2024年8月3更新(2024年8月11日ページ移動)
■8月3日(土) 背丈と広がりはちょうど倍。逞しさはもう、全然勝負にならない... ──働く過剰──
1日置いただけで、再び枝豆のお話。ただし拙宅庭ではなく、母親が畑で育てている枝豆。
お伝えしたように、明後日から始まる前任校での集中講義の準備に励んでいるのですが、白状すると、これがなかなか思うように進みません。あれやこれやと、飛び込みの所用が入ってくるのです。
本来ならば当然、それを織り込み済で行動すべきなのですが。変更理由の一つが、実家での用。昨日は金曜日なので、もともと実家を訪れて(安否確認と)食料調達をすることになっていたのです。ここまでは問題なかったのですが、今回は直前に連絡があり急遽、病院への送り迎えをすることに。
しかも2日連続。まだ在職できたにもかかわらず65歳で早めに退職した最大の理由が、この高齢の両親の面倒を看ること。だから送迎等について不満はないのです。ただし今回のような臨時の変更は、心臓にあまり良くない。
それはともかく昨日今日で、実家まで4往復。この機会に、家人が拙宅庭で刈り取った雑草を肥料にすべく、トランクに積み込んで実家近くの畑へ運びました。写真はそこで撮影したもの。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
ちなみに、向かいの石垣の上は西村一族の墓地。8月最初の日曜日つまり明日の早朝、お盆に備えて関係者で草取りおよび清掃をすることになっています。もちろん、これもセンセイのお仕事。つまり実は、3日連続の実家。
ま、いいんですけど。ご注目いただきたいのは手前左側。母親が育てた枝豆です。残念ながらこの写真では良くわからないかもしれませんが正直なところ、「巨大」と形容するしかありません。
背丈も葉の広がりも拙宅庭の枝豆のちょうど倍。逞しさといったら、もう、全然勝負になりません。センセイが漠然と基準にしている枝豆は、子供の頃に実家の田圃の畦(あぜ)に植えられていたもの。田圃の水と栄養分を吸収して大きく育っていました。
稲刈りの時に株ごと引き抜き、鞘をもぎ取るのが子供の仕事。その時の枝豆と比べても、1.5倍くらい大きいと思う。どうやったらここまで育つんだろう...。
というわけで、母親が育てたたくさんの枝豆を貰いました。先週も頂いたのですが、母親自身が述べていたように成熟度はイマイチ。でも今回はプリプリです。個人的にはやっぱり、こちらの方が「枝豆」だよなぁ。
今晩までに美味しく頂戴しました。少し休んで本来の仕事、つまり教材作成を再開。昨日、今日と気合いを入れて取り組んだので5日間の講義の中の3.5日分くらいの作業を終えました。明日のお墓清掃から戻ったら、残り部分に取りかかります。
残念ながら講義開始時点で完全な準備は無理かもしれませんが、講義実施そのものに影響はありません。やれやれ。何てったって、受講生が向こうで待っていますからね。ついつい、頑張っちゃいます。
「働く過剰」だなぁ。
■8月2日(金) 認めたくない「その日」が、いよいよ...? ──驚異の、四半世紀に迫る現役マシン──
いつまでも「見なかったこと」にはできないので、やはりどこかでそれなりにきちんとお伝えすべきことを。
1週間ほど前、もしかすると「非常に困ったこと」が起こりかけているかもしれない...とお伝えしました。その時点では状況が深刻かどうか判断できなかったのです。まぁ、現在でも状況は未確定なのですが。
実は書斎の主力機、“Macintosh G4 Cube”(写真中央奥)に、今までにない不具合発生の可能性が。お伝えしたように、来週は前任校で集中講義を実施することになっています。しかも今回は、資料の提示方法を旧来の紙配布物からPowerPointに変更しています。テキストは活用しつつも、それ以外は全面更新。
特に、昔の画像は解像度が低いものが大半。この場合は高解像度のものを準備する必要があります。ただしこの間、インターネット環境が激変したため、スキャンしなくてもネット上から歴史上の資料を得られる場合も。
時代は変わったなぁ...。ただしそれでも自分でスキャンしなければならない場面も多い。写真はその様子で、“G4 Cube”左側のEPSON製“GT-9800F”で作業しているところ。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
スキャナの電源を投入して上蓋を開いたところ、「フッ!!」。実際には無音だったのですが突然、“G4 Cube”の電源が落ちてしまいました。電源部については昨年交換済。この症状はこの時だけだったのです。
各部を点検しても問題はなさそうだったので、必要な画像を頑張ってスキャン。ところが今度は、スキャンそのものはできたものの、基本的な処理の途中に“G4 Cube”がフリーズ。こうなるともう、再起動するしかありません。
この時だけかと思った──というより、願った(?)──のですが、同じような場面でフリーズを繰り返します。冷却不全によるCPUその他の暴走なども考えたのですが、原因がはっきりしません。というわけで、トラブル発生当日はここで作業中止。されど講義に間に合わせる必要があるので、その後は騙しだまし作業を続けています。
フリーズは頻発していますが、やはり原因を特定できません。お願いだから、教材の準備を完了するまで何とか動いてね。
“G4 Cube”は2000年に2台購入(その後、知り合いから1台譲り受けた)。つまり四半世紀に迫ろうかというご長寿マシン。MacOS 9で起動するほぼ最後の製品で、ご覧のようにセンセイはいまだに主力機として、Windowsネットワークを含めたシステム全体の統括に使用。
個別の仕事はWindowsでもできるけど、やはり全体を見渡すためにはMacOS 9がベスト。また個人的には、「鉛筆を使って考える」ような仕事にも向いています。実際、このページおよびサイト、そして写真はすべてMacOS 9上での作業。(出先では“MacBook Pro”上のWindows 10およびMacOS 9エミュレータを使用)
ただしMacOS 9は2001年に最終更新。つまり完全に過去のOS。他ならぬMacの雑誌がMacOS 9終焉を特集(!!)してから18年が経過しており、今ではウイルスソフトすら流通していない(!!)状況。認めたくない「その日」がひたひたと迫っているのかも。
でもセンセイは、あくまでMacOS 9派。ただしプリンタなどは使用できなくなったため、残念ながら周辺機器の大半がすでに廃棄されていることも事実。つまり外堀は、とうの昔に埋め尽くされている。
お願いだから何とか、記念すべき25周年を一緒に迎えましょう、ね。
■8月1日(木) もしかして、これが豆類の「根粒」? ──庭の枝豆を、一株丸ごと引き抜いてみたら...
──
今日は予定を変更してお伝えします。結果的に、2日続けて植物の話題。
昨日の大学院講義(最終回)も、それに伴う移動も概ねいつも通り...だったはずなのです。実際、特にトラブル等もなかったし。でも帰宅してから初めて、かなり疲労していることに気づきました。
自覚していなかった1学期分の気疲れが、一気に出たのかも。というわけで昨晩は、本当に最低限の片付けて就寝。センセイのことですから、その前にビールを頂きましたが、なぜかおツマミはほとんど手つかず。こういう飲み方はあまり好ましくないのですが...。
疲れていたためでしょう、昨晩は割とちゃんと眠ることができました。スッキリ目覚めた分、今日の午前中は昨日できなかった講義の後片づけを。留学中の学生のために講義を記録したビデオをアップロードし、関係者にお礼のメール。
さらに重要な課題未提出者に催促を。お昼に外出した機会に、理容院に寄って頭をすっきりさせていただきました。今日から8月。しかも来週は前任校での集中講義が4年ぶりに再開されます。
新潟県を含む北陸地方も、やっと梅雨明けしたし。少し休憩後は、写真の庭に植えた枝豆の収穫。前回(収穫は月曜日)とは違って、今回はセンセイも庭に出ました。ただしお伝えしたような事情で、枝豆には生育差が。
また、同時に植えた株の間でも差があります。というわけで前回同様、大半は鋏で成熟した鞘を切断しました。ただし1枚目の写真の株は全体が成熟していたので、株そのものを地面から引き抜きました。
通常はこの方法を取るのです。(メジャーは30cm物差し)ここで初めて気づいたことが。それが右の写真。根の部分を拡大したものですが、直径数mmの丸い物体を多数確認できます。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
もしかして、これがマメ科植物の「根粒(こんりゅう)」?子供の頃から散々目にしてきた枝豆ですが、根の部分の様子なんてまったく注意していませんでした。情けない。
ご存じだと思いますが、この中には「根粒菌」(/「根粒細菌」)が。菌は空気中の窒素を固定して植物に与え、逆に植物は菌に栄養素を供与。
植物は光合成によって産出された糖やでんぷんなどと窒素を使って、タンパク質などを作り出します。公開されている写真で見る限り一般的に、「根粒」はもっと小さく、しかも根の先の方まで分布しているようです。ただし少なくともこの株を見る限り、それらしき物体は他の部分には見当たらず、根の付け根に集中しています。
だとすると、やはりこれが「根粒」と考えるしかないような...。母親と違って、植物にはからきし弱いセンセイなので、もしかすると間違っているかも。
申し訳ありませんが、その際は当方の無知に免じてご寛恕(かんじょ)のほどを。
■7月31日(水) りんごよ、しばしのお別れだ ──今年度の金沢工大大学院の講義を終了しました──
今日はタイトル通りのお話。写真はもちろん、金沢工大の「ニュートンのりんごの木」と、その実の一例。
金沢工大は今日が前期(「前学期」)の最終日。その1限に大学院の科目があるので、昨日金沢へ自動車で移動しました。最終日は荷物を持ち帰る必要があるのです。新潟県内は何故か交通量が多く、しかも低速気味。
でも、まぁ、ここは安全最優先。富山県に入ると国道8号線から外れて、少し山側の「スーパー農道」を利用します。暑かったからでしょうか、こちらは交通量も少なくスイスイと運転できました。ただし雲行きが急におかしくなり上市町、立山町では猛烈な雨に。
一時的には前が良く見えず、身の危険を感じるほどでした。直後に聴いたローカルニュースによると、この地域には大雨警報が発令されていたとのこと。それでも、富山市以西は落ち着いてきたのですが。
その後も比較的順調に走行し、金沢工大に無事到着。出席確認用のシートなどを出力して、講義準備はひとまず終了。されど昨日は、ここからが本当の「お仕事」。お偉方と実に3時間半も、あれや、これや...。
何だか仕事が片づくのではなく、どんどん増えていくような気がする。う〜ん、西村センセイ、退職した身なんだけど...。
かなり暗くなったし、天気が不安定だったので学生諸君と一緒にバスに乗って市内中心部のホテルへ。昨晩は、このサイトを更新すると、バタン、キュー。
でも、ま、そこは(元)サラリーマン。6時前にはきっちり起床。朝食を済ませて「武蔵ヶ辻・近江町」バス停へ向かったのですが、ここで初めて気づいたことが。金沢工大の近くにある高校や、大学附属小中学校へ向かう児童生徒の姿が見当たらないのです。
世の中、夏休みなんですねぇ。大学到着後に撮影したのが写真。上は「りんごの木」全体を撮影したものですが、この位置からだと、木の全体像がわかりやすい。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
縮小版でもある程度把握できますが、周囲にはたくさんの実が落ちています。その実の一つを撮影したのが2枚目の写真(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))。この実は例外的で、まだ上の方を向いていますが、大半の実は垂れ下がっています。
もちろん自重によるものでしょう。もちろん仕事は仕事。生成AIを利用した課題への対応など反省点は多いものの、ひとまずやるべきことはやった。受講生諸君の評価は後日、事務方から教えてもらえるはず。
事務室を訪れて、担当の職員にお礼の気持ちを述べます。車内を冷房するためエンジンを掛けている車に戻ろうとすると、事務方のお偉い人が。もちろんお礼を伝えたのですが、その後はなぜか、ゴニョゴニョ...。
りんごの実は、あと2週間くらいで赤みを帯びてきます。鳥類はこの変化が食べ頃のサインだということを知っており、実を啄(ついば)みます。でも、ま、これも自然の摂理。鳥に食べられるかどうかはともかく、熟した実は順に地上へ。だからこそ「ニュートンのりんごの木」。(本人がそのような記述を残している)
残念ながらセンセイは、今ここに存在するりんごの実にはもう会えないはず。「親」はしばらく君(たち)に会えないけど、各自その才能を発揮して何とか生き延びてね。
ふう、さすがに今日は疲れた...。
■7月30日(火) 母親には悪いけど、ホントに美味しい ──庭で育てた枝豆の第一陣を頂きました──
金沢工業大学での大学院講義(最終回)に備えて、金沢へ移動しました。
大雨の中の移動に加えて、到着後もいろいろ大変だったのですが、それは後日(ただし、続かないかも)。で、今日は昨日お伝えるつもりだったものの、「一粒万倍日」+「天赦日」+「大安」(+七福神の日)の圧倒的な迫力に吹き飛ばされてしまった話題。
昨日、庭で育てている枝豆の一部を初めて頂きました。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))内緒ですけど、本当は生育状況を確かめながら自分で収穫したかったのです。でも書斎で仕事――最近はかなりまじめに働いている――をしていると、家人がノック。
その両手には、写真の枝豆が。通常は株ごと引き抜きいた後、鞘を手でひたすら引きちぎる――子供のころ、さんざんやらされた――のです。ただし今シーズンは結果的に、時間差込みでの栽培に。
それもあって何と、生長した鞘を一つずつ鋏で切り取ったとのこと。切断面がすべてを物語っています。もはやセンセイに選択の余地はなく、首(こうべ)を垂れるしかない。
で、肝心のお味はというと、本当に美味しい。西村センセイ実は、今シーズン枝豆を頂くのは2回目。先週金曜日に母親が育てた同一品種を頂いたのです。
自宅に持ち帰り、茹でてもらいました。植物にやたら詳しい――この点は3人の息子たちに遺伝していない――母親曰く、「大きくなる(=成熟する)前の、この時期が一番美味しいんだよね」。う〜ん、そうかもしれないけれど、でも、ちょっと痩せているような...。
母親には申し訳ないけれど、彼女の長男には、その味の違いが判らない。対照的に、このプリプリ感。つまり生命力。
母親には悪い――センセイのマザコン度は、かなり低い――けれど、少なくとも今回、拙宅の痩せた敷地で育てた枝豆の方が美味しい。ただし実は、母親が成熟前に枝豆を収穫したのは、味わい以上に、次の野菜の栽培のため。(実話)
つまり、そもそも勝負にすらなっていない...。(本日2回目の)...トホホ。
■7月29日(月) なぜこんなに長い列が? ──今日は、年に一度の「一粒万倍日」+「天赦日」+「大安」──
予定を変更してセンセイが今日、出くわしたものを。
今朝は庭の枝豆に水遣りをしてから、炎天下、徒歩で同級生のかかりつけ医へ。もちろん先日発症した痛風の再診です。痛みも腫れも完全に引いており、もう実質的には問題ないのですが、血液検査の結果が出ているはず。
ドクターによると尿酸、白血球等の数値はすべて正常値の範囲内。「これだったら普通、[痛風は]出ないんだけど...」とのこと。可能性としては他の疾病も考えられるそうですが、症状はどう見ても痛風。お伝えしたように、やはり脱水症状に陥ったため、血が、尿酸を含めて「濃く」なり過ぎていたらしい。
というわけで、「様子を見ましょう」。めでたく無罪放免となったわけですが、発生している脱水を自覚できないのは、まさに高齢者の特徴。トホホ...。気を取り直して郵便局その他の用を片付けます。市内のドンキホーテ前に来た時、あれっ?!
お店の前に長い列ができています。初めて出くわしました。最初は特売か何かで開店を待っているのかと思ったのです。でも時刻は11時前。実際、お客さんも出入りしています。
もう少し近づいてから、その理由を理解しました。店舗本体の前に独立構造の宝くじ売り場(写真右奥。ここからは見えない)が。行列はそこから続いているのです。つまりこの列は、宝くじを買い求めるお客さんたち。
いつもならお客さんはいるかいないか。稀に数人並んでいる時もありますが、店舗前まで並ぶのは初めて。正面から撮影するわけにはいかないので、最後尾まで歩いて撮ったのですが、その長さは約40m弱。並んでいるのは中・高齢者ばかり。
性別については7:3くらいで男性が多い。義兄(故人)を除き、センセイ自身や関係する一族はこの種のものが苦手。だからあまり関心を持ったことがなかったのですが、この列の長さには興味が。特別な商品を販売したのか、今日が特別な日なのか...。
帰宅後に調べてみるとYAHOO! に、後者に関するそれらしき記事が。それによると「今年最初で最後、つまり唯一の『一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)』『「天赦日(てんしゃにち)』『大安』が重なる“最強の開運日”。このように3つの吉日が重なることは極めてまれ...」とのこと。
なるほど。紹介されているX(旧ツイッター)の「宝くじ公式アカウント」を見ると、以上に加えて今日は「七福神の日」。まぁ、これは「7月29日」の語呂合わせでしょうね。お伝えしたような事情で、個人的にはご縁はなさそう。
でも、この物価高。(センセイを含めた)庶民のささやかな夢を...という気持ちは、十分理解できるつもりです。
ちなみに血液検査、実は尿酸値に加えて、肝臓の数値も気になっていたのです。もちろん口には出しませんでしたが。結果はというと、アルコール等による肝臓の破壊度を表すγ-GPTは、問題なく正常値の範囲内。
う〜ん、これって、退職後も今までのペースで働けってことかぁ?それはともかく、大雨との予報の中、明日は最後の大学院講義に備えて金沢へ移動します。
■7月28日(日) 店頭や路線バスの前面にお祝いが... ──地元私立高校が、地域で初めて甲子園へ!!
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「ちょっと困ったこと」は先送り──あるいは「見なかったこと」に?! ──して、今日はタイトルの話題を。
やや遅きに失した感がありますが一昨日の26日、全国高校野球選手権新潟県大会の決勝戦が新潟市で行われました。他県同様、新潟県も高等学校全体を見渡せば公立高校が多く、力も強い。ただしスポーツとなると、ちょっと別。
県内外から優秀な生徒を集めて、強力なチームを編成している私立学校が数校。高校野球が始まると、最初は公立私立乱れて闘うのですが例年、準々決勝頃から公立高校の影が薄くなり、有力私立高校が目立ってきます。
今年も途中まではこのパターンだったのです。ところが今回は、地元で唯一の新潟産業大学附属高等学校が頑張り、準々決勝と準決勝でそれぞれ甲子園出場経験のある私立有力校に打ち勝ちました。
これにはびっくり。決勝戦の相手は、甲子園出場経験はないものの、スポーツ全般に強い長岡市の私立高校。つまり、どちらが勝っても甲子園初出場。
決勝戦前夜、当地では「ぎおん柏崎まつり」の「たる仁輪加(にわか)」が行われたのですが、「サンフ」こと新潟産業大学付属高校の生徒さんたちも参加していました。
もちろん野球部員はそれどころじゃなかったはず。「サンフ」の生徒は休憩時間に拡声器を使って明日の決勝について報告し、応援を求めました。もちろんそれを聞いていた人は拍手したのですが、どことなく半信半疑だったことも事実。
もちろん甲子園は良く知っていても、地元からの出場経験はない。正確に言うと2003年春の選抜に母校、柏崎高等学校が出場していますが、これは21世紀枠。
決勝戦当日、センセイは私事でバタバタしていたのですが実家への途中、車の中で聴いたお昼のニュースでは「サンフ」が4-2でリードとのこと。帰宅すると、おぉ、そのまま勝ってしまった...。(柏崎市/新潟産業大学/朝日新聞社/地元紙/NHK新潟/YAHOO!)
翌日、つまり昨日の市内はというと、もちろんお祝いの気持ちはあるものの、戸惑いも残ったまま。今日になると、お店の店頭などに出場を祝う表示が。拙宅の近くに地元バス会社の営業所があるのですが、バスの前面にはご覧のように、「祝 新潟産業大学付属高校 甲子園出場」の札が。
さて、これからどう展開するか。チーム──インタビューを聴いているとよくわかる──も高校、大学も、そして何より地域初の出来事。当然、皆が皆というわけにはいかず、ある程度の戸惑いは残るはずですが、それでも地域を挙げて応援しようとなるのか。
あるいはその逆か。ふだんは偉そうなことを言っている(?)センセイですが、今回ばかりはまったくの初体験なので、ちょっと先を見通すことができません。悪しからず。