重く、はるかに硬い。

 祖父は何のために、そしてどうやって蓄音機を購入し、何を聴き、何を考えていたのか。毎日実家へ通っているわけではないため、まだ全貌が解明されたわけではありません。
 それでも記憶と照らし合わせると、少しずつ見えてきたものが。

 白状すると、祖父に関してセンセイは相変わらず、ほとんど何も知らないままという、重い現実。

 ひとまず次回へ続きますが、皆様、決して過度な期待はなさらぬよう。



10月3日(火) 今夏の猛暑の影響でしょうか、当地の動植物にも少し変化が起きているようです

 「異変」というほどではないのかもしれませんが。

 昨晩母親から野菜が育ったとの電話が。それを受領すべく、今日の午前中に実家へ。今週末の行事に関する打合せも兼ねています。天気が良く風も弱かったので、体力向上のため自転車で往復しました。
 交通量は少な目。走りやすかったので先週同様、片道約45分で到着。

 自転車を走らせていて感じたのが季節の変化。いかにも「秋」という感じ。もう10月ですから当然なのですが。

 ただしやはり、例年とちょっと違うなぁーと感じることがいくつか。その一つが、写真のススキ。まず、穂(先端の白い部分)の出る時期が遅い。拡大写真(1,280×960、359KB))
 ススキはイネ科の植物なので、まさに「穂」。

 当地の場合、ススキの穂は晩生(おくて)の稲を刈り取る頃に出そろいます。具体的には8月末から9月上旬。晩生のコシヒカリを収穫する脇で、綺麗に出揃ったススキの白い穂が風に揺れている...というのが毎年のパターン。
 でも今年は穂の出る時期が遅い。2〜3週間くらい後ろ倒しです。

 それだけではありません。場所によって生育状況がバラバラなのです。まず全体として、背丈が低い傾向が。写真は良く育っている方で、高さ1.5mくらいあります。これでも例年より低いくらい。
 大多数は、もっと低い。

 しかも、ちゃんと穂が出ない、あるいは成長しないものも。写真のススキもそうなのですが、穂が何となく黒っぽい。場所によって差が見られるのは、夏期の水分摂取量と関係しているのでしょう。
 狭い地域内、気温はほとんど同一だったので。

 一匹あるいは連結飛翔する赤とんぼの中を進んだのですが、ここでも変化が。まず飛翔する赤とんぼの数が少ない。そして何より、色が違う。
 この時季の赤とんぼは、かなり鮮やかな赤色をしているのです。

 でも今年は割と黒っぽく、本当に赤とんぼかなぁと思ってしまうほど。連結飛翔しているのですから、赤とんぼに違いないのですが。
 実家へ無事に到着。

 実家の入り口付近にはヒガンバナ(彼岸花/曼珠沙華)。開花が遅れていたのですが、先週末、やっと咲き始めました。これからが満開。拡大写真(1,280×960、160KB))
 なお、実際のヒガンバナはもっと鮮烈な赤色です。

 例年(去年)なら、ちょうど秋の彼岸に合わせて満開になるので、今年のヒガンバナは約10日遅いということになります。

 通院や来客対応を打合せ、母親が育てた野菜をもらって帰宅。できるだけ高速なギヤを選択して足に負荷をかけ続けたので、自転車から降りる時は足元がフラフラ。ヒヤッとしました。
 でも今回も、「上った階数」は平常値。あの階数は、何だったんだろう...。

  それはともかく何度もお伝えしているように、センセイは母親に似ず、動植物には疎い。そのセンセイですら感じたほどなのですから、今夏の酷暑と水不足は、生物にとって相当厳しいものだったようです。

 鈍いセンセイでは気づくことができない、もっと多くの、そして深い変化が起きていても、決して不思議ではありません。



10月2日(月) 「逃げ恥」初回は、遠かった... ──市内唯一のレンタルビデオ店が年内に閉店へ──

 写真は昨日、外出した際に撮影したもの。

 先月下旬、配達された朝刊に折り込みチラシの中に、スーパーその他と明らかに違ったものが。

 何と、自宅近くにある写真のレンタルビデオショップ「ビデオ1」(柏崎店)が、年末で閉店するというのです。「最近、お客さんが少ないなぁ...」とは思っていたけれど、こんなに早いとは思わなかった。
 チラシには「・・・22年の長きにわたり・・・」。

 もっと前からあったような気がしていたけれど、センセイの方が先だったのね。

 県内最大手の蔦屋書店は既に、レンタル事業から撤退済。ネット配信の急速な普及を考えれば無理からぬこと。でも子育て中、「アンパンマン」などのレンタルビデオにお世話にならなかった家庭はないんじゃないだろうか。
 センセイも娘が小さい時は、蔦屋書店をよく利用しました。

 「ビデオ1」は当地で最後まで残ったレンタルビデオ店(のはず)。ちょっと困ったことになった...。

 過去はともかく、現在のセンセイがレンタルビデオ店に足繁(しげ)く通うような事態は考えにくい。でもいつかお借りしようと思っていたTVドラマがあったのです。
 それは「逃げるは恥だが役に立つ」。

 そもそもセンセイはテレビドラマをほとんど観ません。面白そうなものがあったら、レコーダで予約録画しておき、早見再生をして視聴後は消去するというパターン。
 でも「逃げ恥」は、

 2016年の初回放送時も録画しておいたのですが、その後どんどん面白くなるなんて予想もしていなかったので、早い回は視聴後に消去。
 「逃げ恥」はその後、一種の社会現象に。

 金沢では2019年末に集中して再放送したのですが、センセイが新潟に帰省してから情報が告知されたため、録画できず。その際、新潟県内では放送されなかったのです
 2020年春にも金沢で再々放送されたのですが、これも情報入手が遅く、初回のみ録画に失敗。

 初回冒頭の、新垣結衣さん演ずる「森山みくり」の妄想シーンは衝撃的。だから内容を覚えているつもりですが、やはりちゃんと初回を観てみたい。そこで、いつかお借りしようと考えているうちに蔦屋がレンタル事業から撤退。
 書斎の片づけが落ち着いたら「ビデオ1」で、と思っていたのですが...。

 初めて入店してみたのですが、店内は狭くかなり乱雑。率直に申し上げて少し荒(すさ)んだ雰囲気。すでに完全な閉店モードに入っています。TVドラマのコーナーを訪れてみると、シリーズものは紐で縛られており、セットでの販売。
 かつ、「逃げ恥」は棚に並んでいませんでした。

 どうやら西村センセイ、残念ながら「逃げ恥」初回にご縁がないらしい...。

 トホホ。



10月1日(日) 今年も、残り3ヶ月かぁ... ──「かしわざき 中華食堂 竜王」は週末にオープン!! ──

 10月。つまり、今年も残すところ、僅か3ヶ月。

 昨日、お昼に外出したのですが自動車が多く、あちこちで渋滞が発生(センセイは徒歩なので直接の影響は皆無)。街の雰囲気がずいぶん違いました。晩酌のツマミを求めて入ったスーパーは大混雑。
 しかも皆さん、買い物籠は溢れんばかり。

 ここで、やっと気づいた──トホホ──ことが。

 もちろん、いつものように1週間分の食料をまとめ買いしていらっしゃるのです。でも昨日はちょっと特別。翌日、つまり今日から値上がりする商品を買い溜めしようというのです。そもそも食品全般の価格がじわじわと再上昇しています。
 しかも10月から更なる値上げが告知されているものも。

 良く見ると、カート下段には「第三のビール」の箱を載せている方も。こちらは10月から税率が変わり、価格が上昇します。酒類量販店は凄いことになったんだろうなぁ...。というわけで、ビールを購入するタイミングだったのですが、昨日は断念。
 でも、今日はいよいよ在庫切れ。

 そこで、道路が混まないうちに...と思って今朝、開店直後に酒屋を訪れました。「第三のビール」値上げ直後なので、そんなに混雑していないはず。
 実際の駐車場は、ガラガラ。

 店頭には各メーカーのビールの絵が描かれ、その脇には「ビール、値下げしました」の文字。「わーい」と思って精算すると、価格は変わっていないような...。
 最初はミスかと思ったのですが、そういえば金沢でも同じような経験があったっけ。

 その時は値上げだったのですが、レシートを見ると今回同様、価格は変わらず。税率変更そのものは事実ですが、課税のタイミングはたぶん出荷時。
 流通している商品の税率を変更して徴収するなんて、無理ですからね。

 つまり在庫分については、前の税率で販売するのでしょう。だから、店内にはまだ値上げ前の「第三のビール」類がかなり存在しているはず。
 必要な方は、ぜひ早めにお店へお出かけください。

 書斎の片づけをしてから再び、徒歩で外出。

 いつものスーパーで小盛りのお刺身を購入するため駅裏から北側の旧市街地へ抜けたのですが、駅地下道の手前で地元のご夫婦を追いかけるような格好に。ご夫婦が変化に気づいて、足を止めました。
 右手の若い男性が「月7日(土)OP」
(原文ママ)と書かれた紙を窓に貼りつつあったのです。

 お察しの通り、男性はかしわざき 中華食堂 竜王」のご主人。何度かお見かけしたことがあります。一抹の不安を残しながらも晴れやかな表情。迷いはなく、明らかに腹を括っていらっしゃいます。
 正直なところ、
キンエン生活中のセンセイが新「竜王」を訪れる可能性は低い。申し訳ありませんが。

 でも、ご主人と、地元出身の奥様の挑戦は応援しています。

 ホントです。

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