2009年2月21日更新(2009年3月1日ページ移動。2012年12月23日写真削除)
■2月21日(土) 今日の新潟地方は、真冬に戻ったような寒さとなりました
週末なので新潟の自宅へ戻りました。
驚いたことに、とにかく寒い!! そして雪が多い!! 先週の火曜から水曜にかけて、一晩で雪がドカンと降ったのだそうです。
道路の脇に雪の壁ができていますし、駐車場の隅には高さ2mくらいの雪の山があったりします。
帰宅途中、電車の窓から外をずっと見ていたのですが、今回の大雪は、新潟県の中越地方がひどいようで、富山県は多くの地域が無雪です。
新潟はとにかく冷えています。
午前中に家族で外出したのですが、318iの車外温度計は-2℃を記録しました。また場所によっては猛吹雪となり、前はよく見えなくて危険だし、横風で車は激しく揺すられるし、もう散々でした。
写真は午後に自宅前で撮影したもの。午後には寒気も抜けたようで晴れ間ものぞき、道路の雪は消えてしまいました。
気温も1.5℃まで上昇しています。この地域の今日の最高気温は、実は夕方に記録されたのです。
■2月20日(金) 仮想化ソフトウェア“Fusion”の使いこなしは、インテルマックのメモリ量が肝心?
すみません。今日もMacネタです。
要するに、学期末なので採点等に追われている、ということなのですが......。(そんな教員とは対照的に、学生の表情はどんどん明るくなっていきます。)お伝えしているように、センセイは研究室で大学のMacBook Proを、Macとして、そしてWindowsノート機として使用しています。
センセイが使用しているWindowsマシンのOSは現在、すべてWindows XPなのですが、今年度の入学生からOSがVistaに変わっているので、指導のためにも慣れておく必要があるためです。
Vistaマシンをお持ちでない他の先生は、どうやって指導していらっしゃるのでしょう?この二刀流を可能にしているのがAppleの“Boot Camp”。Macintoshを完全なWindowsマシンとして使います。
センセイは“Vista”の最上位版“Ultimate”をインストールして使っていますが、少なくともセンセイの場合、これまで問題はまったく生じていません。でも金物はMacなのですから、何とかしてインテルマック上のMac──何だかややこしい──でもWindowsを走らせたいもの。
ファイル交換などの面でもメリットがあります。というわけで最近、仮想化ソフトとしてはとても有名なVMware “Fusion”を購入しました。
Boot Campパーティションを使用して起動したのがこの写真ですが、あっけないほど簡単に起動します。(起動時のアイコンは、やっぱりMac!!)でも、よぉーく見ていると、“Boot Camp”の時よりかなり遅い。
VMwareの名誉のために申しますと、どうもこれはソフトの問題ではなく、ハードウェア(MacBook Pro)の問題のようです。
MacBook Proは当時としては最高のマシンだったのですが、このような形での使用を想定していなかったので、メモリは2Gしか装備されていないのです。
“Fusion”にはメモリを1GBしか割り当てることができず、Windowsはメモリ不足と判断してHDDにかなり頻繁にアクセス。その結果、低速度になってしまうようです。他の先生のMacでの“Fusion”はここまでひどくはなく、ほぼネイティブに近い速度で動いていました。どうも“Fusion”を使う時のコツは、CPU性能ではなくて、メモリの使用量のようなのです。
メモリを増設すればよいのでしょうが、さすがに予算も尽きてしまいました。大学のものなので、私費でメモリを増設するのも変な話ですし。
さて、どうしましょう?
■2月19日(木) パソコンのバッテリーは復活する(こともある)
先日お伝えしたパソコンのバッテリートラブルに、いくつか新たな展開がありました。
まず放置しておいたために容量が低下した(と思われていた)VAIOのバッテリー。一番上の図は放電しきったまま保管しておいたバッテリーを最大限まで充電した後、AC電源を抜いた直後の表示です。
右端の( )内にあるように、70%しか充電できません。このバッテリーを電車の中でずっと使っていたのですが、意外にもかなり持ちます。
さすがに作業を終える頃(中段の写真)には電力が減ってきましたが、これでもまだ28%も残っています。電車の中では1時間半くらい使いましたし、その後も1時間弱使用できましたから、たいしたものです。
それを完全に放電後、再度充電したのが下段の写真。
今度は充電率がどんどん上昇し、ほぼ完全状態にまで充電することができました。ACを切り離したところで写真を撮ったためにまだマシンが状態が安定しておらず、「6時間以上」という表示が出ています。
まぁこれは実際には3時間半くらいでしょう。いずれにせよ、VAIOのバッテリーはこれで、普通に使える状態に戻ったということです。
やれやれ。一方、MacBook Proのバッテリーの方はまるでダメ。
「健全性」は15%に上昇──つまり2%だけ回復──しましたが、まったく実用になりません。
仕方がないので最後の予算で新しいバッテリーを購入しました。届いたバッテリーを充電せずに装着し、“iStat Pro”で様子を診たのが右の写真。
充電量は約半分、充電回数は0回、そして健全性は99%(!!)と表示されています。リチウムイオンバッテリーを最初に使う時は一度フルに充電し、その後完全に放電させてから使います。(マニュアルにそう指示されている)
学期末だし、自宅に戻ったりするためにちゃんと管理できないので、今は外して保管しています。でもまぁ、これでやっと安心してMacBook Proを持ち出すことができそうです。
■2月18日(水) 西村センセイ、「あのひと検索 SPYSEE 」で自分自身に出くわす
難産の末、やっと脱稿しました。締切を8日過ぎての入稿です。
え"っ?! 「脱稿(だっこう)」って何だって? そういう方は辞書を引きましょう。はい。
今回の依頼原稿、もともと企画にちょっと無理があって、センセイの担当部分にしわ寄せが集中するような格好になってしまいました。
もしストレートに打ち返したらすぐに討ち取られて負け戦──別に、負けることに問題はないんだけど──になってしまいますから、直接の読者や関係者、あるいは背後の状況などを熟慮しながら、しかも読者に喜んでいただけるような文章を書くことになりました。
全くの書き下ろし原稿。さすがに疲れて果ててしまいました。受験生にたとえるなら、2日間のセンター試験を最後まで乗り切った直後、という感じでしょうか。この間、周囲の関係者には仕事を丸投げし、メールを頂戴した大学内外の方にはお返事をさし上げておりません(すみません)。明日以降──今日は、無理──お返事をお送りしますので、もう少々お待ちください。
でも、このページの更新はいわば「別腹」。しかも今日のネタはセンセイ自身です。だって、びっくりしたんだもん!!
何度かお伝えしているように、ちょうど1ヶ月前の今日、このWebサイトを本来のサーバー上へ戻しました。
実は検索エンジンでこのサイトを訪問される方も多くて、サーバーの移転が情報の更新に反映されるまで3週間くらい時間がかかると予想されていました。(実際は10日くらいでした。)念のためにごく最近、センセイの名前を入力して検索してみたところ、「あのひと検索 SPYSEE[スパイシー]」(できるだけ原文のママ)という見慣れないページがあることに気づきました。
クリックしてみると、ご覧のページが表示されました。((c)2008 Ohma Inc.)何だこれは!?
「あのひと検索 SPYSEE」の説明によると、「SPYSEE はセマンティックウェブ技術を使い、ウェブ上から人と人の関係を見つけ出して見える形にするサービスです」とのこと。
セマンティックウェブ技術というのは、良くわからないのですが、要するにWebの構造を解析して、内容の連関を見えるようにする技術のようです(違っていたら教えてください)。それはともかく、ページの最上部にはセンセイの名前があって、その下に顔写真が並んでいます......が、どれも皆、センセイではありません。
その下、左側にはずばり「プロフィール」が掲載されていますが、これは大学が公開しているものをそのまま転載しています。(セキュリティがかかっている学内イントラネット上の最新版ではありません。)
右側にあるのは人間関係図なのですが、センセイが知っている人は少なく、多くは無縁の方々。左下の顔写真は関係図に乗っている人の情報ですが、西村センセイ、ミュージシャンやテニスプレーヤーは知らないぞぉ!!
知人の名前もあるのですが、同姓同名の別人だったりします。関係者が正しく表示されている場合も、実際の人間関係はそれほど深くなかったりします。中央部にはキーワードがあって組織名や人名が並んでいるのですが、大半は無関係。その右にあるのはウェブページです。
左下隅の円グラフは「つながりの成分」だそうで、成分の多い方から学者・研究者→スポーツ[これは無縁]→芸術家・作家[これも無縁]などと並んでいます。要するに当たっている部分もあればそうでないものもあります。要するに同姓同名の場合や実際の人間関係は判断できないんですね。
センセイの名前は割とありふれているので、同姓同名の別の学者、映画プロデューサー、テニスプレーヤーの方などがいらっしゃいます。そしてそれがごちゃ混ぜになっています。写真などは「正しい情報」を選択し、「誤った情報」を削除することもできるらしい──センセイは試していない──のですが、なんでセンセイが(そしてみんなが)そんなことをしなくちゃいけないのでしょう?
それに、悪用する気になったら、変な写真や悪意のある文章を貼り付けることも可能でしょう。試しに他の方の名前を入力すると、データが存在せず、新たに作成するかどうかを尋ねられます。つまり、どなたかがすでに、センセイの名前でこのページを作成したことになります。
もちろん好意で、でしょうが。冗談抜きで情報化社会の光と影、というわけです。そもそも名前が、“SPY”(スパイ)+“SEE”だし。
■2月17日(火) 瓦屋さんは、自宅の屋根もずいぶんカラフル!!
日本海側は昨日から急に冷え込んで雪が降り、氷点下まで冷え込みました。大学近辺は無雪ですが、場所によってはかなり積もっている場所もあります。
一昨日までいた岡山と比べて、気温差が20℃(!!)もあるので、暑さ寒さの感覚が混乱して、参ってしまいます。でも日差しはすっかり春。
今日の日中は時々晴れ間ものぞいたのですが、強い日差しで濡れた駐車場から湯気が立ち上っていました(夕方にはまた氷点下になってしまいましたが)。
早朝、出勤途中にふと気づいたことがありました。
金沢のアパートの近くには瓦屋さんがあって、数カ所には資材置き場があります。
早朝に車を走らせていると、公道にフォークリフトが飛び出してきて恐い思いをしますし、コンビニでは従業員の人がお弁当を買っていたりします。
どうやら朝早くに必要な量の瓦を積み、数台の車に分乗して建築現場へ出かけるようです。ちょっと離れた住宅地の一角に、もう一箇所、写真の資材置き場があります。
ここの資材はほとんど動かないのであまり気にしていなかったのですが、よく見ると、奥の家の瓦がずいぶんとカラフル!!
基本は黒なのですが、ある部分だけ青系統と茶系統の瓦が使われています。あれ? っと思ってよく見ると、住宅地の一角に資材置き場があるのではなく、奥の家の敷地の一部、つまり普通なら庭にしている部分を資材置き場にしているんですね。
たぶん瓦屋さんの社長(?)のお宅なんでしょうね。それにしてもあのカラフルな瓦、なぜなんでしょう。「黒色の枚数がちょっと不足したから」ということなんでしょうか。それとも、もっと深い思い入れのようなものがあるんでしょうか。
■2月16日(月) 西村センセイ。「宿題」はどうなりました?
もう一晩だけ岡山の話を。
センセイは旅に出る時、できるだけ普通の人が行く商店街やスーパー──それもできれば地元資本の──へ行ってみるようにしています。
そこに住む人には当たり前でも、旅の人間にとってはとても珍しいものや習慣があるからです。今回、岡山駅近くの地下道を通っていたのもそのためです。写真は駅構内のスーパーですが、このお店の他に、明らかに地元と分かるお店と、全国資本のお店へ行ってみました。
理由はもちろん「宿題」を片付けるため。
岡山県内のスーパーで販売しているはずの新見の美味しいお醤油を探していたのです。メーカーの担当の方に「通信販売もできる」と教えていただいたのですが、金沢での西村センセイ、アパートには夜にならないと戻らないので、なかなか受け取りが難しい。
仕事に関係する物品なら大学に送ってもらうことも不可能ではないのでしょうが、「お刺身用の美味しいお醤油を大学へ」とはいきませんよね。新潟の自宅へ発送してもらってもいいのですが、2kgもあるお醤油を徒歩と電車で金沢まで運ばなければならない......。
いつかは買おうと思っていたのですが、結局先送りになったままなのです。え"? その間、お醤油道を探究するセンセイはどうしているのかって?
お刺身用に、近くのスーパーで売っている一番高い「たまり醤油」を買ったのですが、塩味がきついし、もったり(?)とした味なので、他の醤油とブレンドして使っています(実話)。
岡山へ戻りましょう。
結局、センセイが探検した限りでは、カツマル醤油醸造株式会社のお醤油を見つけることはできませんでした。
岡山県もずいぶん広くていくつかの地域に分かれており、岡山市付近はむしろ山陽道経由で広島のお醤油が入っている感じです。山間部の新見市の商品はなかなか入りにくいのでしょう。
やはり通販で美味しいお醤油を購入するしかないようです。え"? 「違うだろ。未提出の宿題は」って?
その通り。
提出が遅れている依頼原稿は、まったくの書き下ろしなので大変なことになっています。
週明けの今朝、「もう少々お待ちを...」というお詫びを入れた途端、「ちょうど催促の電話をするところでした(笑)」との返事が戻ってきました。学生さんに、偉そうなことは言えませんねぇ。決して。
■2月15日(日) ここは宇宙ステーション内部か?! ──岡山駅の巨大地下通路──
気を使う仕事を無事に終えて、夕方、金沢へ戻りました。
特急「サンダーバード」が長いトンネルを抜けて滋賀県から福井県に入ると、急に雲が出てきて、夜には雨になってしまいました。それに金沢はずいぶん寒い。
いったいこの差は何なんでしょう。さて昨日は仕事の合間の自由時間に岡山駅付近をフラフラしていました(その理由は、後日)。
ホテルから駅へ向かおうとして、駅の南西側に地下通路があることに気づきました。
入ってみると、これが本当に広く、長い!!
札幌駅地下を思わせる規模で、金沢の比ではありません。先日訪問した静岡よりも広いと思います。お店が入っていればたぶん何も感じなかったのでしょうが、この通路、ご覧のように何もなく、とにかくだだっ広いのです。
向こうを何人かが歩いているのですが、人の姿が点のようにしか見えませんし、そもそも通路の規模と比べてあまりに通行人が少なすぎる!!
突き当たりが駅地下になるのですが、なぜかその部分が上に曲がっているので、映画「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙ステーション──知らない人は観てね──内部にいるような感覚に襲われます。
さすがにこれはまずいと思ったのか、通路の両側は地域の特産品や観光案内などが展示されています。岡山駅地下に入るとお店もあり、急に人通りが増えてどこにでもあるような駅地下街になります。その差があまりに激しいのです。
詳しくは知りませんが、地上部の再開発と一緒にここにも商店街を出すつもりで建設したものの、見込み違いで採算が取れなくなり、通路としてだけ使用されることになった......のかな、などと考えているのですが、本当のところはさて、どうなんでしょう?莫大な赤字を残していることだけは確かだと思うのですが。