2010年12月25日更新(2011年1月2日ページ移動。2014年9月23日写真削除)

──2010年12月第4週のニュース──

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12月25日(土) 今年最後の講義を終え、強風と大雪の中を代行バスで自宅へ戻りました

 世の中はクリスマス。午前中に講義はなかったので研究室で仕事をしていると、近くのチャペルから鐘の音が聞こえてきました。礼拝の知らせです。昨日はあくまで、イブ。
 クリスチャンにとっては今日こそが本番なんですね。

 でも、そんな世の中の動きとは関係ないかのように、金沢工大ではしっかり月曜日の授業。最近の大学はかように、しっかり授業時間を稼ぐのです。
 講義を終えると研究室で荷物をまとめてひとまずアパートへ戻ります。明日は所用で新潟市へ出かけることになっているので、何としてでも今日中に柏崎市の自宅へ戻る必要があるのです。

 ところが日本海側は昨日から大荒れの天気。新潟行きの特急「北越」はたぶんすべて運休でしょう(実際、その通りになった)。しかも信越線は部分的に運休しているらしい。
 ここはとにかく金沢駅へ急いで、新潟県内、直江津まで乗り入れている特急「はくたか」に乗るしかない!!

 直江津−柏崎間は40Km弱。最悪の場合はタクシーも覚悟の上です。に到着するとご覧のように運休列車のリスト。たくさんの人が駅員に状況を尋ねています。
 普通列車も相当混乱しているようです。

 電光表示(写真右上)を見ると、すでに発車時刻を過ぎた「はくたか」が表示されていました。

 はくたかは越後湯沢−金沢間の折り返し運転なので、大雪で到着が遅れた分、出発が遅れているのでしょう。
 急いでホームに出るとまさに予想通り。35分遅れのはくたかが出発しようとしています。迷うことなく乗り込みます。

 すぐに出発したのは良いのですが、先行する各駅停車の影響などで徐行が続き、どんどん遅れ幅が広がります。
 でも西村センセイ、この状況では全然動じません。

 直江津に連れて行ってもらえるだけでもありがたいのです。

 越後湯沢で予定の新幹線には接続できないというアナウンスが繰り返し流される中、乗換駅の直江津到着。
 東京方面への乗り換え客の大半は、相変わらずのんびりくつろいでいます。

 改札で尋ねると、信越線の運行は止まっていましたが、幸いにも柏崎行きの代行バスが出発するところでした。用意された大型バスに乗り込んだのは遠距離客を中心に26名。
 案内によると、柏崎から先は、いずれも最終列車となるものの、何とか運行されているようです。

 センセイにとっては2月の大雪以来の代行バス。でも今回は真っ暗な中を走行します。直江津付近は除雪が間にあわず、空走したタイヤが掘った凸凹が続く道路をゆっくり走ります。
 各駅停車の電車の3倍近くの時間をかけ、やっとで柏崎駅へ到着。風こそ強いものの、雪はごくわずか。

 今年最後の講義を終え、かようにして自宅へたどり着いた、今日の西村センセイなのです。



12月24日(金) ささやかですが、クリスマス・プレゼントを...。(ただし、さすがに古すぎるかも)

 先日、訳あってVM Ware“Fusion”上のWindows XPを初期化に近い状態から再構築しました。作業自身はマシンが勝手に作業するので、大した問題ではありません。時間がかかるだけ。
 ところがそこにOffice 2000を新規インストールしようとして、困ってしまいました。

 センセイはWindowsマシン、およびWindowsとして使っているOffice 2007までインストールしてあります。学生が提出してくるファイルの中に2007版が増加しているのです。
 でもMacとの互換性やショートカットキー、あるいはソフトの「軽さ」の関係で、センセイは古いOfficeを常用しています。

 西村センセイ、実はWindowsソフトのコレクターみたいなところがあって、先日助けられたOffice XP(2002)のように、新しいOSやOfficeが出るとすぐに買ってしまう癖があります。(正確には、過去形)
 マイクロソフトの場合、バグを解消するために「サービスパック」なる大幅アップデートが提供されることが多いのですが、センセイが購入した初期バージョンにはそれが反映されていません。
 当たり前ですね。

 もちろんMicrosoftダウンロードセンターで必要なデータを探してダウンロードすれば良いのですが、10年も前の製品であるOffice 2000はすでにサポートを終了しています。
 ダウンロードセンターで必要なデータが得られるとは限らないのです。

 具体的には、「Office 2000 アップデート:Service Pack 3 」さえインストールすれば、後は何とかなります。

 ところがこのSP3をインストールするためには「Office 2000 SP-3 をインストールする前に、Office 2000 Service Release 1 (SR-1) アップデート をインストールしてください」とあるのに、指示されたリンク先にはファイルがもう存在しない!!

 いろいろ調べてみると、「Office 2000 リソース キット / ジャーナル / 管理者用アップデート」というページ(写真)、最下段から二段目の、「Office 2000 SR-1 管理者アップデート Office 2000 SR-1 管理者アップデート Disc 2 O2ksr1adl.exe (68,658 KB)」(囲った部分)がまさにそのSR-1アップデートであることがわかりました。((c)Microsoft)

 これをダウンロードして解凍し、フォルダ中の“Setup.exe”ファイルをダブルクリックすればインストール開始。
 いや、危ないところでした。

 これとて、いつまで残っているか分からないので、必要な方はSP3ともども保存しておきましょう。

 個人的には軽いOffice 2000が一番使いやすく、生産性が高いと思うのです。



12月23日(木:祝日) そして、ここチャンカレ跡地もまた、コンビニになってしまう?!

 平日に挟まれた祝日なので、西村センセイは金沢に留まっています。

 ただし明日の金曜日は講義がないし、今年最後の授業日となる土曜日は、大学全体が月曜日の講義を振替実施。センセイは午後に一クラスだけ講義があって、それを終えてから新潟の自宅へ戻る予定です。
 つまり今日からの3日間で講義は一つだけ。楽、と解釈すべきか非効率と嘆くべきか。

 気を取り直して、溜まった仕事を少しでも減らすべく研究室へ。もちろん大学の食堂は営業していないので、昼は外へ出ます。
 このところとにかく忙しいし、天気も悪かったので、昼食に外へ出るのはずいぶん久しぶり。

 コンビニは通り過ごして、少し先のほっかほっか亭へ向かいます。道路を挟んだ反対側にある、チャンカレ跡地の様子が気になったからです。

 すると奥まった場所、建物の陰で詳細がよくわからないのですが、平屋の建築工事が進んでいました。
 ご覧のように手前には大きなコンクリートの塊。何かの基礎工事ですね。

 遅ればせながら西村センセイ、やっとこれがコンビニ建設工事であることを理解しました。ここから奥の店舗までがひろい駐車場になるのです。
 目の前に設置されるのは、もちろん看板。

 近くにはコンビニがすでに数店舗あるし、向かいはほっかほっか亭。それに金沢工大生は忙しいので、コンビニを利用する頻度は他大学に比べると低いと思います。
 それでも出店しようというのですから、サバイバル競争激化は必至です。

 それにしても、道路沿いのお店の商売がうまくいかないと、どこもかしこも最後はコンビニになっていくように思えてしまうのですが。



12月22日(水) iTunesが利用する“Gracenote(R)”は確かに賢い。でも...

 最近の西村センセイ、自宅にいる時は仕事の傍ら、iTunesを介してせっせとCDをiPod touchへコピーしています。

 「自宅にいる時...」というのは簡単な理由で、所有する約600枚のCD──正確な枚数はわからない──はほとんど、自宅書斎にあるからなのです。
 現在の進捗状況は約1/3というところでしょうか。

 そもそもiPod touchの64GBモデルを購入したのには理由があって、これらのCDを全部iPod touchに収めることができるんじゃないかと考えたからです。

 この件に関しては、センセイが持っている各種音源──CDやアナログ素材からデジタル化された音源──をこれからどう管理するかという問題があります。
 実はごく最近、大きな展開があったのですが、続きは次の機会に。

 良くご存じのように、インターネットに接続されたiTunesがCDを認識すると、すぐにアルバムおよび楽曲に関する情報が表示されます。とても便利な機能です。
 CDを繰り返し読み込んでいるうちに、“
Gracenote(R)”(グレースノート)という文字を表示していることに気づきました。

 調べてみるとこの会社、CDの内容に関する情報を管理している会社なんですね。ちなみに現在はソニーの完全子会社だそうな。
 ずっと以前は別な会社を利用していたような気がするけど。

 普通のCDだとヒットして当たり前なので、国内生産ではあるものの、国内ではめったに流通していないCDをかけてみました。
 現代音楽の作曲家、佐藤聡明氏がNHK電子音楽スタジオで制作した「マントラ」というアルバムです。

 さすがにこれは無理だろう、と思っていると、おぉ、英語表記のみではありますがきちんと認識しています!! おまけにアルバムのジャケットもちゃんとダウンロードできました。
 分類が興味深くて、“New Age”。きわもの扱いですね。佐藤氏の別なのアルバムはきちんと“Classical”(クラシック音楽)と表示されたのですが。

 この他にもバーシア(Basia)のセカンドアルバム“LONDON WARSAW NEW YORK”(ロンドン・ワルシャワ・ニューヨーク)の分類がが“Jazz”になっていたりします。
 いくら何でも、それは違うんじゃないだろうか。

 なお、バーシアはポーランド生まれのボーカリスト。リンク先の左側からアルバムを調べるとわかりますが、このアルバムの8曲目に「コペルニクス」という曲が入っています。
 地動説を提唱したポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクスその人です。

 曲中には同じくポーランドのショパンとキュリー夫人他が登場しますので、興味を持たれた方は聴いてみてください。

 マニアックなアルバムをもっとかけてみると、芸大学生時代の坂本龍一が師である高橋悠治とともに連弾して録音した「新ウィーン学派ピアノ作品集」──坂本のクレジットが残る録音としては最初──も、日本語とドイツ語で正確に表示されます。
 さすがだ。

 でも考えてみると、むしろ海外でも流通しやすいアルバムほど、グローバルベースのデータベースに載りやすくなるのかもしれません。

 そこで、というわけで、1992年に一応市販されたものの、その実態はほとんど自主制作版という「さくら組」の「パイナップル」というアルバムをかけてみました。

 前の大学の学園祭で学生が招いた男性2人組のグループ──センセイがライブ・コンサートのミキサーを務めた!! ──のデビュー作です。
 しばらく待つと、おぉ。すばらしい。

 ご覧のようにきちんと認識して......と思ったのですが、アーティスト名をよぉーく読むと、「モーニング娘。さくら組」。
 センセイはよく知りませんが、「モーニング娘。」にかつて「さくら組」というチームが存在した──たぶん──ため、それと混乱しているんでしょうねぇ。

 このGracenote、複数の候補があると、どれを選択するか訊いてきます。また候補そのものは一つでも、下の写真のように「その通りかどうかGracenoteへ知らせて欲しい」旨が表示されます。
 こうやってデータベースの精度を高めているんでしょう。

 この日の作業を終えようとして、たまたまRCサクセションの──故忌野清志郎が在籍したバンド──のセカンドアルバム「シングル・マン」をかけました。

 「スロー・バラード」を含む名盤であるにもかかわらず、一時期廃盤となっており、復刻に際してポリドールが廃盤にしていたことを謝罪したといういわく付きのアルバムです。
 センセイも復刻版LPおよびこのCDを持っています。

 もちろんアルバムは正しく認識されたのですが意外にも、「情報を提供して欲しい」......。

 国際的なアーティストなんかだと各国のレコード会社の事情で、収録時間が微妙に異なったりするのですが、このアルバムは純粋な国内版。
 言葉が異なる他国でたくさん流通するとは思えません。

 あまり出回っていないので正確さに自信がない、ということなのでしょうか。



12月21日(火) 大学食堂の「カレーうどん」。美味しいけれど、難しい

 前の学食ヴァルカンプラッツの時から気になっていた一品があります。「カレーうどん」と「カレーラーメン」です。いつも、食券を買ってカウンターに並んでから「あぁ、こういうのもあるんだ」と気づく、その繰り返し。 
 結局、前の学食では食べる機会がありませんでした。

 西村センセイ、高校生の時──25年前だぁ──は結構、余っているカレーを入れて自分で夜食にカレーうどんを作ったのですが、このところはずっとご無沙汰。
 1人暮らしだとカレーは手間なのです。特に後片づけが、ね。

 新しい食堂になったら、券売機が更新されたためか、以前に増して麺類コーナーで「カレー」の文字が目に入ってくるようになりました。確かに香りなど、食欲をそそるものがあります。
 しかも、カウンターに置かれている注意書きが気になる。

 普通にオーダーした場合は、普通量のスープが入り、その上にカレーがかかるのですが、「あらかじめ申し出ればスープの量を減らします」とのこと。
 汁っぽさを避けるためなんでしょう。

 というわけで先日、初めてカレーうどん(290円)に挑戦しました。かけうどんは190円ですから、100円増しということになります。
 せっかくの機会なのでお勧め(?)に従って、今回はスープを減らしていただきました。

 新食堂移転を機に麺が一新され、麺類は冷凍麺になりました。茹でている様子がずいぶん違います。
 「茹でる」のではなく、短時間で解凍し、温める、という感じ。それでいてシコシコ感があるんだから、やっぱり進歩したんだろうなぁー。

 他のメニューだと葱と蒲鉾が載るのですが、カレーうどんは別。合掌してから頂きます。
 カレーは食堂で作ったものをそのまま使っています──たぶん──ので、そこそこの味。

 センセイには肉が多すぎるのですが、もともと育ち盛りの学生向けですから、その点には目を瞑りつつ、うどんとカレーを一緒に食べると、これがかなり美味しい!!
 スープはごく僅かだったので、ほとんどカレーの味。

 でも、もしチャンスがあれば、スープを減らさずに頼んでみようかな。ところでお察しのように、カレーうどんの最大の問題は、衣服を汚さないか気を使うこと。
 カレーが予想外に跳ねないように、他の人が見たらセンセイはちょっと情けない格好で食べていたんじゃないかなぁ。

 果たして、スープ減量なしの「次回」はあるのでしょうか。



12月20日(月) ふーん。へぇー。...え"っ!? ──こんなところで、金沢工業大学!! ──

 先週末、自宅でWeb上のニュースを読んでいると、「へぇー、そうなんだぁ」。

 ビクターがBlu-ray・HDDレコーダ、FM/AMチューナ、デジタルアンプ、そして新ネットワークサービス“MELINK”が一体となったAVシステムを、年明けに16万円前後で発売するというのです。((c) 2010 ASAHI INTERACTIVE, Inc.)

 実はこのモデル、今年の1月24日にNHK総合で放送された「NHKスペシャル メイド・イン・ジャパンの命運」で紹介された内容とかなり関係しています。
 電機産業ですら製造の拠点がどんどん海外へ移る現状と、企業の対応を紹介したもので、関係者の間でかなり評判となった番組です。

 それが約1年後、新しい時代を拓いた坂本龍馬に由来する「RyomaX」(リョーマックス)ブランドの記念すべき第1弾として、より洗練されて発表されたのです。
 「ふ〜ん。自分で買うことはないだろうけど......」と記事を読んでいると、え"っ!?

 「・・・MELINKは、金沢工業大学が主催する「新メディア・プラットフォーム協議会」が始めるインターネット経由の音声情報サービス・・・」。

 別な記事では、「・・・新しいネットワークサービス「MELINK」に対応。これは、金沢工業大学虎ノ門事務室が事務局・・・」という具合。
 知らなかった。

 金沢工大虎ノ門キャンパス(こちらの下部)は本学の東京サテライトで、大学院工学研究科 知的創造システム専攻・高信頼ものづくり専攻が入っています。
 でも社会人向けの大学院なので、正直なところ──関係者の皆様、ゴメンナサイ──知名度はイマイチ。

 もしかすると本学の学部学生の中には、その存在を知らない人がいるかもしれない。あの狭いキャンパスが、次の時代に挑戦する企画に取り組んでいたなんて......。
 金沢工大の実力、侮るべからず。

 もっとも、現時点でセンセイが確認した限りでは、大学のホームページにも、虎ノ門キャンパスのホームページにもまだ情報は掲載されていません。

 近日中には紹介されるんじゃないかと思うのですが。



12月19日(日) ソニーの新しいブルーレイ、高速起動と機能制限の少なさがポイントです

 お伝えしたように、先週末にブルーレイレコーダーを新潟の自宅へ運び、セッティングしました。

 この日のためにあらかじめ他の機器を再配置しておいたので、ケーブルを数本繋いで作業完了。

 以前はSD映像が基本の、相当複雑な配線――センセイ自身も時々わからなくなるほど――でした。でも地上アナログ波が停波するので、アンテナからの配線をデジタルのみにし、しかもチューナーをブルーレイだけに限定。
 これで配線はずいぶんすっきりしました。

 なお、各機器からのデジタル音声出力も改造済みDAコンバーターやMacと繋がっているので、デジタル音声を放送やBDの音声をそのまま、あるいはCD作成用にFs(サンプリング周波数)変換してMacに取り込むことが可能です。
 ところで金沢のアパートはHDMI接続なのに対して、自宅書斎の映像はD3でのアナログ接続。

 その自宅で初めて気づいたのですが、新しいブルーレイレコーダーBDZ-AX2000(上から2台目)は標準の設定でも電源投入後数秒で放送が映ります(HDMIの場合はネゴシエーションに少し時間がかかる)。
 BDZ-V9(同、3台目)は2分近くも要するんですよ。

 普通にはテレビがあるでしょうからあまり苦にならないと思います。

 でもセンセイはチューナーを搭載しないモニタとブルーレイレコーダーを組み合わせて放送を視聴しているので、この機能はとても便利です。
 さらには、時間帯を指定して電源をほぼ入れっぱなし状態にし、瞬時に起動させることもできるのですが、もちろんセンセイはそんなことしません。

 もう一つ「ずいぶん便利になったなぁー」と実感するのが各種機能制限。制限がとても少なくなっているのです。
 これまでのソニー製BD/DVDレコーダーは録画やダビング時に「あれもできない、これも不可」と、機能制限が多かったのです。

 その反面、操作体系はどんどん混乱しており、直感的な作業をしにくくなっています。例えば編集に関しても、機能そのものはそれほど退化していないのですが、操作が階層の深いところやとんでもないところにあったりします。
 付属の新しいリモコンだとかなり操作しづらい。旧タイプを購入しておいて良かった。

 たぶん、ちゃんと編集している人なんてそんなにいないんでしょうねぇ。

 その他にも、V9と比較してAX2000の放熱ファンの数が2個から1個に減っているし、音も静かになっています。2台とも起動している時は、明らかにV9の音が大きい。
 そしてセンセイの場合、重要なチェックポイントがもう一つあります。ディスクの互換性です。

 基本的には上位互換なので、現時点では大きな問題は見つかっていません。しかし残念ながら、録画済AVCHDディスクはV9では再生不可。互換性を重要視する録画は、従来通りDR録画ということになります。
 AX2000の長時間モード──11倍相当!! ──は、とても優秀だと思うのですが。

 もっともセンセイの場合、「テレビドラマを全回録画する」なんてことはしない──ドキュメンタリーなどは別──ので、ほとんどがDR録画。実害はほとんどないのですが。
 なお、ケンブリッジオーディオのユニバーサル・プレーヤー(最上段)では問題なく再生できました。

 最後に、V9のフロントパネルは青色のガラスなのに対して、AX2000はアクリルと具合に、あちこちにコストダウンを感じます。白物家電的な部分も目につきます。
 でもまぁ、これで数年現在のシステムを維持できることになったので全体としては良しとしましょう。

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