2010年12月31日更新(2011年1月9日ページ移動。2014年9月23日一部写真削除)
■12月31日(金) ソニーの新型ブルーレイ、DVDコピーはもはやオマケ扱い
基本的にはずっ書斎にいるので、購入したソニーの新型ブルーレイレコーダーをかなり使い込んでいます。
画質はかなり良いとか、その反面、リモコンの反応や使い勝手が悪いなどの印象はそのまま。
かつては「初期化する」とか「ディスクに名前を書く」など基本的な作業は直感的にこなすことができたのですが、新型ではダビングなどの作業を進める途中で1回だけ名前を書くチャンスがあるなどの方法に改められています。
フォーマットの手順などについては、その必要性もわからないではないのですが、全体としては「改悪」と評されても仕方ないと思います。各種の機能制限はかなり少なくなっているのですが、それでも変なところで制限に出くわすことがあります。
特にディスクへの読み書き(ダビング)の場面で今までとずいぶん勝手が違うことに驚かされます。たとえば写真はHDD(DRモード)の内容をBDにダビングしようとしているところ。
ご覧のようにこの画面を閉じて他番組を見ようとすると「ダビング時間が長くなる」とのこと。
今まではこんなこと、なかったのですが。DRモードで記録した内容をそのままダビングしており、エンコードをかけたりしているわけではないのですが......。
たぶん高速(4x〜6x)でダビングしているからなのでしょう。今年の年末は面白い番組がほとんどないのですが、NHKBSのハイビジョン放送が3日連続で名作を再放送しています。
その中の一つにセンセイらの講義に直接関係する「史上空前の論文捏造」という番組があった──しかもセンセイが所有していない90分版──ので留守録。
それをBDだけでなくDVDにダビングしようとしたのが2枚目の写真。もちろんちゃんとダビング中なのですが、実はこの画面から逃れることができません。
「停止」をクリックしてダビングを停止することしかできないのです。何と、DVDへのダビング時はBDレコーダーはこの作業に「専念」してしまい、他プログラムの視聴はおろか、放送中の番組を見ることさえできないんですね。
もっともセンセイの場合、すでにダビングはBDがほとんど。HD放送をDVD化するのは今回のように、教材として使うものなどに限られます。
ソニーもいろいろな意味で「BDが当たり前」と考えているのでしょう。さて、センセイらはこれから実家へ移動し、年を越します。皆様、今年一年、たいへんお世話になりました。良いお年をお迎えください。
■12月30日(木) 大型倒産話などまるでなかったかのように、柏崎は静かな年の瀬を迎えています
今日は見たままのお話。
娘が遅れていた年賀状の投函を急ぎたいというので、朝、ちょっと離れた本局へ連れて行きました。年末といっても今日は平日なので、ご覧のように普通にお客さんが入っています。
左端が郵便の受付なのですが、ここはむしろ、いつもよりお客が少ないくらい。要するに、「いつも通り」なのです。
お伝えしたように、当地に子会社および工場を持つ企業が一昨日倒産したのですが、どうもそんな緊張感は感じられません。
郵便局の中だけではなくて、街全体がそうなのです。帰省が始まってスーパーは買い出しの客で混雑しているし、品揃えは完全に年越しモードに入っているのですが、倒産による緊張感は、ない。
関連するニュースもほとんど流れていません。新潟県は宮城県などに似て、地方紙『新潟日報』が全国誌を抑えているのですが、本紙で少し触れていたものの、Web上には流れていないようですし、柏崎工場についてのフォローもありません。
全国紙はというと、親会社の倒産は報じていますが、子会社なんかに注意を払う余裕はないようです。柏崎市にはここだけの地元紙もいくつかあるのですが、倒産が28日で、各紙が翌日から年末年始の休刊に入ったこともあり、報道は一切なし。
僅かに地域の掲示板に「友達も知り合いもいるわ〜」とか「柏崎で見かけ上元気だった会社がどんどん潰れるね」などと書き込まれている程度。「こんなんで大丈夫かなあー」などと冗談抜きで心配になるのですが、でも、よく考えてみると、長い目で見た場合、無反応という反応の方が好ましいのかもしれない、と思えてきました。
全面的に肯定しているわけではないのですが。報道などが取り上げるのは、ある程度マクロなレベルの問題。言い換えれば一般的な問題です。もちろんそれはそれで重要ですが、一般論ですべてを説明できるわけではありません。
どんな分野でもそうなんですが、ちょっとでも本気で研究してみると、一般論だけではすぐに行き詰まります。そしてそこにこそ活路がある場合も多いのです。そこで現状を正確に把握した上で、そして自分の能力を見極めて開き直れるかどうか。就職活動もそうですが、最後の最後は、自分は──そして相手は──どうなのか。
決して「資格が...」とか「就職率が...」などといった一般論ではないんですよね。あ、そうそう、一般論の件は決して、「自分だけが大切で、他人はどうでもよい」という意味ではありませんので、念のため。
■12月29日(水) 東証1部上場のシルバー精工が倒産。柏崎工場と地域の経済、雇用はどうなる?!
今年もいろいろあったけど、街もようやく年越しモードに入りつつ......と思っていたら、この柏崎地域にとって重大なニュースが飛び込んできました。
東証1部上場のシルバー精工が倒産したというのです。((c)朝日新聞社)別な報道によると「市場関係者の間では、同社株式はさまざまな思惑で相場が乱高下する『仕手株銘柄』とされていた」そうな。
シルバー精工の本社は東京ですが、工場はここ柏崎市にあり、地域の経済や雇用と深く関係しています。
正確には柏崎工場は「柏崎シルバー精工株式会社」という別会社ではあるものの、すべてシルバー精工の出資。
未確認情報によると、柏崎工場はこのまま業務を続けるとのことですが、果たしてそんなこと、可能なんだろうか。もちろんそれがかなわない場合、研精舎の倒産に続き、この狭い地域がとても大きな痛手を被るのは確実。
そう思うと、年越しのためにスーパーで山のような食料を買い求める人々の表情が、心なしか急に虚ろに感じられてしまうのです。
■12月28日(火) 今日は「梅雨の晴れ間」ならぬ、嵐の冬の晴れ間に
「どうやら当地はお正月までこんな天気[=悪天候]が続きそう」と書いたのは、昨日のお話。昨日の天気予報は、確かにそう伝えていたのです。
ところが朝早く、通過する貨物列車の音と振動で目を覚まして外の様子を確かめると、東の空、闇と青色のグラデーションを割り込むように、山々の両線が何重にもオレンジ色に強調されていました。
もうすぐ日の出。この、ごく短い時間だけ体験できる光景です。(もう少し経つとこうなります。)
7時過ぎに撮影したのが写真。閻魔堂と並び、地域のもう一つのシンボル「米(よね)山」です。(中央下部の白い部分は工場の屋根)
まだ太陽が低い場所にあるので、全体が黄色っぽくなっています。今日になってからの天気予報は日中は晴れか曇りで、夕方から急変するとのこと。
でも夜になってもまだ雨は降っていません。気象庁のレーダー画像をみると、どうやらこれはたまたま当地だけが、ということらしく、年末年始は日本海側を中心に大荒れの天気になるようです。
今日は嵐の冬の、貴重な晴れ間だったんですね。実は、個人的には今日の仕事や所用は大波乱。だからこそ、今日のこの良い天気だけがちょっと救い、という感じです。
ま、いっかー。
■12月27日(月) 中越沖地震で被災した地域のシンボル、閻魔堂の修復工事がほぼ完了しました
今日の柏崎市は終日、強い北風。
雪は降ったり止んだりですが、一時は本降りとなって一面が真っ白になってしまいました。どうやら当地はお正月までこんな天気が続きそうです。
何回か車で外出したのですが、日中だというのに気温がどんどん下がってきて、お昼ころには318iの外気温計の表示は-0.5℃。ところが雪は逆に、霙(みぞれ)か、雨っぽくなってきました。通常、この状況で、しかも地表が3℃以下だと、かなりしっかりと雪になるのですが......。
よくわからない。所用を済ませて閻魔堂の真裏にある駐車場に戻ると、後ろ姿を見せる堂の様子が気になってきました。
閻魔堂はこの地域のシンボル。新潟県中越沖地震で大きな被害を受けましたが、被災後も毎年6月の「えんま市」の度、これでもかというほどの人々がお参りに集まります。
この夏やっと、その閻魔堂の本格的な修復工事が始まりました。地元ローカル紙の報道によると先週、仮のお堂から閻魔大王像その他をお堂に移設させたとのこと。
霙に濡れながら本堂の前に出ると、今日は、写真右手にあった仮堂を撤去しているところでした。帰宅してから地元紙や夕方のテレビニュースで知ったのですが、昨日、正式な引っ越しに当たる「遷座式」が行われたのだそうな。
現在はまだ、約120年前に建てられた部分と今回補修された部分の違いが目立ちますが、何年かすれば馴染んでいくのではないかと思います。
来年の「えんま市」は凄いことになるんだろうなぁー。大切なものや事柄は、ちょっとやそっとで動じることはないのです。慌てる必要はありませんよ。
■12月26日(日) 通勤経路に「新品パソコン 高価買取」のお店があって...
お伝えしたようにセンセイは新潟の自宅に戻っていますが、今日は金沢でのお話。
センセイが金沢で借りているアパートは道路から少し離れた、割と静かな場所にあります。でも出勤するためにはちょっと交通量の多い道路を渡る必要があります。
交通量が多いということは、商売するお店が多く、そしてその入れ替わりも起こりやすい。その、ちょっと入り組んだ角地に、変な格好の空き地があったのですが、数年前そこを整地して、あれよあれよという間に写真の建物ができました。
何だろうと思っていると、看板には「新品パソコン 高価買取」。その気になって注意している──だって毎日ここを通るから──と、広い駐車場を確保しているのに、そこに止める車はほぼ皆無。
変な時間に止まっているのは白の高級車......。何のお店なんだろう。どうやって収益を上げているのだろう。どうやら割と堅実に経営しているようなのです。
ヘソが曲がった西村センセイ、いろいろ妄想をめぐらせてしまいます。そんな先日、「価格.com」を巡回していて、あることに気づきました。
2枚目の画像(本日撮影)は、センセイが先日購入したBDレコーダーの価格比較のページ。
競い合う店舗の中に「石川」(県)という所在地が読みとれます。((c)kakaku.com))「石川県内でも通信販売をしているんだぁー」と思って、何げなく店舗情報をクリックすると...「システムパーク 株式会社」。住所もぴったり。
まさに写真の会社です!!通信販売のお店だったんですねぇ。そりゃ、車を止める人も少ないはずだ。
在庫を管理する倉庫は別な場所にあるようですが、情報化がこれだけ進むと、ネットさえ使えれば店舗を高い都市部に構える必要はないんですね。
ちなみにこのお店、「ショップ評価」の「はい」は100%。センセイなら「お店で現金決済しますから...」とか「現物は抱えて近くのアパートに運びますから...」などと口走りそう。
でも、それって、時代錯誤の発言なんでしょうねぇ。